まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
ご近所散歩
 イリカイ・ホテルの裏にはラグーンが、そのラグーンに接するように「デューク・カハナモク・ビーチ」がある。このビーチはワイキキ・ビーチの西の外れにある。イリカイ・ホテルからラグーンにでて水際を歩いて行くと賑やかで華やかなワイキキ・ビーチにいたる。ワイキキといえば、アラワイ運河からカピオラニ公園周辺までを呼ぶことが多いそうで、その周辺一帯の海岸線がワイキキ・ビーチと呼ばれている。正確には、西からフォート・デラシー・ビーチ、グレイズ・ビーチ、ワイキキ・ビーチ、クヒオ・ビーチなど細かい名前が付けられているそうだ。
 
 山側に面したホテル玄関を出て、その近所を歩くと写真のような光景がみられる。アラモアナショッピングセンターまで徒歩15分ぐらい、そこへ行く途中にアラワイ運河があり橋がかかっている。運河沿いには細長い公園のような遊歩道がある。この遊歩道沿いに気功体操を行う場所があり、そこで毎朝7時から1時間ばかり運動をすることが日課となっている。
 
 12月はクリスマスシーズンなので、アラモアナショッピングセンター海側の入り口に毎年大きなサンタクロースのモデルが飾られる。各コンドミニアムでも入り口には、それぞれ争うかのようにデザインされたクリスマスデコレーションが飾られる。
 
 友人がホノルル市から借りているという家庭菜園を訪れると、信じられないほど沢山のバナナが鈴なりになっているバナナの木があり、珍しくてしばしみとれる。そうかと思うと道路際の思わぬところに椰子の実がなっていて落ちてこないかと通り際で心配しながら歩くところもある。上記の家庭菜園はアラワイ運河沿いなので、ボートを楽しむ人たちの姿も見られ、特に週末になるとボートの艇数も増え賑やかだ。
 日本が真冬で震えているという時期に、半袖姿で散歩ができる幸せを感じている。【2016年1月1日】
 
平成28年2月14日(日) 自宅にて記す







ホノルルのサンセット
 ハワイ州は虹が良く出るので有名で、別名「虹の州(Rainbow State)」といわれている。自動車のナンバープレートにも虹の絵が描かれている。また、美しいサンセットが見られるのでも有名だ。世界の三大サンセットは、バリ島(インドネシア)、マニラ(フィリピン)、釧路(日本)と聞いたことがある。ハワイのサンセットも美しいが、世界三大サンセットはそれにもまして美しいのであろう。ワイキキの浜では椰子の木を通してサンセットが見えるので格別なサンセット光景である。
 
 イリカイ・ホテル裏のラグーンから見るサンセットも人気があって毎日日没近くになると、どこからともなく多くの人たちがサンセットを見に集まってくる。太陽が沈むころまで釣りを楽しむ少年がいると思うと、日没に合わせて記念撮影をする光景もみられる。東に太陽が沈み、西にダイヤモンドヘッドのシルエットがくっきりと見える。遠方を通る大型船が沈みつつある太陽の真下に入り、船のシルエットが見える光景を何回か見た。それは印象に残るほどの素晴らしい光景だ。【2016年1月7日】
 
平成28年2月13日(土) 自宅にて記す







イリカイ・ホテルベランダからの眺め
  イリカイ・ホテルのベランダからの眺めを写真に収めた。10月〜3月まで雨期といわれる。12月はまさに雨期だが、だからといって雨が連日降るようなことはない。曇りや雨が比較的多いことは事実で、雨が降っても直ぐやんでしまい、晴れ間がでる。日本のような雨期という感覚はない。ヨットハーバーがお隣にあるので、週末になると海上を行き来するヨットがベランダから正面によく見える。遠くに大型船舶が航行している姿もたまに見る。近くにはラグーンが見える。
 
 このラグーンは、伝説のサーファー、デューク・カハナモクがヒルトンのカリアタワー付近で育ったことにちなんで命名されたそうで、DUKE KAHANAMOKU BEACH & LAGOON(デューク・カハナモク・ビーチ&ラグーン)といわれている。砂質、水質、水温、騒音、衛生、保安など50の評価項目について調査し、その年のビーチトップ10を選ぶ「全米ベスト・ビーチ」で、2014年のNo.1に輝いたという有名なラグーンである。このラグーンは1950年代にハワイアン・ビレッジ(ヒルトンが1961年から経営)の開発計画の一環として造られたそうだ。最先端の水循環装置を使い水質を保っている。波が立たない海水プールだから、水際での水遊び、砂遊びが安心して出来る。カヤック、足こぎボート、スタンドアップパドルをレンタルできるので、子連れの宿泊客で毎日賑わっている。ヒルトンの宿泊客以外でも自由に出入り可能で、ラグーンで泳ぐことも出来る。ハワイに来ても泳ぐことはほとんどない。それでも、一昨年きたときに、イリカイ・ホテル側からヒルトンホテル側まで泳ぎわったことがある。100mあるかないかというほどの短い距離だが、まだ、泳げるという自信にはなった。【2016年1月1日】
 
平成28年2月11日(木) 自宅にて記す







花火が見える部屋
 イリカイ・ホテルの様子は前回紹介したので、今度は部屋の中を紹介する。コンドミニアムとホテルの違いは、部屋の中で料理ができるか出来ないかがまず大きな違いかと思う。我々が借りるコンドミニアムは、料理が出来るようにレンジ、電子レンジ、トースター、大型冷蔵庫、食器、コップ、包丁、スプーン、ナイフなどの台所用品を始め、普通に生活するに困らない、家具、台所用品すべてが揃っている。問題は、誰が料理するかであって、我々のところでは出来上がっている食品を求めることが多い。もしくは、外食である。選択は、各階に洗濯室があって、大きな自動洗濯機と乾燥機が2台置いてある。面倒なのは25セントコインが一回の洗濯で10枚($2.5)必要、そして乾燥機に同じく10枚($2.5)、それに自動販売機の洗剤に5枚($1.25)と柔軟剤に5枚($1.25)いる。合わせて25セント銀貨がなんと30枚($7.5)ないと洗濯ができない。
 ホテルと違い、部屋には掃除する人の出入りはない。掃除が必要なら頼めるが頼んだことはない。1ヶ月の滞在だし、自分の部屋であるし掃除機もあることなので我々が床の掃除、あるいはシーツやタオルは上述の自動洗濯機で毎週一回洗濯している。
 
 部屋は広く、ダブルベッドとソハーが置かれた寝室と居間を兼ねたワンベッドルームである。キッチン、シャワー・トイレ・洗面所が一緒になっている部屋、ベランダがある。壁と洋服入れドアの全面が鏡となっているのでとても広く見える。写真に見るように部屋から海とラグーンがよく見える。おまけに毎週金曜の夜7時ごろ打ち上げる花火がベランダ越しに真正面に見える。この花火はお隣のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパがラグーンで打ち上げていると聞く。この金曜の花火が有名になり、今では金曜日になると金曜特別のディナークルーズもあって、沖合に停泊し食事をしながら花火をみているようだ。花火が打ち上げられる少し前に、右側から大型クルーズ船が横切るのが見えるので、そろそろ花火打ち上げの時間だとわかる。左に消えしばらくたち暗くなった頃、先ほどのクルーズ船が左から右へゆっくり戻ってくる。クルーズ船がベランダから見え始めると、そろそろ花火が打ち上がるのでベランダに出る。こうして、毎週金曜日は写真のような打ち上げ花火を見ることができる。昼は海上に浮かぶヨットやサーフィンをしている人たち、週一回だが花火も見えるというなんとも贅沢な部屋に滞在している。海を見ながら仕事し食事ができる環境なので、このイリカイ・ホテルが気に入り、4年目の滞在を先月終えたところだ。
 
 毎年、借りる部屋は異なる。昨年の部屋は持ち主が日本人であったようだが、今年の部屋は外人のようだ。戸棚に残された私物の横文字図書が沢山あったことでわかる。トイレ回りで困ったことがあった。それは、男子が用を足すときに持ち上げる便座が、用足し中に落ちてくる。調整したがうまくいかないので、メカニックにきてもらった。彼も苦労したようだが、便座ごと交換しない限りなおらないといい、写真のような黒のマジッククロスを接着材で止め、なんとか便座は落ちなくしてもらった。毎回面倒だがその都度、便座をマジッククロスで止めて用足ししている。メカニックを要請したのは、あと二回ほどある。そのひとつは、ベランダと部屋との間の大きなガラスドアである。このドア金具の鍵ネジが緩んできた。ドライバーは部屋にはないので、貸して欲しいといったら、直ぐにやってきて絞めてくれ解決。もう1件は、台所のシンクで食器を洗った水が流れなくなった。早速、メカニックをよんだところ、水回りで詰まったときに使うながい金属ロープを回しながら、排水管に入れていったら、直ぐに水は流れるようになった。こうして、トイレの便座、ガラス戸の鍵、シンクの水問題と5週間滞在中に3回も修理のためにメカニックと称する男性にきてもらった。ドライバーを借りにいった時に入った部屋は、まるで東急ハンズの金物売り場のように、工具を始め、修理用部品が沢山壁に要領よく並べてあった。聞くところによると、この修理道具を置いてある部屋は管理会社が所有していて、メカニックと呼ぶ職員も働いているとのこと。考えてみればわかるように、1,000室近くあるイリカイ・ホテルであるから、どこかの部屋で、水漏れがあった、鍵が開かない・閉まらない、電気が点かない、テレビ・WiFi・電話が作動しないなどの苦情が入る可能性は高い。こうした問題に対処するのは、部屋や設備の故障やクレームに対処するためのメカニックという専門職員がいて、直ぐに役立つ工具や修理部品を揃えておく必要はある。さもなければ安心して、我々は長期滞在をすることは出来ない。今回のロングスティでは、運悪く3回もメカニックのお世話になり、直ちに不具合が起きた問題を解決してくれた。
 
 写真に示したトイレット・ペーパーは、トイレット・ペーパを保持する金具が珍しいので写真に収めた。ステンレス製の立派な金具で、片端が回転する太めの棒にロール紙を通すだけで簡単にトイレットペーパーがセットできる。ちょっとした珍しいトイレットペーパー用具だ。【2016年1月1日】
 
平成28年2月9日(火) 自宅にて記す







イリカイ・ホテル(コンドミニアム)
 イリカイ・ホテルは、ワイキキとアラモアナ・センターのほぼ中間に位置する比較的大きなホテル兼コンドミニアムで、26階建全968室ある。住所は「1777 Ala Moana Boulevard, Honolulu, HI 96815」、直接海岸には繋がっていないが、ほんの100mも歩くと砂浜に出られる。正面玄関はAla Moana Boulevard通りに面し、裏側には道路を隔てて沢山の小型ヨットが係留されているアラワイ・ボート港がある。正面玄関前には公営のTheBusとトロリーのイリカイ・ホテル前停留所がある大変便利なところだ。この施設はホテルとコンドミニアムが併設されているが、普通イリカイ・ホテルと呼ばれている。宿泊代は、1ヶ月以上の長期滞在になると1泊当たり$100前後、数日の短期宿泊だと倍近くになると聞く。
 
 5年前に5泊6日のツアーでホノルルを訪れ、イリカイ・ホテルにコンドミニアムもあるというので、直接コンドミニアムを取り扱っている「MARINA HAWAII VACATIONS」という会社を訪れ交渉したのがきっかけで、それ以来4年間毎年12月に1ヶ月と1週間、つまり5週間のロングスティでお世話になった。それ以前は、毎年ヨーロッパにでかけ20日〜40日の間、列車で移動する旅をしてきた。例えば、長い旅では、スペインからフランスを通ってイギリスのスコットランドのアバディーンまで40日間かけて旅をした。また、あるときはイタリアのローマに入り、シチリア島まで列車で行き、シチリア島から船でナポリに戻り、そこからスイスを通ってドイツのベルリンまで列車で40日かけて移動したこともある。
 
 こうした旅は体力がいることと、結構いろんなヨーロッパ諸国を観光してきたので、歳を考えあまり動かないですむロングスティとしてハワイを選び、出かけはじめて4年が過ぎた。今年のハワイロングスティは先月1月8日に帰国したばかりだ。今年も年末行きたいと思い、11月26日から12月27日までの予約をして帰国した。先月まで泊まっていた部屋は、812号室であったが、今年の年末の部屋は914号室の予約がとれ、その部屋を見せてもらい予約金も支払ってきた。今年も含め、これまでお世話になったイリカイ・ホテルとはどんなところでどんな特徴があるかを簡単に述べる。会社はイリカイ・ホテルの1階にあり日本人スタッフが3人いるようだ。皆さん英語が堪能なので、日本人かどうかわからないこともある。部屋の様子や値段、希望滞在期間とその間の空きがあるかどうかなど、即座に教えてくれる。部屋が空いていれば、中を見せてもくれる。海側、ヨットハーバー側、山側で値段が異なり、また、ハイシーズン、ローシーズンかの時期によっても異なる。12月はホノルルマラソン、クリスマスの時期かと思うのでハイシーズンのようだ。航空運賃もマラソン、正月時期は極端に高くなる。マラソンの後に開催される10km・レース・デー・ウォークに参加したいこととクリスマスを外国で過ごしたいことで。これまで12月にこだわって滞在してきた。
 
 今年はMakikoの誕生日が11月28日、10km・レース・デー・ウォークが12月11日(日)、クリスマスが12月24日、それに毎日の気功体操をするためということで、お祝いと健康増進のためにという名目立てて出かけることにしている。
 
 過去4年間お世話になったイリカイ・ホテルの様子を写真で紹介する。写真中央の星形のような建物がイリカイ・ホテルである。その後ろの方にイリカイ・ホテルより大きいヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパという大きなホテルがある。ここイリカイ・ホテルでは毎日夕方になるとトーチに火を灯す赤い衣装を身につけたおじさんがホテル中庭や周辺にあるトーチに松明のような火のついた棒を持って、裸足であるいて点灯する。玄関正面にはガードマンが常時座っていて、不審者を監視してくれているので安心だ。ガードマンがいないすきにKoichiが座り、しばしの間ガードマン役を演じた。大きなホテルではフラダンスショーが行われるところが多い。イリカイ・ホテルでも金曜日と日曜日の夕方から1時間ほど、フラダンスショーや歌と音楽を演奏する(写真左上から2枚目)。普段は中庭で演奏するのだが、この日はめずらしく雨で建屋内で演奏した。ホテル内にはコンビニエンス・ストア、ハワイアン衣装点、ハワイアン工芸品、レストラン、コーヒーとパンの店がある。クリスマスシーズンになると、中庭はライトアップされ、大きなクリスマスツリーが飾られる。これらの様子は、すでにブログで紹介した。日本人は比較的少なく、寒いカナダあるいはアラスカから来る人が多い。英会話を学習中なので、英会話の実践の場として勇気がいるがとても都合がいい。部屋については次回紹介する。【2016年1月1日】
 
平成28年2月8日(月) 自宅にて記す