息子たち家族が佐賀に住んでいる。毎年10月末から11月初めに開催されているバルーンフェスタに一緒に出かけ、バルーンを見ないかと孫たちから誘われるが、その機会がなかった。今年は、それが適えられそうなので11月1日に博多へ移動し、2日に佐賀入りし孫たちと遊び、3日早朝にバルーンフェスタに出かけ、午後には帰るという計画を立てた。本来なら佐賀に2泊する予定であったが、ホテルがバルーンフェスタの影響で3ヵ月前から予約がいっぱいでとれない。息子の家に泊まるのはいいのだが、畳の部屋に泊まるのが苦痛なので、佐賀へ行くときは東横イン佐賀に泊まることにしている。そのホテルも満室で、1泊目は東横イン博多駅前、2泊目に息子の家に泊めてもらうことにして出かけた。 11月1日(金)に博多入してから息子から3日(日)は雨との天気予報だから、2日(土)にバルーンフェスタに行こうとメールによる連絡がはいった。バルーンフェスタは朝7時開始といので、博多駅を朝5時13分始発の大牟田行に乗り、鳥栖で乗り換えバルーンフェスタ臨時列車に乗り換え佐賀にくるようにとのメール連絡があった。そのスケジュールは以下通りである。 11月2日(土) ● 博多 5:13発(JR鹿児島本線(普通)[大牟田行]) ↓39分 ○ 鳥栖 5:52着(乗り換え) ● 鳥栖 5:55発(JR長崎本線(バルーンフェスタ号)[肥前山口行]) ↓25分 ■ 佐賀 6:20着・・・合流・・・車でバルーン会場へ移動 11月1日に泊まった東横イン博多駅前は博多駅に近いので朝4時45分にホテルをチェックアウトし、博多駅へ。この時間はまだ真っ暗で、ほとんど人陰はいない。切符は博多から佐賀までなら、関東で使われているSuicaが利用可能というので、ワンタッチで駅構内に入る。一番列車はガラガラに空いている。しかし、佐賀へ向かう途中駅で徐々に混みだし、我々は佐賀駅で下車したが、次の臨時駅であるバルーンフェスタ駅へ行く乗客が佐賀駅からどっと乗り込み、まるで朝の東京JR山手線のように超満員であった。 佐賀駅に着くと、息子家族がすでに出迎えてくれ、駅前に止めてある車でバルーンフェスタ会場近くの臨時駐車場(1日1000円)へ。ここからバルーンフェスタ会場となっている嘉瀬川の河川敷へは徒歩で行く。列車を使って会場へ行くとするなら、会場の近くにJR長崎本線の佐賀バルーンフェスタ駅という臨時停車駅が設けられてあるので、そこで下車すれば直ぐそばが会場である。この臨時駅は佐賀駅の次で、バルーンフェスタのために作られた駅である。 会場へ着くと大勢の観客がすでに集まっている。話によると会期中(10月31日〜11月4日までの5日間)に訪れる観客は70万人とも100万人ともいわれる。佐賀の人口が約85万人というから、それと同じくらいの人がこの5日間に嘉瀬川河川敷に集まることになる。 佐賀の熱気球競技大会に毎年十数か国のバルーンが70機〜80機参加しているそうだ。それに加え、イベントのみに参加するバルーンが30〜40機あるというから、全体では100機前後のバルーンの参加がある。競技ルールは各種あるようだが、ゴールを自分で宣言するか、競技委員が決めるかし、そこへマーカー(リボンのついた砂袋)を投入するという話しだ。詳しい競技ルールは全くわからない。離着陸は農閑期の水田を使用するそうである。 黄色い旗が緑に変わると、それが競技開始の合図だ。一斉に空気を送り込み、やや膨らむとバーナーから赤い炎を噴射し空気を暖めはじめる(写真1)。やがて、大きな気球が膨らみ浮力が出始め、寝ていた気球が起き上がる(写真2)。早く浮力がついたバルーンから浮上し始める(写真3)。大勢の観客が見守る真上でバーナーから炎を出しているバルーンの姿も見られた(写真4)。こうして、数は不明だが数多くのバルーンが一斉に浮かび上がる姿は見事だ。何キロメートル先か不明だが、目標地点へ向けて飛び去った会場には次のイベントが待っている。【2013.11.2】 写真1:出発の合図とともに一斉にバーナーに火をつけ熱と空気を送り込む 写真2:地面にあったバルーンが一斉に起き上がる 写真3:やがて空中に舞いあがるバルーンの群れ 写真4:観客の真上をバーナーに火をつけ上昇するバルーンもある 2013.11.4 自宅にて記す |