| 12月21日、我が家に蓄熱式暖房器(温風式(マイコン内蔵))が入った。蓄熱暖房器の正式名は、「電気蓄熱暖房器ユニデール(型番:VUEi50J)」といい、潟fィンプレックス・ジャパンが英国?から輸入した製品である。取扱元はパナソニック電工ホームエンジニアリング鰍ナ、設置工事は東京セキスイファミエス鰍ェ担当している。設置場所は10畳の居間である。
深夜電力を使って夜中に温水にし、日中にその湯を使うという温水器が普及している。蓄熱暖房器も温水器と同様に、深夜の安い電力を使用する。200Vの深夜電力を利用するためにその工事が必要となる。この蓄熱暖房器は夜11時から朝7時までの8時間の間に電気エネルギーを熱エネルギー変換して特殊レンガにその熱を蓄熱する。日中、蓄熱した熱を放出するというものである。
蓄熱暖房器内には熱を蓄熱させるための重い特殊レンガが30個収まっている。このレンガ1個当たりの重さは6[kg]であるから、30個で180[kg]の重さである。それに鉄板の筐体(ケース)を入れると全重量で215[kg]と重い(写真1〜3)。また、外形寸法も、1076x672x250mmと比較的大きい(写真4)。
蓄熱用には200V(定格消費電力:5,000W)の電気を使うが、送風するためのファンやマイコン用の電気は100Vである。そのため、100Vと200Vの電気を使うので、200Vの電気工事が必要になる。
蓄熱暖房器の温度効果は目下測定しているので、後日まとめて紹介したいと思っている。設置してから1週間が経過したが、これまでのところ順調で、設置した居間だけなら問題なく温かい。これまで使用していた音のうるさい冷暖房装置の暖房を入れなくても済むので静かで自然な温かさである。現在、居間に続いて出入り可能な書斎と寝室ドアを開けっぱなしにして温度を測っている。各部屋には本や家具類が沢山あるので、それらも暖めることになるので、居間、書斎、寝室の温度がどれほど上がるかの効果は長い目でみないとわからない。24時間熱を放熱し続けているので、隣り合わせた3つの部屋が暖かくなることを期待している。
この蓄熱暖房器の欠点は、冬の間だけ使用することになるから夏場は邪魔になることである。その反面、深夜電力を使うので、電気代が安くなることを期待している。【2010.12.21】
写真1:レンガが入っていない蓄熱暖房器の内部(ヒーターとレンガ) 写真2:レンガを半分積み上げたところ 写真3:縦に6個、横に5個積み上げた内部 写真4:蓄熱暖房器の外形(1076x672x250mm) 2010.12.28
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