まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2011/09/11 6:32:20|国内旅行
待望の小豆島へ

 初めての四国旅行、初めて小豆島へ訪れる機会を得た。小豆島は人口約37000人、周囲126km、標高817mの高い山もある。また、オリーブ栽培とその製品、手延そうめんでも有名である。さらにこの島を有名にしたのは、壷井栄原作の「二十四の瞳」という映画を撮影した島として有名になり、若いころその映画を見て涙した。一度は訪れたいと願っていたのが今回実現した。

 9月6日、高松空港にあるAPAホテル高松空港から松港へ。9時乗船券発売(車両往復11800円)、9時10分乗船開始、9時半出航という順序で乗船。岸壁にずらり並んだ乗用車や貨物自動車が一斉に吸い込まれるように乗船。乗る寸前に係員に乗車券を手渡し、そのまま船内へ移動、誘導員の示指に従い指定された箇所に止める。船体の揺れに対処するため車輪をロック。車から下りドアをロックし、船室へ移動。1時間の船旅で小豆島に着く。接岸直前に自分の車に移動し、係の合図に従って下船する。乗客・車両は極めて少ない。9月に入り観光客が少なくなったことが伺える。

 10時半下船後、道の駅“小豆島ふるさと村“にカーナビをセット。島内の速度制限は40[km/h]でやや道路幅が広いところで50[km/h]。ただし、狭い商店街のようなところでは10[km/h]というところもあると聞く。この島の交通安全運動は全国的に有名で、秋の交通安全運動が始まった9月1日秋の交通安全運動週間開始日のニュ―スで1000mに近い交通安全用の横断幕を商店街に張っている様子が報道された。島外から乗用車で訪れる観光客が多いためか、交通安全に力を入れている様子だ。

 島であるから道路幅は狭いのかと思っていたが、一般道路と変わらない(ただし山道は狭い!)。「道の駅」への途中、今日泊まる旅館森口屋が海岸沿いにあったので立ち寄り、島に着いたことを知らせ、午後のチェックインまでに戻ることを伝える。この森口屋は海に面した3階建で眺めのよい旅館だ。湾の向こう側に「二十四の瞳」で有名になった岬の分教場地区がかすかに見える。
下船し10分ほど走ったところに後述する道の駅“小豆島ふるさと村“に着く。【2011.9.6】

写真1:高松港で乗船を待つ
写真2:一路小豆島へ。前方に島が見えてきた
写真3:小豆島の道路はよく整備されている
写真4:旅館森口屋前にて

2011.9.11 記








2011/09/06 7:34:58|国内旅行
道の駅に立ち寄り徳島駅から金比羅宮へ

 台風12号の影響で埼玉を出発する8月31日以来太陽の姿をみない。今日9月5日は久しぶりに太陽の姿が現れすがすがしい気分。徳島駅前第一ホテルを出発し、いくつかの道の駅に立ち寄り金比羅宮を目指す。一般道路、あるいはその近くに4つの”道の駅”があることがわかり、それぞれの駅の電話番号を控えておく。これは、訪れる「道の駅」所在をカーナビで見つけるのに役立つからだ。訪れた4つ駅のうち、2ヵ所に興味をもった。その一つの「道の駅」は「藍ランドうだつ」。ここは徳島県美馬市にあって“うだつの町並み”として古い家々が保存されている。かつては、藍染めで栄えた町であったというが、今では廃墟に近い家が多い。写真1に見るように通りには誰もいないし、人が生活している気配もない。「道の駅」であるから広報の建家とその土地の名物を販売する土産店はある。その2階には広い食堂があるが誰もいない。コーヒーを注文し、運んで来た店の人にこの町並みの様子を聞く。それによると観光バスがたまに多くの客を連れてくるが、普段は訪れる人が少ないという。

次に訪れたのは香川県仲南地区の道の駅「空の夢もみの木パーク」。その隣に写真2に示す「二宮忠八飛行館」がある。ここは、飛行行機発明の祖、二宮忠八が世界で初めて飛行原理を着想した地で、駅に は忠八翁が考案した玉虫型飛行器を復元した原寸大模型を展示してある。二宮忠八という人は、レオナルド・ダビンチのような人で、1889年に“飛行器“を考案し、ゴム動力による「模型飛行器」を製作し、軍用として実用へ繋げる申請を軍へ行ったという。しかし、受け入れられず独自に人間が乗れる実機開発を試みたが完成に至らなかった。飛行館の資料によるとアメリカのライト兄弟がキティーフォーク海岸で飛行機の初飛行を実現したニュ―スを聞いたとき涙を流し悔しがったという。

 高松は讃岐うどんで有名。一般道路を走っていると「うどん」屋の看板が目立つ。観光案内書に人気No.1という「山越うどん」屋へ午後2時ごろ行った。やっと探しあてたが、到着の少し前に釜の火を下したといわれ、うどんNo.1のお店での昼食がかなえなかった。お腹がすいていたこともあって、近所の美味しいうどん屋「うどん香川屋」を紹介してもらう。車で10分ほどのところにあり、そこで初めて当地での美味しい“うどん”にありつけ遅い昼食を済ませた。話によると、当地ではうどんは安く、サラリーマンなら週数回はうどん昼食だという。家庭でもよく食べるという。

フリー百科事典『ウィキペディア』によると「金刀比羅宮への長く続く参道の石段は本宮までが785段、奥社まで登ると1368段にもなる。海上交通の守り神として信仰されており、現在も漁師、船員など海事関係者さの崇敬を集め、海上自衛隊の掃海殉職者慰霊祭も毎年、金刀比羅宮で開かれる」とある。この長い階段を上りたく金比羅宮へ向かう。ノルディックウォーキングのポールを持参しているので、それを持って長い階段を上る。今日は月曜、しかも午後3時なので参拝客は少ない。琴平市営駐車場に車を入れ金比羅宮へ向うが、ここで竹の杖を無料で貸してくれる。参道両側にある沢山の土産物屋でも杖は無料で貸してくれる。この様子を見ると、金比羅宮までの長い階段がいかに厳しいかがわかる。金比羅宮へあと少しというところで雨が降り出し下山に入る。もう少しのところで残念であったが、かなりきつい階段がさらに長く続くので、ここで下山してよかったような気もする。

今日のホテルはAPAホテル高松空港である。空港に近く大きなホテルだが、客は極めてすくない。明日はここから30分ほどで行かれる高松港へ移動し、フェリーに乗り小豆島へ渡る予定だ。【2011.9.5】

写真1:道の駅「藍ランドうだつ」うだつの町並み(徳島県美馬市)
写真2:道の駅「空の夢もみの木パーク」隣にある二宮忠八飛行館
写真3:金刀比羅宮への長い階段(785段)をノルディックウォーキングで上る
写真4:雨が降り出し、急ぎ足で下山する眞喜子

2011.9.6 記







2011/09/05 7:21:57|国内旅行
四国に上陸!

 研究発表は終わり、台風12号も日本海に去った4日、すがすがしい気分で大阪を出発し四国へ向かう。台風が去ったといっても空は雨雲、名神高速を利用し芦屋、神戸の近所を運転中に大雨となった。天気なら神戸に立ち寄ってから四国入りを考えたが、この雨では途中下車はできない。雨の中順調に走り、明石海峡大橋を渡り淡路サービスエリアに到着、ここで一休みするためにコーヒーを飲む。コーヒー店のお嬢さんから、神戸側の明石海峡大橋は大雨や大風でも通れるが、徳島側で鳴門の渦の上にかかっている大鳴門橋が揺れるようで、風が強いと通行止めになるという。また、淡路島でも徳島に近いほうでよく霧のため通行止めになるという情報を伝えてくれた。

 空は明るくなったが、相変わらず小雨。明石海峡大橋がかすんで見える。淡路島を縦断すると徳島県に入る。淡路島は兵庫県、鳴門海峡を渡ると徳島県で、その県境が鳴門海峡のようだ。我々は神戸淡路鳴門自動車道を走っている。雨が上がったので心地よい調子でドライブしていたが、徳島に近づくにつれ大渋滞。これは前述のコーヒー店お嬢さんが教えてくれた霧のために渋滞となったようだ。

 鳴門北インターチェンジで下り鳴門の渦潮を見学しようと鳴門市内に入り海岸線をドライブ。今日は4日日曜日とあってか神戸ナンバーの車が目立つ。それは多くの若者が鳴門市内の海岸線でサーフィンを楽しみにやってきたということが後で分かった。台風直後の荒れ狂う波に多くのサーファーが楽しんでいるが、この波の様子から渦潮観光は中止したほうがよろしいとの判断にいたった。

 鳴門市の中心地に向かう。カーナビ地図上にJR鳴門駅が目に付いたのでまず駅へ行き、構内の駐車場に車を入れる。駅前で記念写真を撮り、駅切符売り場のお嬢さんに鳴門市内で美味しい食事ができるところを教えてもらった。歩いてはいけないが、割合駅に近いところで「あらし」という日本食堂があると教えくれた。市内をドライブしている間に午後1時となったので遅い昼食のつもりで教えられた「あらし」へ行く。お昼が過ぎたというのに徳島ナンバーの車で20台ぐらい入れる駐車場はいっぱい。少し待って、空いた駐車場に車をおさめ、食堂へ入る。入ったはいいが狭く、5人が立って待っている状態。これほど、いっぱいの食堂は美味しいに違いないと判断し、我々も待つことにした。食事はいつも控えめにしているが、たまには豪華にいこうと定食で一番お値段の高い「あらしご膳¥2500」を注文。刺身、エビ2本・タコ・イカ・野菜天ぷら、焼き魚、吸い物、デザートと豪華だ。ご飯は少しにしたが、食べきれない。都会に住むものにとってこのような安くて新鮮で美味しい食事になかなかありつけない。徳島ナンバーの車がこの食堂に集まる理由がわかった。

 今日の宿は徳島駅前の徳島第一ホテルという1泊2人で朝食付き7300円のビジネスホテル。夕食はついていないので、お昼の「あらしご膳」でお腹いっぱいなので夕食は抜くことに決めた。かかり付けの医者から外食は控えるようにと言われているが、旅行中は全て外食になるので、いつも食事時には医者の姿を目に浮かべながら食べている。帰ってからの検診で体重・胴回り寸法が変わらないことを祈っている。このように注意しているからこそ体調が整われているので、医者には感謝している。

 午後3時のチェックイン時間に徳島駅前の第一ホテルに到着。いつもながら午後2時間ほどの昼寝をした後、徳島駅周辺を散歩。東京の駅と異なり、人影は極めて少ない。いつもなら駅周辺で夕食を済ますが、今日は夕食抜きで駅構内のスターバックでコーヒーを飲みながら明日の高松までの旅の相談をしホテルに戻る。【2011.9.4】

写真1:明石海峡大橋を通過中
写真2:JR鳴門駅正面玄関にて
写真3:美味しかった食堂「あらし」
写真4:“あらしご膳”で旅の疲れがとれた!

2011.9.5 記







2011/09/04 22:59:34|国内旅行
いよいよ3日(土)がきた!

 昨日2日(金)は終日雨。関西に来たらぜひお寄りくださいと奈良在住のNさんから親切なお誘いを受けていたので、遠慮なく台風12号で大雨注意報が出ているにも関わらずお邪魔した。大阪から車でわずか40分ほどで行きつくことができた。午前10時ごろ着いたので、お昼をご馳走になり、夕方4時ごろまで旅行やコンピュータなどの楽しい話しで一日を過ごした。また、Nさんご夫婦は高知ご出身とのことで、丁度我々が9月7日に高知に行くという話しをしたところ、その前後は高知の実家にいるのでまたまた高知で会いましょうということになった。

 3日(土)は、第19回 看護人間工学部会総会・研究発表会が開催される日である。我々夫婦連盟で初めて研究成果を発表する日だ。発表テーマは「高齢者にやさしい温度住環境を求めて〜二重窓と蓄熱暖房器の効果について〜」で、内容は、昨年(2010 年)11月から12月の2か月間毎朝5時に自宅部屋の壁30か所に設置した温度計の温度目盛りを読み取り、二重窓と蓄熱暖房器の効果を調べたものである。特に蓄熱暖房器を居間に設置したので、その効果が居間に隣接する部屋にまでどの程度影響が及ぶかを調べたので報告した。なお、今年の特別講演は「人体の応答を考慮したシューズ設計」、教育講演は「静脈穿刺時に装着する駆血帯の適切な駆血圧について」であった。

 研究発表はわずか15分の持ち時間しかない。そのために、夫婦で名古屋1泊、大阪2泊した。それは、台風12号が四国・関西・近畿地方を襲う恐れがでてきたので、台風が関西地方に接近する前に現地入りしたからである。今回、発表の機会があったので、これを口実に四国へのドライブの旅を計画した。もし発表の機会がなかったら計画は立てなかったと思う。学会では何年振りかで旧知の友人や知人に出会うことができ、有意義で楽しい。また、新しい研究成果を聞けたり、それについての議論や指摘を受けたりするので刺激があり、新たな研究の指針も生まれる。それに、終了後に懇親会が開催され、全国から参加された先生方と歓談ができ、情報交換や親交を深めることができ非常に楽しいひと時が持てる。【2011.9.3】

写真1:研究発表会会場の森ノ宮医療大学前にて
写真2:発表風景
写真3:質疑・応答風景
写真4:研究発表会終了後の楽しい懇親会風景

2011.9.4 記







2011/09/03 6:16:00|国内旅行
台風12号接近で急ぎ大阪へ!

 昨日(8/31)は台風12号接近のニュースを聞き少々忙しかったが、ともかく名古屋へ午後9時に移動できた。今日9月1日は、台風12号が接近中、雨が止んだり降ったりするの中、名古屋から大阪へ向かう。途中彦根市を通過するので、もしも、彦根のインター直前まで来たとき雨なら通過、止んでいるなら下りて彦根城を見学という約束を眞喜子と交わす。彦根に近づいたとき、ワイパーを動かさずにドライブができたので、それ!彦根城へと迷わず高速を下りた。彦根城へは高速を降り20分も走ると着く。台風がくるから観光客は少なかろうと思ったがそうでもない。お城に近いところに大きな駐車場2か所あるがそのうち1か所は満車、他の駐車場で代金400円払い彦根城へ向かう。城への入場料は600円。

 お城について詳しくないのでインターネットで調べたところ、「近世の城で天守が残っているのは、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城。このうち、松本、犬山、彦根、姫路の4城の天守は国宝です。」とあった。これら12城のうちで訪れたことがあるのは、弘前城、松本城、犬山城、姫路城、今回訪れた彦根城を入れやっと5城となった。3日(土)の学会が終わると、四国を訪れる予定にしているので場合によっては丸亀城、松山城、高知城の観覧が実現できるかもしれない。

 彦根城入場後は、お城につきものの長い石の曲がりくねった階段を上る。城は大きくないので階段はものすごく急だ。息を切らしてその急階段を上る。台風の影響で湿度が高くむし暑い、急な階段を上るので汗が流れ出る。登りつめた最上階の眺めは彦根市や琵琶湖が一望でき素晴らしい、風通しもよく心地よい。帰路、お堀端にてインドネシヤから留学に来ているという学生にデジカメのシャッターを押してもらう。彼らは日本語より英語のほうが上手だ。英会話の練習のつもりで日本の印象や彼らの専門分野の話を英語で聞く。意思が通じ楽しい。

 彦根城観覧後、9月1日の宿泊地大阪なんばにある東横インへ向かう。なぜ「なんば」かというと、ホテル近くに吉本喜劇の“なんば花月”があるからだ。ホテル到着は午後1時、昼の部は間に合わず午後7時半からの夜の部を観ることにした。夕方まで一寝入り後、なんば花月前のにぎやかな通りにある一軒のたこ焼き屋に入る。このたこ焼き屋の看板に「NHKの取材を受けたたこ焼き屋」という書いてある。看板につられて入ったが、味に変わったところはみあたらない。なぜ取材に受けたかを聞かなかったが、ともかく狭い! 机ひとつで椅子が5脚、これでも一軒のたこ焼き屋として成立しているのだというところで取材を受けたのではないかと思う。

 笑いは健康によいと信じ、ばかばかしいようだが笑う機会を積極的に持つようにしている。今回観た喜劇舞台はテレビ放送するというので、念入りな拍手や掛け声の練習をさせられた。約1時間という短い寸劇であったが大いに笑うことができた。

 こうして、今日も台風の影響を避けるように先手を打って行動し、なおかつ要領よく観覧・観劇をしながら無事大阪入りできた。2人で朝食付き7000円のビジネスホテルのベッドに横たわる。が、眞喜子はスースー高いびき、鑛一はブログ投稿に夢中になり夜中の1時に寝る。これまで旅から帰ってからブログ投稿していたが、最近は投稿に慣れ、書く暇があるならホテルから投稿ができるようになった。【2011.9.1】

写真1:彦根城を背景にした鑛一
写真2:彦根城のお堀端にてツーショット
写真3:NHKの取材を受けたという大阪名物たこ焼き屋と眞喜子
写真4:“なんば花月”前のにぎわい

2011.9.3 記