早いもので今日は1月最後の土曜日だ。毎週、土曜か日曜に川越にある英語喫茶へ通うようになった。ここは、エスプリラインが開いている英語喫茶で、朝10時半から夕方5時までの間、普通の喫茶店のように自由に出入りでき、外人や日本人と英語で気軽におしゃべりができる場である。午前11時に入店し、約1時間半ばかり2人のアメリカ人と3人の日本人でしばらくおしゃべり。そのうちに新しく2人が参加し1人が帰える。こうして、1時間〜3時間ぐらい英会話を楽しむ場(写真1)ができたので、週末で時間に余裕がある場合は川越までいくようにしている。
今日は、英会話が終わってから東武東上線に乗り池袋へ出て、東急ハンズで実験用部品を買いに行く予定。西武線本川越から東武線川越駅とJR川越駅が一緒にある川越駅まで徒歩で約10分ほどかかる。英語喫茶は後者の川越駅に近い。本川越駅を出て川越駅まで来る途中に川越東武ホテルがあるが、その近くの交差点で誰もいないのに何やら露店商のような恰好をしたおじさんが手を動かし座っていた。近づくとどうやら3行4列に並べた測定器(手動カウンター)を操っていることがわかった(写真2)。写真には見えないが、おじさんの左下にももう1セット3行4列に並べた測定器が置いてある。24個のカウンターを操っているすごいおじさんだ。話しかけると悪いと思いながらも話しをしたところ、川越市委託の交通量調査のおじさんであった。5個ぐらいのカウンターを操作している姿は見たことがあるが、このおじさんはお腹で支えている12個と左下にも同様な12個のカウンターを操っているので驚く。聞くところによると、市内の交差点で一斉に行われているそうで、この交差点の反対側にももう一人同様の調査しているおじさんの姿が見えた。なぜこんなに沢山のカウンターを使うのかと聞いたら、トラック、バス、乗用車、普通車、営業車、特殊自動車などを見分けてカウントしているという。今日は晴天であるが今年一番の寒さだ。それなのに朝7時から午後1時までこの場所に座って前を通る車の数を数えている。ご苦労様ですと言って別れる。
池袋に着いた。相変わらずにぎやかな街だ。東急ハンズも普段に比べ土曜日なので込んでいる。部品を買い、帰りがけに入口のところで箸にネームを入れる実演(写真3)を眺めていた。すると、ある夫婦が箸を買い、店員から何か言われているのが耳に入った。しかし、言われた当人たちは何を言われているのかポカーンとしている。店員は繰り返し「この箸は機械で洗ってはいけない、必ず手で洗ってください」と言っている。そこで、午前中に口ならししてきた英会話を使い ”Do you speak English?”とまず聞き、彼らがYesというので“May I help you?”で会話が始まり、店員の言ったことを通訳した。その後は、香港から観光で日本に今朝ついたところだということなどを話してくれた。こうして、午前に英会話訓練、午後にちょっとだけだがそれが役立った。
東急ハンズを離れてからなにやら不明だが宣伝のぬいぐるみに出会った(写真4)。そのとき、我々の孫の年齢ぐらい女の子がぬいぐるみにすり寄っている可愛らしい光景を見た。土曜日だからか、ぬいぐるみの前の通りは写真のように大勢の人・人・人で溢れていた。朝9時半に家を出て、自宅に戻ったのは午後の4時であった。【2012.1.28】
写真1:英会話喫茶の入口 写真2:寒い中、車両通行調査をするおじさんと沢山のカウンター 写真3:箸にネームの彫刻を入れている光景とそれを買う香港人 写真4:ぬいぐるみにすがりつく子供と混雑する商店街
2012.1.28 記
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