妻妻眞喜子の目が極度に悪くなってから、鑛一が三度の食事を作ることになった。大根、人参など野菜を包丁で切っている時、ふと思ったことは「いつか指を切る」ということである。ある日、大根、人参、牛蒡(ごぼう)、椎茸の食材を使い煮物を作るため、食べやすいサイズに椎茸を切っていたときに「ついにその時がきた」。指を切った部位は左手薬指で、爪から5mm離れたところである。切ったサイズは約10mm、思っていた以上に血は止まらない。止まらない原因は血液サラサラの薬を服用しているからである。ティッシュペーパーで傷口を押さえたが止まらないので「ばんそうこう(絆創膏)」で血止めをしたが止まらない。3枚の絆創膏で切り口を覆い、やっと一時的な血止めができた。2日間様子を見て血が止まったことを確認し、新しい絆創膏に変えた。切った直後の傷口はV字型、薬指の爪の極近くで皮膚表面が浮いていたのでその部分をハサミで切り取った。新しく生成した薄い表皮によって血止めができたようだ。その後は、食事の準備や皿洗いなどの水仕事は怪我前のように出来るようになり、毎日の食事準備と後片付けの食器洗いにも問題なく傷口は完治した。
怪我した直後に各種の薬や絆創膏などが入っている薬箱から「絆創膏」を取り出したところ「救急バン」「バンドエイド」「ケアリーヴ」「ニッコーバン」と異なるメーカーとサイズの絆創膏が色々入っていているので、適当なサイズを取り出し使った。
何気なく使っていた我が家にある絆創膏の種類の多さに疑問を持ち、「絆創膏」をネットで検索してみた。その結果、北海道・和歌山・広島では「
サビオ」、東北地方・山梨・岡山・鳥取・島根・山口・愛媛・高知・佐賀・長崎・鹿児島では「
カットバン」、関東地方・大阪・京都・兵庫・滋賀・三重・愛知・岐阜・香川・徳島では「
バンドエイド」、福岡・熊本・大分・宮崎・沖縄・奈良では「
リバテープ
」、新潟・長野・石川・福井・静岡では「
ばんそうこう(絆創膏)」、富山では「
キズバン」とよんでいて、販売地域によって絆創膏の呼び名マップがあるようだ。地方に転居し怪我したときに絆創膏を求める場合、注意して買わなければならない。
2024年2月14日(水)