まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2015/08/01 7:45:17|小さな旅の思い出
当間高原リゾート
 新潟県十日町に当間(あてま)高原リゾート“ベルナティオ”という高原リゾート・ホテルがある。場所は、上越国際スキー場当間ゲレンデに近い。東京から車で行くなら関越自動車道で塩沢・石打ICで下り約30 km、時間にして約40分のところにある。
 今回の1泊の旅は、LSC(ロングステイクラブ)の「お値打ちランチを食べる会」でお世話になっている幹事のTさんからお誘いを受けたので、迷わず参加すると返事をした。とても素晴らしい高原ホテルで1泊ではもったいないとの連絡もいただいた。7月3日(金)ごろは看護専門学校の授業がほぼ終わりかける時期。特に金曜日、土曜日なら参加できそうなので、そのお誘いを喜んでお受けし、出かける決心をした。聞くところによると、秋に開催されるLSC関東支部例会の下調べであるとのこと。参加者は、例会幹事の関東支部長はじめ何人か興味ある会員に声がけしていただいたようだ。参加する皆さんの申し込みは、一括して済んであるようなので、我々後組は独立にメールで宿泊予約を直接入れた。
 
 ベルナティオまでの足は、新宿から当間高原まで行くバスが出ているのでそのバスを利用して出かけるという。我々は入間市に住んでいて関越自動車道へ入りやすいので車で行くことにした。久しぶりの高速道路、この関越自動車道で何年か前にスピード違反を犯し、免停3ヶ月、罰金8万円、2日間の講習を受けたことがある。そのためゴールドカードから普通の免許証(今は元のゴールドカード)になったことがある。
 
 塩沢・石打ICで下りて一般道に入ったところ、カーナビはどうも遠回りを知らせているような気がした。そこで、近道と思われる細い道に入り、グネグネと曲がる山道を登って行った。東京から来るバス組は、午後12半ごろに着く予定と知らせが入っていた。それに間に合わせようと、十分余裕を見て家を出たはずだが、道に迷い午後1時過ぎ、当間高原のベルナティオに着いた。すでに、先に着いたバス組は、山菜採りにでかけ今日の行事の真っ最中。夕方、バス組が帰ってくるのを待って、夕食時に合流できた。
 
 夕食はバイキング形式。自由に席を取ることができたので、参加者12名が寄り集まり、食事と談話を楽しむことができた。夕食後、ホタル見学ができる有料バス(往復600円と案内つき)が出るというので、そのバスに乗りホタルの生息地に案内される。懐中電灯を渡され、ホタルの生息地へ。蚊や虫に刺されるといけないというので、肌が出ている箇所に準備されている虫除け薬を噴霧する。バスは暗闇の中を走るので何処へどの方向へ行くのか皆目分からない。着いたところも真っ暗だ。しばらく歩いたところで懐中電灯を消すようにとアナウンスがある。懐中電灯を消すと、ホタルがよく見えるという。なるほど、ぴかぴかと蛍の光が見え幻想的だ。蛍を手の中に捕獲できるというので、何人かの人は試みて捕まえることができた。身近で観察し、直ぐに放してやった。蛍を身近で見たのは十数年ぶりだ。当時、3年間毎年マレーシアで夏季特別講義にでかけたので、そのときに現地教員が案内してくれた。その時は、救命胴衣を身につけ夜の川を遊覧し沢山の蛍を見た。それ以来、蛍は見たことがないので、数は少ないが大型の源氏蛍が明るい光を放っているのを身近で見ることができたので感動。
 
 ホテルに帰ると、けん玉に熱心なTさんがけん玉をやり出した。私もけん玉大好きなので一緒になってやりだす。一応、日本けん玉協会の会員である。けん玉協会ではけん玉の段位を認定しているが、段位は3段の腕前。ただし、もう20年以上前にとった3段なので、今ではその技量は発揮できない。こうして、山菜採りには間に合わなかったが、夕食をともにし、蛍を目の前で見て、けん玉も楽しみ、その後は部屋に入り、夜遅くまで仲間と話し込み楽しい1日を終えた。【2015.7.3〜4】
 
平成27年8月1日(土) 自宅にて記す







2015/07/27 21:36:00|小さな旅の思い出
超高級うな重
   うな重が大好きなのでわざわざ小田原市風祭まで行ってうな重を食べきた。そのうなぎ屋の名は「うなぎ亭 友栄」という。この店は、LSC「お値打ちランチを食べる会」の幹事Tさんから教えて頂いた。聞くところによると、この店「友栄(ともえい)」は、2015年 ミシュランガイド横浜・川崎・湘南版にて4年連続1つ星を頂いているという格調の高いお店である。念のためインターネットでうなぎ亭 友栄を調べたら、以下のような記事を見つけた。
 
 「ミシュランを2年連続でとる前から、箱根に行った際は利用しているが・・・ミシュラン以降、さらに混みすぎ(汗) 鰻の入荷量次第では、楽しみにして行っても、売り切れになってしまうことがある。
このお店の鰻は、養殖であるが、青うなぎを使用。
白魚のような水分を含んだ、ほっこり、ふんわりな上品な身だ。
卓上に足しのタレが置いてあるが、理想は、足さない方が美味い。
タレ好きな人もいるだろうけど。
そして山椒は極まる・・・
風味、色ともに、華やかなのである。
間違いなく、他とは違ううな重なのだ。
価格も良心的なのだ。」
 
 上の記事で「ミシュラン2年連続」の文面から推測するとこの記事は古い。今年、2015年ホームページでは4年連続という記事を見た。また、「混みすぎ」部分の文面では我々が行ったときは空いていた。というのは行った日は雨であることと箱根山の噴火警戒レベルが2から3に上げられたからかと思う。最後の「価格も良心的」とあるところが気になる。こちらは最近800円値上げしたばかりで4,800円となっている。我々が普段食べるうな重の値段だ。
 この日は、Tさんに教えて頂いたうなぎ亭 友栄で美味しい「うな重」を食べ、湯本富士屋ホテルで温泉につかり疲れを癒やして帰ろうと思い出かけた。行った日は雨。冨士屋ホテルにチェックインし、夕方5時近くに雨が降るのでタクシーを使い小田急電鉄風祭駅近くにある友栄まで行った。雨と噴火警戒がでているせいであろう、うなぎ屋友栄は空いている。うな重はとても美味しかった。それと従業員の接客の良さが気持ち良い。
 うな重を食べ終わるころ、外で“虹がでた”という食事を終え玄関を出る客の声が聞こえた。虹をしばらく見た後、帰り際に店の看板が写るような写真を撮ろうとしていたら、店員さんが出てきて、シャッターを押しましょうと先方から親切にも声をかけてくれた。これも客足が少なかったせいで、店員から親切な問いかけの声をかけてもらえたので嬉しく思っている。
 友栄は3年前(2012年)に改築したようなので店はとてもきれいだし、上述したように店員さんの接客態度もとても良い感じである。お高いだけあって、何よりもうな重の味はこれまで食べた中で一番かと思ほど美味しい。ホテルで温泉には入ったが、翌日は雨と噴火警戒が出ていたため何処へも行かずに自宅に翌日戻った。わざわざ箱根冨士屋ホテルに泊まりがけで出かけ、ミシュランの店「うなぎ亭 友栄」まで行き、豪華な1人前4,800円のうな重を食べてきた。
 箱根へ行って少しは観光してきたなら別だが、今回は雨と噴火警戒のため、温泉につかることとうな重を食べることのためにわざわざ箱根まで行った。その理由は、4月から始まった看護学校の授業が連日つづき、その授業が6月で1校を残すのみとなり、8割方終わったからだ。休養し好物のうな重を食べたくなって行ってきた。
 観光はしなかったので、単純に交通費、ホテル代を含めたうな重の代金となると、以下のように1人当たり19,200円。本当にお高いうな重を小田原まで出かけ食べてきた。贅沢!【2015.7.1】
 
5,200円(往復鉄道料金/1人)+1,200円(2人で1台タクシー/1人)+ホテル代(8,000円/1人)+うな重(4,800円/人)=19,200円/人
 
平成27年7月27日(月) 自宅にて記す







2015/07/26 1:33:06|思い出
ノルディック・ウォーキングとけん玉のコラボレーション
 もう1ヶ月も前のことになる。よく晴れたさわやかな6月の第4日曜日の午前、月例の城北ノルディック・ウォーキング(N.W.)が城北中央公園で開催された。いつもなら、ウォーキングして、昼食を食べバイバイするところだ。今日は違う。ここ城北中央公園で、けん玉を第2のクールダウンとばかりにやり出した。きっかけは前回のN.W.のときに会員の1人がけん玉を取り出し、N.W.の指導者である佐々木巌医師もけん玉に挑戦した。そのときはけん玉の数が少なかったので、一部の会員しか挑戦できなかった。今回、日本けん玉協会の会員で3段の腕前?である私が協会ルートで入手し、そのけん玉を持参したので皆さんの手にわたった。
 
 早速、N.W.のクールダウンを終えた直後、けん玉をやり出したが、ノルディック・ウォーキングのように滑らかにはけん玉の大皿、小皿に乗らない。何回かやるうちにやっと乗ると、皆で手をたたきおめでとうとなる。本格的な練習会ではないが、けん玉を初めてやった人、子供のときにやった経験がある人でその差が現れ、少しでもやった経験のある人は直ぐに皿に乗せることができる。
 
 今では、私は日本けん玉協会の会員で年会費を収めているが、あまり熱心な活動は行っていない。かつては、5月5日の子供の日にデパート屋上で子供達に指導をしたこともある。けん玉協会は1975年に創立したが、創立間もない頃に協会員になり、今日にいたっている。当時、8,000回ほどの「もしかめ」ができ、大会3位を頂戴したことがある。しかし、今では手動計数器で数えることができないほどの回数をできる人が現れ、回数ではなく時間を測って争っている。最長は8時間と聞く。1分間でもしかめ回数は約100回くらいであろうから、1時間で6,000回、8時間だと約48,000回ということになる。私の8,000回を時間に換算すると80分、これは1時間20分ほどだ。今では信じられないほど長時間「もしかめ」を落とさずにやれたことになる。今は、こんなに長時間けん玉をやり続けることはできない。
 
 日本けん玉協会の組織は年々充実し、級位や段位の認定会、地方や全国のけん玉大会も毎年開催している。いまやけん玉は世界的に広まっている。そのけん玉の発祥の地はフランスだということを知っている人は少ないと思う。このことを知り、フランスへ行ったとき、おもちゃ屋で見つけたので求めたことがある。それに、昔、けん玉をやったことがあるという年配の警察官がけん玉の剣に玉を入れた瞬間を見た。その警察官「子供のころけん玉でよく遊んだよ」という。こうした事実を知ると、フランスがけん玉の発祥の地だということが理解できる。【2015.6.28】
 
写真:都立城北中央公園でN.W.のクールダウンとけん玉遊び
 
平成27年7月26日(日) 自宅にて記す







2015/07/22 21:28:19|小さな旅の思い出
一寺小学校旅行会5 朝の散歩を終え帰路につく
   「鵜の岬」と名がつく国民宿舎であるから庭園内にウミウ捕獲場があって、施設内にはつがいの鵜の像もある。また、鵜の人形と一緒に写真が撮れる場所も用意されている。まだ、早朝でだれも外に出てきていないので、ゆっくりと鵜たちと記念撮影が撮れた。
 
 園内には鐘付き小さな記念碑がある。近づき裏側を除くと、「15年間日本一の利用率に輝いた(平成18年12月)」とある。それを記念して日立市から贈られた碑のようだ。帰宅しから国民宿舎の利用率を調べたところ、全国113施設ある国民宿舎のなかで「鵜の岬」は何と25年間連続で利用率が1位だそうだ。先の碑は15年間連続1位であったときの記念碑で、その後、さらに10年もの長い間、利用者の人気をさらっていたことになる。人気の秘密のひとつに太平洋から登る太陽が8階の「大浴場(女湯)」からよく見えるということがあげられる。ところが、男湯からは残念ながら方向的に朝日をみることができない。しかし、女湯と男湯の境の間にある眺望ロビーからは見える。太平洋を一望できる大パノラマの展望風呂、水平線から登る太陽がその風呂から見える。まさに絶景だ。温泉は神経痛、筋肉痛、冷え性などの効果があるという。宿舎の外観、部屋もきれいだし、温泉も気持ちがいい。湯につかりながら太平洋が一望でき、朝には太陽が登る姿も見える。これが人気の「ひ・み・つ」であって、利用率が高く人気ナンバーワンを長い間続けている理由のようだ。予約がなかなかとれない理由がこれでわかった。幹事さんご苦労様でした。
 
 7月12日(日)午前10時、東京駅八重洲口からサロンバスで「鵜の岬」へ向かい1泊し、翌朝8時半にタクシーで「鵜の岬」を出発し十王駅へ向かう。13日(月)は、午後1時から看護学校の講義があるのでわずか1日とその日の夜の宴会、翌日の早朝散歩でしか仲間と一緒にいることができなかった。それでも毎年の旅行会をとても楽しみにしていたので、今年も参加でき大変嬉しい。しかし、去年参加した何人かは病に倒れ不参加。何年か前には元気でバスの隣席に座った鈴木のけいちゃんが世を去り次の年には彼はいない。けいちゃんは内科医であった。医者は人の病を治すので死なないはずだと誰かがいった。やっぱり医者も死ぬのかと冗談をいい交わしたことが忘れられない。今年は、毎年参加し元気で大声でみんなを笑わせる石井のたけちゃんと嶋田が欠席だ。彼ら2人は酒好き。たけちゃんの方は、飲んでは落語調の話しぶり、話した内容の一言で皆を笑いの渦に巻き込むという特殊才能の持ち主。この旅行会には欠かせない人物であった。そのたけちゃんが病で倒れ不参加、まことに残念である。例年になくバス内の盛り上がりがないのは、そのたけちゃん欠席のせいだ。
 
 大人気の「鵜の岬」に宿泊できたことは、幹事さんたちの並々ならぬ努力があったからこそだと感謝する。27年間つづいた旅行会は今年で終わりと聞き寂しい。今年、全員が80歳を同時に迎えた。歳のせいで年々参加者が減り、サロンバスという高級車?を借りるのに無理がでてきたという。複数いる幹事も病を患い回復したものの元気がない。これ以上続けるのは無理と判断したのはむりからない。指定した温泉宿へ直接集合、卒業した一寺小学校(第一寺島小学校)近くのレストラン、向島・浅草・上野あたりのレストラントラで開催し、現地集合にするというような案が出され、来年も実行されることを期待している。【2015.7.12〜13】
 
写真: 朝の散歩を終え、特急列車で帰路につく
 
平成27年7月22日(水) 自宅にて記す







2015/07/19 17:22:51|小さな旅の思い出
一寺小学校旅行会4 「鵜の岬」園内の林と花
   鵜の岬というここ国民宿舎の庭園は広い。写真にみるように朝日に輝く宿泊施設も大きくて立派だ。その眼前には太平洋の荒波、そして昇ったばかりの朝日に輝く大波が美しい。朝5時過ぎの園内はゆかた姿で靴を履き、散歩するじいさん達の姿以外だれもいない。木々の緑がきれいだ。それに、ところどころに咲く花たちも美しい。

  国民宿舎「鵜の岬」庭園内にウミウ捕獲場がある。ウミウ捕獲公開中とあるが、捕獲時期は4〜6月と10月〜12月の年2回に限定されているようで今の時期その様子はみられない。毎年40羽ほどウミウを捕獲し、全国の鵜飼地へ供給している日本一の場所だそうだ。

 岸壁には鳥屋(丸太とコモで作られた小屋)が設置されている。群れを離れて岸壁で休もうとするウミウや波間で遊ぶウミウが、おとりのウミウに誘われ岸壁の鳥小屋前に舞い降りたところをその小屋の中で待機している捕獲者が「かぎ棒」という小道具で足首にかけ、鳥屋内にひきずりこみ捕獲するという。この捕獲する様子がわかる模型が宿舎内に展示されてある。

  捕獲したウミウは長良川をはじめ各鵜飼地へ供給しているそうだ。その鵜(ウミウ)を捕獲する場所がここ茨城県日立市にあって1300年の歴史を誇っている。
【2015.7.12〜13】

写真1:ゆかた姿で靴を履き庭園内の林を散歩するじいさんたち
写真2:園内ところどころに咲く花が美しい
 
平成27年7月19日(日) 自宅にて記す