まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
気功体操の仲間
 前回のブログで気功体操の様子を紹介した。マスター(先生)が会場に現れるまで、参加者お互い立ち話をしている。写真に見るように参加者は、現地で生活している人がほとんどであるが、中には毎年、半年間だけホノルルに滞在するためにカナダからやって来るという夫婦、我々みたいに暮の12月の1ヶ月だけホノルルに滞在し、気功体操会に加わるという者もいる。また、通りがかりに急に参加する人もいるし、ホノルルに住んでいるが親兄弟など家族の人がハワイに来たので、この気功体操会に連れてきたという人もいる。
 
 仲間とは基本的には英語で会話しているが、中には複数人の中国人、韓国人、日本人がいるので、同一言語を喋る人たちが集まると、その国の言葉で話しあっている。去年12月に参加したある日、運動を行っている公園内で、我々が参加してから初めて、皆が食べ物、飲み物などを持ち寄り、立食朝食会を開いてくれた。こうした持ち寄りの食事会は年に何回か開いている様子だが、我々が参加出来たのはその時が初めてであった。そのため、普段立ち話であまり喋ることのない人たちとも話しが出来、彼らからハワイに長年住んでいるが、出身はドイツであるとかカナダであるなどのことを話してもらえた。韓国、中国、日本の方が複数人いるが、アメリカ、カナダ、オーストリア、ドイツ、ベトナムなどが出身国であるという人たちが集まっているインターナショナルな気功体操会である。
 
 我々は1年1回12月に訪れるだけだが、滞在中毎日参加しているので、いつのまにか気楽に話せる仲間が増えた。中には、元ハワイ大学の教員をしていたというご主人と奥さんにも出会え、専門分野が近いということもあって彼らと話しをする機会が増えた。自宅に招待される、素晴らしい景観スポットへ案内される、ダウンタウンへ食事に連れってくれる、帰国時にはホテルからホノルル空港まで送ってくれるなどなど、彼らの親切な行為に甘えている。【2016年1月1日】
 
 
平成28年2月21日(日) 自宅にて記す







気功体操にとりつかれた!
 ハワイでロングスティをするようになり4年が過ぎた。ブログに何回か投稿した気功体操(現地では気功と言っているが、我々夫婦の間では気功体操と呼んでいる)は、我々夫婦にとってとても有益で体調をよく整えてくれるので、ハワイでロングスティに行く目的のひとつになった。すでに何回かブログで紹介したが、ここに改めてその様子を写真で紹介する。ただ、動画でないので、行っている気功体操の手順などは不明だし、気功そのものを理解していないので気功の解説は出来ない。ただただ、日本で行っている朝のラジオ体操のハワイ版と思って、我々は参加している。
 
 マスターと呼んでいる気功体操の先生(写真中央と左右)はいるが、そのマスターは指導をするわけでもなく、手足の動かし方を教えるわけでもない。ただ、朝7時という時刻になると現れ、手を伸ばし静かに上下に身体を動かし始める。我々参加者もその動きに習って、手をさしだし身体を上下させる。その後、順次手を挙げたり、両手を左右に大きく振ったり、そうかと思うと真上に両手を挙げ天井の電球を取り付けるような恰好で手指を左右に回すように振る。両手両腕の動きが終わると、下肢の動きに移る。下肢を左右前後に振るように動かす、大きく片足を挙げながら回す。体幹を反らしたり、前屈して左手を右足に付けたりする。それが終わると今度は右手を左足に付ける。続いて写真中段左のように左手と右手を背部で組み、上体を大きく後ろ前に反らす。最後に、首を前後左右に激しくまげたりひねったりする。写真ではラジオ体操のような恰好で比較的ゆっくりした運動のようにしか見えないが、ゆっくりした動きと激しい動きが交互に行われ、一生懸命にやると身体中汗ばんでくる。
 
 こうした運動(Exercise)を約1時間行う。終わると、長居せずマスターはさっさと家路につく。我々参加者もそれぞれ細長い公園を左右にわかれ「See you tomorrow!」の一言を交わし家路につく。参加者の国籍はばらばらで、ハワイ在住の日本人が2名いるが、あとはアメリカ人、カナダ人、韓国人、中国人、ドイツ人他でいろんな国の人たちが集まって仲良く気功体操をしている。参加者の何人かは、通りがけに参加している人もいる。参加は自由である。この気功体操が終わると、身体の全ての筋肉を動かしあらゆる関節に油を注いだような気分になり、人に言えないほどの心地よさを感じる。帰国が迫ったとあるイリカイ・ホテルの日本人ロングスティヤーに気功体操の話しをしたら、夫婦で参加してもいいかとうので、一緒に参加したことがある。参加したところ我々夫婦が味わったような身体の心地よさを感じたといい、帰国するまでの1週間は毎朝一緒に気功体操に参加した。
 
 妻Makikoはあまり動的に動かない人で、初めて気功体操に参加した4年前、続くかどうかが心配であった。その心配は無用、一回参加したら明日も是非行こうと彼女から言い出す始末だ。それ以来、4回ハワイでロングスティをし、その都度40日ほど滞在してきたが、1日も気功体操を休んだことはない。休まないというのは嘘で、12月第二日曜日に開催するホノルルマラソンの日に行われる10km・レース・デー・ウォーク参加のために休んだことがある。この日は、朝5時半に出発し、10 kmを約2時間半で歩くという日なので、やむを得ず気功体操を休んだ。いずれにしてもホノルル滞在中は、1日たりとも休まないほどに気にいった気功体操である。こうして、まじめに参加した効果は、帰国後の健康維持に繋がっているようだし、猫背のMakikoの背中が心なしか真っ直ぐになっているような気もする。さらに、一時期であるが細身になったようだが、帰国後1ヶ月もすると、出かける前の体型に戻った。
 
 こうして、大変気に入った気功体操に出会えたお陰で、ハワイでロングスティする目標が持てるようになった。人からハワイでなにしているのとよく聞かれることがあるが、最近は「10km・レース・デー・ウォーク」と「気功体操」に参加するためにハワイに行くと言うことにしている。こうした行事に参加する意欲があり、参加しているお陰で、後期高齢に達したにも関わらず、手足・腰・口・頭・内蔵は元気に動き続けている。そのためもあって、今年もいくつかの看護専門学校から非常勤講師の依頼を受け、こころよくその依頼を引き受けたところである。4月から始まる新学期から学生に役立ち、喜ばれる話しをする予定にしている。【2016年1月1日】
 
平成28年2月15日(月) 自宅にて記す







ご近所散歩
 イリカイ・ホテルの裏にはラグーンが、そのラグーンに接するように「デューク・カハナモク・ビーチ」がある。このビーチはワイキキ・ビーチの西の外れにある。イリカイ・ホテルからラグーンにでて水際を歩いて行くと賑やかで華やかなワイキキ・ビーチにいたる。ワイキキといえば、アラワイ運河からカピオラニ公園周辺までを呼ぶことが多いそうで、その周辺一帯の海岸線がワイキキ・ビーチと呼ばれている。正確には、西からフォート・デラシー・ビーチ、グレイズ・ビーチ、ワイキキ・ビーチ、クヒオ・ビーチなど細かい名前が付けられているそうだ。
 
 山側に面したホテル玄関を出て、その近所を歩くと写真のような光景がみられる。アラモアナショッピングセンターまで徒歩15分ぐらい、そこへ行く途中にアラワイ運河があり橋がかかっている。運河沿いには細長い公園のような遊歩道がある。この遊歩道沿いに気功体操を行う場所があり、そこで毎朝7時から1時間ばかり運動をすることが日課となっている。
 
 12月はクリスマスシーズンなので、アラモアナショッピングセンター海側の入り口に毎年大きなサンタクロースのモデルが飾られる。各コンドミニアムでも入り口には、それぞれ争うかのようにデザインされたクリスマスデコレーションが飾られる。
 
 友人がホノルル市から借りているという家庭菜園を訪れると、信じられないほど沢山のバナナが鈴なりになっているバナナの木があり、珍しくてしばしみとれる。そうかと思うと道路際の思わぬところに椰子の実がなっていて落ちてこないかと通り際で心配しながら歩くところもある。上記の家庭菜園はアラワイ運河沿いなので、ボートを楽しむ人たちの姿も見られ、特に週末になるとボートの艇数も増え賑やかだ。
 日本が真冬で震えているという時期に、半袖姿で散歩ができる幸せを感じている。【2016年1月1日】
 
平成28年2月14日(日) 自宅にて記す







ホノルルのサンセット
 ハワイ州は虹が良く出るので有名で、別名「虹の州(Rainbow State)」といわれている。自動車のナンバープレートにも虹の絵が描かれている。また、美しいサンセットが見られるのでも有名だ。世界の三大サンセットは、バリ島(インドネシア)、マニラ(フィリピン)、釧路(日本)と聞いたことがある。ハワイのサンセットも美しいが、世界三大サンセットはそれにもまして美しいのであろう。ワイキキの浜では椰子の木を通してサンセットが見えるので格別なサンセット光景である。
 
 イリカイ・ホテル裏のラグーンから見るサンセットも人気があって毎日日没近くになると、どこからともなく多くの人たちがサンセットを見に集まってくる。太陽が沈むころまで釣りを楽しむ少年がいると思うと、日没に合わせて記念撮影をする光景もみられる。東に太陽が沈み、西にダイヤモンドヘッドのシルエットがくっきりと見える。遠方を通る大型船が沈みつつある太陽の真下に入り、船のシルエットが見える光景を何回か見た。それは印象に残るほどの素晴らしい光景だ。【2016年1月7日】
 
平成28年2月13日(土) 自宅にて記す







イリカイ・ホテルベランダからの眺め
  イリカイ・ホテルのベランダからの眺めを写真に収めた。10月〜3月まで雨期といわれる。12月はまさに雨期だが、だからといって雨が連日降るようなことはない。曇りや雨が比較的多いことは事実で、雨が降っても直ぐやんでしまい、晴れ間がでる。日本のような雨期という感覚はない。ヨットハーバーがお隣にあるので、週末になると海上を行き来するヨットがベランダから正面によく見える。遠くに大型船舶が航行している姿もたまに見る。近くにはラグーンが見える。
 
 このラグーンは、伝説のサーファー、デューク・カハナモクがヒルトンのカリアタワー付近で育ったことにちなんで命名されたそうで、DUKE KAHANAMOKU BEACH & LAGOON(デューク・カハナモク・ビーチ&ラグーン)といわれている。砂質、水質、水温、騒音、衛生、保安など50の評価項目について調査し、その年のビーチトップ10を選ぶ「全米ベスト・ビーチ」で、2014年のNo.1に輝いたという有名なラグーンである。このラグーンは1950年代にハワイアン・ビレッジ(ヒルトンが1961年から経営)の開発計画の一環として造られたそうだ。最先端の水循環装置を使い水質を保っている。波が立たない海水プールだから、水際での水遊び、砂遊びが安心して出来る。カヤック、足こぎボート、スタンドアップパドルをレンタルできるので、子連れの宿泊客で毎日賑わっている。ヒルトンの宿泊客以外でも自由に出入り可能で、ラグーンで泳ぐことも出来る。ハワイに来ても泳ぐことはほとんどない。それでも、一昨年きたときに、イリカイ・ホテル側からヒルトンホテル側まで泳ぎわったことがある。100mあるかないかというほどの短い距離だが、まだ、泳げるという自信にはなった。【2016年1月1日】
 
平成28年2月11日(木) 自宅にて記す