新型コロナウイルス蔓延は2020年から始まった。同じ頃、私は軽い脳梗塞を発症し、旅に出ることはほとんどなくなった。特に最近は妻真喜子の片目がほぼ失明状態になり歩行が 難しくなった。それに加え私も歩くことが難しくなった。そのため、旅という旅はほとんど出来なくなった。そこで考えついたのは、以下に述べる仮想旅である。この仮想旅というのは、窓から見える美しい外の風景と夜景が楽しめるホテルに宿泊し、旅に出た気分になり、美味しいホテルの食事を食べることである。
仮想旅は隅田川が眼下に見落とせる高層階ホテルに宿泊し、ホテルの食事と窓からの風景を楽しむことができ場所である。旅に出かける条件は、窓からの眺めが素晴らしく高層階で駅から近くにあるホテルである。私はアパホテル会員なので、ホテルから宣伝メールが送られてくる。その広告で両国駅から至近距離にある「アパホテル&リゾート 両国」という31階建てのタワー型アパホテルが目にとまった。広告によると部屋から隅田川が眼下に見え、都会の景色も楽しめ、大浴場もあるとのこと。
2023年10月23日(月)一泊し、24日に自宅に帰るという一泊2日の仮想旅を計画し出掛けた。このホテルの30階に宿泊し、部屋から眼下に見える隅田川の風景や高層ビル街の写真を撮った。窓からは手前に蔵前橋、遠方に厩橋(うまやばし)が見える。部屋はアパ仕様で快適だが狭く、ベッドと机の距離は短く、座ると窮屈であった。
高層階からの眺めは、山の頂上でのんびりするような気分になるので、ホテル高階で夜景をのんびりと眺めるのもよいと思い駅に近いこのアパホテルに泊まり、旅の気分を味わった。
窓から見える夜景は、とても素晴らしく夫婦で大満足であった。しかし、トイレは前傾すると壁に頭がつくほどに狭く、手すりがないので立ち上がりに不便であった。その他、500mlペットボトル2本のサービス、テレビのサイズは狭い部屋の割には、大きいサイズで見やすかった。ただし部屋が狭いので近くで見ることになり、目には良くないと思った。移動は入間市狭山ヶ丘駅から西武池袋線で池袋駅、山手線に乗り換え新宿駅、もう一度総武線に乗り換え両国駅に行った。ホテルは駅前にある。
最近は自宅を離れ、旅に出ることは全く無くなったので、今回の仮想旅でも十分満足できた。
2023年10月25日(水)