3月の末、娘の旦那が出張とのことでその娘と孫が2泊3日の予定で我が家を訪れた。普段静かな生活をしているので、小学1年で動き回る孫1人を相手に3日間過ごすとなるとどうなるか?1年間学校に通い共同生活をしてきたので、以前に比べたらお相手するのが楽になったと思う。嬉しいことに“おじいちゃんと風呂に入る”と言ってくれているので、きたら大サービスしなくてはいけないと思い覚悟して訪ねてくるのを待つ。 丁度、孫たちが訪れる日は、後期高齢者運転講習会の日で駅まで出迎えができない。駅から歩くと20分ほどかかるのでタクシーでくるようにと示指しておいた。講習を無事終え、終了証明書をもらって家に終え帰ると、孫は狭い庭の土を掘っている。聞くところによると花を植えるという。その花は私が講習でいない間にMakikoが孫をつれ花屋で買ってきたという。もうすぐ2年生になるので体も幼児から女の子に成長し、小さなシャベルを扱う動きはたくましくなった。今までない経験をしているようだ。土いじりが一段落すると花に水をやるというのでホースを準備させられる。最初は静かに花に水をやっていたが、それが済むと道路にノズルを向け、道路上で水遊びが始まる。そのうちに桜にも水をやるというので満開の桜に向けて放水。高く水流を上げたので自分にも雨のように降り注ぐ。それが面白くて、体はびしょびしょだ。 夕方になり待望のお風呂だ。以前は身体と髪の毛はわたしが洗ってやった。ところが、今では全部自分でできるといい、手を触れさせない。一緒に湯船に入ったわたしは湯船につかったまま孫が洗い終えるのを待つ。孫と一緒に湯船につかると、予め準備しておいたプラスチック注射器の水鉄砲で壁に貼りつけた薄い動物や数字の形をしたスポンジ玩具を水流の勢いで落とすゲームが始まる。こうして、楽しみにしていた孫娘との入浴だが、体も髪の毛も洗わせず、ただただ湯船で待機と水遊びの相手で、のぼせてしまい目がくらむ。 髪を洗ってあげたかったと孫に伝えるとおじいちゃんは「誰かが窓からのぞいたり、戸を開けたりしないように見張りしていればよいの!」という返事。ということで、孫との入浴は、湯船での遊び相手と窓の見張り役のためだった。【2015.3.31】 写真1:自宅前の見事な満開の桜の下で 写真2:桜の花に放水する孫娘 写真3:別のアングルから見た満開の桜 写真4:満開から1週間後の桜と路面に散った雪のような花弁 2015.4.9(木) 東横イン新幹線姫路駅南口 にて記す |