| 外国語教材企画・開発及び販売を事業目的とする「株式会社エスプリライン」という会社が小江戸川越市内にある。この会社がスピードラーニングという英会話教材を販売している。「毎日聞き流すだけである日突然英語が口から飛び出す」というキャッチフレーズがうたい文句の会社である。ゴルフの石川遼がテレビでよく宣伝しているので、ご存じの方がいるかもしれない。 この会社の英会話教材を購入するといくつかのイベントに参加出来る会員資格が得られる。イベントには「イングリッシュ・カフェ」「イングリッシュ・ブーツ・キャンプ」「テレフォン・パートナー」その他がある。今日(2010.7.25)、このうちのイングリッシュ・カフェに参加したので紹介する。
English Café は午後2時〜4時まで毎月1回日曜日に開催され、少ないときで30人、多い時で50人の会員が遠くは福島県や神奈川県から集まる。場所は川越本社の6階にある広い会議室のような教室で行われる。日によって異なるが外国人スタッフが3〜5人、片方の親が外国人あるいは外国生活が長い日本人で、日本語より英語の方が上手なスタッフが5〜7人が我々会員の話し相手になってくれる。英会話教室ではないので英語を教わる場ではない。英語圏の外国人・日本人スタッフが我々会員6〜8人のグループ集団の中に必ず1人入って話し相手、もしくは話題提供をしてくれる。その話題とは、自身(スタッフ、会員)の出身地のこと、最近旅行した国内・海外のこと、趣味、家族のことなんでも話題にする。前半1時間で話し合ったグループの席を、後半になると合図のもと全員が入れ替わる。これをビンゴ(bingo)と言っていた。
今日私のグループで話題になったことは、グループ内の女性の1人が先月個人旅行でバンクーバーへ行って来たという。独身中国系カナダ人スタッフのマッチ(ニックネーム)の両親はバンクーバー郊外に住んでいるということで、カナダの話題で盛り上がった。バンクーバーは良い所だということがこの会員とマッチの説明でわかった。誰かが、ところで何日滞在し、航空運賃を除きいくらかかったかと質問があった。1週間の滞在で生活費は皆さんいくらかかったかと思いますかと逆に質問され、30万円、25万円などと推定金額の応えが出た。しかし、この30万円とか25万円というお金を英語で言おうとすると、簡単には出てこない。何回か試み、スタッフの助けを借りて、”Three hundred thousand yen“、” Twenty five hundred thousand yen”というところに落ち着いた。実際にかかった費用は「Twenty two hundred thousand yen」ということがわかった。 [もっと大きな数79,938,880の英語を何というかをネットでしらべたら、“Seventy nine million, nine hundred and thirty eight thousand, eight hundred and eighty.”とあった。参考までに]
もうひとつ印象に残った話題がある。それは、グループのある女性は20歳の娘さんがいるという。独身のマッチが「そのお嬢さんは2年後に結婚する可能性があるか」と質問する。グループの一人が、この質問したマッチに向かってあなたはいくつかと聞くと23歳という。それでは、2年後には22歳になるそのお嬢さと25歳になるマッチを結婚させようという話になった。そして、マッチの結婚式にはこの場にいるグループ全員を招待しなさいということになった。この話題がきっかけで「お見合い結婚」は英語で何と言うかと聞くと“arranged marriage”という、また、ついでに「恋愛結婚」はと聞くと“love marriage”いうことがわかった。 その他には、スイス旅行した会員から7月23日に発生したスイスの氷河鉄道転覆事故も話題になった。
こうした、とりとめのない会話を英語で楽しく話し合うのがEnglish Caféであり、参加するたびに何かを得て帰る。ただし、日本語は厳禁であるので、2時間を長いと感じる人もいるかもしれない。参考までに、会費は1000円である。【2010.7.25】
写真1:川越駅近くのかわいい銅像。銅像の後は東武鉄道の線路、その線路沿いにエスプリラインがある。 写真2:賑やかな川越の繁華街の出口。この近くにエスプリラインがある。 写真3:毎回お世話になる親切なKazuさん(日本語をしゃべらない日本人)と誰からも好かれるマッチ 写真4:参加会員とスタッフ 2010.7.24記 |