| 退職後の収入は主に年金。いくばくかの収入はあるがあてにするほどでもない。動けば、鉄道・バス・タクシーなどの運賃から始まり、外食すれば食事代もかかる。泊まりがけで移動するとなると、運賃、食事代に加え宿泊代がそれにかさむ。そこで、できる限り安く旅しようとすると、移動手段、ホテル、公園・博物館などの入場料を比較・検討をすることになる。
鉄道: JRあるいは私鉄で同じ目的地へ行けるなら、私鉄を利用した方が安いことが多い。例えば、新宿から小田原までのJRは1,450円、ところが小田急線だと850円で行ける。 65歳から入れるJR東日本 大人の休日・ジパング倶楽部に入会している。これは、年会費夫婦で6,120円払うが、鉄道運賃が30%引きになり、数回鉄道の旅をすれば元がとれる。例えば仙台を往復すると割引前は20,160円、割引後は14,100円で6,060円も得である。二人で12,120円得であるから、一回夫婦で旅行すれば元が取れる。東海道新幹線“のぞみ号”は除外されていて、それ以外の新幹線なら乗れる。また、グリーン車も運賃同様に30%引きで乗車できる。
航空機:65歳以上のANA会員であれば、当日出発する便で空席がある場合は国内どこへでも12,000円で行ける。11月2日、佐賀空港へ行くための午後7時発の便は、急なことなので確保できないかと思ったが、まずは羽田へ行った。家内と隣合わせの席は確保できなかったが、佐賀に20時に着く便に乗れた。何回かこのサービスを利用したが、これまでに空席がなく飛べないことはなかった。ただし、出発直前だと、二人並んだ席を確保できないことは前述のとおりである。このANAのサービスは、JALでも行っている。したがって、鉄道と航空機を上手に使えば上述のサービスが利用できるので北海道や九州など遠いところの旅を夫婦で安く楽しむことができる。 国際航空でも2ヶ月以上前に予約すると安いことが多い。10月3日〜24日までアメリカ西海岸の旅を楽しんだ。この時の航空運賃が成田−ロスアンジェルス往復でなんと42,000円。安いので驚いたが、よく聞くと59,000円という燃油チャージが加算されるという。合わせて11,1000円。ただし、この航空券は一切の変更がきかないので注意が必要だ。
レンタカー: インターネットで交通手段や宿を検索していると、思わぬ発見がある。すでに簡単に述べた(2011.11.16のブログ)が、久留米まで急に出かけたときに24時間1,000円の思わぬ格安レンタカーが佐賀空港にあることを見つけた。これは佐賀空港へ到着する便の時刻をインターネットで調べていたときの発見で、佐賀有明空港に到着した時に航空券半券を提出すると1,000円で24時間乗れるというキャンペーンである。11月3日、久留米大学の知り合いの先生の法要に急きょ出席するためと、帰路に佐賀にいる息子・孫たちに会いたいということでレンタカーがあれば自由に動けるので、あらかじめ電話予約しておいた。借りた車で久留米市と佐賀市を移動した。佐賀空港に着いたのは11月2日夜の8時であったから翌日3日の午後8時までに返却すればよい。1,000円といっても保険、ガソリン代が必要である。保険は1,000円、ガソリンは空港近所で満タンにするか空港に戻ってから全走行距離から計算してガソリン消費量を支払うというふたつの方法がある。後者を選び、久留米市、佐賀市内をドライブして支払ったガソリン代は750円で、1日中車で移動して合計2,750円であった。家内と二人での移動であるから安上がりの交通費であった。今回の久留米、佐賀行きは一泊しかできず忙しい旅であった。残念であったが、孫たちに会えたのも数時間であった。【2011.11.2〜3】
写真1:キャンペーンのレンタカーで行った久留米大学があるJR久留米駅 写真2: 久留米は豚骨ラーメンの発祥の地とか 写真3:シニア料金で飛んで行きたどり着いたJR佐賀駅 写真4:11月3日は久留米で法要、そして佐賀に戻り孫たちに一目会えた
2011.11.23
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