毎回楽しみにしているLSC(ロングステイクラブ)の「お値打ちランチを食べる会」、早いもので18回を迎えた。今回ランチは、東京神楽坂「龍公亭」で創業明治22年の広東料理店。この店は、創業当初、すし屋としてスタート。当時としては珍しい本格的広東料理も振る舞う店として進化したようだ。神楽坂花柳界をはじめ地元に愛され続けた老舗である。現在は四代目が料理長を努め老舗の味を守っている一方、伝統に縛られず常に新しい挑戦を続けているという。エビ、イカ、豚肉。鶏肉、たけのこ、人参、椎茸、木耳、玉ねぎ、ピーマンなどの具材にカレースパイスを合わせた独特なルックス、中華カレーは「龍公亭」で大人気のメニュー。お値段はコーヒーつきで1600円(カレー1200円+ごま団子・コーヒー400円)である。 中華風のカレー味で珍しいし美味しいカレーであった。
明治時代の神楽坂界隈には、夏目漱石や松井須磨子など明治を代表する文豪や俳優が多く住んでいたという。龍公亨はこの時代に創業した。今の神楽坂は全国でも稀な逆転式一方通行となっていて、午前は坂上から坂下へ、午後は坂下から坂上への一方通行となっている。 地下鉄有楽町線飯田橋駅を出ると外濠通りと早稻田通りの交差点だ。外濠通り沿いに東京理科大学がある。早稻田通り入り口付近が神楽坂のようだ。神楽坂を登ると左手に毘沙門天がある善国寺、しばらくすると右に早稻田大学、左に学習院女子大学、さらに進むと山の手線高田馬場駅に出る。神楽坂は早稻田通りの一部で飯田橋から高田馬場へ抜けられることが地図を調べて分かった。 東京下町で生まれたが東京をほとんど知らない。この「お値打ちランチを食べる会」に参加しているお陰で、思い起こすと神楽坂、麻布、表参道、月島、銀座、日本橋、築地、東京駅などへ出かけてランチを食べ歩いた。この会に出席すると、ランチと同時に東京見物をしているような気分になる。郊外に住んでいると変わりつつある東京の様子が不明である。「お値打ちランチを食べる会」に出席することによって変化する東京を知ることができ、よい刺激が得られるのでとても良い企画だといつも感心する。これから東京オリンピックを迎えることもあって、東京はますます変化するのではなかろうか。ランチ会に出席することによって、その変化をこの目で見ることができるので楽しみだ。これも、東京が詳しいTさんはじめ幹事の皆さんのご尽力のお陰であると感謝している。【2014.10.24】 写真1:LSC関東支部長のKさんを中心に「龍公亭」入り口で記念撮影 写真2:いつも「お値打ちランチを食べる会」で大変お世話になるTさん 写真3:会員のSさんの自宅で収穫したという珍しいカボチャをプレゼントされる 写真4:なにやら楽しいゲーム?が始まるようでジャンケンポン、お楽しみ
2014.10.25 自宅にて記す |