まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2011/01/07 20:51:47|思い出
うなぎが食べたくて!

 あれよ!あれよとゆう間に2011年1月の第1週が過ぎてしまった。この1週間で行動がきちんと記憶にある日は、1日、5日、今日7日だ。他の日はどう過ごしたのか思いだせない。
 1日は2人の子供プラス婿たちが1人の孫をつれ我が家に集まり、久しぶりの賑わいだったので覚えている。例年なら佐賀の息子夫婦と孫2人が加わる。今年は姪の結婚式が2月にあるため、遠路で正月料金運賃それに混むため2月に来ることにした。彼らと会えるのは1月半延期となった。孫が5歳、3歳、1歳と3人になったので、一同に会すると相当エネルギーが消耗する。例年になく静かで正直言ってほっとしている。

 我が家の正月は基本的にはアルコールなしだ。息子が飲みたそうだといって、眞喜子がビール少々内緒である程度準備してあるようだ。お雑煮、お汁粉、おせち料理を食べて、おしゃべりして解散。2日目からは2人で好きなことをして過ごす。

 5日は朝9時から狭心症の手術をした病院にて定期検診、HbA1cと中心血圧の検査。両者ともやや高めで食事に注意し、外食を少なくするようにと注意を受ける。検診後に眞喜子と川越へ初詣と美味しい鰻を食べる約束をしてある。眞喜子に病院の検査結果を伝えれば、直ちに外食は中止というだろうと思い、結果は伏せておいて、川越へ電車で行く。

 入間の自宅から川越までは電車で約1時間。川越駅から徒歩でまず目的の鰻屋を目指す。途中、ラーメン屋の立体看板に出あう。これは、ラーメンが上下に大きく揺れるもので、遠くから見ると異様でまるで麺が宙に浮かんで動いているのでよく目立つ上手い広告だ。

 訪れた鰻屋は川越でも100年以上の歴史ある老舗の鰻屋で、週末には行列ができる。1月5日になったのでもう空いているであろうと思って出かけたが、何と15人ほどの行列がすでにできていた。上述した医者の診察結果がでているので、今日からしばらく鰻を食べにくるのを中止しようと決心したので、何としても食べたく、15人の行列の最後に並んだ。特上の鰻重を食べ、満足して次の目的地熊野神社へ向かう。神社で今年の無事をお祈りし、帰路についた。

 今日7日は、暮から気になっていた8頁の原稿「看護・介護動作を助ける基礎ボディメカニクス 〜人間工学入門〜」を完成させメールで投稿したのですっきりした。

 もう一つ終えたことがある。それは、元旦にラジオ体操会が行われ40名ほどが参加し、体操終了後に甘酒で新年会が開催された(1月1日投稿)たときの写真だ。この時の集合写真とスナップ写真を私が撮り、インターネットで焼付を注文した。その写真206枚が今日でき上がり郵送されてきた。これを参加者各自に渡すため封筒に入れ整理した。集合写真は全員に配布すればよいが、名前も知らない人がいるので、個人のスナップ写真をどのように写っている当人に渡すか、その方法に悩んだ。各自複数枚あるので、渡したい人の顔付近に5mmほどの丸いカラーシールを張り、それで各自を識別することにした。このシール付き写真を封筒の表に見えるように貼り、同じ人が入った写真を封筒の中にいれた。明日早朝の体操会で皆さんに会った時に、自分の写真にシールが付いている封筒を各自が持っていけば確実に渡せたことになる。こうして、余計なお世話かもしれないが、体操会と新年会におけるスナップ写真が皆さんの手元に届く見通しがついた。【2011.1.5】

写真1:西武線本川越駅前にて
写真2:立体のラーメン広告
写真3:熊野神社にて:初詣のときには行儀よく帽子とっています
写真4:ここが有名な鰻屋さんです
2011.1.7







2011/01/01 11:16:26|思い出
元旦のラジオ体操と新年会

 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 元旦の今日、暗いうちから和ヶ原公園に元気なお年寄りが集まり、新年早々のラジオ体操会が行われた。6時20分に家を出たときの気温はマイナス1℃、晴天だが地上は真っ暗、空を見上げると明けの明星と三日月の両方が縦に並ぶように輝いて見え早起きし得した気分になる。

 まず、6時半から始まるラジオ体操、つづいてストレッチを行う。その後、いつもなら24式太極拳を行うが今日は新年会があるのでこれはなし。毎年元旦は、20分間の体操とストレッチで体を温めた後、甘酒が振る舞われ、新年を祝うのを恒例にしている。体操会会長の新年の挨拶につづき、参加者のなかに卒寿(90歳)迎えるという男性がいるので、この方が紙コップに注がれた甘酒で乾杯の音頭をとる。こうして、甘酒を飲みながらお互い新年の挨拶を交わし合う。

 立ち話による談話が一段落したころ、屋根の陰から初日の出が見え始める。日の出が合図になったかのように、練習を重ねてきた太極拳愛好会のメンバーによる見事な演技が披露された。

 こうして、清々しい元旦を迎えることができた。今日は、午後から子供たちが孫を連れて新年のあいさつにやって来る予定だ。静かなうちに、今朝の出来事を投稿しておかないと、また、投稿が遅れる。今日の出来事を今日投稿出来たのは初めてだ。午前11時。

 甘酒、おつまみ、みかんなどを準備して頂いた幹事の皆さまに感謝します。【2011.1.1】

写真1:6時半に始まったラジオ体操
写真2:40人を超える参加者があった。
写真3:甘酒で新年を祝う
写真4:見事な太極拳が披露される
2011.1.1







2010/12/31 21:43:29|著書・解説・その他
2010年の新刊と増刷された本
 2010年も今日が最後だ。今年は嬉しいことに新刊本1冊と増刷本が2冊世に出た。本が売れて蔵でも建つような名著ならうれしいが、工学書は初版で2000部、増刷で1000部である。外国旅行一回行くと消えていく。でも、うれしいし有難い。「学生によく分かる教科書の執筆」ということで日本工学教育協会より平成15年9月3日に著作賞を頂いたことがある。こうゆうこともあって、増刷していただけるのは教科書として採用されているからなのかもしれない。
 2009年10月に学生から、ブログの作成方法を教わり恐るおそる開設し1年と2ヶ月が過ぎた。ブログをまとめると世界で一冊しかない本もできることが分かった。その一冊を「眞喜子の古希を祝うヨーロッパ鉄道の旅!」と題名をつけて作成し手元においてある。
 私のブログは、写真4枚を入れるということを前提に投稿してきました。読んで頂いた皆様、有り難うございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。頑張ります!!!

★看護・介護を助ける 姿勢と動作 2010年6月30日 第1版 1刷発行
東京電機大学出版局

 看護学生は数学や物理を高校で選択しないか、選択したとしてもこれらの教科はよく理解できなかったという人が多い。しかし、看護の臨床現場では患者を持ち上げるとか抱き起こす動作は毎日のように行っていて、それによる負担は大きいということは知っている。クレーンが転倒したというニュースをときたま聞く。看護動作時に力を使って負担や疲労を負う原因を考えると、クレーン転倒の現象と同じ考えで、看護師の起こす腰痛の原因が説明できる。人間の身体もクレーンと同様に腕を伸ばすとか上体を前傾させると肩や腰に大きな負担を負うということを学生に伝えたくて書いた。

★基礎電子工学 1995年3月20日 第1版 1刷発行
           2010年3月20日 第1版 11刷発行
           2010年9月20日 第2版 1刷発行
東京電機大学出版局

 放送大学在職中に担当した教科の一つに基礎電子工学がある。放送大学は教養学部しかないが、その中に産業と技術コースがあって、比較的工学よりの科目が設けられていた。そのなかに、本書の基となった基礎電子工学を担当し、テレビで講義をしていた。放送大学の講義は、放送による授業番組用として制作する。それに付随して必ず教科書を作成することになっている。4年間放送されると新しい番組をつくり直す。教科書も手直しする。4年で終了した番組で使っていた教科書は、書店には出回らない(放送中は教科書として販売される)。著作権は筆者にあるので、筆者の意向で新しい出版社と契約ができれば、それが新本となって世に出回る。本書は、こうした経緯ででき上がった本である。


★機構学 1977年4月5日 初版 第1刷
       2010年10月15日初版 第11刷
共立出版

 初版が発行される以前にロボットの研究をしていた。ロボットは棒状の材料を関節部で繋ぎ合せて動くようにする。繋いだだけでは動かないので、カム機構とか歯車機構のような機構が必要になる。当時若かった筆者に上述の棒状の材料を関節で繋ぎ合わせて、望むような動きをさせる機械(ロボット)の原理、つまりリンク機構の部分を担当するようにとの話がロボット博士のM教授よりあった。初めて書く本であるので、一生懸命勉強し、なんとか与えられた章を完成させた。あれから、33年経つ。そろそろ絶版かと思っていたところ、今年も増刷の話しがでて、第11刷が印刷された。

写真1:看護・介護を助ける 姿勢と動作
写真2:基礎電子工学
写真3:機構学

2010.12.31







2010/12/31 17:43:20|小さな旅の思い出
山海の幸のまつりミステリーツアーってどんなツアー!

 どこへ行くか分からないミステリーツアー。進む方向は一切伝えられずに所沢駅東口を午前7時15分に出発。関越高速道、中央高速道、東名高速道なのか一切わからない。参加者募集の広告に、「お土産に伊勢えび1尾、アジの開き2枚、エボ鯛2枚、ホッケの開き2枚、冷凍いか2ハイ」と書いてある。それに干し椎茸詰め放題、○○○のミニボトル付き、○○米コシヒカリ2合すくい取りとも書いてある。さらに当日は大きめの袋をご用意下さいともある。こうした文章を読む限り、ツアー募集タイトルのように山にも海にも行くと思う。

 どこへ行くか分からないまま「山海の幸のまつりミステリーツアー」という言葉につられ申し込んだ。今日の日が来るまで、正直なところ家内ともどもワクワクしていた。実際には、中央自動車道“一宮・御坂IC下りて山梨県の山間地のお菓子工場、ワイン工場、日本酒の酒造工場、ハーブ園とそこに併設してある化粧品の土産屋をまわった。

 中央自動車道“一宮・御坂IC下りて2分のところにある桔梗屋(ききょうや)(明治22年開業)というお菓子工場と販売店に立ち寄る。ここで、和菓子製造工程を見学、お菓子の美術館見学、お菓子のお土産、お菓子の1/2アウトレットで買いもの。

続いて、モンデ酒造鰍フワイン工場へ行くが工場は年末で閉鎖。バスを降りるとお米コシヒカリ2合すくい取り。なぜ、ワイン工場でお米のすくい取りか分からない。ワイン販売店舗でワインの試飲。酒は飲めないし興味がないので外に出て日向ぼっこ。この会社からのプレゼントであろうか、小瓶のワインがバスに乗ってから配られる。

 昼食のため風林火山「響(ひびき)の里」へ移動。ここは、バスツア客を専門にする大きなレストランのようだ。3人の美女による和太鼓の演奏を聴きながら昼食(ほうとう、甲府のモツ煮、他)。和太鼓演奏は楽しませて頂いた。ここも、和太鼓の演奏で終わらず土産店が待ちかまえている。店員さんが山梨名物のぶどう酒やほうとう、それに自家製だというお菓子類の宣伝・販売をする。

 続いてハーブ庭園見学。この庭園の入場は無料。しかし、ローズゼラニウムというハーブを原料に使っているというナチュラル化粧品の宣伝販売が待っている。ハーブ園を案内してくれるが、実際は化粧品を売りたいようだ。これはアトピーに利くという。最近、老化で皮膚の一部に斑点ができ始めたので、この化粧品に興味をひかれ宣伝の液体化粧品とクリームを買う。さらに、糖尿病に利くというブルーベリー・ジュースの宣伝もあり、これに対してもその魅力に誘われ10本買い郵送してもらうことにした。その効果が期待される。
 販売手法も巧みだ。ハーブから生まれた自然派化粧品でアトピーに利くというナチュラル化粧水、ナチュラル素肌クリーム定価1575円という。それが特別価格で1260円という、さらに今日のお客さんは特別で購入し宣伝もしてくれるなら1050円にサービスすると三段の価格設定がある。一般の薬や化粧品の価格設定はどうなっているのだろうか。
 このハーブ園で「伊勢えび1尾、アジの開き2枚、エボ鯛2枚、ホッケ開き2枚、冷凍イカ2ハイ」が参加者土産として、なぜかここで積み込まれる。わからない?

 続いて酒遊館(しゅゆうかん)へ移動。ここでは、なぜか「干し椎茸詰め放題」がある。小さなビニール袋に乾燥した椎茸を詰め込む。いっぱいになったところで店員がセロテープで封印し、それがお土産だ。酒造工場見学といっても原料のお米を入れるタンク(精米?)の前で高級な酒は、精米の度合いを高めると良い酒ができると解説。その後、売店に移動し日本酒とワインの試飲。ここでもお酒の土産屋が併設されている。
帰路、談合坂SAにトイレ休憩し、朝来た高速道路を戻り、所沢に午後5時到着。

 以上のようで今回のミステリーツアーは期待はずれであった。山間地の観光であったのになぜエビ、アジ・鯛の開き、冷凍イカのお土産がつくのか疑問だ。酒は飲めないので酒造工場やその売店に魅力はない。アトピーやら糖尿病やら障害が出始めたので、こうした病に利くという話がでると興味がわく。こうして、“山海の幸のまつり”とは全く縁がなく、単なる土産ツアーに終始した旅であった。しかし、個人ではなかなか行けないような見慣れないところの観光ができ、面白く興味がわくガイドさんの話しが聞けた。ミステリに期待をかけ過ぎたのがいけないようで、期待は外れたが楽しいツアーであった。このツアーで購入したアトピーに利くという化粧品や糖尿病に利くというブルーベリーのジュースの効果が少しでも認められるようなら、今回のツアーは有益な旅となり皆さんにお勧めできる。しかし、この結果がでるのは数カ月先のことになるであろう。

 “山海の幸のまつりミステリーツアー”代6990円は、バスツアをあまりしないので安いのか高いのかわからない。期待は外れたが楽しかったのは事実だ。このツアーは「お土産ツアー」と命名すべきだった。「ミステリ」というのはどこに行くか分からないということのようだ。「ミステリ」という言葉につられた私が悪かった。【2010.12.29】

写真1:迷子にならないようこのバッチを胸や帽子につける
写真2:この大型西武観光バスでミステリツアー
写真3:里の駅(道の駅ではありません)
写真4:世界で一番大きいという酒遊館の和太鼓(他にもありそうですが)
2010.12.31







2010/12/31 17:13:59|看護・介護研究について
採血技術の習得に関する研究

 現役の時から続いている研究の一つに注射器の手技に関する採血技術の研究がある。採血は対象者の状況に応じた臨機応変な行動が求められる難易度の高い注射手技である。検査に必要な血液を安全に、痛みなく、かつ確実に1回で採取できるような手技の獲得が望まれる。

 この研究は看護師や初学者が採血するときの動作や姿勢の人間工学的な研究である。私はわき役で、測定技術を提供している。看護師の採血技術の評価をどのようにするかということは極めて難しい。その評価の一つとして注射器に吸引される血液(模擬血液)の圧力が測定できれば、圧力変動で術者である看護師の採血技術の評価ができる可能性がある。この圧力測定の研究を十数年前からK先生とS先生と一緒に行い今日に至っている。K先生とS先生は、熟練看護師、実習中の看護学生、初めて注射器を扱う初学者の採血時の圧力を多数測定し、採血技術の評価を行っているので、その側面から応援している。

 上述した研究の一環で、卒業を目前にした看護学生17名の採血に関する手技を動画で撮影するというので27日、28日に研究協力を行った。今回は、熟練看護師が体得しているコツ、中でも「構え」のコツに着目し、これを意図的に体験することで、自身にあった構えを早期に見出し技術習得につながる可能性を見るためである。腕モデルを使い、赤色の液体を血液に見たてて採血を行う動作をムービーで撮影した。
 以上のようにして、採血手技に関する実験、手の特性に関する測定、質問紙調査を終了し、本年度の研究活動の幕を閉じた。【2010.12.27〜28】

写真1:実技練習に励む看護学生
写真2:腕モデル使っての採血実技
写真3:採血の様子を動画で撮影
写真4:採血実験を終えた3研究員
2010.12.30