まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
最後の寄港地カウアイ島 ナウィリウィリに到着  【クルーズ 2015.1.8】

 8日 朝8時、ここカウアイ島 ナウィリウィリに入港。今晩はカウアイ島ナウィリウィリに停泊し、明日9日午後2時半に出港する。そして、ナ・パリ・コーストの断崖絶壁の海岸線を航行し、景観を船上から眺めた後、Uターンしてホノルルへ向予定だ。「ナ・パリ・コースト」は、切り立った断崖絶壁の海岸線である。荒々しく雄大な風景であるため、映画「ジュラシック・パーク」のロケ地となったことでも有名なところである。
 
 ハワイ諸島の名所旧跡案内冊子が部屋の入り口にある郵便受けのようなところに毎日届けられる。その情報を見ると、あらかじめ観光の目的地を決めてあるなら、直ぐに申し込みしツアーにでかけたはずである。不勉強のため、訪れたらよいという島の観光地を知らないし、出かけるつもりもない。届けられたパンフレットを見ると、寄港する各島の観光地と所要時間、それに費用も書かれてある。観光時間は、1時間〜8時間で費用は$40〜$674である。時間が短くてやすいツアーは、現地でボートに乗るだけのようだ。一方、$500、$600と料金の高いツアーは、ヘリコプターに乗って上空からの観光である。バスででかけ5時間前後のツアーは$100〜$200である。各寄港地での観光は、少なくて10箇所、多くて20箇所ものツアーの募集がある。時間の制約があるので、寄港するたびにそう何カ所もの観光はできない。また、上記したように、観光ツアー代は日本円で1人5千円から数万円と結構高額なので、その方の制約もある。
 
 ハワイの観光地のことをよく知らないので上述の観光ツアーは無視し、ハワイ島のヒロとコナでタクシーを使った観光を行った。7泊8日のクルージング中の船の中では写真1のようにぼ〜として海や海岸線を眺め、保育室で子供達とけん玉遊び(写真2)を、そして、停泊したマウイ島、ハワイ島、カウアイ島では一応下船し、ピアから近い海浜公園(写真3)やショッピングセンタでのんびり優雅な時間を過ごした。海岸ではサーフィンや泳いでいる子供や若者の姿(写真4)を多く見うけるので、その様子を眺め時間を過ごすこともあった。【2015.1.8】
 
写真1:クルーズ船上でぼ〜として時間を過ごす
写真2:子供達とけん玉遊びをする
写真3:海浜公園でのんびりと過ごす
写真4:海岸でサーフィン姿を眺めて過ごす
 
平成27年3月5日(木) 自宅にて記す







ハワイ島国立歴史公園とキャプテンクック記念碑 【クルーズ 2015.1.7】

 観光タクシーの運転手は、ハワイ島コナの南にプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園があるので、次はそこへ案内するという。ここには、ハワイ島の古代の神殿や養魚場、復元した先住民の家(写真1)がある。その家の中には当時使用されていたカヌーの複製もある。ハワイなどポリネシア諸島の古代神を象った木で作られた棒状の彫刻をティキ象という。この公園にはいかめしい顔つき、ユニークな顔をしたハワイに伝わる守護神として親しまれているティキ像が多く展示されてある(写真2)。そのため、わざわざこのティキ像を見たくてこの公園を訪れる観光客もいると聞く。公園の前は、美しい海が広がっている。
 
 次ぎに案内されたのは、キャプテンクック記念碑が遠くに見える地点である(写真3)。この記念碑は、肉眼だと小さく見えるが写真だとあまりにも小さくてよく見えない。キャプテンクックはハワイ諸島を発見した探検家である。1778年にハワイ諸島を発見し、その翌年1779年にハワイ島先住民との争いで落命したという。その場所に記念碑が建てられてある。運転手によると車ではそこまで行けず、船かカヤックで行くしか方法はないという。残念だが、記念碑の対岸に車を止め遠方の記念碑を眺めた(写真3)。この地点で、運転手が我々客4人一緒の写真を撮ってやるというので、シャッターを押してもらう(写真4)。一緒に写っているカナダ人ご夫婦は農場経営者であるが、リタイヤし今では息子に仕事をゆずったのでハワイに来たという。
 
 コナコーヒーファクトリー、国立歴史公園、キャプテンクック記念碑が見える浜の3箇所の観光を終え、午後2時に無事フェリー乗り場に戻る。ここから、再び救命ボートで母船“Pride of America”に戻る。昼食なしの観光だったのでお腹が空いた。船内のアロハカフェへのビュッヘで遅い昼食。もう少しでサンセットが終わる午後5時35分、太陽が沈む姿がとても綺麗だ。
 
 ここハワイ島では、ヒロで観光タクシーに乗り溶岩とウミガメを、コナでは洋上にうかぶ船上から鯨のジャンプをみた。また、カナダ人夫婦と相乗りであったがコナでも観光タクシーに乗り、コナコーヒーファクトリー、プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園、キャプテンクック記念碑が見える浜の観光ができた。カナダ人と相乗りであったお陰で、タクシー代は半額、それに加え車内で会話が弾み英会話の訓練もできた。これまでの学習効果が少しは出てきたようで、ある程度話せるようになった。まだまだ英会話学習の必要性を痛切に感じた3時間のツアーであった。午後6時に出航しカウアイ島へ向い、明日朝8時にカウアイ島ナウィリウィリに寄港予定だ。【2015.1.7】
 
写真1:復元されたハワイ先住民の家とカヌー
写真2:さまざまなティキ像
写真3:遙か彼方にキャプテンクックの記念碑が見えるのだが(小さく見える中央の白い塔)
写真4:観光タクシーで同席したカナダ人夫婦
 
平成27年2月28日(土) 自宅にて記す







ハワイ島コナ観光【クルーズ 2015.1.7】

  午前10時半、小型救命ボードで陸に上がる。ここコナは、大型船が岸壁に接岸できないようで、沖に停泊。約150人乗れる救命ボートを数隻下ろし、クルージング船から陸まで客をピストン輸送。陸に上がると、陸から見る“pride of America号”の立派な姿が見える(写真1)。接岸中のPride of Americaの姿しか見ていないので、海上に浮かぶ雄姿はなかなかのものである。
 どこでもそうだが、上陸すると観光目当てのタクシーが待ち構えている。カナダ人の夫婦と丁度一緒に下船したため、タクシー運転手が近づき4人乗れば1人35ドルで観光ツアーをするというので、一緒にいたカナダ人夫婦と我々で4人がタクシー(写真2)に乗り込む。カナダ人夫婦は我々と同年代のようでとても感じのいい夫婦だ。運転手はフィリピン人だと名乗り、彼もとても愛想よく感じがいい。3時間ツアーで一人35ドルというから、ハワイ島ヒロのタクシー観光ツアーもそうであったように、1回のツアーでおおむね150ドル前後が普通のタクシー観光ツアー代なのであろうか。4人乗ればやすく観光ができる。
 
 最初にコナコーヒーファクトリーを訪れる(写真3)、11時だ。ファクトリーといってもコーヒー専門の土産物屋のようだ。店内で各種コーヒーが試飲でき、観光客であふれていた。その後、ある古い教会へ案内される。この教会はもともと海岸近くにあって漁師の教会員が多かったそうだ。山側農家の教会員が不便であったというので、海側から山側に移動させたという。その教会が写真4であると教会内で牧師の説明を受けた。教会内部には教壇、壁画などあるが、ヨーロッパの素晴らしい荘厳な教会と異なり、小規模で質素な親しみのわく教会である。続く。【2015.1.7】
 
写真1:陸から見る“Pride of America”
写真2:ハワイ島コナ観光の日本車のタクシー
写真3:まずはコナコーヒーファクトリー見学
写真4:海側から移したという古いプチ教会
 
平成27年2月26日(木) 自宅にて記す







ハワイ島コナの沖に停泊、クジラのジャンプを見る【クルーズ 2015.1.8】

 6日午後6時にハワイ島ヒロを出港し、263q航海の後、ヒロの反対側の街コナに7日午前7時に入港。
 午前8時に船内のアロハカフェにて食事。朝食後、カフェからでるとそこは甲板。その甲板に多くの人がある方向に目をやっている(写真1)。聞くところによると鯨が見えると言う。多くの乗船客達はさかんに鯨がジャンプしたという方向を眺めている。どことなく指さす方向を見ていると確かに潮吹き、飛び跳ね音をたてる鯨がはっきり見える(写真2)。鯨が跳ね上がる姿をこの目で見たのははじめてであったのでものすごい感動!鯨を見る観光用チャーター船3隻が鯨にであいそうな海域に向け猛スピードで移動している(写真3)。どこに現れるかわからないからであろうか、ジグザグに航行している。我々は大型船のため高い甲板(デッキ12)からの眺めなので一望できる。鯨に近づけないが跳ね上がる、潮を吹く様子はよく見える。鯨が跳ね上がるたびに歓声があがる。デジカメのムービーモードでも撮影。
 
 船側を見下ろすと、写真4のボートがいまいる母船に近づいてくる。後でわかったのだが、この船は150人乗れる救命ボートである。岸壁のないコナでは、沖に母船である“Pride of America”を停泊させ、この救命ボートを陸地との連絡船として乗客輸送用のために使っていたようだ。クルーズ船“Pride of America”にはこの150人乗り救命ボートが18隻、32人定員のライフラフト、が52隻積んである。一方、船客数は2190人、乗務員は約940人、合わせて3130人が本クルーズ船に乗船している。上述のライフボートの定員は救命ボートとライフラフトを合わせて4364人であるから、1000人あまり救命ボードに余裕あることになる。救命に必要なボードの定員は、かなりの余裕を持たせてあることがわかった。【2015.1.7】
 
写真1:鯨が見えたので甲板が賑やかになる
写真2:鯨のジャンプを捕らえた写真
写真3:鯨観察の観光客を乗せた高速船が鯨が出そうな海域を高速で移動している
写真4:沖に停泊中のPride of Americaの下船、乗船の連絡用に使う救命ボート
 
平成27年2月23日(月) 自宅にて記す







感動!ウミガメに会えた! 【クルーズ 2015.1.6】

  溶岩流を見終えた我々の乗ったタクシーは、ヒロの桟橋に停泊中のクルーズ船“Pride of America”の前を通り過ぎ、とある海岸沿いの公園へ向かう。クルーズ船を通り過ぎ、5分ほど海岸沿いを走ったところで小さな海岸公園に到着。この公園から雪を頂くキラウエア火山が遠くによく見える(写真1)。手前の岩場では海釣りをしている人が見える。運が良いとウミガメが甲羅干しをしている姿が見られるというので、この公園につ案内してくれた。左方面を見ると少し離れたところに1匹いる(写真2)。目の前近くに親子3匹のウミガメが見える(写真3)。甲羅干ししている4匹のウミガメの姿を間近で生まれて初めて見た。興奮する!
 
 以前短期ツアーでホノルルに来た時、ウミガメを見ることができるというツアーに参加した。2時間ほどドライブしてオアフ島北端に来たが、今回のような姿は見ることができなかった。見えたのは水中で泳いでいて甲羅だけが見え隠れする姿であった。今回タクシーできたこの公園には観光客の姿は見えない。オアフ島と異なりここハワイ島ヒロを訪れる観光客は極めて少ないからであろうか。運転手のremytadeoさんと出会えたお陰で、遠方に雪を頂くキラウエア火山のすばらしい光景ときれいな海を見ることができた。それにキラウエア山を見ながら眼前で甲羅干しをしているウミガメも見ることができた。ハワイはスキーと水泳が同時にできるところだと誰かが言っていたことをこのシーンを見て思い出す。
 
 ウミガメの見学を最後にして、タクシーツアーを終えた。運転手の名前はremytadeoさんという。彼女運転の4時間ほどのヒロ観光であったが非常に詳しく説明してくれ、短時間で楽しいツアーができた。ウミガメが見えるあこがれのスポットにも案内してくれた。クルーズ船“Pride of America”まで送ってくれるようにたのみ、出発地点のピアまで戻る。非常にすばらしいツアーであったので、約束通り$150とチップを$20奮発したら大喜び。remytadeoさんは別れ際にMakikoにキスしてくれるが、Makikoはそのキスの対応をどう受け止めてよいのかわからず戸惑う(写真4)。
 
 ピアに戻りタクシーでゲートに入るが、ここで身分証明書カードとパスポートの検査受ける。それから乗船直前に倉庫みたいな道を通るが、そこでもまた身分証明カード提出と荷物検査、身体検査がある。最後に乗船してからまたカードを検査機に通し、乗船の確認をする。下船は楽に通過するが、乗船は極めて厳しい。
 
 remytadeoさんには一緒に撮った何枚かの写真をホノルルに帰ったら送ると約束する。メールアドレスを教えてくれたが、手書きであったので入力ミスをしたのであろう、何回も送ったが届かない。remytadeoさんには申し訳ないが、プレゼント用の写真は送信できずあきらめることにした。このブログを見て頂けないと思うがお世話になったremytadeoさんに素晴らしいツアーをして頂いたことに感謝する。【2015.1.6】
 
写真1:雪を頂くキラウエア火山が遠くに見える海岸からの眺め
写真2:左を見ると遠方にウミガメが見える
写真3:目前を見ると親子3匹のウミガメが見える
写真4:別れ際にremytadeoさんからキスされ大慌てのMakiko
 
平成27年2月18日(水) 自宅にて記す