四万十川近くの土産物屋前の駐車場に着く。ツアー旅行は、土産物屋とのつながりがあるのか、この種の店に必ず数件は立ち寄る。ここでも土産物屋のマイクロバスに乗りかえ、屋形船が停留しある川岸まで移動する。ここで、オプションだが1800円払った屋形船に乗りかえる。30分ほどやや深いと思われる四万十川を一回りしながら、昼食のお弁当を食べる。のどかだ。この間、観光用かと思われる投網を投げている小舟周辺を回り、投網を投げる瞬間を見せてくれる。今投げた投網の中には魚はいない。 こうして、船のなかで昼食をとり、投網を見学し岸に戻る。10分ほど再びバスに乗り、沈下橋に着く。この橋は、増水すると水中に没するという。したがって、水の抵抗となる欄干などは一切ないシンプルな橋だ。自動車が通れるほど幅広な橋ではあるが歩いていて落ち着かない。橋を渡る観光客は清流を見ながら、ただ、渡って戻ってくるだけである。 戻ってきて川岸の高台を見上げると、そこに水位記録の標識が見える。過去にそこまで増水したことを示す看板である。川の水が増水すると、今わたって来たこの橋は、完全に水没する。だから、沈下橋という。沈下橋を見学した後、高知へ一気に向かう。長いバスの旅になりそうだ。【2013.4.1】 写真1:清流が静かに流れる四万十川と屋形船 写真2:屋形船に乗って清流を航行すると投網漁船に出会う(観光用のデモのようだ) 写真3:増水すると橋は流れの中に沈下する“ちんかばし(沈下橋)” 写真4:正面中央高所に見える白い看板は、そこまで増水したことがあるという標識 2013.4.12 コンフォートホテル姫路にて記す
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