ロングステイクラブの第17回「お値打ちランチを食べる会」メール案内がいつものように親切な解説つきで届いた。
大正ロマンを思わせる赤い絨毯が敷き詰められた古民家風のお店でいただく ”鰻“
9月19日 (金) 12:00 ¥3,300
「野田岩」 麻布飯倉本店(外観はお城を想像させるようなビル) (パリにも支店在り)
NHKプロフェッショナル仕事の流儀で5代目が紹介されました。厚生労働省から現代の名工に選ばれたうなぎ職人さんのうなぎを頂きます。伝統を大切にしつつも斬新な改革をし続けるうなぎ職人。ナイスな86歳。私達もパワーを頂いて、厳しい暑さで消耗した体力をとりもどしましょう!現在でも現役で調理場に立ち、伝統を大切にしつつも斬新な改革をし続けるうなぎ職人の味を頂きながら、この夏の旅行のお話を楽しんでください。また、着物の好きな方はお着物でどうぞ!
お申し込みの方には3日以内に地図の入った詳細案内を送ります。4日過ぎても届かない方は、幹事宛てのメールが届いていない可能性もあります。
まだ、半分現役のようなことやっているので、LSC会員の皆さんと国内外のロングスティを楽しんだことはない。都合がつくときに、ロングスティは個人的に楽しんでいる。ただし、会員になっているお陰で、旅行された会員の皆さんからの情報が入るので、大変参考になっている。
ロングステイクラブは、国内外の旅を楽しむ方々の集まりではあるが、そう年中旅をしているとも思えない。旅にでていない間、仲間同士の交流を深めるために、いくつかの同好会が開催されている。そのなかのひとつに「お値打ちランチを食べる会」があり、すでに16回にわたり美味しい料理を味わってきた。今回の第17回「お値打ちランチを食べる会」は、大好物のうなぎの蒲焼きである。大好物とは、食べたあと「うまかった」と自然に言えるような食べ物なのかなと一人で思っている。うなぎの蒲焼きは、その通りであって、いつもうなぎを食べると「うまい」「うまかった」と自然に口からでる。そのうなぎを、上記したメール案内にある「名工のうなぎ職人の手になるもの」が食べられるというので迷わず参加申込みをした。
訪れたうなぎ屋は五代目「野田岩」という、うなぎ屋らしくない店名のお店ある。場所は東京タワーの直ぐ近く、お城のような店構えなので直ぐにわかる。中に入ると、大正時代の古い家でタイムスリップしたかのような感じを受ける。創業160年の老舗で、その五代目の金本兼次郎さんが店主である。この方は86歳という高齢であるが「生涯うなぎ職人」という本を出版され、80歳を過ぎてヒマラヤの山を登ったというすごい方である。我々のためにわざわざ、86歳になる店主の金本兼次郎さんがご挨拶にみえ、若い頃はフランスへよく行きフランス料理を食べたこととか、最近ではヒマラヤへ何度か出かけ、ヒマラヤでうなぎの真空パックを振る舞ったなど楽しいお話しを聴け、元気を頂いた。
その後、美味しい「うなぎ重」が参加者22名に順次出されいただいた。周囲に座られた会員の皆さんと楽しい談話をしながら、さすがここの“うなぎ”は美味しい!!といい合い、夢中で食べた。
案内メールにあったように、参加者の何人かの方は着物姿で来られた。着物姿はテレビや映画では見ることはあるが、間近で見る機会はほとんどなくなった。古風な家で、着物姿で食べるうなぎの蒲焼きは、さぞかし美味しかったのではなかろうか。明治生まれの母親は毎日着物を着ていた。小さな子供のころ、その母親の着物の下にもぐり込み、ひどく怒られたことを急に思い出した。
ランチ会終了後、今年のLSCの文化祭打合せのため、近所の喫茶店で30分ほど話しあう。その後、妻Makikoと大江戸線赤羽橋駅で別れ、一人で今日の午後5時で終了という東京ビックサイトで開催中の「計量計測展」へ向かう。ひずみゲージの共和電業という会社のブースがお目当てだ。現在、試作中の注射針2軸力変換器にこの会社の半導体ひずみゲージを使用するので、その特性について質問したく出かけた。帰宅午後7時。【2014.9.19】
写真1:うなぎ屋「五代目の野田岩」から東京タワーが真正面に見える
写真2:お城のような構えの「五代目の野田岩」正面玄関
写真3:店の中は古風で、まるで大正時代の料亭のようだ
写真4:86歳とは思えぬ「五代目の野田岩」の金本兼次郎さんのご挨拶
2014.9.20 自宅にて記す