まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2012/09/11 15:02:27|小さな旅の思い出
男爵イモは恋の味?(男爵資料館)

 このブログを投稿する瞬間のブログ・アクセス履歴数は99,999と9が5個並んだ数字である。あと一人の訪問者があれば十万人である。学生にブログのやり方を教えてもらい、恐々と投稿しはじめ、アクセス履歴数が10万に至り感動している。

 龍杉創(りょうざんそう)で昼食を済ませ会計をすると、“隣にある男爵資料館へ入るなら、龍杉創で食事をした”と言ってください。そうすると500円の入場料が100円引きになるという。広い庭には除雪車が置いてある、これも資料館の展示品かと思ったが、これは本物の除雪車であった。関東から来た者にとっては珍しい機械である。

 400円で入場券を求めると、おじさんが出てきて案内するという。資料館内は我々二人きりである。建屋に入ったところに川田龍吉男爵がアメリカから輸入したという農耕機械や脱穀機などが展示してある。これらの機械の説明を一通り終えると、おじさんは、あとは自由にゆっくり見学をしてくださいと言って立ち去る。真喜子と二人で昔の農業機械や器具など見て回る。30年以上前にロボット研究をしていた関係で機構学という本を書いたことがある。そのため、リンク機構、歯車機構、カム機構、ベルト機構などがむき出しになって良く見える機械類を見て回るのは非常に楽しい。

 川田龍吉男爵の知られざる恋物語を伝える英国人女性から送られた多数のラブレターが展示されている。そして、展示されている機械や道具の数々を見ると男爵は多彩な趣味の持ち主であることが分かる。ハイカラ男爵が欧米より取り寄せた、貴重な品々約5000点が展示されている。川田龍吉男爵がアメリカから輸入した各種農耕器具、当時の生活、ジェニーと交わしたラブレターなどが展示されていて私にとって興味ある資料館であった。男爵イモが川田龍吉男爵に由来することも分かり有益な見学となった。

 男爵資料館を後にして、午後2時ごろ札幌へ向け出発。森町から道央自動車道に乗れるので、そこまで小沼湖周辺を通る一般道を走る。森インターチェンジで高速道路に乗り、内浦湾沿いにしばらく走る。虻田洞爺湖と室蘭の中間に有珠山SAがあったので、ここで一休み。このSAからは有珠山と昭和新山が同時に見える。洞爺湖と有珠山、昭和新山は近い。
 こうして、午後4時ごろアパホテル&リゾート札幌に無事到着した。【2012.9.7】

写真1:川田龍吉がアメリカから輸入したトラクター
写真2:内部が良く見える農耕機械が珍しい
写真3:川田龍吉男爵とツウショット
写真4:トラピスト修道院からの帰路立ち寄った有珠山SAからの眺め(左の高い山が有珠山、右側に小さく見える三角の山が昭和新山)

2012.9.10







2012/09/11 14:42:01|小さな旅の思い出
男爵イモの生みの親

 少々お腹がすいてきた12時少し過ぎ、有名なトラピスト・バタ―飴とクッキーのお土産を買うためにトラピスト修道院の駐車場わきにあるにある修道院売店に入った。ここで目にしたのは龍杉創(りょうざんそう)という難しい名前のレストランと男爵資料館の案内である。案内書を見ると比較的ここから近いとあるので、そこまで行って昼食をとり、ついでに男爵資料館に入ることにした。


  まずは食事ということでレストラン龍杉創(りょうざんそう)に入る。ここは、閑静で緑が多く、爽やかな鳥のさえずりが聞こえる男爵資料館敷地内にあるレストランである。じゃがいもを中心に北海道の大地で育まれた食材を生かしたメニューはバラエティ豊か。メニューを見ると、以下のように美味しそうなポテト料理が沢山ある。「男爵かれーオーブン焼き」を二人分注文。ジャガイモが入ったカレーライスでとても美味しい。近ければしばしば訪れたいところである。


●龍杉創コース…2,000yen ●龍吉らいす…1200yen ●男爵かれーオーブン焼き…1100yen ●ポテトグラタン…1,100yen ●ポテトチーズ焼き…800yen ●フライドポテト…500yen ●シーフードポテトのパイグラタン…500yen ●いももち…500yen ●ベイクドポテト…500yen ●じゃがいもアイス…400yen


 上記のメニューに出てくる龍吉(りょうきち)とは川田龍吉という人の名前である。川田龍吉(1856〜1951)土佐出身は、イギリスに留学中に出会った女性ジェニーと寒い季節にホクホクに焼かれたジャガイモを食べながら愛を深めたという。明治39年、函館ドック取締役として、初めて北海道へ来た。ここはイギリスに似ていると感じ、ジェニーの想いを胸に、ジャガイモを函館近隣に植え、育て始めた。そのジャガイモは川田龍吉が作ったということで「男爵イモ」と名付けられ今日に至っている。男爵はトラピスト修道院で洗礼を受け、95歳で亡くなっている。【2012.9.7】


写真1:龍杉創(りょうざんそう)の案内看板


写真2:レストラン龍杉創の入口


写真3:関東人には珍しい除雪車


写真4:男爵資料館と広い庭


2012.9.10 自宅にて記す








2012/09/11 14:36:31|小さな旅の思い出
トラピスト修道院(男子)見学

 トラピスチヌ修道院(女子)からトラピスト修道院(男子)への距離は31kmあって、約1時間のドライブである。この修道院は内部に入れないが、予約しておけば見学可能のようである。

 「“祈り働け“をモットーに、各修道院にて労働と祈りの日々を送っている。童謡「赤とんぼ」の作詞者として知られている詩人の三木露風は30代の初めの頃、プゥイエ院長の招きで当院の文学概論、美学論などの講師として夫人とともに4年間を当別で過ごし、その間に夫婦で受洗してカトリック信者となった。また、男爵イモの開発者として知られる川田龍吉男爵も、その晩年に当別教会にて、D.ベネディクト大修道院長によって洗礼を授けられた。修道院で作られたバターやクッキーは有名で、好評を博している。」(ウィキペディア(フリー百科事典))

 トラピスト修道院に近づくと、美しい並木道を走る。そして、入口の駐車場に車を止めて歩きだすと、直ぐに修道院へ続く長い階段に至る。上り詰めるとレンガ作りの美しい建物が見えてくる。しかし、建物に近づくと鉄の扉があって内部へは入れないようになっている。ここで、見学は終わるが、周辺の緑が美しい。また、駐車場近くには売店があって、美味しいアイスクリーム、バタ―飴、クッキーなどを販売している。【2012.9.7】

写真1:この並木通りを走るとトラピスト修道院に至る
写真2:長い階段を上るとトラピスト修道院の建物に至る
写真3:トラピスと修道院が見えてきた
写真4:内部には入れないので建物正面でツウショット

2012.9.10 自宅にて記す







2012/09/11 14:33:52|小さな旅の思い出
トラピスチヌ修道院(女子)見学

 その日の出来事はその日にブログに投稿しようと心に決めて旅に出た。ところが、どこのホテルにもインターネット環境が整っているとは限らない。東横イン函館駅前朝市は有線と無線(Wi-Fi)が使えた。「KKRはこだて」では有線・無線両方ともその設備はなく、アパホテル&リゾート札幌では有線のみのインターネット環境であった。そのため、6日の「KKRはこだて」で投稿が止まり、7日にアパホテルに移動して再開。そして、8日(土)に再びしんしのつ温泉「のっぱらの湯」でその環境がないので中止。というようなわけで、毎日投稿しようとした意気込みが失われた。

 昨日6日に函館の湯の川温泉にある「KKRはこだて」に泊まったことは前回のブログに投稿した。今日7日は函館から札幌(アパホテル&リゾート札幌泊)への移動日。札幌へは約300kmでどこにも寄らずに4時間ぐらいかかる。午前中、トラピスチヌ修道院へ行くことにした。この修道院までの距離はJR函館駅から9.5km、ドライブ時間は約22分である。

 「トラピスチヌ修道院は、北海道函館市郊外にあるトラピスト会(厳律シトー会)系の女子修道院。1898年(明治31年)にフランスから派遣された8名の修道女によって創立された。その後1925年(大正14年)に失火で本館を焼失したが、翌年から再建に着手して1927年(昭和2年)に落成した」(ウィキペディア(フリー百科事典))

 午前9時ホテル「KKRはこだて」を出発し、市電の線路に沿ってJR函館駅方面へ向かう。函館駅を通り過ぎ、10分ほどでトラピスチヌ修道院に着く。ここは函館中心部から近いせいか、多くの観光伽が訪れていた。修道院内部には入れないが修道院の建物、美しい庭を見学できた。こうして、建物と庭園を見学したら、男子修道院も郊外にあるというので、そこへも行きたくなり見学を決めた。【2012.9.7】

写真1:「KKRはこだて」を出発(レンタカーは三菱のコルト)
写真2:函館市電の線路に沿って走る
写真3:マリア像と眞喜子像
写真4:レンガ作りの美しい建物

2012.9.10 自宅にて記す







2012/09/08 8:54:48|小さな旅の思い出
函館山から見た風景

 函館を訪れたら函館山に上ってみたい。山頂へは函館山ロープウェイで簡単にのぼれる。見学してきた教会からロープウェイ山麓駅までは近いので、元町を観光した後、函館山に上ることにした。山麓駅と函館山往復1160円、時速約24[km/h]。時間はわずか3分、1車両に乗れる人数は126人、1時間に1500人の輸送能力がある。朝は雨が降っていたが、昼ごろになると太陽が顔をだし、山頂からの眺望は期待できそうだ。

 ロープウェイは15分ごとに運行していて、一回に乗れる人数も上述のように126人と多い。写真1のような大型乗り物がわずか3分で頂上に着く。頂上には写真2のような標識が立っている。その背景に函館港が見える。函館山の山頂から見える夜景は有名である。写真3は、昼間だが函館市内を一望する風景である。右側の海が津軽海峡、左の海は函館湾である。写真4は少し望遠にして撮影した写真で、手前に青函連絡船摩周丸が見え、中央やや上に高い塔が見えるがそれは五稜郭タワーである。このように不思議なぐらい朝方の雨はあがり、晴天に恵まれ、紹介した写真のような美しい景観を楽しむことができた。山頂レストランに入ると、こうした景観を食事あるいはコーヒーを飲みながら見ることができる。我々も丁度昼食時に差し掛かったので、頂上レストランに入りバタジャガとコーヒーを頼み、眼下に見える絶景を楽しみながら食事をした。

 再び山麓駅まで下り、バスで駅まで帰る予定にしていた。しかし、一台のタクシーがあったので、駅までの値段を尋ねると800円ぐらいだというので乗った。運転手さんいわく、数人が一緒に乗ればタクシーは安上がりなのだが、運賃は高いと思いこむ人が多く利用者が少ないとぼやいていた。山頂までロープウェイで1人片道640円、タクシーに2〜3人乗れば安く頂上まで行けるよと教えてくれた。

 こうしてロープウェイ山麓駅からJR函館駅前のホテルまでタクシーで帰り、ホテル内に駐車しておいたレンタカーに乗り換え、今日の宿である湯の川温泉「KKRはこだて」へ向かった。15分ほどのドライブで「KKRはこだて」に午後2時に着く。チェックインは3時からだがチェックインさせてくれた。部屋はツインの洋間で広い。早速、温泉につかる。夕食に「蟹ざんまい」を注文したところ、活蟹の洗い、蟹甲羅焼き、焼き鱈蟹、蟹の香り揚げ、帆立貝殻焼き、浜湯で毛蟹、蟹釜飯、それにメロンのデザートつき、本当に蟹づくしであった。非常に満足であった。【2012.9.6】

写真1:函館山を上るケーブルカー
写真2:函館山山頂
写真3:函館山山頂からの眺め
写真4:眼下に青函連絡船の摩周丸が、遠くには五稜郭タワーが見える

2012.9.6 KKRはこだて にて記す