まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2013/08/25 18:29:34|思い出
「私の針仕事展」と「サマー・ジャズ・フェスティバル」

 5月に求めておいた第45回 サマー・ジャズ・フェスティバル(8月24日(土))の日が来た。場所は日比谷公会堂。丁度、「私の針仕事展」が池袋西武デパートで8月22日〜30日まで開催中とあって、この針仕事展にも午前入場し、デパートで昼食を済ませ、日比谷へ向かうこととした。
 
 「私の針仕事仕事展」は、トップキルター51名の新作キルトが一堂に展示されているとのことで出かけた。Makikoはこの種の展示会には何度か来たようだが、Koichiははじめて。Makikoはパッチワーク愛好家ということで、大作は無理だが小規模の作品を毎日手がけている。今、進行中の作品は縦横1mほどのハワイアンキルトである。昨年暮れにハワイで習ったハワイアンキルトを宿題に持ってかえったので、来月ハワイで習った先生に会うというので、目下必死でその宿題のために針を動かしている。

 「私の針仕事仕事展」で展示されている作品は、いずれもすごいというしかいいようがない豪華で素晴らしいものばかりである。トップキルターという人たちの作品だけに、近づいて良く見るとカラフルな布端をヒト針ごとにきれいに縫い付けてあるのに感心する。これらの作品を見ると、我が家のパッチワーク愛好家の作品は子供の作品のようである。しかし、孫達が描いた幼稚でたどたどしい絵をなぞってパッチワークに仕上げてある作品もあるので、それは見ていて微笑ましく楽しい。
 
 「私の針仕事仕事展」会場を出ると、デパートの食堂街は近い。ダイエット中ということもあって、遠慮がちに日本蕎麦を食べ、地下鉄丸の内線で霞ヶ関へ向かう。この駅から日比谷公園は直ぐで園内に日比谷公会堂がある。ここで、第45回 サマー・ジャズ・フェスティバルが行われる。午後2時開演で7時までというから5時間ジャズを聴くことになる。

 演奏する楽団は「ザ・ビックバンド・オブ・ローゴス」「北村英治他のクラリネット軍団」「川嶋哲朗カルテット」「森寿男とブルーコーツ」他で、スペシャルゲストとして演奏した北村英治のクラリネットが素晴らしかった。45回連続出演して演奏し続けた今田勝が日本ポピュラー音楽協会から表彰された。
 印象に残る演奏、演奏家は、サマータイムとグディ・グディを歌ったマーサ三宅。今年デビューして60周年記念というから80歳ぐらいになるかと思う。元気で良い歌を聴かせてくれた。スペシャルゲストとして出演したジャズバイオリニストの寺井尚子も素晴らしい演奏であたった。ジャズでバイオリンを弾くのを聴いたのははじめてであったので、感激。最後に出演したスペシャルゲストの中川晃教(あきのり)の歌も素晴らしかった。彼は、日本のシンガーソングライター、俳優、歌手ということで、ミュージカルなどにも出演しているという。彼が出演するというので、若い女性フアンが結構たくさん入場していた。

 こうして、最後は森寿男とブルーコーツ楽団と北村英治演奏で、「Sing, Sing, Sing」で会場を盛り上げてくれた。時計をみたらなんと午後7時だ。11時半の蕎麦昼食であったので、お腹が空いた。日比谷公園内には10円カレー(850円カレーが10円、売り上げは交通遺児育英会や日本ユニセフなどに寄付。毎年9月25日に限り1500名限定)で有名な松本楼があるので、そこでカレーライスを食べて帰ることにした。人気のレストランだけあって、10人ほどが列をなしていたので列に加わった。混んでいるのでもう1人相席でもよろしいかといわれたのでその人と一緒の席についた。その人は、我々同様に前述のジャズを聴いたというMakikoと同い年の女性で、千葉県の松戸市からきたという。美味しいカレーライスを味わいながらたわいもない雑談を楽しみながら食事した。
 
 今日も30℃を越える暑い日であったが、池袋西武デパートで「私の針仕事仕事展」を観て、気の遠くなるような“空間の藝術”作品に感動。そして、午後からこんどは“時間の藝術”「第45回 サマー・ジャズ・フェスティバル」で5時間という長時間ジャズの音楽を楽しんだ。夜は夜で、いつか松本楼でカレーライスを食べたいと思っていたことが実現でき、充実した今日一日を過ごすことができた。感謝【2013.8.24】
 
写真1:静かな日比谷公園内でのツーショット
写真2:公園内で開催中の気仙沼市復興行事バザーを覗くMakiko
写真3:80年以上前の建物で収容人員2085人と大きくて古くて立派な日比谷公会堂入り口階段にて
写真4:The Summer Jazzパンフレット
 
2013.8.25 自宅にて記す







2013/08/15 23:05:00|思い出
終戦記念日
 今日は戦後68年目の終戦記念日。ここ何年か8月15日に先祖の墓参りをしている。墓は都内の青山墓地にあるので、比較的出かけるのに便利なところである。
 
 都内へ出るときは、一か所ではなく何か所かを回ってくることが多い。今日は、35℃を越すような猛暑であったが、青山墓地へ墓参りし、麻布十番駅出口7から徒歩30秒の麻布楓林中華料理店で昼食をとり、それに池袋東急ハンズでこれから試作するある研究用の装置素材を求める予定でMakikoと家をでた。
 
 地図をみたら青山墓地と麻布十番は比較的近いので、麻布楓林でランチを済ましてから墓参りするのがよろしいと判断した。しかし、行動をはやめに起こす傾向がある我々は、1時間も早く麻布楓林に着いてしまった。店を覗いたら開店は11:30からとあることと、あまりにも暑いので、麻布十番から青山までタクシーで往復し、先に墓参りすることにした。タクシーは片道1000円ぐらいで行けると判断したとおり、往きは980円、帰りは1180円であったので、運賃予想はほぼ当たった。
 
 今日の行動経路は写真に示す通りである。なぜ、麻布楓林でランチかというと、先月のブログに「お値打ちランチを食べる会」を投稿(7月21日)したように、麻布楓林は麻布十番駅から極めて近く、お値打ちランチであることを知ったので、再度訪した次第。また、青山墓地はここ麻布十番から近いということもあって、墓参りしてから麻布楓林でランチを済ませたのである。先月訪れ分かっていたが、ランチは1000円のお値打ちランチでバイキング、品数多く美味しくおなか一杯に食べた。ダイエットで5[kgf]減量できたのだが、リバウンドが心配だ。
 
 あまりにも暑いので墓参りと中華ランチで家に戻ろうといったんは思った。しかし、あらためて材料を求めるために池袋東急ハンズへでかけるのは面倒だと思い、一気に3か所を回り帰路についた。
 
 68年前の昭和20年8月15日、山形県米沢市の小野川温泉高砂屋旅館に児童集団疎開でお世話になっていて、ここで終戦の玉音放送を聴いた。児童集団疎開は小学校3年生からであったので、68年前の8月15日終戦の日は4年生になっていた。3月11日夜の東京大空襲の際、水で濡らした布団を頭にかぶって言問橋下まで戦火を逃れたということを両親は話していた。その両親が眠っているところが青山墓地である。大空襲当日の戦火の様子は疎開していたので知らないが、東京に戻ってから見た一面の焼け野原はよく覚えている。【2013.8.15】
 
写真:今日終戦記念日の行動経路
 
2013.8.15  自宅にて記す







2013/08/14 5:57:38|思い出
銀座でランチ

 銀座で食事など、なかなかできない。今回、LSCの第4回「お値打ちランチを食べる会」が銀座6丁目にある銀座「まめとら」(京都祇園の豆寅 銀座店)で開催されることになり参加した。暑い日であったが、滅多に銀ぶらなぞできないので、この機会を逃さず銀座でランチと銀ぶらを楽しんできた。
 
 池袋から地下鉄有楽町線に乗り有楽町駅で下車。服部時計店のある銀座4丁目にでて、銀座6丁目交差点を目指して銀座の目抜き通りを新橋駅方面へ向けて歩く。写真1のように太陽が歩道を照らし暑いことおびただしい。Makiko、写真2のようなすてきが服装が気になったのか一瞬とどまるが、直ぐに歩き出す。6丁目の交差点を左折し2ブロック行ったところをまた左折したら直ぐに豆寅銀座店が見えてきた。
 
 第4回「お値打ちランチを食べる会」は、ここ豆寅銀座店だ。夜の食事は1万円前後とお高いが、昼の食事は、1000円〜1800円ということで「お値打ちランチを食べる会」にぴったりということで、会員の幹事さんがここ豆寅銀座店を選んでいただいたようだ。
 靴を脱ぎ2階に上がり、畳の部屋に30数人が座り一同に会食。座敷テーブル4人ずつオーダーをする。1000円の豚角煮が評判と聞きオーダー、それに皿盛り刺身が600円というので、これもオーダーする。新鮮な魚は築地から仕入れるというので、刺身は新鮮で美味だ。1600円で美味しい和食ランチが銀座のど真ん中で食べることができ、大変満足。
 
 食事後は、自由解散。幹事さんは銀座観光案内風の地図を用意し全員に配布。豆寅銀座店周辺にある銀座の見所を写真3に示すように親切に説明する。我々は、銀座アップル・ストアと銀座教文館書店に立ち寄り、御木本真珠本店前で写真を撮り、有楽町へ向かった。アップル・ストアではiMacのソフトウエアバージョンアップ(Mountain Lionというソフトウエア)のやり方を教わり、教文館書店では「堀越二郎の零戦」と「堀達雄の風立ちぬ」を求める。いずれも文庫本なので、9月にでかけるハワイへ持参し、暇な折りに読もうと思っている。
 
 これまで、「お値打ちランチを食べる会」に参加し、スペイン料理、中華料理、和食のランチを食べてきた。美味しい食事が仲間とでき、楽しい話題に花を咲かせ、情報交換ができる場となる「お値打ちランチを食べる会」は、毎度のことであるが楽しいひとときを過ごせるとてもよい会である。これをお世話願う、幹事さん達に感謝。
 
 第5回の「お値打ちランチを食べる会」は、<「地上150メートル"天空レストラン"でフレンチを!!」9月12日(木)11:30、浜松町東京會舘レストラン レインボー、東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル39F>とニュースが入ってきた。来月はハワイロングスティに出かけるので残念であるが、欠席する。【2013.8.7】
 
写真1:暑すぎて人影少ない銀座のメインストリート
写真2:すてきな洋服を飾るショーウィンドウだが、暑さに負け素通り
写真3:幹事さん、銀座の街並みを熱心に教えてくれる
写真4:開店120年を迎える老舗 御木本真珠本店前にて
 
2013.8.13 自宅にて記す







2013/08/10 10:45:03|思い出
映画

 昔から映画は好きで、子供のころから学生時代までよく浅草ロック街にあった映画館へ観に行った。現役時代はあまり映画を観る機会はなかったが、定年退職後はよく観に行くようになった。観に行く映画館は、車で15分ほどのところにある「ユナイテッド・シネマ入間」が多い。ここには、収容人数が最少で115席、最大で362席を有する9つの映画館がビル5階、6階にある。9つある映画館の中で3つの映画館には、立体映画が観られる3D装置があるそうだ。過去に“三丁目の夕日”という映画を観たが、それが3D(デジタル3Dシネマ)であった。このとき、立体めがねが必要だというので確かメガネ台代400円別途払い観た記憶がある。このメガネは次回も使えるというので、大事にとってあるが、その機会はまだない。
 
 9つ映画館あるユナイテッドシネマ入間だが、ここで公開されない映画も沢山ある。渋谷にある“ル・シネマBunkamura(ローマでアモーレ)”、新宿伊勢丹前の“角川シネマ新宿(アンコール!)”、池袋の“シネ・リーブル池袋”、有楽町の“角川シネマ有楽町(25年目の弦楽四重奏)”などにも観たい映画があればわざわざ出かけて観てくる。
 
 6月から7月にかけて観た映画は、以下の通りである。表示した点数は個人的評価の主観である。
(1)「ローマでアモーレ」、    6月22日、60点
(2)「アンコール!」、        7月6日、90点
(3)「25年目の弦楽四重奏」、7月15日、70点
(4)「風立ちぬ」、            7月20日、80点
(5)「最後のマイウエイ」、 7月25日、85点
(6)「終戦のエンペラー」、 7月28日、95点
  
 「風立ちぬ」は新聞、テレビ広告でよく目にしたので、初日の朝一番上映(9:20)で観てきた。長編アニメーション映画は初めてである。宣伝では、ゼロ戦設計者の堀越二郎をモデルにしたということで興味をもった。その昔、YS-11の疲労試験の研究にちょっとだけお手伝いし、航空機の仕事をしたことがあるので、零戦を設計した堀越二郎の名前は知っていた。複雑な設計に計算尺を使っているシーンがあるが、懐かしい想いで観た。我々学生時代に毎週行ってい実験レポートの計算には、もっぱら計算尺とソロバンを使った。平頭鋲などの技術的用語も知っていたので懐かしい。関東大震災の際に逃げ惑う時に転倒し足を骨折した女性の応急手当てに計算尺を当木として用いるシーンは、事実かどうか不明だが機転がきいた判断で素晴らしい。零戦の設計に計算尺で複雑な計算をやり遂げた昔の技術者に敬意を表する。
 
 今日10日土曜日から少年Hがユナイテッド・シネマ入間で公開されるので夜の部を観に行く予定である。「少年H」上下二冊の本は買って家の中の書棚のどこかにあるはずだがまだ読んでいない。映画を先に観ることになるが、内容によっては少年Hの本を見つけだし読むことにしたい。
 
写真1:アンコール
写真2:風立ちぬ
写真3:最後のマイウエイ
写真4:終戦のエンペラー
 
2013.8.10 自宅にて記す







2013/08/06 9:37:19|思い出
ダイエットその後

 7月18日から7月24日まで「7日間脂肪燃焼ダイエット」を始め、約2[kgf]減量した。7日間をひと区切りとし、その後の様子をみてさらに続けるかどうかを決めることにした。定められた献立に従いダイエットを実行した結果、写真1の左側に示した曲線のように、7日間で2[kgf]体重が減った。これは、ここ数年72[kgf]前後の体重であって、71[kgf]台の体重を下回ることはなかったので、極めて嬉しい。Makikoも全く同じようにして、7日間で1.5[kgf]を減らすことに成功した。そこで、ラマダン明けではないが、7日間のダイエットを無事終了したので、なにか美味しい物を食べたく、小休止することにした。
 
  「7日間脂肪燃焼ダイエット」の献立は、野菜スープをベースとしているので、お腹が減るのは当たりまえで非常につらい思いをした。街を歩いているとレストラン前のショーウインドウにある食品サンプル、テレビに映る食料品、芸能人が作る料理とそれを美味しそうに食べている姿などがやたらと目につく。美味しそうな食べ物、それを食べている他人様の姿をみるとダイエットをやめようかと何度も思う。しかし、7日間頑張り2[kgf]減量が確認できたので、とりあえず小休止することにした。普段の生活に戻り、食べたいものを食べることにした。2人で何が食べたいか話したあったところ、Koichi鰻重、Makiko寿司ということになった。ダイエットが終了したのはLSCの皆さんと三鷹の森ジブリ美術館へ行く日(24日)の前日である。ジブリ美術館見学の帰りに吉祥寺で参加の皆さんと食事をともにすることになっていた。飲む方が多いので入った先は、焼き鳥屋であった。飲まない我々は、普段焼き鳥屋へ入ることはまずない。食べ慣れない焼き鳥だが、お腹の虫がびっくりするほど、その美味しさは格別なものであった。
 
 ダイエット終了の翌日は以上のようで焼き鳥、その後、写真2のように角上鮮魚店で上寿司を求め、自宅で寿司の夕食。その後、渋谷で映画「最後のマイウエイ」を観た帰り、渋谷東急内で伊勢定鰻店を見つけたので、念願の鰻重を食する。前述の焼き鳥屋の焼き肉、角上鮮魚店の上寿司にも増して美味であった。
 
 とりあえず、7日間ダイエットを終え減量できることを確認でき、一安心。よくテレビで減量作戦のダイエットが放映され、それを達成した人の苦労と喜びの映像をみることがある。その人達の喜びの気持ちがよくわかる7日間のダイエットであった。

 その後、リバウンドするのではないかとの恐れを抱いたが、写真1の右側に示したように、Koichiは69[kgf]、Makikoは66[kgf]を下回る体重を維持していることがわかり一安心だ。7日間ダイエット最中は毎日体重を測った。リバウンドしていない結果が出たのは、毎日体重測定を欠かさず行っていたからだと思う。その理由は、昔からなにかを測ってどうするということに興味があった。その結果、測ることは制御(コントロール)のためだということがわかり、ロボット、航空機、列車、工場の自動機械などすべての賢い機械装置には計測が正しく行われていることに気づいた。

 このようなわけで、体重を減らそうとする行為は、一種のコントロールであるから、体重を測ることなしでは達成でき得ない。体重測定を頻繁に行い、意識の中に測定した自分の体重を知っていると、無意識のうちに食べることに気をつけ、運動に励むことになる。2[kgf]という量は、水500mlのペットボトル4本に相当する。これまでそれを毎日どこへ行くのにも持ち歩いていたことになる。それがなくなり、身軽になった。
 
写真1:7日間のダイエット記録とその後の体重推移
写真2:豪華なお寿司でわくわく?
写真3:嬉しさのあまり、手をだすのをためらうMakiko
写真4:寿司をつかむ手が震えるKoichi
 
2013.8.6 自宅にて記す