まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2014/04/06 22:00:00|思い出
蝶が舞う

  過日、いつも「お値打ちランチを食べる会」でお世話になるTさんから蝶々のプレゼントを頂いた。Makikoが花好きだということで、庭の花壇に蝶を早めに舞わせるとよいのではというやさしい心遣いのプレゼントかと思いありがたく頂戴した。
 
 当初、箱に入った蝶々とはどのような“モノ”かと不思議に思った。頂いた箱を開くと写真1のようなセットが出てきた。この種の組み立てはとくいとするので、早速組み立て試運転(写真2)開始。
 
 この蝶々が舞う仕組みは以下のようである。写真2の棒の先端部分にモータが、その下に単3電池1個(1.5ボルト)が入る電池ボックスがある。電池ボックス脇には太陽電池も取りつけられてあり、電池ボックス下部には電池と太陽電池の切り替えスイッチがある。
 
 モータ軸には長さ22センチの細い針金が取り付けられてあり、さらにその針金先端には黄色い蝶々が固定されてある。写真2の棒の下部(手が見える部分)を植木鉢あるいは花壇の土に突き刺して立てる。前述のスイッチを電池側に倒すと、モータは回り、長い針金もそれにつれて揺れながら回る。さらに、その先端に取りつけてある蝶々も回る。針金根本はモータ軸よりほんの少し離れた箇所に固定されているので、軸が回ると針金は揺れながら回る。写真3のように蝶々はひらひらと舞うように回転する(写真では舞ながら回転する蝶の動きが見えないのが残念)。これが夜の蝶である。
 
 日中、太陽が太陽電池に当ると発電するので、切り替えスイッチを太陽側に切り替えるとこんどは太陽エネルギーによって活きよい良く蝶は舞う。写真4は太陽エネルギーで蝶々が舞う様子を示す。
 
 蝶々を頂いてまもなくして、さいたま市に住む今年小学校の1年生になる孫娘が我が家を訪れた。早速、家の中にいる蝶々が舞っているのに気がつき不思議そうに近付く。そっと手を出すと、手の中に蝶々が止まる。孫は、その蝶々が可愛らしいようで、なぜまわしては蝶々に何事か話しかけている。その様子が可愛い。
 
 写真4のように、窓際に蝶々が舞っていると外からよく見えるし、家の前を通る人がその存在に気つく。普段、あまり気にしないように通って人が注目するようになった。カエルではないが、人間も同様に動く“モノ”に対しては直ぐ反応するし、興味を示すようだ。昔、ロボット展示会に行った時のことを思い出す。沢山ロボットが展示されてあったが、動いているロボットには人だかりがしているが、動かないロボットには人はチラッと見て素通りする。
 
 今のところ、家の中で蝶々を舞わせているので単3電池を1個使っている。その電池は必ずしも新品でなくてもよく動くことがわかった。携帯音楽プレーヤ、テレビ、クーラーなどのリモコンで使い古した電池が1度に処分しようとため込んでいるものがある。その電池を前述の蝶々用に使ったら、まだ結構ぐるぐるとよく回ることがわかり、廃品電池の再利用ができることもわかった。【2014/03/20】
 
写真1:組み立て前の蝶々セット
写真2:組み立て試運転(窓ガラスの模様は孫がガラスに貼った飾り用おもちゃ)
写真3:夜間、休むことなく舞い続ける蝶々
写真4:日中、太陽エネルギーで舞う蝶々
 
2014/04/06自宅にて記す







2014/04/06 7:00:00|思い出
我が家の前の桜

  当地に引っ越してきて早50年近くが経つ。家の前は狭い道路、その先に土手があって不老川という川幅2mほどの川が流れている。引っ越してきたばかりのときは、その川にザリガニがいた。土手の向こう側は雑木林で、クワガタがいた。当時、3人の子供達は幼く、河でザリガニ、林でクワガタを捕まえよく遊んでいた。
 
 その当時、入間市から提供された桜の木が土手に7本植えられた。そのうちの5本は今はない。残る2本の桜が我が家の斜め土手にあって、それが見事な花を毎年咲かせる。写真1はそろそろつぼみが見え始めたころの桜である。ある日Makikoが桜の花が咲いたと叫ぶので、ベランダにでると確かにいくつかの花びらが開いている。写真2は、その時「花が咲いた」と大喜びして叫ぶMakikoの姿である。写真3は昨日(平成26年4月2日)に写したほぼ満開の桜である。
 
 この桜にとって気の毒なことは写真4のように、満開の花の中を電線が貫通していることである。桜が感電しないかと気になる。土手に桜の木があったお陰で、子供達は木に登り、川でザリガニを捕り、林でクワガタを捕まえ自然の中でよく遊んでくれた。今では写真3の桜の木が年輪を重ね根元付近がやや傾きかけている。いずれ倒れるのではないかと危惧している。4月3日の今日は雨。そろそろ花びらが落ち始める気配があるので、今が見所だ。お酒が飲めればベランダで花見の宴会ができるが、全く飲めないので、毎年美しい花を眺めるだけで楽しんでいる。家にいながらにして桜見物できる楽しみは、ほんの1週間で終わる。今日は4月5日になるが、そろそろ花びらが地面に落ち始めている。【2014.4.2】
 
写真1:桜が咲く前はこのような雰囲気でベランダから見える
写真2:桜の開花でMakiko興奮する
写真3:ベランダから見える満開の桜
写真4:桜の花が電線に触れ感電しそうだ
 
2014.4.5自宅にて記す







2014/04/05 18:20:02|思い出
飛鳥山登山と石神井川沿いウォーキング

3月23日、城北ノルディック・ウォーキングクラブが開催された。今回のウォーキングは、いつもの城北中央公園を離れ、飛鳥山公園(東京都北区)から石神井川沿いを歩き下板橋駅(東京都板橋区)までだ。
 
 王子駅北口9:30集合。駅近くの飛鳥山公園内にある飛鳥山を登る、といっても東京一低い山なので平地を歩くような気分で気楽に登る。ここ飛鳥山は東京で一番低い山といわれ高さ25.4m、山頂と思われるところに小石が三角錘状に積み上げてある。都内にある愛宕山の高さが25.7mというから、それより0.3m低い山。桜はまだ一週間早いようで園内は閑散としている。もう一週間もすれば、大勢の人で賑わうことであろう。飛鳥山に登山したが全く疲れをみせない元気な仲間達と登頂記念の写真を撮る(写真1)。
 
 飛鳥山公園を後に、石神井川沿いを歩く。この川沿いの道は遊歩道になっていて、道沿には沢山の桜が植えてある。すでに準備を終えたのか、夜桜見学用の提灯が飾られてある(写真2)。1週間後の花見ごろは人・人・人で賑わうであろうことが目に浮かぶ。石神井川は、その昔蛇行していた箇所が何カ所かあり、蛇行しリング状になっていた部分が途切れ、上流側と下流側が繋がった形跡がある。取り残されたこのリング状の土地は今では公園として整備され、住民の憩いの場になっている。この小さなリング状公園にくるたびに一休みできる。この公園近くの川沿いの桜の木の下で指導員の一人Iさんが格好良くポーズをとる(写真3)。もしも桜が満開になっているとすれば、この地点は桜のトンネルになっているに違いない。残念!
 
 東武東上線「下板橋駅」前の“クチネッタ トミーノ”というイタリアンレストラン貸し切りで14人一緒に昼食(写真4)。隣にドイツ滞在が長いTさんと座り合わせ、ドイツ情報を聞かせていただく。今回、Makikoは交通事故にあいまだ歩行に自信がないため欠席。仲間のOさんもMakikoの交通事故2日前の3月10日に足に物を落とし大けがをされたそうでノルディック・ウォーキングは欠席。しかし、昼食会には杖を片手にタクシーでここのレストランまで来てくれた。杖と思っていたが、その杖をよくみると2本ある両手用ノルディック・ウォーキング・ポールの片方を杖代わりにして、ここ下板橋駅前までタクシーで来たという。ノルディック・ウォーキングのポールは運動用だけでなく、歩行補助用具としても使えることがわかった。
 
 月に一度だが、こうしてノルディック・ウォーキングで汗かいで、お昼を皆さんと一緒できる幸せを毎回感じている。3月27日に投稿準備ができていたのだが投稿し忘れ4月になってしまった。今が丁度桜満開の時期であるが、飛鳥山公園と石神井川を訪れる機会を逃した。【2014.3.23】
 
写真1:東京で一番低い山(飛鳥山)登頂成功!
写真2:桜祭りの準備が出来た石神井川沿いをノルディック・ウォーキング
写真3:先月指を怪我した指導員のIさん回復し元気に一緒に歩いた
写真4:小さなイタリアンレストラン「クチネッタ トミーノ」で昼食とおしゃべり
 
2014/04/05 自宅にて記す







2014/04/03 8:47:20|思い出
狭山湖畔公園の桜

 自宅から10分ほどのドライブで狭山湖畔公園に行ける。写真1は狭山湖畔公園内に掲示してある狭山湖周辺ウオーキングマップである。いつも出かけるのは、中央下方に見える堤体(湖との境に見えるやや黒くて太い道路)左方向にある有料駐車場に車を止め、公園内を歩いて堤体を渡り、右方向に広がる同公園内を一回りして駐車場に戻るコースである。
 
 ここの堤体は、既設のアースダムを耐震強化し、立派な堤体(堤頂長716m、堤高33.5m、堤頂幅10m)の姿に修復した。駐車場から堤体までの広い園内には写真2のような桜が点在し、満開間近な様相を示していた。堤体は写真3に示すように700mほどの真っ直ぐな道をなしている。いつもなら、必ず何人か散歩する人がいるのだが、今日(4月2日午前9時)は写真のように誰もいないので気持ちが悪いほどに静かだ。
 
 堤体を散歩しながら左側を見ると所沢市の住宅街が、右側に山口貯水池、さらに遠方には天気よく澄みきった日には富士山が見える。富士山は真冬の午前中によく見えるので、毎年何度か寒い冬にここを訪れる。
 
 堤体を渡りきると、再び公園に入る。ここにも桜の木があって満開間近な美しい花を咲かせていた。ここへ来ると、ウグイスの声がどこからともなく聞こえてくる。その声に会わせるかのように、大きな“おなら”が自然に出てしまった。そこで、「おならして はっとおどろく しずけさや」と口ずさむと、Makikoも一句「うぐいすが さえずるなかを さんぽする」なんて!創ったことのない俳句のものまねをしながら歩く。
 
 堤体を渡りきったところに、【「自然環境と調和した世界初の既設アースダムにおけるレベル8対応の耐震強化 −東京都水道局山口貯水池堤体強化工事−」 右に対し技術上画期的な業績を讃え土木学会規則により平成十五年度土木学会技術賞を贈ります。平成十五年五月三十日 社団法人 土木学会 会長 岸 清】と書かれた記念碑がある。立派な堤体だと思っていたが、このような技術賞を権威ある土木学会から送られていた。この堤体は、平成10年〜平成14年にかけてダムの耐震強化工事が行われたそうである。【2014.4.2】
 
写真1:狭山湖畔公園内のウオーキングマップ(下方の黒い部分が堤体)
写真2:公園内の見事な桜とMakiko
写真3:土木学会技術賞を得た堤体(誰もいないのに驚き)
写真4:土木学会技術賞の記念碑
 
2014.4.3 自宅にて記す 







2014/03/30 10:31:49|思い出
​交通事故!

 3月12日、Makikoは昼食後まもなく夕食の食材を求めにスーパーへ出かけた。その帰り道、狭い道路と大通りとの丁字路交差点で交通事故にあった。Makikoは大通りの歩道側を自転車で注意しながら進む。丁字路交差点にさしかかったところ、軽自動車が狭い道路から大通りに出ようと進んできた。運転手は止まれサインに気づかず、右側のみに注意を払い、左側の監視を怠ったようだ。そのため、大通りを左折しようと歩道まで出てきたので、そこへMakikoの自転車がやって来て両者とも止めることができず衝突したという。
 
 自転車が軽自動車に衝突した箇所は車の左側前照灯の下部あたりというから、運転手の前方不注意と言わざるを得ない。おまけにここの丁字路には右側電信柱上方に「止まれ」の三角表示版と左からの自転車、歩行者が見えるような凹凸鏡が設置されてある。運転手は、過失を全面的に認めた。
 
 Makikoは衝突後に転倒した。自転車の破損はなく、軽自動車は前方の小さな板状のものが外れたそうだ。彼女は直ぐに起き上がれたので怪我は、それほどでもないと判断した。一応、被害者Makikoは自転車に乗って、加害者は車で近所の病院へ行った。レントゲンを撮ったが骨は折れていないとのこと。しかし、足部を見ると写真1,写真2のように青く腫れ上がっている。治療を受けに翌日も病院へ行った。腫れは少し引いたという。こうして、日増しに腫れは引いていくが、痛みは残る。加害者はMakikoが自転車に乗れるので大丈夫と思い、警察を呼ばず、自己負担で治療費を出すという。加害者は近所に住むMakikoと同年の老人ということで、先方のいうようにしようと当初は思った。しかし、足、首、肩、腕など激しくはないが身体の一部に痛みが残っているので、1ヶ月は様子を見させて欲しいと伝える。考えてみると毎日病院に通うし、レントゲンやCTスキャンなどを撮れば、治療費は膨大になることも予想されるので、保険でカバーするようにと加害者に要求する。保険を使うとなると、警察の事故証明が必要となる。怪我も小さく、物件の損傷もないので、自腹で解決しようとしたようだが、長引く場合は問題が生じることが予想されるので、事故証明を請求することにした。
 
 事故を起こしたら直ぐに事故証明をとるということが原則だ。しかし、今回は前述のように自力で自転車に乗り病院まで行けたので、自己負担で解決しようとしたために警察に連絡しなかったという。加害者、被害者Makikoともに初めての事故の経験である。衝突した直後は痛みをあまり感じないし軽自動車、自転車ともに無傷のようなので、警察に悪いと思い連絡しなかったという。しかし、警察官の話だと、たとえ小さな事故であっても、警察官を呼び事故証明をとるようにと教わった。そのとき「110」に電話するのは大げさなようにも思われたが、そう思わないで連絡するようにといわれた。「110」で警察に電話がつながれば、大事故なら直ちに救急車がやってくる。そうでなければ「110」番通報は最寄りの警察署と交番に伝えられ、早い時期に現場に警察官がやってきて、実証検分してくれるとのことだ。さらに、例え小さな事故であっても、事故証明を取得することが義務づけられているということも教えてくれた。
 
 事故発生が3月12日、警察に連絡したのが3月24日であるから2週間後の実証検分である。写真3,写真4は実証検分の様子だが、まずは最寄りの交番からお巡りさんが1人きてくれた。少し間を置いて所沢警察署から2名の警察官が公用車で来てくれた。3人の警察官によって、被害者、加害者から事故の様子を聞きとり、それに基づいて衝突時の車と自転車の位置関係をチョークで地面に書き込み、その寸法を測り調査票に丁寧に記入した。数日後、警察から「物件にするか」「人身にするか」という電話が被害者、加害者両者宅に入り、物件事故ということで処理されることが決まった。
 加害者にとって、人身事故だと罰則が思いようなので、物件事故として処理できたので一安心したようだ。
 
 こうしたやりとりをしたため、保険会社から被害者宅に連絡が入り、これまで立てかえて支払っていた医療費は全て保険会社が病院へ払うこととなり、Makikoは一銭も持たずに病院へでかけ治療を受けられるようになった。
 
 被害者Makikoの怪我が大きくなければ、加害者は医療費を自己負担で精算したい意向があった。それは、ひとつには免許証がゴールドから普通免許に格下げとなり、違反点数も加算されるという心配があったようだ。もう一つは、事故を起こし保険を使うと、保険料が上がるという心配もあったようだ。このとき、事故が物件なのか人身なのかによって処罰の程度が異なるようで、今回は物件事故ということで処理した。細かいことは不明だが、物件事故でも治療費はでるとのこと。加害者は心配して我が家に様子を見に来てくれ良心的なので大きな問題には発展しない。後は、後遺症が残らず早い時期によくなることを祈るばかりである。今回の事故で終始一緒に行動し、加害者の出方に注目した。不幸中の幸いで大事にいたらない真喜子には気の毒であったが、今回の交通事故はいつ加害者の立場になるかわからなので、大変よい勉強になった。【2014.3.28】
 
写真1:青く腫れ上がった足(数日後に晴れは引いた)
写真2:足の側面も青く腫れた
写真3:事故を起こした自転車、軽自動車を持ち込み実証検分
写真4:事故の様子を再現説明するMakiko(右側電柱上部に「止まれ」サインがある。高すぎて見落としやすい)
 
2014.3.28 自宅にて記す