福岡県北九州市を起点に活動しているハンドベル・ミュージシャン石井のり子さんの演奏をここハワイで聴いた。最初の演奏は、毎週木曜日に講演を聴講している「木曜午餐会(マキキ聖城キリスト教会)」の特別版として22日(金)に聴く機会を得た。参加者は約30人。この日の夜、HISLEA(ハワイシニアライフ協会)のクリスマスパーティ(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ)が開催された。このパーティは140人が参加という大きなクリスマスパーティである。パーティに出席したものの、パーティのプログラムは、会場にくるまで分からない。当日参加登録を済ませプログラムを受け取り会場に入り、指定された席に座り石井のり子さんの演奏があることを知った。このパーティで石井さんの演奏が終わり、次回の演奏会予定としてアナウンスされたのが、イリカイ・ホテル隣りのプリンス・ホテルのロビーでの演奏会である。いずれの演奏も20分ぐらいと短い時間であったが3回連日で聴くチャンスを得た。30本のハンドベルを一人で操り、時には2本、3本のベルを手にした演奏で、それは見事だ。曲目はクリスマスシーズンに合わせ、「きよしこの夜」「星にかなえて」「サクラサクラ」その他である。 木曜午餐会での演奏では演奏終了後、参加者全員が写真上右のカラーハンドベルを手にして、「きよしこの夜」の演奏を全員で行い、楽しい演奏会となった。HISLEAクリスマスパーティでは、なにしろ140人という大人数であったので壇上で演奏し、もっぱら綺麗な音色に耳を傾け、演奏動作・姿勢の見事さに圧巻された。ブラボーという声、そして大きな拍手が送られた。最後のプリンスホテルロビーでは、演奏が午後5時半開始と時間帯が悪いのとホテル内の宣伝が行き届いていない、それにロビーということもあって人の出入りがあり、演奏を聴くには落ち着かない。そのため聴いている客も少なかった。会場の雰囲気によって演奏、音色がだいぶ違うように思える。 演奏用のベルは、日本の小学校、幼稚園向けに、教材楽器として開発されたミュージックベルと言う楽器を使っているそうだ。普通なら1人2個のベルを持って演奏するところ、石井さんはそのハンドベルを写真上左のように30個机に並べ、1人での独奏だ。動きが格闘技のように速い技で、まるでスポーツをしながらの見事な演奏をしている。 いつか、オリンピック開会式にて、世界唯一の和音の連続技!を披露したいと夢を抱いて演奏している方である。世界平和を願い、世界中の子供たちと一緒にベルを演奏する事を夢見て走り続けている。このハンドベル演奏は、幼児から高齢者まで、だれでも簡単に演奏でき、合奏も楽しめると語っていた。その合奏を子ども達と一緒に楽しむために、写真上右の赤・黄・緑のベルも準備された。彼女は、ハンドベル演奏者としての他、ピアノ・英会話も2才から80代までの人を指導している。とても元気でアクティブなハンドベル演奏者である。【2017年12月22日】 平成29年12月26日(火) イリカイ・ホテルにて記す |