まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2014/05/24 9:17:35|思い出
2人だけの誕生会

 Koichi、79歳の誕生日を5月17日に迎えた。前日まで1600kmの講義の旅に出ていて姫路にいた。もう一泊して翌日の日中に帰りたかったが、明日の誕生日をMakikoと祝おうとレストランに予約を入れておいたこともあって、夜になるが午後2時半に講義を終え直ぐに新幹線に乗った。誕生日前日の夜10時ごろ自宅に戻った。
 
   誕生会の予約先はレストラン「サンマルク入間店」、酒は全く飲めないので昼11時半からの予約である。なぜサンマルクかというと、以前食事したことがあるからである。そのときアンケート用紙の誕生日記入欄に書き入れたこともあって、誕生日1ヶ月前になると誕生日サービスの案内状が届く。そのため誕生会の場としてここを選び、過去何回か利用している。
 
  料理は、最上のコース料理を選んだ。Makikoと結婚して49年が過ぎた。夢中で3人の子育てを終え、70歳で定年を迎えて以来はや9年が過ぎた。有難いことに、いまだに4つの看護専門学校から非常勤講師の依頼を受けている。たまに、講演の依頼もあるというので、ボケている暇はない。その講演依頼は愛媛県看護協会であるから、四国へ行けるという楽しみがひとつ増えた。以上の他に、埼玉県立大学と看護関係の共同研究も行っているし、たまに原稿執筆の依頼もあるので、ほどほどの忙しい日々を送っている。
 
  こうして、忙しい思いをしているお蔭で雑収入もある。そのため毎年1〜2回海外に出かけている。海外に出かけるためには英語を話す必要があるので、英会話の勉強も行っている。上記のような活動ができるためには、健康であることが必要だ。そのために、退職以来10年間、出張で家を空ける日を除きほぼ毎日、近所の公園で行われる朝6時半からのラジオ体操会、それにノルディックウォーキングを週1回行っている。
 
  以上述べたいろいろな活動は、相棒のMakikoも健康でないと行えない。そのためラジオ体操、ノルディックウォーキングなどの運動は退職以来一緒に行っている。3年前から寒い12月にハワイでロングステイを行っているが、この時もノルディックウォーキングのポールを持参し、ダイヤモンドヘッドを眺めながら歩いている。ホノルルのアラワイ運河沿いで毎朝7時から1時間ほど体操会が行われている聞き、その体操会に参加するようになった。今年も12月に出かけるが、そのときの体操会に出席することを楽しみにしている。12月はホノルルマラソンが開催される。マラソンは出来ないが、マラソンの後に10qウォーキングなら出来る。こちらは、10q歩くのに何時間かけてもよいというので一昨年参加し、楽しい思いをした。今年もこのウォーキングに参加予定しているので、こちらも楽しみだ。こうして、日本でも海外でもできる限り体を動かすように心がけ健康を維持している。
 
   この年齢になるまでに胆嚢除去手術、3本のステントを入れる狭心症手術、両目に眼レンズを入れる手術を行っている。こうした手術を行ったお蔭で、今では昔のような健康な体で生活ができている。これも医師や看護師に大変お世話になったからである。その恩返しのために看護学校からの講義依頼は喜んで引き受け、看護初学者に喜ばれる講義をするよう努力している。来年は区切りのよい傘寿を迎えるので、どこかへ大旅行をしたいと考えている。【2014.5.17】
 
写真1:名古屋から長男が祝いに駆けつけたのでシャッターを押してもらった一枚
写真2:誕生会会場レストラン入り口にて
写真3:誕生祝いの料理が出てくるまでのひととき
写真4:最後に出てきたお祝いのケーキ
 
2014.5.22 旭中央病院にて記す
 







2014/05/22 23:34:00|研究・教育の思い出
グリーン車座席周辺での発見

 東京から姫路まで新幹線ひかり号に乗った。車両の側面にN700と描かれてあったので、最新の新幹線かなと思う。足元は写真1のように靴を脱ぎ捨て、リラックスできる足置きがある。右側の肘掛け先端に写真2のような使用目的がわからない前方・後方向けの矢印操作レバーがある。試しに手前側のレバーを後ろに引いてみたところ、背もたれが後退し、座り心地が調整できるようになっている。これまでは、サイドのボタンを押すとか肘掛け先端にあるレバーを引いて背もたれを後退させていた。それが、このN700系では写真のような矢印レバーを軽く引くと比較的スムースに背もたれが後退し、逆の矢印レバーを押すと簡単に背もたれは元の位置に戻るようになっている。こんな高級列車に乗ったのは初めてなので、自身が座っている座席周辺の便利な設備を探索した。
 
 電車や列車の中でよく本や資料を読む。そのため、夜間やトンネル内では照明が欲しくなる。普通の列車あるいは航空機には読書ライトは座席上面にあって、そのスイッチは肘掛けの脇下にある。N700のスイッチは写真3の右側に見える押しボタンで、電球マークが描かれているので直ぐにわかる。押してみると明るくなる。しかし、座席の上部から光が輝かないので、きょろきょろしていたところ右肩部分が光っている。この新幹線の読書用ライトは写真4のように右肩部分に取りつけられてあった。写真3にグリーンランプが点いている部分が見える。これはどうも写真3に見える2個のスイッチのさらに右方向(肘掛け先端下部)にACコンセントがあるので、そのコンセントの使用可能を示すライトのようだ。このグリーンランプは、突然切れるあるいは切れたり点いたりすることがあるので要注意と書かれてある。列車はパンダグラフを介して給電されているので、突然給電が止まることが考えられる。このコンセントは、座席で使うノートパソコンや携帯電話の充電用に設置されている。
 
 写真3の左側の丸いボタンに奇妙なマークが描かれてある。いくら押しても周辺環境は変わらないので不思議なボタンだと思っていた。きょろきょろと周辺を見回していたら、前の座席の背面にそのボタンの説明がある。それによると、これを押すと足元から暖かい風がでてくると書いてある。車内の冷房がよく効いていると足元が冷えるので、その対策用に設置されているようだ。
 
 上記以外で珍しいものにテーブルがある。一つは前の座席に設置されているよく見かける列車用のテーブルである。このテーブルは手前にスライド出来るようになっているところが珍しい。スライドできるということは、食事の際、あるは読書やノートパソコンを操作する場合に役立つ。さらに右肘掛けの上部の蓋(肘を置く部分)を開くとその下にコーヒーやペットボトルなど小物が置ける小さなテーブルが収納されている。
 
 新幹線のグリーン車にごく稀に乗ることがある。今回、4月と5月の2回姫路行く機会に恵まれ、グリーン車を使って移動した。座席は広くゆったり、上記したような便利な設備なので快適に移動が出来、仕事も出来た。N700系の車両にめぐり合えたお蔭で、上記のことが発見できた。【2014.5.16】
 
写真1:便利な足置き(手前の段を上に回転させると靴を履いた状態で足が置ける)
写真2:リクライニングの傾斜角度を調整するレバー
写真3:読書ライトスイッチ(右)と足元暖房スイッチ(左)
写真4:読書ライトは右肩付近にある(この位置にランプがついている座席は初めてだ)
 
2014.5.20 コンフォートホテル成田にて記す







2014/05/21 2:53:38|研究・教育の思い出
大天守保存修理工事完成間近の姫路城

 5月16日、タクシーで姫路駅前のホテルから午前と午後2回の90分講義を行うため姫路医療センター附属看護学校へ向かった。学校は姫路城(別名白鷺城:はくろじょう)の直ぐ側にあるので、車窓からお城は見える。お城の屋根は真っ白で年月が経つと黒くなると運転手は教えてくれた。その真っ白な屋根がはっきりと車から見える(写真1)。現在、このお城は、「姫路城大天守保存修理工事」という名目で大工事が行われている最中である。
 
 午前の講義が終わると、先生方と一緒に昼食のお弁当を食べるのが普通である。しかし、今日は姫路駅から学校へ向かう途中に見た姫路城の姿が、昨年見たお城の様子と異なるので、ぜひお城の側へ行きよくその姿と見たくなった。そこで、昼休み学校をぬけだし姫路城公園へ行き、お城を見ながらお弁当を食べると申し出て、1人で公園へ出かけた。お城が見える園内のベンチに座り、白く輝くお城を眺めながらの贅沢な昼食のお弁当を食べた。
 
 姫路城の大天守保存修理工事が始まりはや5年が経過し、今年は工事の最終年。来年3月には工事完成と聞く。そのため、お城周辺の工事用の覆いは外され、足場とクレーンが残されるのみとなった。昨年4月に来た時は、覆いがあったのでお城の姿は全く見えなかった。ところが、今年は写真のように屋根や壁面が真っ白く輝くすばらしい姿が見えた。しかし、まだ、足場が残っているのでギブスをはめた人のように痛々しい姿だ。お城の全容が見えなくても、さすが世界遺産の貫録はうかがえる。周囲の覆いが全部外され、一般に公開されるのは来年(2015年)3月というので、来年再び講義に訪れるときはお城内に入城できるので楽しみだ。【2014.5.16】
 
写真1:タクシーから真正面に見える姫路城
写真2:姫路城公園に入って直ぐに見える姫路城
写真3:近づいて見える姫路城
写真4:側面に回わって見える姫路城
 
2014.5.21 コンフォートホテル成田にて記す
 







2014/05/19 14:36:04|研究・教育の思い出
1600q 講義の旅

  今年も4月より4つの看護専門学校での講義が始まった。それらの学校が位置する場所は異なり、近いところで埼玉県川口市(済生会川口看護専門学校)、次は千葉県成田市(総合医療センター成田病院の関連施設である二葉看護学院)、その次は千葉県旭市(総合病院 国保旭中央病院の関連施設である旭中央病院付属看護専門学校)、一番遠いところは兵庫県姫路市(独立行政法人国立病院機構姫路医療センター付属看護学校)である。生徒数は多いところで60名、少ないところで30人が定員である。いずれの学校も母体である病院の敷地内もしくは隣接している場所に学校はある。各学校は、駅から歩いていけるところにはなく、車を準備していただいているので、それ利用して学校に入る。
 
  一番遠い看護専門学校は姫路市であるが、この学校は4月初旬と5月中旬の2回の集中講義である。1回目の4月は、他の学校の新学期が始まる以前に講義してきたので、その時点では自宅−姫路の往復である。ところが、他の学校が始まっている5月の場合は、火曜日−川口市、水曜日−成田市、木曜日−旭市、金曜日−姫路市と週の半ばの4日間は場所が変わるため毎日移動する。そのため、川口が終わると成田へ移動し成田駅前のホテルに泊まる。成田が終わると次は旭市へ移動し旭中央病院内のゲストルームに泊めて頂く。そして、翌日の講義が終わるとその足で姫路へ移動し駅前のホテルに泊まる。その翌日、講義を終えると埼玉の自宅に戻る。このようにホテル住まいで講義の旅を楽しんでいる。遠距離移動はグリーン車を利用しているので、学生からの授業評価やレポートは車内で読み終え、それに点数をつける作業が行える。
 
 4日間で移動した鉄道距離はどのくらいになるか興味を持ち調べた。その結果、下記のように自宅を出て再び自宅に戻った場合の鉄道総移動距離は、1601.6kmとなった。1日当たりにして平均400q移動したことになる。
 
5月13日→狭山ヶ丘−池袋:31.6 km
5月13日→池袋−川口:8.1 km
5月13日→川口−日暮里:10 km
5月13日→日暮里−成田:59.1 km
5月14日→成田−旭:61.4 km
5月15日→旭−東京:102.6 km
5月15日→東京−姫路:644.3 km
5月16日→姫路−品川:637.5 km
5月16日→品川−池袋:15.4 km
5月16日→池袋−狭山ヶ丘:31.6 km
 
鉄道総移動距離1601.6 km(上記の合計)
 
 講義科目は「人間工学」という科目。工学という名がつくので講義前は学生にとって内容が全く不明で、多くの学生は講義について行けるかどうかの不安を感じている。患者をケアする際の看護師の動作を観察すると、力、重力、圧力、摩擦、慣性など物理や力学に関わることが多い。講義では、物理・力学のことがよくわかるように簡単な物理実験装置や器具を作成し、それを観てもらいながら理屈を解説する。こうした工夫のお陰で、数回の講義後には人間工学は面白い、興味がわいた、看護には人間工学は絶対必要だ、物理を学んでいればよかった、物理が好きになりそうだなどとの声も聞ける。

 人間工学は、患者を支援して受ける身体負担、医療機器の操作や手順、医療用具の形・色・サイズ、医療の安全、病院・病棟の環境(温度、湿度、騒音、照明など)、作業能率・効率など人間に関わる広い分野の学問である。姫路の講義は終わったので移動距離は少なくなるが、もうしばらくこうした講義の旅は続く。【2014.5.16】
 
写真1:雨の日の川口看護専門学校。5月13日(火)午前10時
写真2:昼休みの二葉看護学院。5月14日(水)午後12時半
写真3:帰りがけの旭中央病院付属看護専門学校。5月15日(木)12時50分
写真4:午前10時の姫路医療センター付属看護学校。5月16日(金)10時10分
 
2014年5月19日 自宅にて記す







2014/05/17 21:28:42|思い出
春のラジオ体操

  毎朝、6時半から所沢市の和ヶ原公園でラジオ体操を行っている。この体操は「和ヶ原公園ラジオ体操会」という集まりで、世話役の方はいるが参加に関する縛りはない。つまり、参加費はなく、出席はとらずで、好きな時に参加し、途中で帰ってもよい。326日開催され、今年の元旦はもちろん2月の大雪(写真1)の時でもラジオ体操は行っている。唯一縛りがあるのは、公園内の掃除を毎週木曜日に体操終了後に行うことと、年度末に花壇にパンジーを植えるお手伝いをすることである。しかし、この作業も参加できればするという程度で拘束されるような義務ではない。ボランティアである。
 
 今は春、公園内にはつつじと年度末に植えたパンジーが綺麗に咲いている(写真2)。体操会に出席する人も増えてきた(写真3)。毎朝のラジオ体操、ストレッチ、太極拳と3つの運動を40分ぐらい行うので、毎日参加しているみなさんは元気だ。私も会が始まった10年前から参加し、今年で11年目になる。この間、出張や旅行で自宅を留守にすることもあるので、毎日というわけにはいかないが、家にいるときはほぼ必ず参加している。そのおかげで、腰痛を起こしても肩が凝っても、いつの間にかその腰痛や肩凝りは解消する。そのため、このような体の不調を解消するのは、ラジオ体操を行っているからだと確信するようになった。今年も、前述したようにお正月も、大雪の後で雪が凍っていても、体操会に熱心に参加している。
 
 参加者の統計をとっているので、私がパソコンでグラフ化のお手伝いをしている。写真4は今年4月(先月)のラジオ体操会参加者数の推移である。グラフには総参加者数に加え、男女別、所沢市の平均気温も示してある。急に落ち込んでいる個所が何カ所かあるが、それは体操会当日小雨か雨の日であったことによる。
 
 4月に入り徐々に気温が上昇し、月初めは約12度であった気温が月末には約17度と5度も上がっている様子がグラフから読み取れる。参加者数は、月初めに約47名であったのが月の後半になると約57名と10人ほど参加者が増えた様子がわかる。
 
 春めいた温かい気候になり、みどりの公園での早朝のラジオ体操は大変気持ちがよい。これからも末永く朝の体操は怠らないようにし、健康を維持したいと思っている。【2014.5.1】
 
写真1:今年2月の大雪の翌日のラジオ体操
写真2:5月に入り花が咲くなかでのラジオ体操
写真3:ラジオ体操会は365日行われている
写真4:ラジオ体操会参加者数の統計グラフ
 
2014.5.16 東横イン新幹線姫路南口にて記す