私が所属するロングステイ会員のKさんが狭窄症の手術入院から2023年6月2日(金)に退院した。そのKさんの「退院祝いとその後のリハビリを応援する会」に参加した。日時と場所は以下の通り。
日 時:2023年6月2日(金)午前11時30分〜午後1時30分(2時間)
場 所:スペイン料理レストラン「バル デ エスパーニャ ビルゴ」
お料理:本格パエリヤとイベリコ豚など計8品目+選べる2ドリンク付き
(スパークリング・赤白ワイン・ビール・カクテルなど)
予 算:一人2800円(税別)
住 所:東京都中央区銀座5-6-13 西五番街ビル地下1F
当日は、あいにく台風2号が接近し、雨と強風であった。目が不自由な妻真喜子は傘をさし会場まで移動するのが怖いという。参加予定であったが急遽欠席、私一人で出席した。往きは大雨、風がなく良かった。しかし、会を終えた帰りの午後2時ごろ、大雨で強風、思うように歩けず、びしょ濡れになった。特に西武線武蔵藤沢駅から生協の駐車場までは短い距離だが、大雨・強風の中を歩き、ずぶ濡れに近い状態で自宅に戻った。天候が悪かったので、右足を悪化させたと思った。しかし、一晩ぐっすり寝たためか、翌日3日には足の痛みは解消したので一安心。
コロナ禍で3年以上会う機会がなかったロングステイクラブ会員の皆さんと、美味しいスペイン料理を楽しみ、久しぶりに楽しい会話が弾み、雨と強風の中参加でき本当に良かったと思っている。参加した仲間は、全員ロングステェイクラブ会員である。会員の多くは、定年退職後に国内外の旅を楽しみにして、集まった高齢者が多い。今回この会に参加した会員の半数以上は80歳を超えた元気な老人である。
国内外の旅を楽しむためには、どこへ、なにしに、どのように、いくらのホテルに泊まるなど旅の計画する必要がある。そこには脳トレ(脳を活性化するためのトレーニング)を実行するためには動きが伴うので、頭と全身体部位を動かす必要がある。過去の記録を見ると、例えば3週間の旅では、ほとんど毎日10,000歩から23,000歩も歩いたとメモがある。ところが、歩行困難な現在では、毎朝近くのゴミ捨場に行くために歩くが、その歩数はわずか500歩前後である。「ロングステイクラブ会員の皆さんは若くて元気」と会員外の方々からからよく言われる。それは上記のように旅するために計画を立て、それに従い歩き、美味しいものを食べ、美しい景色を楽しむので全身体部位を動かしているからである。そのため実年齢より「若いと言われる」のは事実と思われる。旅を実行に移した成果は、旅をしないと得られない未知の世界(景色、建造物など)、その思い出、旅の出会、見聞きした感動と喜びなどである。同じ場所にとどまっていると、それらは決して得られない。
リラクサイズ武蔵藤沢のデイサービス(毎週行う体操、ストレッチ、脳トレ、談話)とロングステェイクラブ会員が行なう国内外の旅とを比べると、前者は固定された場所で身体を動かす、後者の旅は仲間と一緒に動くので、その仲間および旅先で出会う地元の人達との談話(おしゃべり)をよくする。旅先の地図を見て目的地へ向けて移動方法を考え、ホテル探し選定などは、知らないうちに脳トレ(脳を活性化するためのトレーニング)を行っているといえる。旅行は自ら動かなければ達成できない。このように考えると運動型デイサービス(体操、ストレッチ、マシンを使う運動)も国内外の旅を楽しむロングステイ会員も同様に老化予防を行ってなっていると言える。
2023年6月7日(水)