まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
ロイヤル ハワイアン バンド 【Royal Hawaiian Band】
  ロイヤル・ハワイアン・バンドは、カメハマハ3世によって1836年、つまり180年も前に設立された由緒正しいバンドである。このロイヤル・ハワイアン・バンドが毎週金曜日の12時から1時まで演奏会をイオラニ宮殿(Iolani Palace)の戴冠式台のまわりで、演奏するということ知り、毎年出かける12月の1ヶ月少々のロングスティの間、金曜日の演奏を毎週聴きに行っている。毎回、かぶりつきのように間近で演奏を聴くので、指揮者のブライトさん(Clarke Bright)と目があうことたびたび。最近では、演奏を聴きにイオラニ宮殿へ行く度に「今年も素晴らしい演奏を聴きに来たのでよろしく」と挨拶を交わすようになった。また、小さな日本の美しいカレンダーをプレゼントするという習慣にもなった。
  このバンドは、毎週金曜日のイオラニ宮殿のほか、カピオラニ公園バンドスタンド(日曜日)、アラモアナセンターステージ(水曜日)、それに12月のクリスマス音楽会をダウンタウンにあるハワイ劇場で開催している。イオラニ宮殿内の芝生に座り、ハワイアンミュージックとフラダンスショー、クリスマスソングなど数々の優雅なバンド演奏を毎週楽しませてもらったいる。ハワイ在住の友人に、ロイヤル・ハワイアン・バンド演奏会に毎週でかけていると話すと、バンドの追っかけになったね言われる。我々もそうなったと思っているほどに演奏会を楽しんでいる。
 写真中央はホノルル市役所支所へTheBusの手続きをしに行ったとき、ハワイ王宮の写真が展示されていたので撮したもので、服装からして相当昔のローヤル・ハワイアン・バンドの姿である。その右横の英文字の冊子は、毎回無料で配布される演奏のプログラムである。団員の服装は真っ白で腰に真っ赤な帯を付けている。アラモアナ・センターステージでの服装はアロハシャツ姿で演奏する。男女の専任歌手数名、それにフラのダンサーが1人かならずいてフラダンスを披露してくれる。演奏開始の合図は3人のホラ貝の音で始まり、アロハオエの演奏で全員起立し一緒に歌い演奏会が終わる。2016年1月1日】
 
平成28年2月26日(金) 自宅にて記す







ワイキキ・ビーチの美しいサンセット
   住んでいるイリカイ・ホテルから、ワイキキまで徒歩20分ぐらいでいける。海岸線に沿っても行けるがバスも通っている。ワイキキで買い物をしたり、散歩していたりしていたら丁度サンセット直前の光景に出会った。太陽がまだ高い位置にあったころは、人の後ろ姿がはっきり見えた。
 
 太陽が沈むにつれ、人の後ろ姿はシルエットに見えるようになる。太陽が完全に沈むと街路灯の明かりで人影が見えるだけで、写真で見えた光景は真っ暗闇となる。こうした光景が毎日見えるので、ハワイの人気は衰えないのではなかろうか。【2016年1月1日】
 
平成28年2月22日(月) 自宅にて記す







ホノルルマラソン後のレース・デー・ウォーク(10km)
 毎年12月の第2日曜日にホノルルマラソンがある。今年(2015年)のホノルルマラソンは12月13日(日)。マラソン選手たちが出発した直後の午前5時25分に我々が参加したレースデーウォーク(10 km)は出発する。このレースデーウォークに参加するには、あらかじめ参加申し込みが必要である。その参加費は現地申し込みで$80だ。日本で5月下旬から10月上旬までに参加を申し込めば6,000円、10月上旬から11月上旬までなら7,000円、ホノルル現地受付(最終)12月9日〜12日までなら$80と、レース日が迫るほど参加費は高額になる。
 
 ところが、ネットでホノルルマラソンイベント情報を見ていたら、以下のコメントが目にとまった。
<※ 大会当日の年齢が、7歳以下または80歳以上の方は無料です。ただし、参加記念Tシャツのご用意はありません。参加記念Tシャツを希望される場合は、別途費用(日本事務局受付2,500円)が必要となります。無料で参加される方も登録は必要ですので、レースデーウォークエントリーフォームにてお申し込みください>
 
 今年は丁度上記参加費が無料の年齢に達したので、ぜひ参加したく思いホノルルに到着後、現地登録を済ませ、レースデーウォークに参加し、無事完走できた。10 kmウォーキング時間は、正確ではないが2時間半ほどであった。聞くところによるとフルマラソン42 kmを走って1位となった選手の成績は、2時間11分45秒ということで、我々の約4倍以上の速さで走っている。大まかだが、マラソン参加者数は約3万人、レースデーウォーク参加者数はその1/10の約3,000人と聞く。
 
 フルマラソン、レースデーウォークのため、出発地点のアラモアナ公園沿道には沢山のトイレが準備されている。写真左上から2番目の青色の箱が沢山並べられてあるのがそのトイレだ。参加者には親子ずれの一家、お年寄り、車椅子、仮装した人(写真下)、恋人同士と幅広い年齢層の人たちが参加している。主催者側のボランティアの人たちが、沿道で水やスナックのサービスをしている。投げ棄てられた紙コップの後始末もボランティアが行っている。そうかと思うと高校生が沿道で楽器演奏(写真中央上)をし、我々参加者の応援をしてくれている。また、JTBやHISなど旅行会社の職員の方々も沿道で応援してくれている。1 kmごとに写真右のような歩いた距離がわかる表示板が置かれてある。参加者は写真左側のようにのんびりした歩き姿で、レースデーウォークを楽しんでいる。参加者の安全確保のため、パトロールカー、警察官が沿道に配置されているので安心して歩ける。テロ対策のためかと思われる警察犬のパトロールも行ってくれている。こうした環境の中で、無事10 kmを完走した喜びは大きい。今年もレースデーウォークに参加する予定で、年末まで健康には十分気をつけるつもりでいる。【2015年1月1日】
 
平成28年2月21日(日) 自宅にて記す







気功体操の仲間
 前回のブログで気功体操の様子を紹介した。マスター(先生)が会場に現れるまで、参加者お互い立ち話をしている。写真に見るように参加者は、現地で生活している人がほとんどであるが、中には毎年、半年間だけホノルルに滞在するためにカナダからやって来るという夫婦、我々みたいに暮の12月の1ヶ月だけホノルルに滞在し、気功体操会に加わるという者もいる。また、通りがかりに急に参加する人もいるし、ホノルルに住んでいるが親兄弟など家族の人がハワイに来たので、この気功体操会に連れてきたという人もいる。
 
 仲間とは基本的には英語で会話しているが、中には複数人の中国人、韓国人、日本人がいるので、同一言語を喋る人たちが集まると、その国の言葉で話しあっている。去年12月に参加したある日、運動を行っている公園内で、我々が参加してから初めて、皆が食べ物、飲み物などを持ち寄り、立食朝食会を開いてくれた。こうした持ち寄りの食事会は年に何回か開いている様子だが、我々が参加出来たのはその時が初めてであった。そのため、普段立ち話であまり喋ることのない人たちとも話しが出来、彼らからハワイに長年住んでいるが、出身はドイツであるとかカナダであるなどのことを話してもらえた。韓国、中国、日本の方が複数人いるが、アメリカ、カナダ、オーストリア、ドイツ、ベトナムなどが出身国であるという人たちが集まっているインターナショナルな気功体操会である。
 
 我々は1年1回12月に訪れるだけだが、滞在中毎日参加しているので、いつのまにか気楽に話せる仲間が増えた。中には、元ハワイ大学の教員をしていたというご主人と奥さんにも出会え、専門分野が近いということもあって彼らと話しをする機会が増えた。自宅に招待される、素晴らしい景観スポットへ案内される、ダウンタウンへ食事に連れってくれる、帰国時にはホテルからホノルル空港まで送ってくれるなどなど、彼らの親切な行為に甘えている。【2016年1月1日】
 
 
平成28年2月21日(日) 自宅にて記す







気功体操にとりつかれた!
 ハワイでロングスティをするようになり4年が過ぎた。ブログに何回か投稿した気功体操(現地では気功と言っているが、我々夫婦の間では気功体操と呼んでいる)は、我々夫婦にとってとても有益で体調をよく整えてくれるので、ハワイでロングスティに行く目的のひとつになった。すでに何回かブログで紹介したが、ここに改めてその様子を写真で紹介する。ただ、動画でないので、行っている気功体操の手順などは不明だし、気功そのものを理解していないので気功の解説は出来ない。ただただ、日本で行っている朝のラジオ体操のハワイ版と思って、我々は参加している。
 
 マスターと呼んでいる気功体操の先生(写真中央と左右)はいるが、そのマスターは指導をするわけでもなく、手足の動かし方を教えるわけでもない。ただ、朝7時という時刻になると現れ、手を伸ばし静かに上下に身体を動かし始める。我々参加者もその動きに習って、手をさしだし身体を上下させる。その後、順次手を挙げたり、両手を左右に大きく振ったり、そうかと思うと真上に両手を挙げ天井の電球を取り付けるような恰好で手指を左右に回すように振る。両手両腕の動きが終わると、下肢の動きに移る。下肢を左右前後に振るように動かす、大きく片足を挙げながら回す。体幹を反らしたり、前屈して左手を右足に付けたりする。それが終わると今度は右手を左足に付ける。続いて写真中段左のように左手と右手を背部で組み、上体を大きく後ろ前に反らす。最後に、首を前後左右に激しくまげたりひねったりする。写真ではラジオ体操のような恰好で比較的ゆっくりした運動のようにしか見えないが、ゆっくりした動きと激しい動きが交互に行われ、一生懸命にやると身体中汗ばんでくる。
 
 こうした運動(Exercise)を約1時間行う。終わると、長居せずマスターはさっさと家路につく。我々参加者もそれぞれ細長い公園を左右にわかれ「See you tomorrow!」の一言を交わし家路につく。参加者の国籍はばらばらで、ハワイ在住の日本人が2名いるが、あとはアメリカ人、カナダ人、韓国人、中国人、ドイツ人他でいろんな国の人たちが集まって仲良く気功体操をしている。参加者の何人かは、通りがけに参加している人もいる。参加は自由である。この気功体操が終わると、身体の全ての筋肉を動かしあらゆる関節に油を注いだような気分になり、人に言えないほどの心地よさを感じる。帰国が迫ったとあるイリカイ・ホテルの日本人ロングスティヤーに気功体操の話しをしたら、夫婦で参加してもいいかとうので、一緒に参加したことがある。参加したところ我々夫婦が味わったような身体の心地よさを感じたといい、帰国するまでの1週間は毎朝一緒に気功体操に参加した。
 
 妻Makikoはあまり動的に動かない人で、初めて気功体操に参加した4年前、続くかどうかが心配であった。その心配は無用、一回参加したら明日も是非行こうと彼女から言い出す始末だ。それ以来、4回ハワイでロングスティをし、その都度40日ほど滞在してきたが、1日も気功体操を休んだことはない。休まないというのは嘘で、12月第二日曜日に開催するホノルルマラソンの日に行われる10km・レース・デー・ウォーク参加のために休んだことがある。この日は、朝5時半に出発し、10 kmを約2時間半で歩くという日なので、やむを得ず気功体操を休んだ。いずれにしてもホノルル滞在中は、1日たりとも休まないほどに気にいった気功体操である。こうして、まじめに参加した効果は、帰国後の健康維持に繋がっているようだし、猫背のMakikoの背中が心なしか真っ直ぐになっているような気もする。さらに、一時期であるが細身になったようだが、帰国後1ヶ月もすると、出かける前の体型に戻った。
 
 こうして、大変気に入った気功体操に出会えたお陰で、ハワイでロングスティする目標が持てるようになった。人からハワイでなにしているのとよく聞かれることがあるが、最近は「10km・レース・デー・ウォーク」と「気功体操」に参加するためにハワイに行くと言うことにしている。こうした行事に参加する意欲があり、参加しているお陰で、後期高齢に達したにも関わらず、手足・腰・口・頭・内蔵は元気に動き続けている。そのためもあって、今年もいくつかの看護専門学校から非常勤講師の依頼を受け、こころよくその依頼を引き受けたところである。4月から始まる新学期から学生に役立ち、喜ばれる話しをする予定にしている。【2016年1月1日】
 
平成28年2月15日(月) 自宅にて記す