30年ほど前に、ネパール政府から依頼のあった技術援助(自然力ボート開発と設置)のためにバンコクからネパールのカトマンズへ5回ほど行ったことがある。このネパール技術援助の時は乗り継ぎのため、バンコク国際空港に降りただけで、直ぐにネパールの首都カトマンズへ飛んだ。その後のタイ旅行は、妻Makikoとバンコク市内、世界遺産アユタヤ、映画「戦場にかける橋」の舞台カンチャナブリへツアーで行った。今回のチェンマイ・セミロングスティは、冬の寒さを逃れること、2月初旬に開催されるチェンマイ花祭りを見物するために出かけた。羽田空港より全日空(ANA)を利用しバンコクへ、そこで国内線バンコクエア(Bangkok Air)に乗り換えチェンマイへ飛んだ。 出発日、運賃、出発・乗り換え時間は以下の通り。 往路(平成29年1月29日(日)) ・羽田空港出発:00:30 バンコク到着:05:35 ・バンコク出発:07:50 チェンマイ到着:09:10 帰路(平成29年2月8日(水)) ・チェンマイ出発:06:55 バンコク到着:08:15 ・バンコク出発:10:25 羽田空港到着:17:55 ・航空運賃 二人往復 122,560円 なぜチェンマイへ行くかというと、多くのロングステェイクラブの仲間が冬でも真夏のように暖かいチェンマイでロングステェイを行っているので仲間と友好を深めること、2月初旬に大規模な花祭りが開催されることを聞いたので、それを見学するためである。それに物価が安いことも耳にしたのでどれくらい安いのかということも知りたく思い出かけた。 未知の国でロングステェイするために単身で出かけるには、相当の苦労を覚悟しなければならない。特に問題になるのは言葉である。幸い、多くの友人がチェンマイに滞在中なので、タイ語を話せなくても、いろいろと教えを受けられる。日本からタイのチェンマイ空港までは上記した飛行機に乗れば行ける。空港からホテルまではタクシーを使えば行ける。そのタクシー代はあらかじめ、140バーツ(420円)ぐらいと聞いていた。空港からホテル(Kantary Hills Chiangmai Hotel)まで出迎えてくれる送迎車があると聞いていたので予約しておいた。送迎車の運賃は片道170バーツ(510円)ということをチェンマイの旅行会社(Mint Travel)から連絡を受けている。チェンマイ空港出口を出るとホテル運転手が名前を書いた紙を掲げて待っていてくれるという。その通り、迎えの運転手が直ぐわかり、チェンマイ空港からホテルまで送迎車で行き、無事チェックインできた。運賃はKantary Hills Chiangmai Hotelチェックアウト時に他の支払いと一括でよいというので助かる。 今住んでいる埼玉県入間市の自宅から最寄り駅までのタクシー代はワンメータで730円である。ハワイ・ホノルル空港から毎年行くイリカイ・ホテルまでのタクシーは35ドル(3,000〜4,000円)とタイのタクシーに比較して相当に高い運賃である。タイでは基本的にはチップの習慣がないというが車に荷物を乗せてもらうので20バーツ(60円)ほどのチップを支払った。 すでにチェンマイに滞在中のロングステイクラブ会員からチェンマイ旅行業者のジョンさん(日本人)を紹介して頂いた。紹介されたジョンさんを通じ、ホテル宿泊、送迎車の予約をインターネットで済ませておいた。ホテル1泊料金は朝食込みで2,850バーツ(8,550円、1バーツ→3円)、一方ハワイのそれはコンドミニアムであることの相違はあるが1泊当たり122.5ドル(14,700円、1ドル→120円)であるからタイのほうが50%ほど安い。 前記したように、羽田出発が00:30である。この時刻の飛行機に乗ったことはない。29日の00:30発というのは、29日に入ってからわずか30分過ぎである。そのため、この日を旅行準備の日として日程に組み込んでおくと飛行機は出発してしまう。28日に大急ぎで旅行荷物を整理し、夜の東所沢発の最終リムジンに乗って、28日の夜中近くに羽田空港入りし29日朝一番の出発を待った。このように朝の超一番に出発する便に乗る客が私同様に勘違いし、飛行機に乗り遅れた人がいるという話しを後日聞いた。その間違いは理解できる。バンコク到着は05:35であるからまだ暗い。07:50、チェンマイ行き飛行機出発時間がせまるころ、写真のようにバンコクの日の出を空港でみることが出来た。タイの国内線バンコクエアの機体表面に写真のような斑点が見えたので奇妙な感じがした。搭乗タラップに足を乗せ直ぐ近くで見た斑点は、各種異なる旅行鞄の写真がぎっしり貼りつめてある機体であった。 羽田−バンコク所要時間は7時間30分、バンコク−チェンマイ間の所要時間は1時間10分である。バンコクで入国手続きと乗り換えの待ち時間に約3時間を要するので、それらを考慮すると、日本からチェンマイまでの所要時間は約11時間という長い時間がかかることになる。最終目的地チェンマイに着いたのは午前9時10分過ぎ。すでにタイへの入国手続きはバンコクで済ませてあるので、ここチェンマイでは国内線扱いなので、スーツケースが出てくれば直ぐに空港外へでられる。出口を出ると、横文字の名前を書いた紙を持ったタイ人のホテル運転手の出迎えがあったので、すんなりとホテルまで行け、チェックインが出来た。
ホテルチェックインは出来たが、ホテル代の支払いが出来ていない。ホテル宿泊代はバーツでジョンさんに支払うことになっていたので、旅行業者(Mint Travel)のジョンさんをフロントで待った。ジョンという名前なので現地の人かと思っていたが生粋の日本人で、とても気さくで親切な人である。タイ紙幣のバーツを持っていないので、一緒に近くの両替所EXCHANGEへ案内してもらい、15万円をタイバーツ(50,000万バーツ)に交換した。このうちの28,500バーツをホテル代としてジョンさんに支払い、残りを10日間の日常生活費、ツアー代、チェックアウト時にホテル部屋付けの費用とし、タイ・チェンマイ生活が始まった。歩数:10,782【2017年1月29日】 平成29年2月20日(月) 自宅にて記す |