まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
4. サンセット







3. サーフィン







2. フラダンス







1. ダイヤモンドヘッド
 9月のハワイ・ロングステイから帰国し、はや3週間以上が過ぎた。ブログ投稿も10月11日の「イリカイ映画館」でストップした。この間、依頼原稿の執筆、学会発表、注射針の穿刺時2次元力測定装置の開発など、忙しい毎日が続いた。
 ハワイの様子ももう少し書きたかったが、時間が経つにつれその意欲も薄れてきた。現地で目に触れたものを写真におさめてあるので、それらを4コマと限られたスペースの中で、テーマごとに紹介する。いつもなら、1千字前後の説明を入れていたが、最新の出来事も溜まっているので、テーマごとの写真集のような形式でブログ投稿する。
 
 今回は、ダイヤモンドヘッド。日本の富士山が見る位置でその姿を変えるようにダイヤモンドヘッドも、周辺の景観とともに変わる。
 
2013.10.26  自宅にて記す







イリカイ映画館

 ハワイから帰って最初に観た映画は、滞在中に一般公開された「許されざる者」である。帰国(10月2日)後、ユナイテッド・シネマ入間の上映案内をネットでみたらまだ上映中だとわかり、10月6日(日)18:00からの上映に間に合うように出かけた。劇場内に入って驚いたことに、我々を含め3人しかいない。ところが、映画が終わってみるともう1人の客は見当たらない。途中退出したようだ。結局、最後まで観え終えた客は、我々夫婦2人きりであった。劇場貸し切りの映画鑑賞なんて生まれて初めての経験だ。真っ暗闇の中で2人しかいないので、Makikoは気味悪いという。この日は日曜日、我々が観た映画「許されざる者」が最終日の最終上映時間であったので、客は来なかったようだ。
 
 映画好きで、昔はカセットテープVTRに、その後はDVDに、最近ではブルーレイBDにテレビで放送された映画をせっせと録画している。VTR時代に録音しておいた映画はDVDへ苦労して移し替えた。その後、間もなくしてBDが現れたので、今ではいったんハードディスクに録画した映画を洋画と邦画に分け、BDに移し替えている。このBDには普通の録画画質で映画が5〜6本入る。数えてはいないが、録画した映画の数は2千を超えるのではないかと思う。こうして、溜めこんだ映画だが観る暇がない。集めるのが趣味になってきたと自身で思っている。民放のコマーシャル入り映画は、途中に入る5カ所ぐらいのコマーシャル部分を小まめに切り取って保存している。こうして集めた映画をいつ観るかというと、足腰が弱り歩けなくなり家に引きこもってから観る、なんて考えている。しかし、そのころは頭もボケはじめているかもしれないので映画なぞ観る余裕はないと秘かに思っている。観る暇がなくても映画をコレクションしている瞬間が楽しい、これが趣味というものかなと思いながら、今日も明日も毎日コマーシャルをカットし映画のコピーを楽しんでいる。
 
 ある日、アマゾンの広告をネットでみていたら、写真1のような超小型のLEDプロジェクターが目に入った。現役時代に講義や講演に使うために40万円も奮発し自腹で買った重くて大きい液晶プロジェクターが自宅にある。ところが、ネットでみた写真1の超小型LEDプロジェクターは3万円ほどで片手に乗るサイズ、重さも1kgほどと軽い。講義や講演にでかけても、今ではどこの教室、会場にもパソコンの画面投影用のプロジェクターは設置されているのが当たり前の世の中になった。そのため、個人で所有する必要はなくなった。
 
 パソコンは出張にも国内・外の旅行にも持っていく。もし、上記の超小型LEDプロジェクターがあれば、映画館で観るような映画を旅先で観られる。普通の短期の旅なら、ホテルで映画を観るような余裕はない。ロングステイなら暗くなった夜間に映画館で観るように映画が楽しめると思い、アマゾンの通信販売で買った。それを9月のハワイロングステイで滞在したイリカイ・コンドミニアム1604号に持ち込み、映画館なみの環境をつくった。その映画館を我々はイリカイ映画館と命名した。
 
 最近テレビ放映された映画を収めたBDメディア20枚をハワイに持参している。ということは、1枚のBDに5本の映画が入っているとすると、100本の映画をハワイに持ってきたことになる。映写設備はノート・パソコンをベースとし、周辺機器として前述した超小型LEDプロジェクター、USB外付けBD再生装置、スピーカの3点をセットである。スピーカは写真2の白いパソコンの上方に見える円筒状のものである。これは、たまたまホノルル市内のドンキホーテで見つけもので、小さな茶筒のようなもので持ち運ぶときは縮めてさらに小さくなる。USBで充電できる電池が入っていて、音質もまあまあな優れものである。
 
 映写幕がないので、部屋の白壁に投影しようと思っていたが、広い白壁には大きな額縁が下がっているので額縁を外すのは面倒だ。そこで、試しにベランダのガラス窓にかかっている大きなブラインド(写真3)に投影してみた。部屋が明るいと縦線が見えるが、真っ暗になり映像を写すと写真4のようにあまり気にならない。
 
 こうして、まずまず、予定していた通りの映画を夜間見ることができるようになった。「大脱走」「チャップリンの独裁者」「天使にラブソング」など、昔観た思い出の映画を改めて観て楽しんだ。今ではテレビ画面が大きくなったとはいえ、ベランダ窓いっぱいに広がる画面で、しかもコーヒーカップ片手お茶菓子を食べながら観る映画は格別である。【2013.9.12】
 
写真1:超小型のLEDプロジェクター
写真2:映画放映に必要な小道具一式
写真3:ベランダの大きな日よけが映像スクリーン
写真4:窓枠いっぱいに映し出される映像とPC映像
 
2013.10.11 ルートインホテル飯田にて記す