朝起きてみたら相変わらずの雨。朝食を済ませ温泉につかり早々に帰路につく。犬吠駅までホテルの車で送ってもらい、駅員1人しかいない改札口で切符を買う。切符は今時珍しく昔のハサミを入れて乗車するような厚紙切符だ。裏には次のような文が書かれてある。
“銚子電鉄は1923年7月5日「銚子〜外川間」が全線開業により、平成25年7月5日に90周年銚子遊覧鉄道より12月28日に100周年を迎える事が出来ました。これを記念して、全線開業当時の切符をモデルとして製作しております。 犬吠駅発行”
この切符は銚子駅で回収するのかと思ったら、銚子駅はJRと銚子電鉄の境がないので、切符を持ったままJR東京行きの特急「しおさい」自由席に乗る。特急券は列車内でも買えるというので、そのまま席に着き車掌の検札を待つ。こうして、銚子駅から所要時間1時間43分で東京駅に12時1分に無事着く。乗車運賃はSUICA精算2,270円、特急自由席は車内精算1,340円である。
東京に着くが、相変わらずの雨。そのまま山の手線で池袋、池袋から西武池袋線で狭山ヶ丘駅に着くが雨は止まず。タクシーにて自宅に無事帰る。雨の日のタクシーはなかなか来ない。今では無線でタクシーの配車が出来るので、呼ばれたところへ優先的に行くようだ。そのため、駅のタクシー乗り場前を素通りするタクシーが何台もあって駅構内に入ってこない。どうも無線で呼ばれたお宅へ先行して出向いた方が乗車運賃に配車料金が加わるので儲かるからではないかと疑る。晴れた日の駅前広場はタクシーで溢れているというのに、雨が降ると駅構内のタクシーは1台もないので不思議に思っていたが、それは上述したような理由があるのだと思う。
今回の銚子と犬吠埼の旅は、生憎の雨で残念であったが銚子に足を一歩踏み入れることができたのでちょっとだけ銚子の様子が分かった。また、来年も旭中央病院付属看護専門学校から講義依頼があることを期待し、再度、銚子・犬吠埼方面への旅を試みたいと思っている。【2014.6.6】
写真1:しゃれた銚子電鉄の犬吠駅舎
写真2:全線開業記念切符の表裏
写真3:やってきた銚子行きの2両編成電車(犬吠駅にて)
写真4:銚子電鉄とJRのホームは同じ。ホームに建つモダンな銚子電鉄の駅舎
2014.6.10 自宅にて記す