まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2014/11/11 9:46:49|思い出
第18回 神楽坂で「お値打ちランチを食べる会」

  毎回楽しみにしているLSC(ロングステイクラブ)の「お値打ちランチを食べる会」、早いもので18回を迎えた。今回ランチは、東京神楽坂「龍公亭」で創業明治22年の広東料理店。この店は、創業当初、すし屋としてスタート。当時としては珍しい本格的広東料理も振る舞う店として進化したようだ。神楽坂花柳界をはじめ地元に愛され続けた老舗である。現在は四代目が料理長を努め老舗の味を守っている一方、伝統に縛られず常に新しい挑戦を続けているという。エビ、イカ、豚肉。鶏肉、たけのこ、人参、椎茸、木耳、玉ねぎ、ピーマンなどの具材にカレースパイスを合わせた独特なルックス、中華カレーは「龍公亭」で大人気のメニュー。お値段はコーヒーつきで1600円(カレー1200円+ごま団子・コーヒー400円)である。
  中華風のカレー味で珍しいし美味しいカレーであった。

  明治時代の神楽坂界隈には、夏目漱石や松井須磨子など明治を代表する文豪や俳優が多く住んでいたという。龍公亨はこの時代に創業した。今の神楽坂は全国でも稀な逆転式一方通行となっていて、午前は坂上から坂下へ、午後は坂下から坂上への一方通行となっている。
 
 地下鉄有楽町線飯田橋駅を出ると外濠通りと早稻田通りの交差点だ。外濠通り沿いに東京理科大学がある。早稻田通り入り口付近が神楽坂のようだ。神楽坂を登ると左手に毘沙門天がある善国寺、しばらくすると右に早稻田大学、左に学習院女子大学、さらに進むと山の手線高田馬場駅に出る。神楽坂は早稻田通りの一部で飯田橋から高田馬場へ抜けられることが地図を調べて分かった。
 
 東京下町で生まれたが東京をほとんど知らない。この「お値打ちランチを食べる会」に参加しているお陰で、思い起こすと神楽坂、麻布、表参道、月島、銀座、日本橋、築地、東京駅などへ出かけてランチを食べ歩いた。この会に出席すると、ランチと同時に東京見物をしているような気分になる。郊外に住んでいると変わりつつある東京の様子が不明である。「お値打ちランチを食べる会」に出席することによって変化する東京を知ることができ、よい刺激が得られるのでとても良い企画だといつも感心する。これから東京オリンピックを迎えることもあって、東京はますます変化するのではなかろうか。ランチ会に出席することによって、その変化をこの目で見ることができるので楽しみだ。これも、東京が詳しいTさんはじめ幹事の皆さんのご尽力のお陰であると感謝している。【2014.10.24】
 
写真1:LSC関東支部長のKさんを中心に「龍公亭」入り口で記念撮影
写真2:いつも「お値打ちランチを食べる会」で大変お世話になるTさん
写真3:会員のSさんの自宅で収穫したという珍しいカボチャをプレゼントされる
写真4:なにやら楽しいゲーム?が始まるようでジャンケンポン、お楽しみ

 
2014.10.25 自宅にて記す







2014/11/09 10:33:10|思い出
ミュージカル「雨に唄えば」

  今年の夏、8月15日に申し込んでおいたミュージカル「雨に唄えば」を鑑賞する時が来たので、11月6日澁谷東急シアターオーブで観てきた。このチケットは3ヶ月前に予約しておいた。ここのところ、猛烈忙しく、出かけることを忘れかけていたが、Makikoが覚えていて、催促してくれたので気がついた。
 
 いつもならS席だが、今回の「雨に唄えば」は倹約するつもりでB席にした。この席は、3階の一番後ろである。いつもなら忘れずに持って行く望遠鏡、遠視メガネを忘れて家を出る。なんとかなるかと出かけたが、なんともならなかった。それは、余りにも舞台から遠いため、字幕が読めない、舞台役者が動いている様子が分かる程度だ。望遠鏡、メガネ双方を忘れたのは失敗であった。音響だけは、スピーカーのお陰でよく聞こえた。
 
  目(字幕)がダメなら音(言葉)でなんとかなるかと思ったが、こちらもさっぱり分からずであった。人と向かい合いしゃべる英会話はなんとかいけるようになったと思っていたのだが。舞台でしゃべるミュージカルの内容(英語のおしゃべり)を聞き取れるようになるには、まだほど遠い。このような舞台あるいは映画の会話が聞き取れるようになろうと、これまで頑張ってきたのだが? まだまだ理解するにはほど遠いことが今回の「雨に唄えば」を鑑賞して分かった。
 
  舞台では雨が降る中で唄うシーンがある。驚いたことに、大雨を狭い舞台で降らせ、その雨の中で唄う「Singin’ in the Rain」のシーンが見ものであった(写真1参照)。舞台にたまった雨水を出演者達が靴で前の座席に届かんばかりにわざと派手に跳ね上げる。後で分かったことだが、前の座席の観衆にはあらかじめ、透明ビニールシートを配布してあったようだ。床にたまった水はすいとるようになくなる。その後、10人ほどが舞台に現れ一斉にモップで拭き取っていた。水の後始末があるためか、雨の中で唄うシーンは休憩のため幕を下ろす直前であった。それにしても、狭い舞台であのような大雨を降らせるのは素晴らしい。もちろん、「Singin’ in the Rain」の唄もだ。
 
  何しろ、3階最後部からは写真3のような格好で小さく舞台が見えるので、役者演技の細かい様子は不明。かすかに雨が降っている様子は分かる程度である。それでも、賑やかに踊るダンスと音楽は良かった。大がかりな舞台装置がないのに、あの狭い舞台空間で約3時間もの長い間演技する役者に敬服する。
 
  今日は、風邪をひいていて、咳がでるので開演中に近所の席に迷惑をかけるのではないかと心配であった。ペットボトルの水を抱えていたので、2回ほど小規模な咳がでた程度で、ご近所には迷惑をかけずに済んだ。帰路、池袋からバスで15分のところにあるかかりつけのササキクリニック主治医にお願いしておいた咳止めの薬を、クリニック近くの薬局で受け取り帰宅した。早くに薬を手にいれておけばよかったと反省している。【2014.11.6】
 
写真1:雨の中で「Singin’ in the Rain」を唄うシーンの宣伝広告
写真2:逆光で顔は写らない看板の前で
写真3:開演前の遙か彼方の舞台
写真4:劇場の窓から見える工事中の渋谷駅周辺
 
平成26年11月9日(日) 自宅にて記







2014/10/29 21:18:01|思い出
地中海式ダイエット・出版記念祝賀会

  主治医の佐々木巌先生が主催する「地中海式ダイエット食談会」は、今月で17回を迎えた。先生はウエルネス・ササキクリニックの院長で、ノルディック・ウォーキングのインストラクターとしてもご活躍である。我々患者に運動療法の指導も行っている。そのため、毎月患者としてクリニックにでかけ検診していただいている。その一方、月1度運動療法のノルディック・ウォーキングも都立城北中央公園において患者および先生を頼って参加された方々が院長、看護師さんからノルディック・ウォーキングの指導を受けている。この会の名前は城北ノルディック・ウォーキングクラブといい、毎月第4日曜日に城北中央公園内ほぼ4kmポールをついてウォーキングを行っている。その後は、参加者の皆さんと昼食を楽しんでいる。
 
 ノルディック・ウォーキングの他、季節毎に上記の地中海式ダイエット食談会を開催していただいている。この食談会が上述したように今月で17回を迎えた。この日は佐々木先生の「美味しくて健康的で太らないダイエットなら地中海式」という本がまもなく出版されることになっているということで、その出版祝賀会も兼ねている。こちらの会(地中海式ダイエット食談会)は、土曜日の夜行われ、地中海地方の生活様式やオリーブオイル、ワインの効用などの講演を毎回30分ほどしていただく。その後、食談会に入る。
 
 会場は、本郷にある「オステリア ココゴローゾ」というイタリアンレストラン。ダイエット食談会ということで、健康的で太らないイタリアン料理をいただく。今日の食談会は、出版記念祝賀会も兼ねているということもあって、講演は「地中海式ダイエット出版記念食談会」という本のタイトルで、その本の内容に沿ったお話しをされた。出版記念祝賀会ということもあって、ノルディック・ウォーキング関係者、先生の知人・友人、それにご家族も出席され、レストランを貸し切り、盛大に会が催された。地中海地方の住民は、この会のように親戚一同が一同に集まり、和やかに食事をするということを述べられ、先生が大変喜ばれていたのが印象に残る。【2014.1.18】
 
写真1:ノルディック・ウォーキングのお仲間とMakiko(レストラン入り口にて)
写真2:城北ノルディック・ウォーキングクラブから贈られた花束
写真3:ササキクリニック医院長 佐々木巌先生の講演
写真4:講演後の食談会(おしゃべりし笑うことは健康に大変よいとのこと)
 
2014.10.29 自宅にて記す







2014/10/25 10:27:50|研究・教育の思い出
講演無事終了

 愛媛県看護協会から講演を依頼され、与えられたテーマ「看護に活かすベッド周りの人間工学」の話しを無事終えた。聴講者は約100名。全員が愛媛県内で医療業務に従事している看護師さん達である。人間工学に興味を持つ方が聴講してくれたと思う。人間工学の知名度はあまりよくないのでアンケートで尋ねてみた。その結果、89名回答のうち、人間工学という言葉を知っている人はわずか2.2%で、聞いたことがある人が55%、知らない人は36%ということで多くの人が知らないということがわかった。
 
 人間工学という言葉は、工学という二文字があるので、物理・数学を使い、人間に似たロボットのようなことを学ぶのかというようなイメージをいだかれているようだとか、全く検討がつかないという意見が多い。
 
 人間が作った人工物は使う人のことを考え、安全で使い易い工夫がなされている。講演では、物は人間の機能に合わせて安全で使い易く作られ、それを使うと能率や効率が上がり安全である物が多いと話す。身近な応用には椅子や机、家具の類、自動車なら座席の座り心地、ハンドルの握りやすさ、アクセル、ブレーキの踏みやすさ、速度計の見やすさがある。また、サイドミラーやバックミラーの配置、冷暖房装置の操作ボタンの位置やサイズのデザイン、それにそれらを製作する過程での作業員の安全と能率にその応用がある。さらには、サイドブレーキをかけっぱなしあるいはシートベルトを装着し忘れて発進させると警報装置が働くようになっている。こうした、乗り物の安全性を確保するための工夫が各所になされているが、そのようなアイデア、工夫をだし実用化すことも人間工学の役割である。
 
 看護分野でいうなら、病室の照明、温度・湿度調整、窓のカーテン、ベッドの配置、高さ、幅、マットレスのクッション、枕の形状、その柔らかさや堅さなどが患者からみて人間工学的に工夫がなされている。一方、看護師サイドからみる人間工学は、作業しやすいベッド高さ、移動しやすいストレッチャー、身につけるナース制服や靴のデザイン、治療用の医療器具、患者の医療情報(バイタルサイン)を安全に得るための医療機器(ME機器)など、着やすい、操作しやすい、安全性が高く誤りを犯しにくいME機器のありかたなど各所に安全性や操作性が要求される。そのデザイン・工夫や製造過程、それらを使う分野などで人間工学が応用されている。
 
 看護師や介護士は腰痛を起こすことが多い。その原因はベッド周辺での前傾姿勢で患者のケアをするとか、重い患者をベッドから車椅子へ移乗する際に起こすことが多い。こうした脊椎障害を起こさないようにするために、ボディメカニクスという身体力学原理の応用がなされている。この分野は、力学や物理の話しが多いので工学の範ちゅうに入るので少々難しいと思われている。それをなんとか分かりやすくするため、模型を作り作図で示し、腰部に非常に大きな力がかかっていることを理解し、腰痛を起こさない工夫の話しを行った。
 
 帰りの松山空港で写真3を見た。パソコンと上着のトレーだけだが、保安検査ではポケットに入っている小銭入れ、万歩計、財布、名刺入れ、カードなど全てを出す。ナイフやキリなど刃物類は出さねばならないが、その他で出すべきものを表示してくれるとよいと思った。というのは、私の財布、カード入れ、万歩計など全部紐付きで衣服に落とさないようにピンで止めてあるからである。
 
 昨日ホテルで外国人に出会い、ひとときの英会話練習ができた。その時、街中で見る多くの人が紺色のスーツ着ているのでなぜか分からず不思議だという質問を受けた。サラリーマンの作業衣だと言った。今日、松山空港へ来て写真4のような光景を見たので、急に昨日の外人の質問が思い出され、なるほどと思ったのでシャッターを押した。【2014.10.24】
 
 
写真1:講演の様子
写真2:自作模型を持ち出し熱演
写真3:帰路、松山空港で見た分かりやすい表示(こうゆう工夫が人間工学の応用だ)
写真4:「紺色のスーツを身につけた人が多いのはなぜか」と昨日会った外国人に聞かれた。帰路、松山空港でその様子が確認できなるほどと思った。
 
2014.10.25 自宅にて記す







2014/10/24 9:12:39|研究・教育の思い出
道後温泉に来ています!

 朝六時半からの和ヶ原公園ラジオ体操会に小雨が降ったり止んだりしていたが参加し、体の調子を整える。9時半、Makikoと武蔵藤沢駅まで車できて駐車場に車を預ける。彼女は狭山ヶ丘駅で下車しコーラスのレッスン会場へ、Koichiは羽田空港へ向かう。明日、愛媛県看護協会から依頼された講演のため、前日である今日、飛行機で愛媛県松山市道後へ移動する。
 
 京急電鉄羽田空港国内線駅改札をでたところのスパゲティ専門店があったので昼食のスパゲッティを食べる。ANA松山空港へは午後2時25分発の飛行機で羽田空港から移動する予定だが、まだ、12時だからだいぶ早くに着く。手荷物検査を通ってからのところ空港ロビーにあると教えてもらい、そこで1時間半ほど時間調整をする。
 
 羽田空港は雨、松山空港は曇り。あらかじめ看護協会から郵送されたタクシー券を使い道後温泉街にあるホテル「メルパルク松山」に行く。ホテルチェックインカウンター近くでツアーガイドから説明を聞いている外国人ツアー集団がいた。説明を聞いていない男性2人がいたので話しかける。どんなグループかと聞いたところ「忍者ツアー」だという。参加者は世界中から来たようで、説明を聞いていない男性2人は奥さんがガイドの話を聞いているので暇だという。たまたま話しかけた外国人がアメリカ人であったので話しができた。この2人との英会話は、目下特訓中の英会話レッスンの一環だと思いこちらから話しかけた。ともかくだいぶ良く通じるようになったことが実感できる。ツアー参加者はアメリカ人の他オーストラリア人、フランス人など約20人のグループだという。これらの外国人は東京のどこかに集合し、ここ松山の道後温泉や姫路城など忍者が昔いたようなところを回るようだ。
 
 チェックインし部屋の鍵525号室を受け取る。夕食なしの宿泊なので、ホテルカウンタにて近所で食事できるところを聞いたところ、親切な男性職員がこのホテルから5分で夏目漱石や石川啄木が訪れたことで有名な道後温泉に行けるという。「道後温泉」正面横の道路を隔てたところに「すしまる」という郷土料理屋があるというのでそこを目指してでかけた。郷土料理以外に美味しそうな寿司もあったが「鯛めし」が店員のおすすめだというのでそれを注文。1550円と安い値段で美味しい夕食「鯛めし」を食べることができた。この「すしまる」は写真3の湯煙りの斜め前にあり、店内から蒸気が上がるのが見える。
 
 夕食の鯛めしを食べ、外へでると外国人の若夫婦がじっと道後温泉内へ客が出入りする姿を見ている。またまた英会話のレッスンだと思い、話しかける。この温泉に入ったかのかと聞くと昨日入って、今日また入りに来たという。彼らはフランス人。英語は私と同程度で、当地では市内のユースホステルに宿泊しているという。日本観光を1週間続けるという。温泉へ入るのに日本では素っ裸、ヨーロッパでは水着を着て湯にはいるようだが、日本の温泉に違和感ないかと聞くと男女が別なので平気だという。
 
 ホテルメルパルク松山に戻り、先のフロント係男性に郷土料理屋「すしまる」に行ったことの報告と教えてくれたお礼をいう。彼がいうには愛媛県は鯛が県魚だといい「鯛めし」はご当地では有名であることを教えてくれた。聞くところによると、県の魚として真鯛が選定されているそうだ。今日は、「鯛めし」が大変美味しかったこと、2回の英会話実習ができたことが印象に残る。
 明日は10時講演開始なので、その20分前に看護協会へ出向く予定だ。【2014.10.22】
 
写真1:道後温泉も前はいつも賑わっている
写真2:道後温泉玄関を背景に写真を撮る人が絶えない
写真3:道後温泉横にある源泉から立ち上る猛烈な蒸気で通る人が見えなくなる
写真4:「すしまる」ですすめられたク土料理「鯛めし」とツーショット
 
2014.10.22   愛媛県松山市道後温泉 メルパルク松山 にて