まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
ハワイ・プランテーション・ビレッジ訪問 【ホノルル 2014.12.29】

  ハワイの歴史の一端を知るため、ハワイ・プランテーション・ビレッジへ行ってきた。ここは、ハワイのサトウキビ産業の全盛期にプランテーション(plantation:単一作物を大量に栽培する大規模農園)内で働いていたさまざまな国の労働者の生活様式を、それぞれの国別住居で再現し展示しているところである。住居は中国、日本、韓国、ポルトガル、プエルトリコ、フィリピンなどの人々が暮らしていた家で、内部には当時労働者およびその家族が使用していた現物の家具や寝具、遊具、宗教関連の備品の一部が保存、展示されている。
 
 住居の他に、風呂屋、豆腐屋、散髪屋、よろずや、診療所、集会場、キャンプ事務所などもある。かわったところでハワイ原住民の家、相撲土俵跡があり、興味ぶかかった。相撲土俵跡が残されていることからわかるように、当時日本からハワイにやってきた労働者が一番多かったからと思われる。
 
 ハワイ・プランテーション・ビレッジへは、アラモアナ・センターでTheBus No.42に乗り、ワイパフでNo.432に乗り換える。ハワイ・プランテーション・ビレッジ前で降りると、すぐ前に“Hawaii Plantation Village”と書かれた大きな案内表示版が見える。入り口というのがなく、道路に沿って進むとゲートはなく、そのまま中に入れる。しかし、道路の途中右脇に事務所と入場券売り場をかねた建屋がある。そこに管理人、ガイドさんがいるので、入場料を請求される。大人$10を払うと日本語版と英語版の案内書を渡される。
 
 案内してくれたのは、60年間ハワイに滞在しているというKさんで、各国の住居とその内部の様子、ハワイプランテーションの歴史、使用していた当時の生活用品などを親切に説明してくれた。普通にはツアーバスで立ち寄る人が多いそうだ。TheBusを使ってやってくる人は少ないとも言っていた。
 
 事務所前にベンチが並んでいる。そこでイタリアとアメリカから来た2家族が食事をいている。今日は特別にフィリピン人のガイドさんがつくったという昼食を振る舞ってくれているという。丁度、この昼の食事時にここに着いたので、ガイドのKさんがフィリピンのガイドさんにお願いし、我々にも振る舞ってくれた。まわりをみるが、売店やレストランなどがない不便なところなので大変助かった。【2014.12.29】
 
写真1:ハワイ・プランテーション・ビレッジ入り口の表示版
写真2:料理好きフィリピン人ガイドの手料理を来園者に振る舞う
写真3:ビレッジの各国住居の一部
写真4:日本人がよく使ったという相撲の4本柱
 
平成27年1月6日(火) クルーズPride of Americaにて記す







残念ロイヤル・ハワイアン・バンド雨で演奏中止 【ホノルル 2015.1.2】

 今日は、曇りがち。気功体操会場へ行くが、体操が始まると直ぐに大雨が降りだす。アラワイ運河裏のコンベンション・センターの屋根のひさしの下に会場を移し、そこで気功体操を行う。皮肉なことに体操が終わるころ雨は止む。
 
 今日は金曜日、12時にイオラニ宮殿でローヤル・ハワイアン・バンドの演奏があるので出かけた。開始時刻の12時直前まで空は曇っていたが、演奏が始まるころに急に大粒の雨が降り出した。まさに演奏をはじめようと、開始時の合図であるホラ貝を吹く態勢まで整えていた(写真1)。あまりの大雨なので、演奏を中止するかどうかの協議が始まる(写真2)。一方、団員は楽器をしまい始め、観客は椅子を片付け大急ぎで近くの建物に逃げ込む。結局、今日の演奏会は中止となる。団員の楽器片付けが終わったころ、皮肉なことに雨は上がる。
 
 ローヤル・ハワイアン・バンドの追っかけ外人(我々もその傾向があるが)が指揮者のクラークさんと話しをしている。そこへ別れの挨拶をかわしたく割り込み、クラークさんに声がけし、また、よい音楽を聴くために来年もここに来ると別れの挨拶を交わす。このとき、昨年9月に来たときに写した写真を手渡す。喜んでいただけたようだ。クラークさんと上記の外人さんと3人で写真を撮り(写真3)、来年その写真を印刷してもってくると約束し別れる。
 
 時計を見ると12時20分過ぎ。中華街が近いので、散歩がてら中華料理店を見つけ美味しい中華を食べようとMakikoと話しがまとまる。中華街へはイオラニ宮殿から歩いて5、6分で行けるのでどこかに中華料理店があるだろうと探す。横浜の中華街のように中華料理店が軒並みにはない。簡易食堂は見つかるが、まあまあと思われる店は思うように見つからない。入り口が狭いとある中華料理店が目についたので入る。中華まんじゅうや餃子、春巻きなどが2、3個入りの湯気がでているセイロを乗せた手押し台車を客席の周りを移動し、好きなものを選ばせている。これとは別に、麻婆豆腐、海鮮焼きそばなどの単品もメニューにはある。台車から餃子1品(3個入り)を取り、あとの2品に海鮮焼きそばと海鮮・野菜炒めを選んだ。薄味で美味しく、値段も2人合わせて$29と安い昼食にあるつけた。この店は美味しく、安い料理だからであろうか、人気の店のようで大勢の客で賑わっていた。
 
 明日3日からハワイ4島の7泊島巡りのクルーズが始まる。イリカイ・ホテルに帰ると午後3時だ。イリカイ・ホテル(コンドミニアム)の管理人の一人であるKさんにお願いし、クルーズ7泊の間、荷物の半分を預かっていただくお願いの約束をしてある。その約束の時間が4時半である。いまはイリカイ・ホテルに滞在中だが、7泊を船で過ごすため、ホテルの部屋をその間空けることになる。船が再びホノルルに戻ると我々はイリカイ・ホテルに戻り4泊する予定だ。7泊するのに必要な荷物を船に持ち込み、残りをイリカイ・ホテルの空き室に預かっていただくお願いをしてある。その預かり荷物を今日移動させ、明日乗船するための荷物もついでに整理しまとめたので、部屋はすっかり綺麗に片付き、クルージングの準備ができた。クルージングが終わり、戻るとこんどは海が見えるヨットハーバー側の部屋に移ることになっている。そこで4泊し帰国する。
 
 午後4時半、Kさんが18階エレベーター前で待っていてくれ、荷物半分を使っていない部屋◎◎号室に移動する。10日(土)にクルーズから戻ったときに受け取ることになっている。こうした便宜を図っていただけるKさんに感謝!冷蔵庫の中は空っぽだ。小錦経営の1階レストラン「シナモンズ」でパンケーキのテークアウトで夕食。
 今、ホノルルは午後9時だ。今現在、外は風と雨、そして初めて当地の珍しい雷の音が響く。【2015.1.2】
 
写真1:開始のホラ貝を鳴らそうかどうしようか?
写真2:雨が降り出し演奏中止かどうかの協議?
写真3:追っかけロイヤル・ハワイアン・バンドの2人
写真4:美味しかった中華料理(写真手前枠外にどっさりと料理がある)
 
平成27年1月2日(金) イリカイ・ホテルにて記す







ワイキキビーチで新年 【ホノルル 2015.1.1】

  ハワイには何回か来ているが、クリスマスと正月を迎えたのは一昨年(21012年)と今回で2回目である。一昨年は、クリスマスも正月も勝手が分からなかったのでホテルで静かにしていた。今年は様子が少し分かってきたので、クリスマスには教会へでかけ、正月を迎えるために12時に花火を打ち上げるというワイキキへでかけた。
 
 夜7時。出かける前に腹ごしらえとインスタントだがお餅入り豪華な?年越し蕎麦を食べる(写真1)。午後10時にホテルを出発し、TheBusでワイキキへ。クヒオ通りのカイウラニ王女銅像前で下車。このバス停を降り、ワイキキの浜へ向かってあるくとワイキキビーチ交番に出る。10時は少々早いと思ったが、ワイキキへ出てきたら人の流れで驚く。写真2では、まだ、まばらな流れであったが、カウントダウンが近くなると、へんてこな帽子をかぶる人、笛を持つ人、風船を持つ人などの流れが激しくなり、ワイキキビーチへと多くの人が移動をはじめる。この様子は、人が流れるというイメージだ。ビーチに面したホテルではディナーパーティと称して、客に花火が見える席を提供しているようだ。予約した客はカウントダウンまで、そこで食事をしながら待つ。我々は年越し蕎麦の夕食をイリカイで食べ、カウントダウンのためにワイキキビーチへ出かけようとしている。午後10時ホテル出発は少々早いとMakikoに言うが、行きたいというので出発。案の定早すぎで10時半にワイキキビーチに到着。寒い中、1時間半という時間をどう過ごすかが問題となった。ワイキキビーチのベンチで30分、寒くなったので勝手がわかっているハヤット・リジェント・ホテル・ワイキキロビーでホットミルクを飲み30分過ごす。そして浜にでて砂浜に立ちカウントダウンを待った。
 
 旅行案内書によると、カウントダウンが始まると爆竹が鳴り響き、火薬の煙が凄いとある。しかし、ブーブー、ピーピーと笛の音は聞こえるが、規制されたのだろうか爆竹の音は全く聞こえない。カウントダウンが始まり、12時を迎えると、ものすごい音とともに眼前に花火が上がる。これまで目前で見た花火といえば、毎週金曜日の夜7時半ごろ打ち上げられるヒルトン・ハワイアン・ビレッジのラグーンの打ち上げだけである。海上で打ち上げられる花火大会は、毎夏熱海で開催されるので、出かけて見たいと思っているが、いまだ実現していない。
 
 ワイキキビーチからヨットハーバーがあるイリカイ・ホテル方面を見ると海岸線は弧を描いている。そのため、12時なるとワイキキだけではなく、海岸線に沿った何カ所かで花火が打ち上げられている様子が、目視ではっきり見える。確認していないが、イリカイ・ホテル裏のラグーンでも毎週金曜のように打ち上げられたような気がする。もしそうなら次回はイリカイ・ホテルから見ることにする。
 
 花火打ち上げは、10分ほどと短い。しかし、ビーチから海上で上がる大玉の花火を見るのは素晴らしい。打ち上げ終わりの合図はないが、終わると一斉に人の流れは来たときの逆方向に流れる。自分の意思では歩けず、流れに沿って歩くしか方法はない。何かの事態に備えて、写真4のようにパトカーが何台も待機している。TheBusで帰ろうとしたが、恐らく走っていないと判断し、一番海側に近いカラカウア通りとアラモアナ大通り沿って歩き、イリカイまで帰ることにする。こうして、ホテルに帰って時計を見たら元旦の午前1時半であった。こんなに遅くまで起きていたことはここ何年かない。万歩計を覗くとなんと22,370歩、これは10km・レース・デー・ウォーク(26,875歩)に次ぐ2番目の1日当たりの歩行記録である。疲れるのは当たり前だ。
 
 以上のようにして、大晦日から元旦にかけ時間を過ごし、5時間後の6時半には、大好きな気功体操へ出かけた。年齢の割にはよくがんばれるなと自分自身で関心する。【2015.1.1】
 
写真1:年越し蕎麦を食べて大晦日を迎える
写真2:流れに乗ろうよというMakikoがいうが!
写真3:風船を持ちワイキキビーチへ
写真4:パトカーが待機しているワイキキビーチ
 
2015.1.2 イリカイ・ホテルにて記す







大晦日 【ホノルル 2014.12.31】

   明日はお正月だ。真似とでも大晦日の今日は年越し蕎麦、そして元旦にはお雑煮を食べようと、毎日習慣になっている気功体操1時間の後、マッカリーショッピングセンターへ食材を求めに初めて行ってみる。しかし、センターは活気がない。旅行案内書で見た2Fにあるベトナム料理店「フォー777」へも立ち寄るが、客が少なく素通り。その足であまり遠くとは思えないドンキホーテへ向かう。途中、住宅街で道が分からなくなり通りがかりの家に住む子供、また中国系ハワイ人に道順を聴きドンキホーテへの方角が分かる。途中で韓国のショッピングセンターを見つけたのでどんな店なのかと中に入る。安そうな商品が並んでいるので、もやし、マッシュルーム、韓国センベイなどを買う。
 
   ここで昼食の弁当も買おうとしたが、日本食品が多いドンキホーテへ行ってお正月用の食料品を買うことになっているので、あきらめてドンキホーテへ向かう。まず、お腹が空いていたので昼食の天丼弁当を求める。ついでにお正月を明日にひかえているので明日元旦のお餅、お汁粉用のこしあん、今晩の年越し蕎麦、うどん、鮭、今日のお昼用の天丼弁当などを買う。買った天丼弁当をドンキホーテ入り口のベンチで食べる。お行儀が悪いようだが、こちらの人は普通にこの席で食べているので、我々も同様に仲間入りし現地人の振りをして食べる。うまい。弁当やおにぎりをよく求めるが、ご飯が美味しいと得したような気持ちになる。このドンキホーテ内の弁当のご飯は美味しい。その他にも何件か美味しい店を見つけてある。ホテルにお釜がないことと、ご飯を炊いても二人だけの生活なので、自宅で料理すると不経済だということもあって、以外と外食が多い。
 
  外へでてレストランへ入ると直ぐにメーターが上がるので、こうしてフードコートやフードセンターで弁当、おにぎり、サンドウイッチなどを求めて、食べることが多い。週一回ぐらい、イリカイ・ホテルの近くにある日本料理店「誠心」へ行き美味しい刺身定食、海鮮丼、寿司など日本食を食べることもある。
 
 
 
   ドンキホーテで買い物をした後、アラモアナ・ショッピング・センター内に店を持つ、Hawaiian Quilt CorrectionsのHirokoさんに会い挨拶し、Makikoはハワイアンキルト布地一式購入。その後は、今50%OFFセールスをしているウオールマート近くのクレイジーシャツ店へ向かう。バス停でKoichiのTheBusパスがないことに気がつき、無くしたかもしれないとがっかりする(自宅にあった)。朝夕めっきり寒く感じるようになったので、長袖シャツを求める。本当に50%OFFだ、それに以前会員登録してあるので、その方のサービスもしてもらえ、$66のシャツが$16.5で買えた。驚くほど安く買えたので驚いている。続く。【2014.12.31】
 
写真1:ドンキホーテでお買い物
写真2:皆さん沢山買っています
写真3:ドンキホーテで天丼弁当を食べる
写真4:アラモアナ・ショッピング・センターでフラダンスショー
 
平成27年1月1日(木) イリカイ・ホテルにて記す
 







KCCファーマースマーケットとワイキキ 【ホノルル 2014.12.27】

  「KCCファーマースマーケット」というのは、ハワイ州立大学付属「カピオラニ短大 ( KCC:Kapiolani Community College) の駐車場で毎土曜日の朝に開かれる青空マーケットである。この大学KCCには、世界35カ国から9,200人の学生が勉学に励んでいる。KCCファーマースマーケットは、近隣の住民、観光客に大変人気があり、いつも大勢の人たちで賑わっている。当地に来て間もないころ、親しくなったJimmyさんとKimmyさん夫婦に案内され出かけたことがある。そのときは自家用車で案内されたので、いつのまにかにKCCファーマースマーケットに着いた。今回はTheBusに乗り、ワイキキで乗り換え、降車のタイミングを気にしながらKCCファーマースマーケットにたどり着いた。
 
 このマーケットでは、コーヒー、シーアスパラガス、ドレッシング、ソース、ピザ、ジンジャエールシロップ、トマトなど野菜、蜂蜜、ジャム、バター、ローカル食、ハンバーガー、パンなど日常生活に必要な食料品が多く、安く手に入るので住民、観光客に人気である。昨年もそうであったが、ここに来るとまず焼きたてのピザを食べる。そして、店舗を一回りしたところで、もうしばらくイリカイ・ホテルに滞在するためホテルで飲むコーヒーとパンケーキに使う蜂蜜を買った。行儀わるく歩きながらピザを食べたりコーヒーを飲んだりしながら、店舗をひやかし見て回るので自然に英会話の練習もできていて楽しい。
 
 今日は、久しぶりに快晴に恵まれたので、帰路に乗ったTheBusをワイキキで降り、散歩しながらイリカイ・ホテルまで帰ることにした。TheBusを降り、ワイキキの浜で一休み。ワイキキビーチにはお土産物屋やレストランが沢山ある。その中の一軒でアサイー・スムージー(アサイーとはヤシ科の植物。食物繊維、カルシウムが豊富で外見はブルーベリーに似ている)を注文しテークアウトした。ワイキキの浜辺のベンチで、スムージーを飲みながら澄み渡った青空の下、青い海原を眺め至極のひとときを過ごした。【2014.12.27】
 
写真1:Kapiolani Community Collegeの入り口にて
写真2:駐車場を利用したKCCファーマースマーケット裏舞台
写真3:ワイキキの浜で一休み
写真4:気温が低いせいか遊泳する人は少ない
 
平成26年12月31日(水) イリカイ・ホテルにて記す