20歳代〜30歳代にかけて、クラシック音楽をはじめジャズやラテン音楽にしびれていた。映画「グレンミラー物語」、「ベニーグットマン物語」にも夢中になり、映画はもとよりレコード、その後のCDも求めよく聴いた。
以前、日本ポピュラー音楽協会主催のビッグバンド演奏会に行ったときにアンケートを出したことから、音楽会開催の連絡を受けるようになった。今回出かけた演奏会は、日本ポピュラー音楽協会設立記念公演で「栄光のラテンビッグバンド、見砂和照 東京キューバンボーイズ VS. 有馬忍 東京ラティーノス」である。かなり前からその予告はあったのだが、10月13日(土)に行けるかどうか不明で入場券を確保しておかなかった。その当日が迫ったので眞喜子に予定を聞き、行けることがわかり、当日券が手に入ることを当てにして日比谷公会堂へ向かった。
入場券を持っていないので早めに家を出て、有楽町から日比谷公会堂まで徒歩で行き、まず、入場券を求めることにした。満席であるなら、日比谷公園内の松本楼で有名なカレーライスを食べて帰るという予定にした。幸いにも空席が何席かあったので、S席を無事に求めることがでた。開演が午後5時なので、3時間ほど余裕がある。まずは松本楼のカレーライスで遅い昼食をとる。日比谷公園内では、全国都市緑化フェアと日比谷公園ガーデニングショーが同時開催されていたので、ガーデニングショーを見て回り演奏会までの時間うまい具合に調整できた。好天に恵まれたため日比谷公園内は多くの人でにぎわっていた。
プログラムを見ると、第1部は見砂和照 東京キューバンボーイズの「マンボ・ナンバー5」「アマポーラ」「マンボ・ジャンボ」・・・・・、第2部は有馬忍 東京ラティーノスの「ベサメムーチョ」「キェン・セラ」「マラゲーニャ」・・・・・などのラテン音楽とある。さらに第3部が松平健 with 腰元ダンサーズの「マツケン・サンバ」、そして第4部は東京キューバンボーイズ VS. 東京ラティーノスの「ブラジル」「グラナダ」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とあった。第3部のマツケン・サンバは予想外のこと(スペシャル・ゲスト)で、最近テレビで見かけるあのサンバが聴けると楽しみになった。
若いころは、マンボ、ルンバ、チャチャチャなどラテン音楽を聴くのに夢中になり、また、その音楽に合わせダンスを踊るダンスパーティにもよくでかけたことを思いだす。眞喜子も同世代であるから、一緒に聴き“懐かしい”の一言を発し、座ったままではお尻も振れないので手を動かし演奏を楽しんだ。予想外のマツケン・サンバと腰元ダンサーズは、わずか20分の歌と踊りであったが、きらきら光る和服を着て派手に歌うマツケンと腰元ダンサーズが踊るショーはラテン音楽より楽しかった。
演奏会場では写真撮影禁止であるから、その状況を伝えることは出来ない。聴衆の大部分が我々の同年代で車いすに乗って聴きにきたお年寄りも何人か見受けられ、おおいに盛り上がった。いずれのご老人も私同様、若いころを懐かしがっている様子がうかがえた。【2012.10.13】
注:10月13日(土) 日比谷公会堂、午後5時開演 1階J列 29番、30番
写真:西郷さんと久しぶりに会いご挨拶 写真:カレーライスで有名に松本楼の前で 写真:花好きな眞喜子はご満悦 写真:栄光のビックバンドプログラムの表紙
2012.10.19
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