まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
ロングスティ中に何を食べてるの!
 海外旅行に行くと外食が多くなる。ハワイロングスティ中のコンドミニアムには鍋・釜・食器類・ナイフやフォーク、電子レンジ、冷蔵庫、パン焼き器など食生活ができる台所用品は全部揃っている。だが、外食と持ち帰り食品でコンドミニアムにて食べることが意外に多い。よく、おいしいものを沢山食べているでしょうといわれるが、写真に見るような質素な食生活である。
 
 レストランへ行けば、何を食べるかにもよるが、2人で$50〜70はかかり、それにチップ15%〜20%が上乗せされる。自宅(ホテル)で食べるなら、その半値以下で済ませることが出来る。最近、食が細くなってきせいで、1人前の寿司あるいは弁当を買い、2人でシェアして食べることが多くなった。これまで、レストランに入り2人前注文し、食べきれなくて往生したことが何回かある。内容にもよるが、最近では食べ残したものを“Can I have a takeaway container?”といって、持ち帰り容器をもらい持ち帰るようにしている。
 
 2度ほど入った日本でも流行っている丸亀製麺がワイキキにある。いつ行っても行列ができているほどに人気のうどん屋だ。お値段も定番の「釜揚げうどん」、「ざるうどん」が$3.75と安くて美味しくて早いので人気のようだ。トッピングにエビやイカの天ぷらを注文すると直ぐに倍の$7〜$9に跳ね上がる。イリカイ・ホテルからワイキキまで、ちょっと距離があるのでたまに昼時に前を通ったときに寄る程度だ。近いところのレストランといえば、和食の「誠心」というレストランがイリカイ・ホテルから徒歩3分のところにある。ここでは、ランチタイムで海鮮丼とにぎり寿司セットが$10前後、ラーメンが$7.5である。ディナーになると海鮮丼は$20と倍になるし、刺身類は$25〜$30とお高くなる。
 
 いずれにしても夜のレストランへはまず行かず自宅で食べる。イリカイ・ホテル中庭にレストランがあり、ここでパンケーキをテークアウト出来る。このパンケーキを注文するのも2ピースか4ピースかと聞いてくるので、始めてのとき4ピースを注文したら、大きなパンケーキが4層になったものが出てきて驚いたことがある。それに甘さ濃厚な蜜がたっぷりついてくる。その後注文するときは、プレーンのパンケーキ2ピースを$5で求めている。イリカイ・ホテルにはレストランの他にコーヒーショップもある。ここで、サンドウィッチ1個とコーヒー2杯を$14ほどで求め、2人で朝食をシェアして食べることもよくある。テークアウトして、海の見えるベランダで食べることも多い。【2016年1月1日】
 
平成28年3月8日(火) 自宅にて記す







ハワイで買い物と食事
 ホノルル市内で生活する場合、住を確保出来れば、衣食には全く困らない。何しろ、半袖半ズボン姿でバスに乗り、何処へでも行けるので身につけるものはそれほど気にしなくてもよい。ちょっとしたもので安価なものであるなら、ロス(ROSS)という大きな衣料品店がワイキキ、アラモアナショッピングセンター近く、ダウンタウンのチャイナタウンにある。ここに来れば、履物をはじめとして日常生活で困らない衣服はそろう。
 
 コンドミニアムには鍋釜皿などの台所用品が揃っているのだが、食べるものに関しては、主婦業から開放されたものとMakikoは思っているのか、日本にいるときのような美味しい料理は出てこない。簡単な食事なら、近所に日本、イタリア、中国、インドなどのレストランがあるので、そこで間に合う。安上がりの食事なら、ABCストアに行けば、サンドウィッチ、パン、ハム、チーズ、お握り、寿司、各種サラダ、バナナ、リンゴ、ナッツ、インスタント・ラーメン、うどん、ソバ、アルコール、清涼飲料水など、食生活に困らない食料品が沢山揃っている。このABCストアは日本のコンビニエンス・ストアと同じだ。違うところといえば、ムームー、アロハシャツ、サンダルなどハワイ独特の商品が置かれている点だ。また、木製鍋敷き、コップ置き、マグカップ、チョコレート、ボールペンなどハワイの土産品など結構豊富な品数が置かれているところは、日本のコンビニエンス・ストアと異なる。この便利なABCストアは、市内の至る所に散在しているので、多くの観光客にとって有り難い存在である。イリカイ・ホテル周辺にも1、2分で行ける距離に3件ものABCストアがある。イリカイ・ホテルお隣のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパの中にもABCストアはある。
 
 ショッピングセンターへ行けば、フードコートといって、簡単な食事ができる店が派手な電光板を光らせ軒を連ねている。そこへ行けば、中華料理、ピザ、パスタ、ラーメン、餃子、焼きそば、野菜炒め、カレーライス、弁当、お握り、大福やおはぎなど和菓子など店によって得意とする料理を提供している。値段も安い。食べる場所は、店舗の前に机と椅子を並べた広い空間があるので、そこで食べる。入れものは紙容器なので、使い捨てだ。持ち帰りも出来るので、好きな食べ物をテークアウトし、ホテルで食べることも可能だ。アラモアナ・センター内には白木屋があって、そこでは日本のデパートの地下で売られているお弁当、漬け物、惣菜などの食料品が手に入る。白いご飯、お赤飯も買えるので、それと惣菜を買って持ち帰るなら料理する手間は省けて、日本式食事ができる。
 
 ワイキキビーチやアラモアナショッピングセンターは行けば、免税店があるので、高級品を手に入れることも可能だ。クリスマス・シーズンになると、バーゲンセールが各店舗で始まるので、この時期はちょっとした衣料品や靴などを安く入手するチャンスである。このバーゲンセールをあてにして、日本から買い物に来る人がいるようだ。日本の床屋QBのような床屋もあり、カットだけだが$14でさっぱり出来る。【平成28年1月1日】
 
平成28年3月7日(月) 自宅にて記す







ハワイで見た珍しい車輌
  ホノルル市内を散歩していると日本ではあまり見慣れない車輌に出会うことがある。何百もの部屋を有するホテルやコンドミニアムのビルが乱立するホノルル市、その中で生活する人たちが出すゴミはどのように処理されるのか常々気になっている。ビル高階に住んでいる我々のホテルには、エレベーター脇に倉庫見たいな部屋がある。その部屋内部に緊急用、あるいはビル内を掃除する作業員専用のエレベーターがある。その部屋内エレベーター脇にゴミ置き場があって大きな容器がおかれてある。この中に、ゴミを分別せずに入れることができるようになっている。
 
 写真の上段と中央のやや大きめの写真は、たまたま早朝、気功体操に行った帰りに出くわしたゴミ収集車である。大型車の運転手が1人、白い小型車に1人の運転手が乗っていて、小型車がビル内に入り、赤色のキャスター付きゴミ箱をビル内から運んで出て来る。小型車はバックして、ゴミ箱を路上で待ち受けていた大型車の金属の両腕に受け渡す。受け取ったゴミ箱を持ち上げ、後部にある大型車のゴミ入れに放り出すようにゴミを入れる。これでゴミは回収され、後はゴミ箱を受け取ったときの状態に戻す。小型車はバックしてそのゴミ箱を受け取り、前進しビル内の元あった場所にゴミ箱を戻す。こうして、機械の力を借りてゴミの収集は行っている。
 
 左端の黄色い自動車の写真は、消防自動車である。ハワイの消防自動車は赤色ではなく、黄色である。それも高層ビルが多いからかと思うが、ハシゴ車の長さも結構長い。後部に運転席かと思われる席があるが、どうも長いハシゴを使うときに操作するハシゴ操作の運転席のようだ。消防自動車の下の写真は小型救急車。普通に使われている救急車はもう少し大きく、日本の宅配便自動車のようにボックス型で、色は白である。日本の救急車と違うところは、サイレンの音がやかましく、緊急時に点滅させる赤ランプの輝度は大きく、遠くからよく見える。消防自動車の下の写真は小型救急車だが、後ろから見たところ緊急時のフラッシュライトの数が多いのに気がつく。
 
 小型救急車の右は市民の足であるTheBus。そのTheBusの全面に自転車を乗せることが出来る。自転車の取り付け取り外しは乗ってきた客自らが行う。この市営バスは停車すると乗降階段が10cmほど下がり、乗り降りが楽になる。また、車椅子の客が来ると、乗降口にある鉄板が大きく回転し路面から車内に車椅子が入り易いようなブリッジが出来上がり、乗降が楽にできる。車椅子が中に入ると、一部の椅子が持ちあがるようになっていて、一時的に車椅子の駐車スペースが確保出来る。そして、車椅子が動かないように車輪のロック機構も準備されてある。日本では目的地の降車手前で降りる合図を押しボタンで行う。ハワイのTheBusでは、降りたい停留所の手前に来たら、窓際に張られてあるロープを引く。すると「Stop Requested」というサインが表示される。これで次の停留所には停車するなということがわかる。
 
 TheBusの右の写真は、ホノルルで有名な観光トロリーである。このトロリーはJTBとかHISなど運営会社、また、路線によって色や形が異なる。このトロリーは、観光用でホノルル市内に限られている。マウイ島全域をカバーするように走っているバスは、一回のバス賃が$2.5の市営TheBusである。トロリーの右の写真は始めて見る観光用車輌で、運転手はいるものの動かす動力は客全員が漕ぐペダルの回転力である。
 
 ペダル動力観光車輌の上の写真は、街中の樹木の枝が伸びたので切り落とし、その切り落とした樹木の枝を動力で細断し、ゴミ運搬車のような大型車の荷台に吹き飛ばし投げ入れることが出来る車輌である。この枝伐採車輌の上の写真はコンクリートミキサーのようで、この写真は立てた様子である。この工事現場まで運ぶ場合は、横に倒して写真に見えるタイヤを使って移動できるようになっている。以上述べたように、日本で見かけない珍しい車輌を眺めているのも楽しい。【2016年1月1日】
 
平成28年3月5日(土) 自宅にて記す







2016年カウントダウンの花火
 2015年のハワイロングスティもあと一週間で終了という時期に丁度12月31日の大晦日を迎えた。毎年、ワイキキビーチを始め、アロハタワーマーケットプレイス、カカアコ・ウォーターフロント・パークでもカウントダウン花火が打ち上げられる。2014年のカウントダウンは、ワイキキビーチで迎えた。ここはホノルルで最も有名な観光地なので、大勢の観光客がカウントダウンの花火見学にやってくる。日本では花火を見るために、花火大会へは行ったことはないが、テレビニュースによると観覧席が崩れたとか橋が人の重みで崩壊したということが報道されたことがあった。ワイキキの花火にも相当な数の観光客が訪れるが、砂浜に座り花火をのんびりと見学することが出来るので、大勢が集まり事故に発展するような心配は全くない。12時直前にカウントダウンが始まり、一斉に花火が打ち上げられる。20分程度で終わるとこんどは帰りの人でワイキキビーチ前の大通りは思うように歩けない大混雑が始まる。TheBusは終わっているので歩くしかない。人の流れに沿って、のろのろと帰路につく。
 
 イリカイ・ホテル裏のラグーン周辺からワイキキの花火が見えるということがわかり、2015年のカウントダウンは、ラグーンの海よりに陣取ってカウントダウンを待った。ワイキキビーチと違い、砂浜が広いこととワイキキ周辺のようにホテルやコンドミニアムが少ないので、花火見学の群衆も少ない。ヨットハーバーがある関係で駐車場も広い。そのため、少々遠方からの現地住民の姿も見られる。暗いので、花火見学する人たちの様子はよくわからないが、我々が陣取った近所の観客は折りたたみ椅子を持参する人、大きなシートの上で家族が寝そべって見学している姿もあちらこちらに見られた。花火そのものは日本の花火に比べたら見劣りがする。しかし、間近でのんびりと帰りの心配をしないで見学できることは有り難い。花火打ち上げ終了後、帰宅するには、目と鼻の先にイリカイ・ホテルがあるので、安心して花火見学ができる。
 
 写真右に見るように多くの人たちは、花火終了後は歩いて我が家に向かっているに違いない。クリスマスが終わったのだが、いまだにヨットの帆柱に奇麗な電飾を飾っているヨットも見られるので、それを横目で見ながら帰路についている。我々の場合、この写真を撮った場所がイリカイ・ホテルの敷地内なので、花火こそワイキキで見るよりやや小さめであったが、帰路の負担は一昨年と比べたら比較にならないほど楽であった。【2016年1月1日】
 
平成28年3月3日(木) 自宅にて記す
 







ヌアヌパリ・ルックアウト
 ヌウアヌパリ・ルックアウトはオアフ島の東北部にある見晴台である。コオラウ山脈の途中にある断崖の上の展望台。展望台に設置されている絵つき説明書によると、1795年にハワイ島から上陸したカメハメハ大王の軍隊はこの地でオアフ軍を撃破、ハワイ諸島の統一を成し遂げた歴史的な場所であると書かれてある。この絵と説明をみると、ハワイの歴史としては、哀しみの民族紛争を経た末の、ハワイ王朝が決定付けられた場所という事がわかる。ほぼ垂直に切り立った崖の高さはおよそ900m。天気の良い日は、カイルア方面からノースショア方面を一望できる絶好のポイント。海から吹く強風も有名で、まっすぐに歩けないこともある。
 
 この展望台を2回訪れている。1回目はハワイ在住の日本人EMIKOさんが木曜午餐会終了後、オバマツアーとヌウアヌパリ・ルックアウトを見学に行きませんかと親切にもおっしゃって頂いたので、遠慮なくご一緒した。あいにく小雨が降ったりやんだりの天候、オバマ大統領がかつて通った高校(Punahou School(プナホウ・スクール))とお婆さんが住んでいたという建物の前を通り、展望台ヌウアヌパリ・ルックアウトに行く。到着するが小雨と強風で車からでるのもやっとで我々夫婦だけで展望台に行った。案の定、視界は悪く強風であったので早々にEMIKOさんが待つ車に戻る。

 2回目は、気功体操で知り合いになったJimmyとKimmyの案内でこの地を再び訪れた。このときは、晴天に恵まれたため、前回の雨模様で強風時の眺めと異なり風邪はなく晴天で素晴らしい眺めだ。断崖絶壁の渓谷上から眺めるオアフ島の東海岸の素晴らしい景色を眺めることができた。展望台付近には、沢山の野生の鶏がいる。

 展望台「ヌウアヌパリ・ルックアウト」見学の後、京都の平等院をモデルにしたというハワイの平等院と目の前の大きな池などにも案内された。この池には黒鳥、沢山の鯉がいる。平等院を出ると、多くの日系人が葬られている日本人墓地が広がっている。
 当地で有名なハワイアンレストラン(ハレイワ ジョーズ シーフード)にも案内され、ハワイ料理の昼食をご馳走になる。こうして、Jimmy運転のジープで車がなくては行けない珍しい観光地やレストランに案内され楽しい1日を過ごすことが出来た。後日、お礼にと思い、日本食レストランに案内した。ベトナム人の奥さんKimmyは、日本食を大変気に入ってもらえたが、アメリカ人のJimmyは????の様子。また、いつか場所を変えお礼をしたいと考えている。【2016年1月1日】
 
平成28年2月29日(月) 自宅にて記す