鵜の岬というここ国民宿舎の庭園は広い。写真にみるように朝日に輝く宿泊施設も大きくて立派だ。その眼前には太平洋の荒波、そして昇ったばかりの朝日に輝く大波が美しい。朝5時過ぎの園内はゆかた姿で靴を履き、散歩するじいさん達の姿以外だれもいない。木々の緑がきれいだ。それに、ところどころに咲く花たちも美しい。
国民宿舎「鵜の岬」庭園内にウミウ捕獲場がある。ウミウ捕獲公開中とあるが、捕獲時期は4〜6月と10月〜12月の年2回に限定されているようで今の時期その様子はみられない。毎年40羽ほどウミウを捕獲し、全国の鵜飼地へ供給している日本一の場所だそうだ。
岸壁には鳥屋(丸太とコモで作られた小屋)が設置されている。群れを離れて岸壁で休もうとするウミウや波間で遊ぶウミウが、おとりのウミウに誘われ岸壁の鳥小屋前に舞い降りたところをその小屋の中で待機している捕獲者が「かぎ棒」という小道具で足首にかけ、鳥屋内にひきずりこみ捕獲するという。この捕獲する様子がわかる模型が宿舎内に展示されてある。
捕獲したウミウは長良川をはじめ各鵜飼地へ供給しているそうだ。その鵜(ウミウ)を捕獲する場所がここ茨城県日立市にあって1300年の歴史を誇っている。
【2015.7.12〜13】
写真1:ゆかた姿で靴を履き庭園内の林を散歩するじいさんたち
写真2:園内ところどころに咲く花が美しい
平成27年7月19日(日) 自宅にて記す