10月28日(水)熱海2日目。朝6時ごろ「日の出」と聞き、5時から入浴可能な7階の露天風呂につかりながら「日の出」を待機。昨日と違いやや雲がかかっているようだ。しかし、その雲も薄いなかに大きくて真っ赤な太陽が昇り始めた。風呂に入りながらの日の出を見るという機会は、そう簡単にはない。生まれて初めての経験である。この「日の出」を見て、今日も1日晴天であることの確証を得た。 朝7時、朝食はいつものバナナ食(最近、朝食はバナナと決めている)ではなく、ホテルの豪華なバイキング形式の食事をゆっくりいただく。その後、ポールを両手に9時ホテル出発。人気がまだ少ないお宮の松がある熱海サンビーチ遊歩道を2人で歩き一路熱海港フェリー乗り場へ急ぐ。港までホテルから約30分かかるという。初島行き10時発に乗船するため30分程余裕を見てそれより1時間前にホテルを出発。9時半熱海港フェリー乗り場に着く。 初島までは約30分の船旅だ。熱海港にて、私たちと同年配で男性ばかりの団体客の一人からポールについて、「これはノルディックウォーキング用ですか」と質問を受ける。この言葉をきっかけに、彼らとの会話がはずみ、彼らは日本体育大学のOBと分かった。しかも、かつては箱根駅伝や国体にマラソン選手として活躍した人が何人かいるグループであることも分かった。フェリーに乗ってからも話しが尽きず、おしゃべり趣味の私にとって、ここでもそれが役立つことになり短い船旅であったが楽しいひと時を過ごした。 10時30分に初島港につき、日本体育大学OBと別れ、以前一度だけ途中まで歩いたことのある島一周遊歩道の一端を歩き出した。ウイークディとあって島一周するという人はいない。しかもポールを使うノルディックウォーキングを行うのはわれわれ夫婦だけだ。昨日より若干雲が目立つが台風明けの快晴に恵まれ、初島の海岸沿いを歩くのはきわめて快適だ。一周歩いて1時間半ぐらいということで歩きだし、50分ぐらい歩いたところに立派なホテルにさしかかった。このホテルは熱海から初島の一部として白く輝く大きな建物があることが肉眼でも見える建物で以前から気になっていた。ホテルなら、ここに1泊したいと願っていたが、ここへ来てはじめて会員制ホテルであること分かった。しかし、お茶と食事なら誰でもホテル内に入れるというので、11時半ごろで休憩のために喫茶室に入った。高いと思って注文したコーヒーとケーキだが意外と安く、セットで一人前850円、美味しくもあった。ここで、20分ほど休憩した後、初島港へは徒歩約30分で到着した。ほぼ予定通りに12時に島を一周して初島港へ無事戻ることができた。こうして、予定通りノルディックウォーキング1時間半で島を一周でき、12時20分初島発のフェリーで熱海港に舞い戻ることができた。
熱海港のフェリー乗り場で下船してから、初島を一周した疲れも出はじめ足は重い。ここからわがホテルKKRホテル熱海までさらに30分は要するノルディックウォーキングだ。午後1時ごろ熱海海岸の遊歩道をノルディックウォーキングする。今日も相変わらずの晴天に恵まれ無風、初島から乗ってきたフェリーが再び初島へ向かう船影が眼前にはっきり見える。整備された遊歩道をゆっくり歩き、ベンチに腰を下ろしたり写真を撮ったりしながらノルディックウォーキングでホテルに戻る。 こうしてさわやかなよい天候のなか、初島の遊歩道をノルディックウォーキングで一周できた幸運に恵まれ、非常に楽しくもありかつ思い出に残る1日を過ごすことができた。
静かな初島の遊歩道一周4kmを誰にもすれ違わないで歩けたことは、大きな発見である。 万歩計歩数:13619歩 2009.10.28
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