10月13日(金)演題「まだ間に合う!ロコモを知って寝たきり予防」という講演を東町地区センターで聴講した。講師は原田病院整形外科医師 中村正先生である。ロコモということを聞いたことはあるが、内容は全く不明であったので今回聴講して、ロコモは健康寿命を延ばす手法であることがわかった。
ロコモとは、ロコモティブ・シンドロームの略称で、運動器障害のため移動機能の低下をきたした状態のことである。足や手の骨、筋肉、関節、神経など運動器に障害が起こり、歩行や階段昇降などの日常生活に支障をきたしてしまう状態である。講演は、
ロコモの要因となるものとして「肥満、痩せすぎ、どちらも注意」「痛みを放置していませんか」「骨が弱くなっているかもしれません」などの話から始まった。日常生活の場面で思い当たる「ロコモの危険性に気づくための7つの自己チェック」、それにロコモかどうかを判定するロコモ度テスト「ロコモになる可能性を判断するテスト」の説明もあった。
上記のロコモ度テストには、下肢筋力判定方法(立ち上がりテスト)、歩幅判定方法(ツウ・ステップテスト)、身体状態・生活状況判定方法(ロコモ25の質問に答える)があり、その判定方法についての解説もあった。
私が特に興味を持ったのは、ドコモ25テストである。例えば「階段の昇り降りはどの程度困難ですか」「急ぎ足で歩くのはどの程度困難ですか」など25の設問に対し、5段階評価(困難でない〜ひどく困難の5段階)で答える。判定方法は、困難度の点数(0,1,2,3,4)とその点数の数でロコモ度1、2、3が決まる。私の場合、一番良くないロコモ度3で、「移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている状態」であるという判定であった。
今回の講演を聴き、自身のロコモ度が悪いことが判明したので、体力をつけ転倒予防に気をつけなければならないことがよく理解できた。運動型デイサービスを受けるリラクサイズ武蔵藤沢に参加し運動メニューを真面目にこなし、ロコモ度を良い方に下げる努力をする必要がある。
2023年10月18日(水)