まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2011/01/29 21:40:17|著書・解説・その他
“世界に1冊しかない本”の第2冊目が出来た!

 今年(2011年)1月8日、“世界に1冊しかない本”の第2冊目(189頁)が出来た。この本は、スペイン・フランス・イギリスを列車で旅した旅行記である。第1冊は2009年に旅行したイタリヤ・スイス・ドイツの記事で、それに続くものである。第1冊目は454頁(2010.7.23発行、2010.8.18ブログで紹介)と大書?になった。その理由は40日間という長期の旅行であったので、そのようになった。今回の本は、23日間の旅行記であるから189頁と前著の半分の頁になった。定価5800円である。

 第2冊目のこの本は、現地ヨーロッパから投稿した記事が何篇か含まれ、苦労した思い出が沢山詰まった本となった。宿泊ホテルにインターネット接続料金を払ったが、思うように繋がらずてこずって投稿した記事もいくつかある。こうしてでき上がった本を眺めると、写真を必ず4枚入れてある旅行記なので、その写真と記事を眺めると、忘れてしまった旅先の様子が目に浮かぶように直ちに思いだされる。我々にとっては、非常によい思い出の本となった。

 旅した場所の様子は、写真を見れば思いだす。しかし、そのアルバムがきちんと整理してあればその通りであるが、通常、思うように整理されないことが多い。そのため、こうした世界に1冊しかない本は、我々夫婦にとって貴重な財産である。

写真1:“世界に1冊しかない本”第2冊目の表紙
写真2:本のまえがき
写真3:バルセロナで高熱を出した翌日の旧市街地街歩きツアーの記事
写真4:英仏海峡フランス側ロスコフの美しい風景(この町からフェリーでプリマスへ渡る)

2010.1.29







2011/01/28 20:07:42|国内旅行
古い旅の報告で恐縮です!(関西・九州旅行)

 2010年3月9日から1週間、東京から新幹線で大阪へ、その後、神戸、佐賀、長崎、雲仙を回り佐賀から飛行機で帰ったことがある。ブログを開設したのが2009年10月である。この時の関西・九州の旅行記を投稿しようと写真を準備しおいたが、そのファイルが行方不明となっていた。

 2011年26日から噴火を繰り返している霧島山の新燃岳(1421メートル)のニュ―スを聞き、雲仙岳災害記念館を訪れたことを急に思い出し、一生懸命で探した結果、そのファイルを見つけることができた。

 今思い出すと、その時の旅は、新幹線で大阪に向かい難波花月劇場で漫才、落語を観賞、神戸に立ちより神戸の港を散歩した記憶がある。その後、孫に会いたく九州の佐賀に向かい、駅前でレンタカーを借り孫に会った(写真1)。さらに、車を走らせ長崎市内を見学(写真2)し長崎県雲仙市小浜町雲仙にあるKKR雲仙山荘までドライブした。ここで一泊した翌日、南島原市のイルカウオッチの口之津観光船を紹介してもらいイルカウオッチングに出かけた(写真3)。まだ暖かい春の観光シーズンまで間があるためか、観光客は少なく船は出ないかと思ったが出航してくれた。いつもならイルカが見られるという海域に行くがイルカに出会えない。何艘かのイルカウオッチング観光船がでているので、船舶間で無線連絡しているようで、イルカが出回る海域へ船を走らせる。何匹か泳いでいる姿を見たが、パンフレットにあるような見応えのあるイルカの群には出会えなかった。

 今日(2011.1.28)のニュ―スでも放送されている霧島山の新燃岳を思い出させる記念館が南島原市にある。それは、南島原市深江町にある雲仙岳災害記念館だ。ここは、現在、平成新山として呼ばれている雲仙普賢岳が今から20年前の1991年6月に噴火した時の様子や当時の生々しい記録・資料が展示されている記念館である。噴火の様子を撮影中に火砕流に飲み込まれたテレビカメラをはじめ、当時の悲惨な様子が忠実に再現され展示してある。特に、火砕流に埋もれた民家がそのままの姿で展示されてある箇所(写真4)を見た時の強烈な印象が今でも残っている。

写真1:三輪車から二輪車に乗り換えた孫の喜びが伺える
写真2:長崎の中華街入口にて
写真3:イルカウオッチングはこのような姿で乗船
写真4:普賢岳火砕流で埋もれた民家(災害にあった当時そのままの姿で保存されてある)

2011.1.28







2011/01/27 7:43:49|思い出
二重橋を裏側から見る!(皇居参観)

 1月25日、LSC(Long Stay Club)の第四回東京歩こう会に参加した。第三回の東京歩こう会(築地、月島地区を歩く)で、次は皇居参観定員20名というアナウンがあり、直ぐに仮の応募が行われた。しかし、その応募定員はアナウンスと同時にオーバーとなり、幹事Kさんの計らいで30名に増員された。この皇居一般参観は、平日に限り許可制で実施しているようで、あらかじめ許可が必要だ。このことから分かるように幹事さんは宮内庁への申し込みやら、我々会員募集やらで大変な苦労をされたことが推測される。

 皇居の桔梗門前に12時30分集合。今日の参観者は全員で約400名とのこと。桔梗門を入り、窓明館(休所)で皇居概要のビデオを観た後、参観の諸注意がある。つづいて、皇居内参観のため歩きだすが、なにしろ400人と大人数であるからものすごい行列となる。所々でラウドスピーカーを使い建物の解説があるが、長い行列の先頭付近で説明するので、後部列には聞こえない。列の中央で説明をするようお願いするが、聞き入れられない。後部についた我々は、もっぱら隊列にくっつき、きょろきょろするのみ。整備された皇居内を案内され、天皇誕生日や新年の挨拶で天皇・皇后さまが皇居内で手を振る姿をテレビや新聞で見るが、その場所がここ宮殿であるとの説明をかろうじて聞けた。午後の眩しい日差しをあびた伏見櫓が美しい。皇居前広場から見る二重橋を今日は後ろ側から見る。実は、我々がよく見る二重橋は、よく目にするメガネ 橋(二重橋といっている)と正門鉄橋(写真2の撮影で渡った橋)を合わせて「二重橋」ということが今回の参観で分かった。

 案内された一般参観コースが終わり門をでると、こんどは自由に歩ける皇居東御苑に出る。ここには天守閣跡やいくつかの番所跡がある。これらを見学しながら、平川門から皇居外に出ると夕方4時である。次のコースは夜の会食だ。会食は九段会館迎賓館。ここもめったに行けないところであるから、迷わず参加の申し込みをした。こうして、夜の部は食事をしながら初めて会う会員の方々と親しく2時間あまりを楽しく過ごすことができた。

写真1:約400人の行列で皇居参観
写真2:二重橋の一つを皇居内の正面鉄橋から見る
写真3:美しい姿の伏見櫓
写真4:平川門から出て皇居参観は終わる

2011.1.27







2011/01/26 10:02:49|思い出
汚い足で申し訳ない!(“あかぎれ”対策)

 毎年冬が近づくと足の踵部が荒れ“あかぎれ”で悩む。ところが、二年前のある日、初島でノルディックウォーキングをするために熱海港で出航待ちをしていた。暇だったので売店を覗いていたら、スキンケア椿「Skin Oil」が目についた。効能書きによると“荒れ肌、乾燥肌に最適”とある。早速、それを求めた。寒くなり“あかぎれ”が気になりだしたころから、湯上り時に椿油を足裏に塗った。本来なら椿油は顔や手に塗るのであろうが足に塗った。

 足裏はつるつるし、その効果が出始めた。塗り始めた最初の年から“あかぎれ”で悩むことがなくなり、今日に至っている。塗るのを忘れたりすると、足元が気になりだすが、小まめに塗っている間は“あかぎれ”発生で悩むことはなくなった。

 汚い足で申し訳ないが、写真1、2に私の踵を紹介する。写真1は、お風呂からでたところで乾燥した踵部である、写真2は塗った後で踵はつるつるしている。油が付いているので少々気持ちが悪いので直ぐに靴下を履く。写真3は熱海港で求めた椿油、メーカーが異なるが写真4も椿油である。2本求め使用効果を見たがその差は分からない。写真3の方が安く千数百円で、写真4は二千円少々と記憶している。2本のうち1本がなくなり、2本目を使用中であるが、それを使い終えるころには“あかぎれ”の悩みはなくなり、春がくる。

写真1:椿油を塗る前の踵
写真2:椿油を塗った後の踵
写真3:お値段の安い椿油
写真4:お値段の高い椿油
2011.1.26







2011/01/19 11:48:24|研究・教育の思い出
二重窓の効果、その後!

 「二重窓は4度も温度差がある!」と題して2週間あまりの二重窓の効果を12月13日に投稿した。
11月末から始めた二重窓の温度効果を観察する室温測定はその後も続けている。当初、温度計は5個で測定開始したが、その後温度計を15個追加し12月21日に蓄熱暖房器が居間に設置されるまで主に二重窓の効果測定を行ってきた。蓄熱暖房器が設置されてから、温度環境が若干異なってきたので、さらに10個の温度計を追加し、30か所の温度計測を開始した。蓄熱暖房器が設置されるまでの11月30日から12月20日を一区切りとし、この間の二重窓の温度評価を試みたので、その概要を紹介する。

 二重窓の効果は、外気温度と室内温度でその効果は異なるとみて、外気温度を4℃以下、5℃〜9℃、10℃以上に分類し、それぞれの外気温度に対する二重窓、外気、室内各所の温度をそれぞれ毎朝5時前後に測定した。窓に日が当たると実際の室温と異なるので、日が当らない夕方と夜間についても測定した。外出するときもあるので日中の測定は不規則であるが、朝5時の測定はほぼ確実にこれまで行ってきた。

 写真1は二重窓の室内側と外側窓に取り付けた小型温度計である。2℃刻みの目盛であるから、その精度は劣ると思われる。温度計10個まとめて購入したときの温度表示は一応そろっていたことを確認したので、温度計間の指示誤差はそれほどないと思われる。
写真2は二重窓効果の測定には直接関係ないが、風呂の脱衣所にある洗面水道栓わきに取り付けた温度計である。

 図1は外気温が4℃以下の時の居間、二重窓(内側、外側、網戸)の温度測定結果を示す。このデータは12月前半であるが、氷点下を記録した日が2日あり、居間の温度は約15℃であることが分かる。図2は、二重窓の効果を見るため、二重窓の内側と外側の温度の差を求めた値で、外気温度(4℃以下、5℃〜9℃、10℃以上)を横軸に、分類平均した温度差の値を縦軸にとった図である。この図から外気温度が高いと二重窓の効果が少なくなることが分かる。また、寝室の二重窓の効果がやや劣るのは、寝室温度が居間に比べ高いことと寝室の二重窓には厚いカーテンが引くことが多いので窓ガラスに貼られた温度計の指示値が小さくなっていたためと考えられる。

 測定した温度の平均値を以下に示す。
外気温度=2.5℃、居間温度=14.7℃、寝室温度=16.6℃、脱衣所温度=13℃、二重窓内側温度=12.2℃、二重窓外側温度=6.9℃、網戸温度=5.2(シャッターが閉まっているので、外気温度より高い)

 二重窓の工事を行ったが、その効果がどの程度か不明であった。今回、系統的に温度測定を行い、外気温度が4℃以下の寒い時期では、二重窓の内側と外側の差が約5.3℃あることが分かった。北欧や北海道の住宅や建物の窓を二重窓にしている理由が具体的に明らかになり、納得した。

写真1:居間の二重窓内側と外側窓に設置した小型温度計
写真2:風呂の脱衣所にある洗面用水道わきに取り付けた小型温度計
図1:12月2日〜20日の間で外気が4℃以下になった時の居間、二重窓の温度
図2:二重窓の外側と内側の温度差(横軸は外気温度)

2011.1.18