人間、食べることは生きて行くうえで欠かせない。その欠かせない食の集まりが、6月16日(日)のお昼にあった。会の名前は「お値打ちランチを食べる会」。この会は、LSC(ロングステイクラブ)内に設けられた集まりで、今回が第2回である。もともとLSCの目的は、「自由な時間を使い、旅をテーマに生き生きと豊かな人生を過ごすために集まった仲間たち。例会・懇談会などで会員の手作り旅行や長期滞在旅行の情報を相互に交換をする場を提供し、同じ想いの人々の夢の実現を支援する。また、お誘い旅行・各種同好会などでの出会いを通じて気心の合う仲間づくりや人と人との絆を大切にし、社会貢献などを通してふれあいとぬくもりのあるクラブライフを目指す」という主旨で運営されている(http://www.longstayclub.org/)。
第2回の「お値打ちランチを食べる会」は、隅田川に架かる佃大橋(勝鬨橋のお隣の橋)にほど近い「月島スペインクラブ」において開催された。小雨の中、男女合わせて24名の元美男・美女が一堂に集まり、正午から2時間ほど美味しいスペイン料理の昼食とりながら団らんを楽しんだ。初めて行く場所とあって、我々夫婦は早めに自宅をでたので1時間ほど早く会場に着いた。この近所には喫茶店がないので時間調整ができない。雨の中、外で待つのも辛いので開店前で準備中の店員にお願いし、スペインクラブ内のカウンターでコーヒーを注文し待たせてもらった。コーヒーは普通なら300円、これから食事をするお客さんは150円でいいというので、コーヒーを飲みながら皆さんの到着を待った。
ロングステイクラブという名で分かるように、自宅を離れ国内外で1週間〜数ヶ月の手づくり旅行や長期滞在の旅を楽しんでいる人たちが仲間である。旅行ばかりか、東京を歩こう会、卓球、ゴルフ、ダーツ、フラダンス、料理などと幅広い同好会もあって、会員の交流強化にも役立っている。多くの会員は勤めをリタイヤした元気な高齢者が多い。アンデルセンの名言「旅は私にとって精神の若返りの泉である」のように、旅好きの人たちの集まりであるから、皆さん非常に元気で若い! 集まった会員の中にから明日スペインへ、香港へ行くのだという声が聞こえる。お互い、初めて会ったという人もいるが、旅という共通土俵があるお陰で話は直ぐに燃え上がる。
旅の話しばかりではない。同席した幹事のSさんはパソコンに強く、Skypeの話しで熱が入っていた。このSkypeというのは、パソコン付属のカメラ(液晶画面の上部にある)とマイクがあると、テレビ電話のように動画と音声で遠くの人と話しができるというすぐれものだという。この話しがちらっと耳に入ったお陰で、これなら佐賀にいる孫達と動画を見ながら話せると思い、その話題に仲間入りさせてもらった。こうして、Skypeは無料であって、動画と音声を同時に送受信できるというすぐれものであることを教えてもらった。
知らない人と知り合え、わからないことを知ることができ、さらに世界のどこかへ旅した会員がこの中に何人もいるので、その国の実情も知ることができる。この集まり「お値打ちランチを食べる会」は、美味しい食事をとりながら、おしゃべりし2時間を楽しめるという、とても素晴らし企画である。今月は6月、誕生月の人3名にはスペシャルメニューがハッピーバースディの音楽とともにサービスされ、会はよりいっそう盛り上がった。
前述したSkypeの話しを聞いたので、帰ったら直ぐやりたくなった。この会が終わった後、池袋ビックカメラに立ち寄り、マイクを買った。自宅に帰り、Skypeの無料ソフトウエアをダウンロード、買ったばかりのマイクをUSBに接続し、自身の声が正しく伝わるかどうかのテストまでやった。その後、佐賀の息子に連絡をとり、電話受話器を片手に持ちながら、お互い同時にパソコンを立ち上げ、音声送受信の確認を行った。いろいろ試みたが相手の動画(自身の動画は出てきた)が現れずで、夜遅くなりあきらめた。音声だけでも無料で話しができることが分かった。その後の操作方法は、前述したLSCのSさんが勉強会を7月2日に開いてくれるということなので、それまで動画で孫たちに会えるのはお預けとなった。
今回の「お値打ちランチを食べる会」はスペイン料理、次回は中華料理とのうわさがある。こちらも楽しみだ。この種の会を催すには、幹事さんがいて開催日と日程を決め、それに連絡などを調整していただいている。その幹事さんたちに厚く感謝いたしております。【2013.6.16】
写真1:スペインクラブの立派な店構え
写真2:落ち着いた雰囲気の客席
写真3:LSC代表K氏と会員の団らん
写真4:6月お誕生月の客への花火付き特別サービス
(写真4枚は才野勝裕氏提供)
2013.6.22 自宅にて記す