まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2013/04/12 23:58:59|国内旅行
四万十川と沈下橋

 四万十川近くの土産物屋前の駐車場に着く。ツアー旅行は、土産物屋とのつながりがあるのか、この種の店に必ず数件は立ち寄る。ここでも土産物屋のマイクロバスに乗りかえ、屋形船が停留しある川岸まで移動する。ここで、オプションだが1800円払った屋形船に乗りかえる。30分ほどやや深いと思われる四万十川を一回りしながら、昼食のお弁当を食べる。のどかだ。この間、観光用かと思われる投網を投げている小舟周辺を回り、投網を投げる瞬間を見せてくれる。今投げた投網の中には魚はいない。
 
 こうして、船のなかで昼食をとり、投網を見学し岸に戻る。10分ほど再びバスに乗り、沈下橋に着く。この橋は、増水すると水中に没するという。したがって、水の抵抗となる欄干などは一切ないシンプルな橋だ。自動車が通れるほど幅広な橋ではあるが歩いていて落ち着かない。橋を渡る観光客は清流を見ながら、ただ、渡って戻ってくるだけである。
 戻ってきて川岸の高台を見上げると、そこに水位記録の標識が見える。過去にそこまで増水したことを示す看板である。川の水が増水すると、今わたって来たこの橋は、完全に水没する。だから、沈下橋という。沈下橋を見学した後、高知へ一気に向かう。長いバスの旅になりそうだ。【2013.4.1】
 
写真1:清流が静かに流れる四万十川と屋形船
写真2:屋形船に乗って清流を航行すると投網漁船に出会う(観光用のデモのようだ)
写真3:増水すると橋は流れの中に沈下する“ちんかばし(沈下橋)”
写真4:正面中央高所に見える白い看板は、そこまで増水したことがあるという標識
 
2013.4.12 コンフォートホテル姫路にて記す







2013/04/12 14:30:00|国内旅行
内子の白壁の町並み

 松山から宇和島を通り高知へ向かう。その途中に内子という古い町並みが保存されているところがある。ここ愛媛県の内子に立ちより、30分間の散策。内子の町並みで教えてもらったのが“うだつ”である。「地位や生活がさっぱり向上しない。ぱっとしない、なかなか出世しない」ことを「うだつがあがらない」という、その“うだつ“である。“うだつ”とは、写真3のような梁(はり)の上に立てて棟木(むなぎ)をささえる短い柱のことである。これは防火用に建てるとガイドから教わる。この“うだつ”が上がると、出世するとか地位・生活が向上するとかともいわれているとか。
 
 古い町並みなので、和蝋燭を昔ながらの手作りで作っている店の見学ができた。手作り和蝋燭はススが出ず、炎が大きく温かみがあり、蝋がたれずに燃え、長持ちするそうだ。蝋燭をほとんど見ることがなくなったが、神社・寺院などで使われているので、そこからの注文が多いという。創業200年の伝統を守り続ける手作りの和蝋燭で商売になるのか気になるところだが、神社・寺院や一般から注文が入り、いまでも出回っているという話だ。【2013.4.1】
 
写真1:内子の古い町並み
写真2:”うだつ“が上がるようにと願い、「うだつ」を背景に記念写真
写真3:“うだつ”に近づいて見ると隣との境の目印でもあるし延焼を防ぐ防火壁でもあることがわかる
写真4:昔ながらの伝統を守りながら和蝋燭を作る職人さん


2013.4.11 コンフォートホテル姫路にて記す







2013/04/12|国内旅行
一夜明けた道後温泉街

 ツアー第1日目の宿「ホテルルナパーク」で一夜が明けた。7階の部屋の窓から外を覗くと左の方向間近に道後温泉本館の屋根がよく見える。直ぐに道後温泉本館を見学するためにおもてに出る。昨夜は夏目漱石の「坊ちゃんの間」の見学ができ、感激。その部屋で暗かったが記念写真も撮った。今朝は道後温泉本館の正面玄関前で記念写真を撮った。昨晩は、この玄関から入り急な階段を登り3階の個室で休憩した。本館から少し離れたところにからくり時計があるので、その周辺も散歩。坊ちゃんとマドンナの記念写真用の看板に顔を出し、坊ちゃんの気分も味わった。

 今日はこれから内子の白壁の町並みを見学し、宇和島を通り、四万十川の舟下り、沈下橋を渡り、高知へ向かうという忙しい1日になりそうだ。【2013.3.31】
 
写真1:ホテルルナパーク718号室から見える道後温泉の屋根
写真2:道後温泉本館前でのツウショット
写真3:坊ちゃんからくり時計
写真4:道後温泉本館を背景に坊ちゃんとマドンナ
 
2013.4.11 コンフォートホテル姫路にて記す







2013/04/11 12:00:00|国内旅行
夜の道後温泉街

 道後温泉本館内3階の坊ちゃんの間から外の通りを見回すことができる。本館温泉入浴の閉館は午後10時なので、そのころまで外の人通りはある。風呂から上がり、部屋でくつろぎ、坊ちゃんの間、皇室専用の浴室観覧を終え、本館を後にする。外にでると散歩する観光客は減り、からくり時計に火がともり幻想的だが人影は少ない。お巡りさん風のボランテアが、このからくり時計を観光客に説明している姿も見えたが、夜間遅くなると客が減り暇そうだ。
 道後温泉駅前広場には、夜間は坊ちゃん列車の機関車と客車が留め置かれ、ライトアップされている。【2013.3.31】
 
写真1:坊ちゃんの間からみた道後温泉玄関前の通り
写真2:夜のからくり時計
写真3:からくり時計を説明するボランテアのおじさん、暇そうだ
写真4:坊ちゃん列車の機関車先頭部
 
2013.4.11 コンフォートホテル姫路にて記す(朝7時)。今日と明日は午前10時から午後3時まで姫路医療センター附属看護学校で集中講義があるので出かける。







2013/04/11 6:36:05|国内旅行
道後温泉本館と坊ちゃんの間

 金刀比羅宮を後にして、松山市の道後温泉へ向かう。午後5時半ツアー第1日目の宿である道後温泉街「ホテルルナパーク」に到着。7階の718号室洋間である。この部屋の窓から夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な道後温泉本館の屋根が見える。道後温泉は約3000年の歴史を誇る日本最古の温泉だそうで、木造三層楼の道後温泉本館は、今から120年前の明治27年(1894年)に建てられたというから古い木造の建物だ。平成6年(1994年)に国の重要文化財に指定された。そろそろ改築の話しが出ているが、なにしろ古いので始まると10年ぐらいかかるといわれ、まだその工事の決定はなされていないようだ。工事が始まると、有名な本館にはしばらく入れないので、下記に述べる入浴は一番よい3階席を選んで一風呂浴びた。
 
 道後温泉本館の館内には「神の湯」、「霊(たま)の湯」の浴室があり、コースによって、大広間や個室での休憩、浴衣やお茶のサービス(入浴料金に含まれる)といった多彩なコースが楽しめる。入浴するにはまずコースを選び、入浴券を購入。木製の下足箱に履物を入れ、改札口を通る。それぞれの脱衣室または休憩室へ。
 
 道後温泉街は各ホテルの浴衣を着ていても利用できるので、散歩がてらぶらりと立ち寄れる。入浴料金は下記のように4段階に分かれている。一番安い料金は普通の銭湯のように入浴のみ、一番高い料金は浴衣、坊ちゃん団子付き、お茶付きの個室で1時間20分休憩できる。
 
霊の湯(2階席1200円、3階席1500円)
神の湯(1階席400円、2階席800円)
 
 以上のような4コースがあるので、あらかじめどのコースを選ぶかを決めて入浴券を求める必要がある。我々は二度とこられないかもしれないと思い、3階席の1500円コース入浴券を求め、3階個室でくつろいだ。このコースは坊ちゃん団子、お茶、浴衣が運ばれ、120年昔のにおいをかぎながら60分間を湯に入ったりお茶を飲んだりしてここで過ごす。また、この料金には漱石ゆかりの部屋、皇室専用の浴室などの見学料金もふくまれているので、それらの見学も時間内で行った。
 
 ツアー第1日目は、朝5時半に羽田空港近くのホテルを出発、7時25分発で高松空港へ、そして鳴門公園へ立ち寄り、金刀比羅宮の階段785段を登り、松山の道後温泉にたどり着いた。長旅にもかかわらず、夜の道後温泉本館で温泉につかり第1日目を楽しんだ。【2013.3.31】
 
写真1:夜の道後温泉本館の正面玄関付近
写真2:3階の特別個室へ向かう急階段
写真3:1時間20分休憩できる3階個室は昔の6畳の和室
写真4:坊ちゃんの間でしばしの間、明治時代の温泉宿の雰囲気を味わう
 
2013.4.11 コンフォートホテル姫路にて記す