ハワイにきてから早いもので2週間が過ぎた。この間、熱心に毎日欠かさずに実行してきたことは、毎朝の気功体操である。気功体操については、過去にも何回か紹介したことがある。ここで、改めて我々が大好きな気功体操のことについて述べる。 場所は、アラワイ運河(写真上段左・中・右)沿いの細長い公園(写真中段右)で、コンベンションセンターの裏(写真中段左)運河沿い公園の木の下である。昨年までは、マスターと言われる中国人の先生が、7時丁度に現れ、手足を動かし始める(写真下段左・中)。それを真似するように、我々参加者が手足を動かす。手足を動かす順序は決まっているのだが、我々は指導されていないので、ともかくマスターの動きを真似る。手・腕を上下左右に振る運動から始め、しゃがむ、腰をひねる、ひねりながら腕を振る、手・腕が終わると、腰を前後左右に曲げる動きを行う。その後、足・下腿の運動に入り、片足立ちで、片方の下腿を上下左右に振る・蹴る・回す、踵・つま先を上下左右に振る・回す。両腕を上に掲げたまま掌を左右に回転させる、上体を下げながら両手を広げ平泳ぎのような格好をする、最後の方では首を左右前後そして左右に回すように動かす運動も行う。最後に両手を広げたりつぼめたりしながら、立位姿勢からしゃがんだ姿勢にすることを数回繰り返して終わる。以上のようにほぼ全身の部位を動かすことを約1時間かけて行う。 この気功体操を行った後の気持ちは、人には何とも言えない素晴らしい気持ちになる。この気持ちはやってみないとわからない。この気持ちよさを感じるのは我々だけかと思っていた。昨年のことだが、イリカイ・ホテルで出会った友人夫婦をこの気功体操に誘い、体操の感想を聞くと我々同様に心地良いという応えがかえってきた。この夫婦も気功体操にはまったようで、昨年は毎日一緒に気功体操に参加した。 マスターと呼んでいる中国人の先生が昨年は指導者であったが、先生は明るくなると目の刺激が強く具合悪いということで、朝5時暗いうちに行っているということを聞く。今年11月28日から我々が参加したときは、中国人のマスターから伝授されたロジャーという人がマスター役を努め、朝7時から8時までの1時間指導を行ってくれている。そのロジャーが我々の前で気功体操行ってくれるので、それに見習って我々は体を動かすようにしている。そのロジャーは、自転車に乗って気功体操が終わるとさっそうと帰っていく(写真下段右)。この気功体操には、これといったルールはなく、マスターが毎朝7時にやってきて、木の下で自ら気功体操を始める。その時間になると住民の方々や我々のような不規則なハワイ滞在者がやってきて体を一緒に動かす。現地住民と言葉を交わす機会があるので、体操友達ができ、英語での交流が出来るので英会話の練習にもなる。気功体操は我々のハワイ滞在の楽しみの一つになっている。【2017年12月9日】 平成29年12月10日(日) イリカイ・ホテルにて記す |