少々お腹がすいてきた12時少し過ぎ、有名なトラピスト・バタ―飴とクッキーのお土産を買うためにトラピスト修道院の駐車場わきにあるにある修道院売店に入った。ここで目にしたのは龍杉創(りょうざんそう)という難しい名前のレストランと男爵資料館の案内である。案内書を見ると比較的ここから近いとあるので、そこまで行って昼食をとり、ついでに男爵資料館に入ることにした。
まずは食事ということでレストラン龍杉創(りょうざんそう)に入る。ここは、閑静で緑が多く、爽やかな鳥のさえずりが聞こえる男爵資料館敷地内にあるレストランである。じゃがいもを中心に北海道の大地で育まれた食材を生かしたメニューはバラエティ豊か。メニューを見ると、以下のように美味しそうなポテト料理が沢山ある。「男爵かれーオーブン焼き」を二人分注文。ジャガイモが入ったカレーライスでとても美味しい。近ければしばしば訪れたいところである。
●龍杉創コース…2,000yen ●龍吉らいす…1200yen ●男爵かれーオーブン焼き…1100yen ●ポテトグラタン…1,100yen ●ポテトチーズ焼き…800yen ●フライドポテト…500yen ●シーフードポテトのパイグラタン…500yen ●いももち…500yen ●ベイクドポテト…500yen ●じゃがいもアイス…400yen
上記のメニューに出てくる龍吉(りょうきち)とは川田龍吉という人の名前である。川田龍吉(1856〜1951)土佐出身は、イギリスに留学中に出会った女性ジェニーと寒い季節にホクホクに焼かれたジャガイモを食べながら愛を深めたという。明治39年、函館ドック取締役として、初めて北海道へ来た。ここはイギリスに似ていると感じ、ジェニーの想いを胸に、ジャガイモを函館近隣に植え、育て始めた。そのジャガイモは川田龍吉が作ったということで「男爵イモ」と名付けられ今日に至っている。男爵はトラピスト修道院で洗礼を受け、95歳で亡くなっている。【2012.9.7】
写真1:龍杉創(りょうざんそう)の案内看板
写真2:レストラン龍杉創の入口
写真3:関東人には珍しい除雪車
写真4:男爵資料館と広い庭
2012.9.10 自宅にて記す