| 定年退職後に国外・国内を長期にわたって旅したくロングステイクラブ(LSCクラブ)に入会した。しかし、現役に近いような仕事が舞い込み、会員の皆さんと一緒に旅する時期が一致せず、自分の都合に合わせで家内と旅をしている。しかし、このLSCクラブには東京を歩こう会や観劇同好会など旅以外で仲間と楽しい時間を過ごせる集まりもあるので、それには時間の許す限り夫婦で参加している。 今日(24日)は、LSCクラブの観劇同好会主催で落語、漫才、コント、マジック、紙切り、曲芸、ものまねなどの寄席を楽しめる“浅草演芸ホール”へ会員の皆さんと行ってきた。前日の23日には、幹事のKさん、Sさんから下記のような懇切丁寧なメールをいただいた。
――――――――――――――――――――――――――――― 観劇同好会の皆さん 8月の観劇同好会は、いよいよ明日となりました。明日朝11時30分に「浅草演芸ホール」の前に集合して下さい。以前にもお知らせしましたが、入場料金は 2,500円ですが、10名以上に(現在15名の申し込みが有ります)なれば 200円の割引が有り 2300円となります。なお「浴衣」を着て寄席を楽しまれる方は 500円の割引となり 2,000で見られます。団体割引との重複は有りません。前に弁当を持参して欲しい旨をお伝えしましたが、チケット(プログラム兼用)を見せれば外に出て食事ができるようになりました。(再入場するのにチケットが必要ですので無くさないように) なお、都合で遅れてこられる方は受付で「LSCの者です」と言って頂ければ 200円の割引が受けられることになっています。ただし空いている席となります。あらかじめ「演目」を知りたい方はネットで「浅草演芸ホール」で見ることができます。それでは、明日「浅草演芸ホール」で会いましょう。 ―――――――――――――――――――――――――――――
当日、萩本欽一やビートたけしを生みだしたお笑いの殿堂である浅草演芸ホール前に11時半集合、11時40分開演。中でお弁当を食べられるが、近所でサンドウイッチとコーヒーの軽い昼食を済ませ演芸ホール前に向う。幹事さんご夫婦は素敵な浴衣で参加、500円引きで入場。団体(15人)だと200円引きだからさらに安くなるのかなと思ったが、上記案内のように重複は認められないとのこと。浴衣の奥様いわく500円安くても洗濯代が倍以上かかるのよとのことで、演芸ホール前で大笑い。
我々夫婦は、笑うことが大好き、テレビのお笑い番組は見るし、極めてまれであるが大阪へ行けば難波花月へも行く。東京にも上野鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホールがあることは知っているが、思うように出かけられないでいた。ところが、今回上記のように浅草演芸ホールの案内をメールで頂き、安くて昼・夜入れ替えなしということを聞き参加した。浴衣で入場すれば割引になるとは、東京下町の粋な計らいではなかろうか。
前座の講談から始まり、若手の落語、漫才、曲芸、大御所落語家が約15分〜20分間ずつ高座に現れ、面白くて笑える話しが順次披露され、時の経つのを忘れるほどである。演目の最後は大喜利「大笑い七福神謎かけ」で閉めくった。本人を目の前にして「東京スカイツリーと掛けて笑三ととく、その心は「天に一番近い人」」などのやりとりがあった。寄席の世界でよく知られる長老的存在の落語家、桂米丸、三笑亭笑三の落語も聞けた。本人は年齢のことは言わないが、二人とも86歳であると弟子がもらした。その歳とは思えない話術が披露され、久しぶりに大御所の落語が聴け、精神剤の補給ができたという感じがした。
昼の部は午前11時40分から午後4時10分までの4時間30。夜の部は午後4時40分から9時までの3時間20分。入れ替えなしのため居残りして、昼・夜の部を通しで笑わしてくれる寄席に留まれば、涼しい環境の中で笑ってこの浅草演芸ホール内で8時間は過すことができる。安価でためになる!浅草演芸ホールへ一度出かけることを薦める。
遠路のため、我々は昼の部を終えたところで浅草演芸ホールを出た。来た時は地下鉄浅草線田原町から演芸ホールへ、帰りは地下鉄浅草駅へ向かった。途中、100mほどの浅草・六区通りを通ったが、ここには高峰秀子、上原 謙など沢山の映画俳優や女優、その他有名な芸能人の手形が歩道一面にあるのが目についた。
いつもそうだが、幹事さんからお声がかかると手を挙げ、それに参加している。今回も観劇同好会幹事の皆さんにお世話になった。めったにない終日笑う機会を設けて頂き感謝いたします。【2011.8.24】
写真1:閑散とした朝の浅草演芸ホールをバックにして 写真2:幹事さん素敵な浴衣姿で入場料集金 写真3:高峰峰子他大勢の手形がある浅草・六区通りの歩道 写真4:びっくり、東京スカイツリーが良く見えた!
2011.8.26 記
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