朝から雨。もう店は開いているであろうと思われる7時ごろ傘を差さしホテルを出る(写真1)。東横イン函館駅前朝市周辺には体躯館のような大きな建屋の中に沢山の個人商店が寄り合うように入っている「函館朝市」、「函館朝市どんぶり横長市場」および個人が一軒一軒店を構え、寄り添うように商売をしている店の集団(市場)がある。前者は蟹や魚、海産物、函館近郊でとれた食材、野菜などを売る店がずらりと並んでいる(写真2)。後者は海産物のお土産や蟹・魚を商売(写真3、テレビ局が撮影していた)にしている。
ホテルがサービスする朝食をやめ、少々贅沢な朝食を食べに朝市に行く。6時ごろ開くというので14階のホテルの窓から眺めていたが、人の気配はない。人が出始めた7時ごろホテルを出て、直ぐ近くの朝市へ。少々おごって朝から海鮮丼のようなものを食べたく出かける。蟹の味噌汁つき、「なまえび」、「いくら」、「うに」、「ほたて」、「いか」など二品または三品組み合わせた海鮮丼を売りにしている店に入る。ご飯少な目、三品組み合わせ1500円を注文。だが、期待していたより美味しくない(写真4)。観光客目当ての客寄せにのってしまった感じだ。最初に出会った店に入ったが、もう少し歩き回れば海鮮丼を売りにしている店は沢山ある、後悔。8時ごろになると観光客が出始め、朝市も活気を帯びてくる。
お腹が満たされたので、昨日訪れたJR函館駅へ、そして構内のコーヒー屋でひと休み。駅から近くに停泊中の「函館市青函連絡船記念館 摩周丸」を外から眺め、ホテルに戻る。5時起きで期待していた函館朝市だったが、雨ということもあるが期待していたほどの賑わいはなかった。体躯館のような広いところに店が並ぶ朝市の一部に、近郊でとれた茄子や枝豆などの野菜を並べている年老いた個人商が何人かいた。いつ客がつくか不明の様子でお気の毒である。【2012.9.6】
写真1:雨が降る函館朝市の前で 写真2:大きな屋根の下に店を構える朝市の内部の様子 写真3:個人商店の蟹を売る店(テレビ撮影をしていた) 写真4:朝からこんなに食べてはいけない豪華な朝食
2012.9.6 KKRはこだて にて記す
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