まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2016/05/06 13:42:00|パッチワーク愛好家
孫への思いをかけたパッチワーク
 埼玉に1人、佐賀に2人の女の孫がいる。小学生ともなると、学校へ行く都合があるので年に数回しか会えない。会うたびに大きくなっていることを実感する。我が家に来るときには必ず一緒に風呂に入っていた孫の1人が、先日なにかの折りにかけた電話口で風呂に入ってまた遊ぼうと提案したら「考えておく」という返事。風呂に入るのに考えることはないと思うのだが、そろそろ幼児期を脱し、少女期に入ったのであろう。その孫たちに喜んでもらうため、妻のパッチワーク愛好家Makikoは、せっせとパッチワーク作品を楽しんで創っている。
 
 写真はすでに完成させ、孫達3人の手元に届いているはずのペットボトル用保温袋である。袋の内部も外部もそれなりの生地を選び工夫して創った作品である。送る際には、外形の袋だけでは寂しかろうと中に入れる容器と手紙も入れた。受け取って嬉しがる様子を観たかったようだが、直接手渡すことができなかった。残念ながらその様子はわからない。【2016年4月1日】
 
平成28年5月6日(木) 自宅にて記す
 







2016/05/05 11:51:04|パッチワーク愛好家
パッチワーク愛好家
 ある親しい友人がMakikoのことをパッチワーク愛好家と名付け、お手製の名刺を作ってくれた。それ以来、誰もパッチワーク愛好家とは呼ばないが、自称「パッチワーク愛好家」でとおしている。今も先生についてパッチワークを習っているが、かなり長い間、パッチワークは勉強している。写真のような模様をデザインしたり、孫が描いた絵をパッチワークの図柄にしたりして仕上げては孫達にプレゼントし喜ばれている。
 5年前から、ハワイでロングスティを行うようになってからハワイアンキルトにも興味を示し小さな作品を仕上げている。写真右下2枚は既にデザインされたハワイアンキルト(模様の布地は細断されてある)であるが、左右前後が対象なので飽きてくるようなことを言っていて、こちらは今休眠中である。少し前は孫へのプレゼントというので、ペットボトルケース、それにパッチワークをとりいれたバックを完成させ、得意になっている。それに続き、最近は針刺し用のポーチ(裁縫ケース)も作りだし、完成間近だと得意になっている。
 写真に観るように、作品は1mmぐらいの間隔で、布の上下に針をとおしているので気が遠くなりそうだ。作業する針の根本には糸が通っているので、その針穴に糸を通すことも一連の作業のひとつだ。よくも糸を小さな穴に通すものだと感心する。朝から晩までよく飽きずに作業ができるものだと呆れるし、出来上がった作品を観るとよくやったと感心し尊敬もする。
 一方、理系のKoichiは金属板を曲げたり穴開けしたり、あるいは半田付けをして模型や実験装置を作ることを楽しんでいる。創る分野は異なるが、夫婦2人して物作りを楽しんでいる。【2016年5月5日】
 
平成28年5月5日(木) 自宅にて記す
 







2016/05/01 14:10:20|研究・教育の思い出
講義「看護人間工学」の旅はじまる
 この5月で81歳を迎える。現職のときは東京電機大学で制御工学、ロボット工学、人間工学を専門としていた。学会は機械学会、計測と制御学会、人間工学会、バイオメカニクス学会などに所属し、看護師の動作負担軽減に関する論文発表が多かった。このような研究を行っていた関係から、大学定年退職直前まで看護大学の先生と看護動作の共同研究を行う機会が多かった。そのため、久留米大学医学部、埼玉県立大学 保健医療福祉学部、大阪大学大学院医学系研究科、栃木県壬生市にある獨協医科大学医学部で非常勤講師あるいは特別講義の依頼を受け出かけることもあった。いずれの大学も75歳前後で非常勤講師の定年の決まりがあるので5年前に大学での講義はなくなった。
 
 看護専門学校での定年が何歳であるか不明だが、元気で生活している間は依頼される可能性があるようで、今年も5校の看護専門学校から講義依頼を受けた。依頼がある限り、元気でいるかぎり、この分野の初学者の要望に応えるつもりでいる。その講義の旅が先月4月からをはじまっている。
 
 看護初学者になぜ人間工学かというと、人間工学は人間の安全を根底に人間と物・人との繋がりに関することを考究する分野だからである。昔と異なり、今は病院へ行くと医師の診察が終わるとまずは精密検査を行う。その検査には簡単な測定器である体温計、血圧計などから始まり、採血、心電図、レントゲンなど、場合によってCTスキャン、MRIなどによる精密検査が行われる。その検査結果に基づき医師は、病状の判断を行う。高度な検査機器の扱いは検査技師や臨床工学士など専門家が行うが、血圧計、心拍計、心電計など比較的簡単な機器は看護師も扱う。こうした機器の扱い、機器の配置、患者への検出部(プローブ)取り付けなどは人間工学的な配慮が望まれる。患者の寝起き介助には看護師にとって大変な力作業となる。この力作業の軽減あるいは腰痛予防を物理・力学的な観点から考えることも人間工学の分野である。
 
 腰痛を起こす看護師が多いことを知り、理系出身だが看護動作に興味をもちこの分野の研究・教育を行ってきた。看護師の腰痛、看護動作に関わる研究で知り得た所見や経験を「看護人間工学」という講義科目の中で看護初学者に伝えている。1番遠い看護専門学校は、兵庫県姫路市にある姫路城の直ぐ前にある姫路医療センター付属看護学校(鉄道距離:699 km)である。2番目に遠い学校は千葉県旭市にある旭中央病院付属看護専門学校(鉄道距離:149 km)、つぎは千葉県成田市にある二葉看護学院(鉄道距離:99 km)、埼玉県川口市の済生会川口看護専門学校(鉄道距離:47 km)、蕨・戸田医師会看護専門学校(鉄道距離:45 km)とつづく5校である(距離は自宅最寄りの武蔵藤沢駅より)。姫路医療センター付属看護学校へは毎週とはいかないので4月に2回、5月に1回の集中講義を行う。1校を除く他の学校は、1回出かけると90分授業2コマの講義を行う。
 
 看護動作から受ける物理的負担の主な要因は、重い患者の移動・移乗を行うためである。この物理的負担軽減を考える場合、どうしても物理・力学が必要となる。高校で物理を履修した学生は全体の約10%である。そのため、負担軽減の動作を説明する際に必要な重心、重心線、テコの原理、力のモーメント、圧力、支持基底面などの物理用語とその解説に毎年苦慮する。それを乗り切るため、物理・力学がよく分かる身近にある道具や用具、人の重心、支持基底面と重心線、腰部負担が分かるモデルなどを作成し演示している。こうした用具や実験装置の説明をパワーポイントで表現し、理解を深める工夫も行っている。上記のことがよく分かる教科書も作成している。こうした工夫のお陰で、人間工学を知らないほぼ100%の学生が、講義が終わる時期になると、「人間工学は看護に絶対必要」だし、面白いと言う。人間工学に対して全く無知であった看護学生たちに人間工学を理解してもらえ、喜ばれるので、これほど嬉しい講義はない。【平成28年4月15日】
 
写真上左:これから姫路城観ながらお弁当!
写真上右:見送りして頂いた主事・1年生担当の先生と事務職員
写真中央:改修終えた美しい姫路城
写真下左:旭中央病院付属看護専門学校で火事が?1年生の火災訓練
写真下右:新しい教科書「看護の環境と人間工学」
 
平成28年5月1日(日) 自宅にて記す
 







2016/04/25 8:06:59|思い出
3月に観た映画
 KoichiもMakikoも映画大好き。誰という好きな映画俳優がいるわけでもない。ただ、新聞広告あるいはテレビのコマーシャルで紹介される映画情報をみて、内容に引かれると近くはユナイテッド・シネマ入間、遠くは池袋、新宿、澁谷、横浜まで足を運んで映画を楽しむ。
 先月3月には、Bunkamura ル・シネマ2で「幸せをつかむ歌」、ユナイテッド・シネマ入間で「エベレスト神々の山嶺」、角川シネマ有楽町で「アイリス・アプフェル」、ユナイテッド・シネマ入間で「家族はつらいよ」と洋画2本、邦画2本を観た。これらの映画は、観る理由をみつけて観賞している。「幸せをつかむ歌」は、昔観た「マンマミヤ」に出演しているメリル・ストリーブが出ているから、また「アイリス・アプフェル」は宣伝によるとニューヨークに住む94歳の女性が現役でオシャレを追求、自分のために楽しんでいるというストリーであるというから観た。
 
 一方邦画の「家族はつらいよ」は、監督が山田洋次で家族問題を取り上げた喜劇だと言うことで面白そうなので観た。確かに面白かった!ネパールへ技術援助(川の流れで川を渡る自然力ボートの開発)のために4回訪れたことがある。その時数々の8,000m級(エベレスト8,848m)の神秘的な山々をこの目で観たことが忘れられない。映画「エベレスト神々の山嶺」は、カトマンズを首都とする懐かしいネパールとこの国の山々を思い出させてくれそうなので観た。
 
 4回の技術援助で出かけた当時を思いだすと、スンコシ川べりにテントを張り10人ほどの技術者が寝泊まりした。毎回の滞在は約1ヶ月、買い物をする店はないので自炊だ。生きた鶏と羊を川岸で飼いその首をはね料理をした。カレーライスの中に鶏冠を見つけ、食べられなかった思い出がある。川の水を濾過して飲むのだが、フィルターが故障しているのを知らずに飲み下痢したこと、トイレがないので穴を掘って用足ししたこと(その穴が次第に増え、その周辺をウンコ街道と名付ける)、顔を洗うのも洗濯するのも川の水だ。こうした思い出が映画「エベレスト神々の山嶺」を観て思い出した。【2016年3月】
 
平成28年4月24日(日) 自宅にて記す
 







下蘇我の曽我梅林観賞ウォーキングと松田の河津桜観賞
  桜が満開の時期を迎えた今日この頃だが、40日前の2月18日に曽我梅林を観賞してきた。その帰路には松田の河津桜も観賞してきた。曽我梅林と松田の河津桜観賞ツアーは、ロングステェイクラブの「東京サロン会」と「横浜みなとみらい会」コラボによるもので、このウォーキングツアーに参加した。
 
 蘇我といってもどこに位置するのか不明である。地図で調べるとJR東海道線の国府津駅からJR御殿場線に乗り1駅目に下蘇我駅がある。この駅から徒歩20分ぐらいのところに曽我梅林がある。JR御殿場線の下蘇我駅からさらに3駅乗ると河津桜が咲く松田山に近い松田駅がある。
 
 午前10時に下蘇我駅に集合。徒歩で曽我梅林へ、午後には再びJR御殿場線に乗り松田駅で降りバスで河津桜が咲く松田山ハーブガーデンへ出かけた。
 
 曽我梅林は、別所、原、中河原の3つの梅林からなり、富士山と箱根の山々を背景に、 約3万5千本の梅が一面に咲き誇っている。河津桜を観ることを考えると別所、原、中河原の3箇所を訪れるのは時間がかかるので、別所の梅林を訪れた。写真上4枚が梅林である。ここの梅林で観るような大規模の梅は初めてだ。ここには35,000本の白梅・紅梅・枝垂れ梅などが植えられているというので、それは見事である。明るい日射し、梅の花の美しさ・可憐さに見とれ、参加者の顔は全員笑顔だ。個人ツアーではなかなかこのような場所、梅林の見どころなどはわからない。参加できて良かったと思っている。
 
 1時間に1本しか走っていないローカル電車に乗り松田駅、バスに乗り換え急な坂道を上ったところにハーブガーデンがある。その周辺に見事な河津桜が咲いている。桜に加えて菜の花もさかりで、早咲きの河津桜を満喫できた。写真下4枚は松田山の河津桜である。この松田山は、富士山も見えるという素晴らしく良い立地に恵まれた場所だ。天候にも恵まれ、素晴らしい桜見物ができた。河津桜が見どころとあって桜祭りが開催中。地元の方々が手作りした色とりどりの雛のつるし飾り約5,500個が飾られ見応えがある。
 
 今回の梅林と河津桜ツアーに参加するに当たり、熱海が近いということもあって、熱海で2泊し中1日を梅林と桜観賞に当てた。本来ならKKR熱海(ホテル)に宿泊する予定であったが満席、しかたなく東横イン熱海に泊まった。ここ東横インから、KKR熱海は近いということと東横インはKKR熱海と契約しているのか温泉入浴サービス券が準備されてある。その券はカウンターに申し出ればもらえ、一人1,600円のところ1,300円で入浴できる。
 
 梅林ツアーの前日は夜9時ごろ熱海に着いた。東横イン熱海近辺で食事できるところを聞いたところ、この時間になるとほとんどの店は閉店しているという。近くでは東横イン真ん前に「蕎麦あさ田」があるという。迷わずその蕎麦屋へ行く。まだ新しいようで、テーブルやカウンターから木のにおいがする。Makikoは天ぷら蕎麦、Koichiは天ざるを注文。結構、時間がかかって出てきた蕎麦であったが、とても美味しい。埼玉の自宅近くにも行きつけの美味しい蕎麦屋があるが、それ以上に美味しいと感じる。次回、熱海に来るときには、一泊は東横イン熱海に泊まり「蕎麦あさ田」で蕎麦の夕食、二泊目はKKR熱海に泊まりホテルの夕食をとるというようにしようと二人で話しあった。
 
 東横インは朝食込みで1泊8,500円(2人)、KKR熱海は二食付きで約30,000円(2人)。両者の宿泊費用を比較すると
●東横イン熱海2名宿泊代:8,000円(2名)+4,000円(夕食蕎麦2名)+3,200円(温泉入浴料)=15,200円(2名)
●KKR熱海2名宿泊代(2食、温泉入浴料込み):約30,000円(2名)
 
 以上のように贅沢しないなら、ビジネスホテルに泊まると一般温泉ホテルの1/2で温泉旅行が楽しめる。今回は梅林ツアーが主目的であったのだが熱海が近いということで温泉も楽しもうと計画してでかけた。ところが、KKR熱海の予約がとれなかったことから、東横イン熱海に泊まり、上記のような料金の違いを経験した。それに美味しい蕎麦屋「蕎麦あさ田」を発見したので、次回熱海へ行くのが楽しみになった。安いことは喜ばしいことなので、今後も上手にホテルを選び旅したいと考えている。【2016年2月18日】
 
平成28年3月30日(水) 自宅にて記