まず動く2

ブログ「まず動く」の写真容量が不足したため、ここに改めて「まず動く2」を立ち上げました。以前のブログ同様に、写真付き日記のつもりで投稿します。ご覧いただければ嬉しい限りです。
 
本州・四国を一周し横浜港に戻る
 8月13日「ダイヤモンド・プリンセス」は徳島港を午後11:59出航し、横浜に向かう。14日は終日クルージング。船内新聞「プリンセス・パター」によると、本日のドレスコードはフォーマルとあるので、夜はフォーマルな服装でディナーを迎える。ドレスコードの日本語は、“服装規定”という意味がある。これは、軍隊や学校などの集団、パーティなどの集会あるいは高級レストランなどにおける服装の規制であって、結婚式や祝賀会に着ていくような服装をいう。
 この日のディナーはロングステェイクラブ(LSC)の仲間7人が、いつものように円卓に座り、ウエイターのオーダーを受ける。アルコールとペットボトルの水は有料であるが、その他全ての料理は、無料(クルーズ代金に含まれている)であるところは、クルーズ船のいいところである。着飾った女性、フォーマルな洋服に身を固めた男性が、それぞれメニューを眺め美味しそうな料理を注文する。美味しいのでおかわりしても無料である。
 前菜、スープ、主菜、ケーキ、コーヒーと注文した料理が順次出され、普段話す機会がないLSCの仲間と、この席では思う存分に話しができ、美味しい料理を頂きながら、楽しいひとときを過ごすことが出来る。食事を終え、電車に乗って自宅帰る心配もないので、このように落ち着き、安心してくつろげるところにクルーズの良さがあることが改めて確認できた。

 15日朝、横浜港に入ると遠方に富士山が薄く見える(写真中段右)。横浜港の接岸は出航したときと同じ山下公園の大さん橋である。出航したときには気がつかなかったが、地図で分かるように赤レンガ倉庫は船の目前にある(写真下段右)。クルーズを振り返ると、秋田、青森、境港、釜山、高知、徳島と6カ所を訪れた。寄港地で下船して過ごした時間より、船内で飽きずに過ごせた時間の方が遙かに長い。船内がいかに居心地がよいかが分かる。
 
 今回、外国籍の大型客船に乗り12日間の日本一周クルーズを飽きずに楽しく過ごすことができた。このクルーズで気がついたことを今後の参考のため以下に記す。
【荷物の運搬】自宅から横浜に停泊中の船まで、大型スーツケース2個を運んでくれる専門の宅配業者がある。その業者に電話すると、自宅まで荷物を取りに来てくれ、「ダイヤモンド・プリンセス」船内の自分の部屋まで運んでくれる。帰路も同様で、下船し自分の荷物が確認し終えると、その近くある宅配便受付で手続きすれば、自宅まで運んでくれる。予算はかさむが身体的に非常に楽である。
【船室】海側バルコニーの部屋を予約した。部屋の広さはビジネスホテルと同じぐらいである。狭いシャワー室、トイレ、洗面所が一緒になった部屋がある。ベッドはツインベッド、衣装棚と洋服掛け、TVとお湯を沸かせるポットが置いてある。部屋は毎日清掃してもらえ、バスタオル、洗面タオルは毎日交換してくれる。12日間、同じルームサービス係が部屋を綺麗にしてくれるので、帰り際に$10のチップを渡す。本来なら、チップは後述するカードに毎日$13.5が自動的に計上されているのでいらないようだ。無料船内レストランその他でも、世話になったからというのでチップを支払う必要はない。ただし、有料のレストランやバーやフィットネス・センターでの有料のプログラムに参加したときは、客の判断で15%前後を払う。
【カード】VISA、AMEXのような船内だけに有効な「クルーズカード」というカードを乗船時の最初に作成する。自身が持つカードナンバー、身元情報をこのクルーズカードに記憶させておく。船内のお土産、有料レストランそれに船内で予約する寄港地ツアー代金、チップなどをこのカードを使い支払うようになっている。後日、自身が登録したカード会社が支払う仕組みでる。このカードは、日本の運転免許証のように身分証明書の代わりになるので、上下船時には必ず出入り口でカードを見せ、読み取り機で下船する本人情報を機械に記憶させる。乗船時には、先のクルーズカードを再び読み取り機にかけ、乗船したことの確認をとる。こうして、行方不明者の有無を確認して船は、寄港地を出航する。カードで使用した料金を知りたい場合は、顧客サービスカウンター横に備え付けてある自動印字機で確認できる。確認方法は、クルーズカードを所定の機械位置でスライドさせると、現在までに使用した料金表が直ちに印刷されて出てくる。この時点で間違いを発見すれば、直ぐに訂正してくれる。下船してからの訂正はできないので、必ず使用料金を確認してから下船するよう注意があった。
【現金】前述したクルーズカードがあるので、船内での有料食事、飲酒、買い物、チップなどに現金はいらない。現金は、寄港地で下船しその街中で飲食や買い物をするためだけに必要である。
【返金】これは珍しいことで、クルーズ中にテレビが不調で見ることが出来なかった。そのテレビが故障したということで、テレビ付きの各部屋にお詫びの25ドル返金(クルーズカードからマイナス)するという知らせがあった。
【チップ】チップは基本的には必要ない。前述したように、有料のレストランやフィットネス・センターでお世話になったスタッフに必要に応じて心付けを払う。このような有料施設を使わないなら、$13.5というチップが自動的に請求されているので、個々のチップはいらない。
【ラジオ体操】毎朝、毎朝7時ラジオ体操画像がデッキで大型スクリーンを上に放映されるので、自由にスクリーン周辺に集まりNHKのラジオ体操を行うことができる。
【映画、ミュージカル、手品など舞台演劇】映画は、甲板上の大型スクリーンに毎日2、3回上映している。プリンセス・シアターという大きな劇場があるので、ここでは毎晩のようにミュージカル、音楽会、ダンス、マジックなどが演じられる。こうした催しの詳細情報は船内新聞「プリンセス・パター」に載っているので、気をつけて見るようにしたい。
【船内新聞「プリンセス・パター」】には、@出入国手続きや時差調整など重要な知らせ、船の入出港時刻、日の出・日の入の時間など様々な情報が掲載されている。A船内で行われる様々なプログラムやイベントのスケジュールが掲載されている。・体を動かすプログラム、スポーツ大会やダンス教室/・クルーと一緒に楽しむゲーム大会/・手芸教室などのカルチャーレッスン/・シアター等で映画、マジック、ダンス、音楽などを好みに合わせて観たり聞いたりすることができる。Bショップ・ダイニング・ラウンジ情報編(船内施設の営業時間など)が日替わりで掲載されている。この日替わり船内新聞をよく読んでおくと退屈することはまずない。
【言葉】乗船客の半数が日本人なので、情報伝達の言語は英語と日本語、ただし、ルームサービス係、レストランのボーイは外国人がほとんどなので英語(片言の日本語はOK)でやりとりする。
【食事】予約してあるグループが毎日決められた時間、同じレストランで食事する。決まってはいるが、そのレストランを利用せず、気楽なビュッヘスタイルの食堂で食事してもよい。無料レストランは「サボイ・ダイニング」「ビィバルディ・ダイニング」「パシフィックムーン・ダイニング」「サンタッフェ・ダイニング」「インターナショナル・ダイニング」とう名の5つのレストランがある。有料レストランは「海寿司」「サバティーニ(イラリアン)」「スターリング・ステーキハウス(ステーキ・シーフード)」「クラブ・ジャック」があり、「海寿司」以外は予約が必要である。
【スナック】(通常の食事以外に食べる)簡単な食事あるいは軽食は、ピッザ、ハンバーガー、コーヒー、アイルクリームなどがあり、夜間11時ぐらいまで提供している。店近くのテーブルを利用し、海を見ながら飲食してもよく、船室へ持ち込んでもよい。ピッザはできたてで美味しい。
【お風呂】$15かかるが日本式大浴場「泉の湯」が利用できる。大海原を観ながら湯船につかれるので心地よい。この風呂はジャグジーと異なるので日本式裸体での入浴である。
【プールとジャグジー Jacuzzi】大小4つのプールといくつかのジャグジーがある。ここでジャグジーというのは浴槽の側面や底などに備えた装置から気泡が吹き出る風呂である。欧米では水着をつけて入るのが一般的である。
【フィットネス・センターとエアロビクス・スタジオ】この施設を利用して、クルーズ中に軽く身体を動かすことが出来る。
【プロムナード・デッキ】これは、甲板で乗船客が自由に散策できる部分をいう。このプロムナード・デッキは7階にあって、全長290m、全幅:37.5mもあるので、このデッキを一回りすると約600m歩くことになる。毎日10周歩くとすれば毎日6 km歩くので、年寄りの認知症予防になる。
 
 以上気がついたことを述べた。乗船直後に船内ツアーというのがあり、客室以外の船の内部を案内してくれる。このツアーで大まかな船内の様相がわかる。船はあまりにも大きいので、一度の案内では覚えきれない。覚えたころは下船である。【2018年8月14日】
 
平成30年10月4日(火) 自宅にて記す
 







阿波踊りを観に高知から海路徳島へ
 高知で“よさこい祭り”を観た8月12日の夜午後23:59高知港を出航し、翌日13日朝午前7時に徳島港に入港。朝食を済ませバルコニーから外を覗くと、写真A、B、Cのような歓迎の光景が小さく見えた。写真Aは徳島での見所阿波踊り見学に出かけるために待機しているバスである。その一方、船の近くの岸壁では、写真B、Cのように阿波踊りのデモンストレーション光景が見られた。この演舞を観るために日中組と夜間組のツアーが準備されている。我々は夜の部の阿波踊りを観賞するためのツアーチケットを入手してあるので、日中は船内でくつろいでいた。
 
 午後4時ごろ、阿波踊り観賞のために市内へ移動するバスは、会場へ向けて出発。高知の“よさこい祭り”会場の数より少ないが、ここ阿波踊り演舞会場はJR徳島駅周辺に7カ所にわかれて踊りが披露される。我々のグループは、徳島市役所前に設けられた“ひな壇席”に陣取り阿波踊りを観賞する。写真D、Eは、バス停から市役所まで行く道で出会った子供の踊り子さんで、一緒に写真を撮らせてもらった。当地の子どもたちは、このような小さいころから阿波踊りに参加しているようで、その踊りを披露する祭りの時期、8月がくるのを楽しみにしているという。
 
 有料演舞場の演舞は1部と2部にわかれ、それぞれ午後6時〜午後8時と8時半〜10時半の二部制になっている。有料演舞場が4カ所、無料演舞場が3カ所、その他にも昼間の阿波踊り、ホールステージの選抜阿波踊りもあるとのこと。演舞会場となる道路際にいれば、阿波踊りは無料で観賞できる。
 
 我々は有料の午後6時〜10時半まで演舞が行われるところに参加した。演舞しながら移動する道路は全長110mで、その踊りの列が写真F〜Lに示したように延々と続く。写真に見られるように道路反対側の“ひな壇席”はどうゆう理由か不明だがガラガラに空いている。その一方、我々が陣取った手前側の席は「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客でいっぱいである。踊り子さんから見ると片側の席は空席で、その反対側は満席ということに奇異を感じて踊っていたのではないだろうか。もしも、「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客がこの席に来なかったら、両側の観客席は人がいないので、踊り子さんたちの見せ場がなかったのではと余計な心配をする。
 
 このツアーはガイドなしで119ドル、「港出発→徳島市内→演舞場にて阿波踊り観賞→バス乗り場→港到着」という行程だ。“港から市内往復バス運賃“ と ”ひな壇席” で13,000円、どう見てもお高い料金。様子が分かっているなら、往復のシャトルバス10ドル(1,100円)で市内に出て、路上で阿波踊り観賞という方法がとれたはずだ。将来またクルーズで旅する機会がある場合、寄港地の観光ツアーは内容をよく確かめ、割高になることを計算にいれて行動に移したい。
 
 今晩(8/13)、「ダイヤモンド・プリンセス」の徳島港出航は午後11:59、今日の阿波踊りで全てのツアーが終り、横浜に向かう。翌日8/14は終日クルージングで、8/15朝6:00に横浜港に接岸する予定だ。終日クルージングの夜のドレスコードは、フォーマルと連絡が入っている。夜の食事が楽しみである。【2018年8月13日】
 
平成30年9月30日(日) 自宅にて記す
 







高知の「よさこい祭り」
 クルーズ9日目、よさこい祭りを観るために大型客船で高知にやってきた。高知には3回ほど訪れたことがあるが、よさこい祭りを観るのは初めてである。「ダイヤモンド・プリンセス」号が桂浜近くの岸壁に着いたのは8/12午前7時である。よさこい祭りが開催される街中に出るには$10のシャトルバスでいける。まずは、下船後シャトルバスで「はりまや橋」近くのバスセンターへ。ここからよさこい祭り会場へは歩いていける距離だ。バス停前の道路を横断し、歩き出すと直ぐに「高知よさこい情報交流館」があったので入る。ここでは、よさこい祭りに関わる情報が入手できるので、時間をかけてゆっくり見学する。写真Bは情報交流館の入り口付近、写真Cは「よさこい踊りの衣装」の数々、写真Dは過去に使われたという「よさこい鳴子」の展示である。あらかじめ、この情報交流館に入ったお陰で、よさこい踊りを観る予備知識を得た。
 
 お昼が近付いていたので、街の中心あたりに土佐の風土に育まれた食文化・商い文化を受け継ぎ、ひろめる商店街「ひろめ市場(写真E)」という食事ができるところへ出かける。ここで昼食をとろうと入ったはいいのだが、祭りの期間中は踊り子、観光客で超満員(写真F)。食事するには待たされると判断し、近くの料理屋に入り、ランチ定食の昼食をとる。写真G、H、Lは、踊り開始のスタート場所へ急ぐ踊り子さんたちである。このようなまちまちの踊り用の衣装を身につけた参加者たちで街中ごった返している。
 
 写真I、J、K、Mは参加団体の先導車、誘導係、演技スタート地点での踊り子である。スタートすると先導車からの音楽に合わせ、若い踊り子たちが元気いっぱい踊りながら行進するが、その姿は見事である。こうした見事さに憧れてか全国からこの日のために沢山やってくるという。踊りは延々と続く。長時間での立見で疲れたので、帰路につく。その帰り道に中央公園があるが、ここでも舞台の上で「よさこい踊り」が披露されていた(写真N)。「はりまや橋」で写真を撮っていたら、丁度東京からやってきた踊り子さんの1人に出会い、一緒に撮らせてもらった(写真O)。高知市内には、まだ市電が走っている。かつては東京にも蜘蛛の巣のように都電が走っていてよく利用した懐かしい思い出がある。
 
 よさこい祭り会場は、JR高知駅周辺に16カ所もあり、それぞれの会場は「競演場」と「演舞場」にわかれている。「競演場」は踊りに対する審査があり、一方の「演舞場」は審査に関係なくただ踊っているだけだという。審査員がいるところで観ない限り、審査しているのかいないのかは不明で、その踊りは競演なのか演舞なのかがよくわからない。よさこい祭りに参加したいと遠く全国から集まってくるので、お祭り期間中は街中が踊り子と観光客で大賑わいである。【2018年8月12日】
 
平成30年9月24日(月) 自宅にて記す
 







釜山から日本海を渡り関門海峡へ
 8月10日釜山港を午後6時出港し、関門海峡へ向け一路舵をとり、関門海峡を通過してよさこい祭りの高知へ向かう。高知到着が一日おいた8月12日朝7時であるから、航海時間は37時間と長い。この時間と同じように長時間のクルーズは、8月4日横浜港を出航して8月6日に秋田港に着いた時で、38時間の長旅であった。この長い船旅の日(8/5)の夜のドレスコードはフォーマルであったことを思い出す。とすると、長旅の今日(8/11)の夜はドレスコードに違いないと思っていた。そのとおり、【夕食】ドレスコード:フォーマルであるというアナウンスがJTBと船側が毎日発刊する情報紙(JTB通信と船内紙プリンセスパータ)に掲載されていた。

 終日クルージングというと船内で飽きてしまうと思いがちだが、分刻みといってもいいくらいに細かい時間割で各種催しが開催される旨のアナウンスが、船内紙のプリンセスパターに載っている。催しに参加して音楽やダンスを楽しむ人、のんびりデッキで本を読む人、プールで泳ぐ人、お喋りを楽しむ人、人様々である。こうした催しに参加するかしないかは、乗船客の自由である。ロングステェイクラブの友人が10人いたので、大家族がそろって食事をするような雰囲気で毎日食事ができ、楽しい日々が連日続き退屈することはなかった。
 
 ドレスコードのフォーマルで夜の食事をたのしみ、各種催しに参加した翌日朝は関門海峡を通過。普段なら寝ているはずの今日は関門海峡を通過するというので早起きした。写真上左に示した大きな本船(横浜で撮影)が関門橋を通過出来るのかと思うが、写真右下の橋下を無事に通り抜ける。関門海峡を通過中、大小様々な船が行き交う。何年か前に埼玉から佐賀まで夫婦でドライブしたことがあり、その時立ち寄った壇ノ浦PAが海上からよく見える。この懐かしい場所を海上から再び見ることができるとは思いもよらなかった。【2018年8月12日】
 
平成30年9月24日(月) 自宅にて記す
 







焼き肉食べに韓国・釜山へ!
 8/9夕方の午後5時、境港を出航し韓国の釜山に向け航海。といっても夜中に船は航行するので、一寝入りすると外国の地韓国・釜山に翌朝7時に着く。国内の四大祭りを観るツアー船というのに、なぜ韓国へ行かなくてはならないのかと疑問に思っていた。それは、外国船籍の船は日本だけを周ることができない法律があるからだとのこと。そのため、船籍が英国の「ダイヤモンド・プリンセス」は、韓国に一度立ち寄って、再び日本に戻り日本国内を周遊するとのことだ。横浜港を出港して九州、四国、本州、北海道を経由して台湾、韓国、香港、中国、ベトナム、ロシアなど、どこか一つの国に立ち寄り、6日〜16日間かけ日本を周遊するクルーズが色々ある。今回我々が選んだのは、11泊12日で横浜、秋田、青森、境港、釜山(韓国)、高知、徳島に立ち寄り、再び横浜に戻るというクルーズである。これらの寄港地を見ると分かるように、日本から見れば外国である韓国の釜山に一度立ち寄る。その理由は、上述した通りである。

 境港を午後5時に出航し、釜山港国際旅客ターミナルには翌日の朝7時に入港というから、真夜中14時間航行する船旅である。釜山港に着いて下船あるいはツアーに出かける場合、ここは韓国なので、入国審査が当然ある。パスポートが必要であるという理由もこれで分かる。船内出口付近に韓国の入国審査員がいるので、船内でパスポートを見せ入国手続きを済ませる。それから下船時にクルーズカードを必ず示し、それを機械にかけてから下船が許可される。それは本人が下船したことを記録にとっておくからだ。下船し再び夕刻船に戻ると、まず出国審査があり、それに続いて乗船時にクルーズカードを機械に必ず通す。本人であることが確認できてから、お土産などの手荷物検査を行い乗船できる。このような厳しい検査があるので、乗船客以外の人は船の中にまず入ることはできない。

 韓国へ向けての航海中にツアーディスクで$69の焼き肉ツアーに申し込んでおいた。韓国釜山に着くと、そのツアーに申し込んだ客は、船内のあるレストランに集められ、人数確認とツアー概要を聞く。その後、入国審査は済ませてあるので、まとまって下船し待機していたバスに乗り込み焼き肉屋へ向かう。バスの中で日本語が堪能な韓国の女性ツアーガイド(写真中左)李さんが、バスの窓から見える建物などを説明してくれる。また、表面に氏名「季 連珠」、携帯電話番号が書かれてある名刺サイズの紙をツアー客全員に配る。裏面には、韓国語でこの人は「ダイヤモンド・プリンセス」の客であることが書かれてある。「この名刺の裏面を見たら、表面の携帯電話番号宛(李さんの携帯電話)に電話をかけて頂きたい」とも書かれてある。以上のような文章が表裏に書かれてある名刺を持って国際市場へ出かけた。まさか、自分たちは迷子にはならないだろうと思いながらその名刺を受け取っておいた。

 焼き肉屋での昼食は、写真中央に示すような肉が出される。オプションとしてチジミ(写真中右)も注文した。肉にしろ、チジミにしろ、日本で食べるような美味しさではない。期待外れであった。食後は、釜山国際市場に案内された。ここは、昔の東京の秋葉原電気屋街あるいは上野御徒町のアメ屋横町を思い出されるようなところである。
 
  ガイドブックによると次のように書かれてある。「庶民の生活に欠かせない衣類や雑貨、電子製品、家具、工具などが溢れる釜山(プサン)の名物市場「国際市場(クッチェシジャン)」。7,500坪ほどの広大な面積を誇り、約1,200のお店が軒を連ねています。「照明の通り」「マーケット通り」他、大きく5つの通りに分かれており、若者向けの洋服店やアクセサリー店、コスメ店も増え、地元客だけでなく、国内外から多くの観光客がやってきます。韓国映画や韓国ドラマの撮影ロケも良く行われ有名です。地下鉄1号線チャガルチ駅から近く、アクセス便利な場所に位置。釜山観光の際、是非立ち寄りたい観光名所です。1950年の朝鮮戦争以降、米軍部隊からの流出品や釜山港から入ってきたヤミ物資、中古製品などを避難民が売り始めたことが、「国際市場」のはじまりでした。現在は釜山を代表するほどの巨大市場にまで成長しましたが、当時は1坪ほどのベニヤ板で作られた小さなお店が無数に並んでいたそう。」
 
 広大な面積を誇る国際市場であるから、市場内を歩くとガイドブックに書いてあるように目移りする物が沢山並んでいる。韓国ウォンは日本円の約10倍である。5,000円を両替すれば、ちょっとしたお土産が買えるだろうと思い両替したところ、50,000ウォンが手に入った。写真下左のような市場内を歩き回るが、買いたくなるような品はない。孫用靴下13足で100ウォン、Makikoが10,000ウォンのワンピース買った程度で欲しいものがない。食べたいものがあっても焼き肉を食べお腹いっぱいで欲しくない。市場内を見学するにあたり、ガイドの李さんから今立って説明しているこの場所が集合場所なので、この周辺をよく覚えて市場内を見学するようにと言われた。歩き疲れたこともあって集合場所へ戻ろうとした。ところが覚えていたはずの集合場所が見つからず、市場内をぐるぐると歩き回り迷子になった。2人であっちだそっちだと同じような道を行ったり来たりした。集合時間が迫り焦りだした。ふとバスの中で渡されたガイド李さんの名刺を思い出し、とある乾物屋に入り、名刺を見せた。直ぐに電話をかけてくれ、李さんと話しがついた。その結果、店の前を左にまっすぐ行けばガイドの李さんが旗を持って待機していてくれるということだった。その通り、歩いて行くと直ぐにガイドの李さんが旗を振り出迎えてくれ、集合時間に間に合った。
 アメヤ横町は、1,2本の道があるだけなので迷子にならないが、ここ国際市場は縦横に何本もの道があり、売っている品も同じようものが多いので間違いやすく迷子になった。それにしても、釜山の人は親切だから遠慮せず道に迷ったらこの名刺を店の人に見せるとよい、と言ってくれたガイドの李さんの言葉通りになった。親切な韓国人に出会え、大変お世話になり感謝している。【2018年8月10日】
 
平成30年9月17日(月) 自宅にて記す
 







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