「病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝込まずにコロリと死ぬことをピンピンコロリ」と言われています。「ピンピンコロリ」で世を去る人は、頭を使い、考える、行動的でやることが早い、指手足をよく使う人が多いことに気づいた。考える、行動する、体の部位をよく動かす人は「ピンピンコロリ」を目指し、心置きなく世を去れるような気がする。デイサービスに通うようになり身体部位は、リハビリで動かしている。脳の動き(脳トレ)は、頭脳のリハビリであることが理解できた。脳トレには、「間違い探し」「簡単な数値計算」「折り紙」「塗り絵」「数独(ナンプレ)」などいろいろある。この中の数独はどのように行うのか全く不明だ。隣に座った利用者Kさんから数独のやり方を教わり、実行したが数字をうまく組み合わせることはできない。丁寧に解き方の要領を教えていただき、新聞に掲載された数独の解き方の記事も見せてもらったが、一向に正解に至らない。百円ショップで「数独」と同じような内容の「初級ナンプレ」が手に入ると聞き、「ナンプレ初級編 69問」を早速求めた。それ以来、毎日1編ずつ解いて、5日が経ちなんとなくコツがつかめそうになった。
数独とナンプレの違いがわからず、ネットで調べたところ、「数独」と「ナンプレ」は、どちらも1から9までの数字を被らないようマス目に埋めていくパズルで、ルールや遊び方を含め全く同じもので名称だけが異なっていることがわかった。「数独」はニコリ(パズル専門会社)が商標登録しているが、「ナンプレ」は「数独」と同じパズルの一般名称であることもわかってきた。
「ピンピンコロリ」を達成するためには、「身体部位全てを動かす」実践が必要だと思っている。ここで、「動かす」ということは、身体部位の動きのみならず、目に見えない脳が考える変化(動き)、物を見る目の動き(視覚)、音を聞く耳(聴覚)、物や身体に触れる接触(圧覚、皮膚感覚)、良い香りを楽しむは鼻(臭覚)というような感覚の変化も「動かす」必要がある。外部から入る人への刺激や情報も動き(変化)がある。人は仕事や家事などを毎日行っているが、そこでの経験や見聞したことは情報変化の受け入れと発信を常に行なっている。このように考えると「動く」「動かす」のは人の身体部位だけでなく、頭脳も口にも思考の動きがある。ピンピンコロリを実践したいと願い、身体全ての「動き」を常に心掛けている。
2023年8月2日(木)