まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
pride of Americaの客室外 【クルーズ 2015.1.4】

  各階はデッキ番号で呼ばれ、最高階はデッキ14である。デッキ4F〜デッキ14Fまで客室とレセプション、店舗、レストラン、バー、フィットネスクラブなど客室・施設がびっしり並んでいる。滞在する客室はデッキ10の650号室。客室(10650号室:デッキ10の650号室)を出ると両側にいくつもの客室がびっしり並んだ長い廊下である。デッキ11にはレストラン、バー、サロン、プールなど娯楽設備がある。デッキ12にはオープンデッキ、プール、フィットネスセンター、ヘアサロン、キッズプール、キッズシネマ、その他レクレーション施設など航海中飽きずに過ごせるよう、各種の催しがあっちこっちで開催されている。客室を出るとその前が階段で、1階登るとデッキ11で、そこには大きなレストラン「アロハカフェ」がある。食事あるいは息抜きのコーヒータイムに大変便利だ。
 
 食事の場合、11Fのアロハカフェをよく使うが、たまには別のレストランで食事しようとキャデラックというレストランに入った(写真2)。このレストランは典型的なアメリカンレストランで、写真のようにキャデラックのフロント部分の実物大モデルが置いてある。
 
 6F中央はバーになっていてピアノがあるので、ピアノあるいは他の楽器演奏者が常時演奏されているので、お酒の好きな人はここでくつろげる。11Fのアロハカフェを突き抜けると後部甲板にでる。ここにも机と椅子があるので、アロハカフェから持ち込みで、くつろいでいる人が多い。
 
 船は大きいとはいえ、閉ざされた空間に3千人に近い人たちが生活している。食事から娯楽、プールや運動器具など一通りの設備、ショーなどのエンターティメントが揃っている。小さな子供を持つ親が食事や夜のショーなど出かけたりするときのために、託児所もある。ともかく初めての経験で驚くことばかりであった。【2015.1.4】
 
 1月14日ホノルルを経ち、9時間のフライトで15日の夜自宅に戻った。45日間留守であったので部屋が冷え込んでいる。昨日は年賀状やその他留め置きしておいた郵便物が沢山届いた。その整理で1日を終えた。今日は18日(日)、これから箱根へ出かけ、年賀状の整理と旅の疲れを癒やしに行ってくる。【2015.1.18】
 
写真1:長い廊下の両側にびっしりと部屋がある
写真2:レストランは6つぐらいある。その内のひとつでキャデラック
写真3:サックスの演奏
写真4:甲板でくつろぐ乗客
 
2015.1.18 自宅にて記す







Pride of Americaの船室 【クルーズ 2015.1.4】

  船(pride of America)は順調に航海。船室の壁際に頭部をつけたベッドを中心にその左にバルコニー、後ろに机、右にトイレがある。ベッドから入り口を眺めると写真1のように入り口ドアを中心に左にシャワー室・トイレ・洗面台、右に棚が見える。そこにはコーヒーメーカーやペットボトルの水が置いてある。
 
 写真2のようにベッドから机を見るとその右横にテレビ・冷蔵庫、そのさらに右にバルコニーが見える。写真3はシャワー室入り口から見た写真で、右に非常に狭いシャワー室、中央にトイレ、左に洗面台が見える。シャワー室は寸法を測っていないので不明だが非常に狭い。立ったまま頭と身体を洗うのがやっとである。シャワーノズルからでる温水は40℃前後の適温温度に調整でき、狭い空間だが気持ちよく汗を流すことができる。
 
 写真4は入り口からバルコニー方向を見た写真で、右に狭いがくつろげるソファと低いガラス板の机がある。バルコニーには椅子が2脚と簡単な台が置かれてあるので、流れ行く海上の風景を眺めながらくつろぐことができる。ひと航海を終えて、マウイ島に近づくと島の岩肌がよく見え快適だ。後述するが、ハワイ島のヒロに接岸したとき、頂上付近が雪に覆われたマウナケア山が我々のロビーから丸見えで感動した。
 
 ハワイは今雨期であるから朝晩は多少冷える。といっても気温は17℃ぐらい、日中は27℃にもなる。船内のベッドは毛布一枚なので、暖房が効かないと少々寒く感じる。入室したとき分からなかったのだが、暖房が故障していた。室温調整を最高にしても部屋はいっこうに暖まらない。部屋係にその旨を伝えると、その係がエンジニアに連絡。すぐにフィリピン人のエンジニアが現れ、温度計と電気テスターを持ち出し、天上の蓋を開け、頭を突っ込みなにやら検査・修理開始。直ぐに直ったと頭を引っ込める。説明によると接続コードの接触不良とのことで簡単に修理完了。無接点温度計で温風出口の温度を測り、これでOKだといって立ち去った。それ以来、寒いということは無くなった。クルージング船には、水道・電気、テレビ・電話・コンピュータ、無線装置、船を走らす動力装置(エンジン)など沢山の工学技術、ハイテク技術、通信・情報技術が使われているので、多くの技術者が乗船している。こうした影の作業員に対しても、修理を依頼したならチップを出すのが外国では普通だ。それが、この船に関しては、あらかじめ支払ってある(1人1日12ドル)ので、安心して頼める。【2015.1.4】
 
写真1:船室から入り口ドアを覗く
写真2:右側はデッキ、左側は机・テレビ・冷蔵庫(見えない)・引き出し
写真3:左側は洗面台、右側はトイレ、見えないがトイレの右に狭いシャワールームがある。(写真に見えるように床にタオルを置いておくと交換してくれる)
写真4:ベッドからバルコニーを望む(椅子が2脚あり2人でくつろげる)
 
平成27年1月13日(火) イリカイ・ホテルにて記す







マウイ島へ向け出航 【クルーズ 2015.1.3】

 3日午前7時、習慣になったアラワイ運河沿いで行う気功体操に参加。中国人の体操幹事さんから申し込んでおいた気功体操の写真集を受け取る($23)。1月半と短い期間だが、毎朝汗を流した仲間の顔ぶれの中に我々の写真が一カ所あったので、記念にと思い申し込んでおいたものである。ホテルに戻り、これからクルーズに出かけるので部屋の片付け、7泊8日間の旅の準備をする。昼食は冷凍ピザ、ピザを焼く設定時間をオーバーし焦げたピザができあがる。センベイのようだが、なんとか食べられた。
 
 午後4時、イリカイ・ホテルまでJimmy(上述の気功体操仲間)が迎えに来てくれ、ホノルル港のピア2まで送ってくれる。旅行トランク1個(2個のうち1個はイリカイ・ホテルに預ける)と手荷物3個で船に乗り込む。乗船時、X線によるトランクの検査、次にパスポート提示と同時に手荷物のX線検査を受ける。空の旅と同じく厳しい検査だ。検査が終わると次は、乗船予約書(パソコン印刷コピー)とパスポートを見せクレジットカードを提出する。その番号を相手が控える。パスポートとカードが返却されると同時に船会社側が発行するカードが渡される。このカードは現金同様に船内のお土産や飲食など何にでも使えるようになっていると説明を受ける。と同時に訪れる島々に着いて下船・乗船する時の身分証明にもなっているので大切にするようにと注意を受ける。マウイ島、ハワイ島、カウアイ島で下船・乗船するときは、このカードで当人の確認ができるようになっている。カードを機械に差し込むと即座にコンピュータ画面に顔写真が現れるので本人確認が直ぐできる。こうして、下船が可能となる。
 
 乗船するときは、まずピアに入るためにパスポートを係員に見せる。船に乗るときは、先の身分証明カードとパスポート写真を照合し本人確認をする。次に荷物検査とポケット内の所持品検査、ボディチェックまで行う。こうした厳しい検査の後に乗船となるが、船内入り口には、再び身分証明カード読み取り機があり、それにカードを入れる。こうした手続きは上下船の人数チェックと乗船時に不審な物品を船内に持ちこめないようにするためのようだ。
 
 クルージングが終わり最終寄港地ホノルルに着く直前に船内での買い物や飲食した料金の明細書が渡されるので、使った料金明細の確認をするようにと注意を受ける。船内で食べる普通の食事は3食無料だが、寿司店やステーキハウスなど特定のレストランは有料であることが分かった。そのときの料金は、前述のカードで支払う。我々は有料の飲食店には入らなかったが、ペットボトルの水は何回か買った。その水0.5Lが$2.5と高いのに驚く。ただし、アロハカフェという大きなビュッヘ食堂があるが、ここで飲む水は無料である。そのためか、ペットボトルを持ってきて注入している乗船客を何人かみたことがある。こうして、船内では現金のやりとりが全くない世界で物が買え、アルコール類(有料)が飲める。1日一人当たり12ドルのチップを支払う仕組みになっているので、8日間で96ドル自動的に支払う。そのお陰で煩わしい、部屋の掃除、飲食後のチップ、荷物運搬時のチップなどはいらないので気楽である。
 
 このようにして、いろいろと船内の様子や仕組みを探るうちに夕食時間になったので、アロハカフェで食事をする。広いビュッヘ食堂であるが、蕎麦、うどんなど日本の食べ物はない。ハンバーガー、肉類、ソーセージ、シチュー、チーズ、スパゲッティ、各種パン、果物(マンゴ、パイナップル、リンゴ、メロン、スイカなど)、野菜、飲み物(コーヒー、ジュース、ミルクなど)など驚くほど豊富な種類の食べ物がカウンターに並んでいてそれらを自由に皿に盛り食べることができる。以上はアロハカフェのブッフェであるが、キャデラックダイナー、リバティ、スカイラインなどと名前がついた無料のレストランがいくつかある。日本のしゃぶしゃぶ、寿司、鉄板焼きなどもあるがこちらのレストランはいずれも有料だ。有料レストランには一度も入らなかった。こうしたレストランにはドレスコード(夕食時の服装)を要求するところもある。ドレスコードが毎晩要求されるのかと思い、一応、洋服を持参した。しかし、無料のレストランでは必要ない。重い思いをして持参した服装(背広、ワイシャツ、ネクタイ)は役立たずで、一度も身につけたことがない。こうした失敗も経験のうちだとあきらめる。
 
 午後7時出港。食事中にわずかに揺れ出したので出航したしたことが分かる。夕食は上述したビュッフェのアロハカフェにて済ませる。美味しいとはお世辞にもいえないが、種類の豊富さに圧倒される。あれもこれもと大きな皿に各種の食べ物を盛り、窓際の好きなところに席をとる。こうして、夕食でくつろぎ、部屋に戻り超狭いシャワー室で体を洗い床につく。大型船なので、それほど揺れは感じないが、海に浮いていて波を乗り切る関係上、わずかに揺れる。その揺れは立っていると少し気持ち悪くなる程度だが、ベッドに横になると気にならない。寝ている間にマウイ島のカフルイに朝8時に到着予定だ。【2015.1.3】
 
写真1:ホノルル港のピア2の広い乗船ロビー
写真2:pride of Americaに乗り込むとベランダからアロハタワーが見える
写真3:Makiko船室に入るなり嬉しくてMakikoポーズをとる
写真4:船内大劇場「ハリウッドシアター」で旅程の説明が行われる
 
平成27年1月11日(日) イリカイ・ホテルにて記す







初めてのクルーズ 【クルーズ 2015.1.3】

  これまで、外国で船に乗ったことは、フランスのモンサンミッシェル近くの港からイギリスのプリマスまでの英仏海峡、デンマークのコペンハーゲンからフィンランドのヘルシンキまでのバルト海、スイスの湖横断、ドイツのライン川下り、イタリアのアマルフィからソレントまでと何回かある。
 
 今回、7泊8日のハワイ4島巡りのクルーズを初めて行った。これは、ちょっとしたツアー旅行期間である。ハワイへ昨年12月1日から今年1月15日までのロングスティを昨年(2014年)の9月にハワイに来たときに計画し、ホテルの予約をして帰国した。10月に入り、ハワイでの気功体操の仲間であるJimmyから「ハワイ4島巡りのクルーズはいいよ」とメールで知らされ、早速推薦された旅行会社Vacation to Goという会社のインターネットを通して申し込みを行った。初めての横文字によるネット申し込みなので手間取り、不明な点も何カ所かあったので2度ほど前記の会社へ電話した。その結果、Vacation to Goは日本のJTBとかHISのような旅行会社で、Norwegian Cruise Lineを紹介された。この会社は、クルーズ会社ということが分かった。そのため、最初の申し込み諸手続はVacation to Goと行い、その後の乗船に必要な手続きはNorwegian Cruise Lineと行った。こうして、難産の末、予約番号や船室情報、日程などが書かれた乗船予約電子チケットがメールで送られてきた。それをコピーして、ホノルル港のピア2に出発日である1月3日に出かけたら、無事乗船でき7泊8日の船旅を終えることができた。乗船した船の名は“Pride of America”という8万トンの大型旅客船で、船客数2,190人、乗務員数940人と多くの人が乗れる船である。この船の詳細は以下の通りである。
 
NORWEGIAN CRUISE LINE
“PRIDE OF AMERICA”
船籍米国就航:2005年6月
船舶の容量:80,439 トン
船長:約280m(921フィート)
船舶の幅:約32m(105フィート)
船舶の高さ:約53m(175フィート)
船の喫水線:約8m(26フィート)
最高スピード:時速約38km(20.5ノット、海里)
船客数:2,190(ダブル+シングル)
客室数:1095室
乗務員:約940名
エレベーター:10台
電圧(客室):110ボルト、60ヘルツ
ライフボート:18隻(定員150人)
ライフラフト:52隻(35人)
客室設備:TV/ラジオ/電話/金庫/冷蔵庫/ヘアードライヤー/エアコン
馬力:ディーゼル電気、発電機6機、予備電気:ディーゼル電気設備
 
写真1:マウイ島で下船した時に撮ったpride of America(船の側面が分かる)
写真2:船内の階段踊り場に飾ってあった大きな写真(船の上部が分かる)
写真3:最上デッキから見たプールのある甲板
写真4:救命ボートが船体側面に18隻積まれてある。このボートはハワイ島コナで沖に停泊した際、客の上陸用に使われた。
 
 クルーズ中にブログ投稿を試みたが、船内からは衛星を使った通信になるので、通信料が100分当たり$55と高いので投稿はあきらめた(ホテルでは無料)。1月10日午前10時にイリカイ・ホテルに戻ったので、8日ぶりに投稿を開始した。
 
平成27年1月10日(土) イリカイ・ホテルにて記す







ドールプランテーション行くが! 【ホノルル 2014.12.30】
  暮れも迫る12月30日、3年ぶりにドールプランテーションへ行ってきた。ここは、以前1度ツアーバスで寄ったことがあるので、少しは変わったところがあるのかと訪れたが、相変わらず土産物店が賑わう程度で、内容的には変わっていない。観光列車が走っていたので、乗ろうとしたが行列が長いのでやめて、$5を払ってプランテーションガーデンへ入った。雨期とあって、花の数が少ない。ガーデンの外で咲いている花の姿があまり見えないので、ここでの花は、比較的多く咲いているように思えた。花ばかりカメラに納め、往復3時間のTheBusツアーを終えた。雨模様で涼しい日であったが、TheBusの冷房は効かせすぎだ。寒くて震えてしまった。夏でも冬でもホノルルのTheBusの冷房は、よく効かしている。冬の冷房は迷惑なのだが、誰も注意しない。こちらの人は暑さにも寒さにも強いのだろうか。【2014.12.30】
 
平成27年1月6日(火) クルーズPride of Americaにて記す