まず動く

「動く」と,ものごとが見えてきます。仕事や旅などで動きまわり、そこで経験したことや見聞したことについて述べたいと思っています。ここで、「動く」という意味は身体だけでなく、頭も口もです。  いつまでも元気でありたいと願い、「動き」を実践しています。
 
2016/05/09 9:28:55|パッチワーク愛好家
針刺しポーチ出来上がり
 誰にプレゼントするのか知らないが、何個かの針刺しポーチがすでに完成。このポーチの内部には縫い針用の針刺しが内部中央に設けられている。針を刺さなくても、宝石などのアクセサリーを入れても良さそうだ。中央の写真は完成品、その回りの写真は生地配置や制作中の様子を示す写真である。
 
 パッチワーク愛好家は、目が悪くなり老眼鏡をかける身となっているのだが、今でも針穴に糸通すことができるのには感心する。それに1ミリメートルほどの間隔で針先を上下させ、生地を縫い付けていく技術にも敬意を表する。【2016年4月15日】
 
平成28年5月6日(金) 自宅にて記す
 







2016/05/08 19:59:05|パッチワーク愛好家
パッチワーク愛好家は手を休めない!
 愛好家はまたなにやら創りだした。こんどは、少し大きめの作品のようだ。手伝うことはなにもないので、せめて出来上がるプロセスぐらい記録にとどめてやろうとたまに写真を撮る。いつも思うが、細かい作業を飽きずによくやり続けると感心する。冬場は指先にひび割れができることとすこし肩が凝るということがあるようだが、たいしたことないという。写真の作品はすでに完成させている。次の作品は、針刺しポーチそれに化粧品入れのようなものに手を出している。【2016年4月15日】
 
平成28年5月6日(金) 自宅にて記す
 







2016/05/06 13:42:00|パッチワーク愛好家
孫への思いをかけたパッチワーク
 埼玉に1人、佐賀に2人の女の孫がいる。小学生ともなると、学校へ行く都合があるので年に数回しか会えない。会うたびに大きくなっていることを実感する。我が家に来るときには必ず一緒に風呂に入っていた孫の1人が、先日なにかの折りにかけた電話口で風呂に入ってまた遊ぼうと提案したら「考えておく」という返事。風呂に入るのに考えることはないと思うのだが、そろそろ幼児期を脱し、少女期に入ったのであろう。その孫たちに喜んでもらうため、妻のパッチワーク愛好家Makikoは、せっせとパッチワーク作品を楽しんで創っている。
 
 写真はすでに完成させ、孫達3人の手元に届いているはずのペットボトル用保温袋である。袋の内部も外部もそれなりの生地を選び工夫して創った作品である。送る際には、外形の袋だけでは寂しかろうと中に入れる容器と手紙も入れた。受け取って嬉しがる様子を観たかったようだが、直接手渡すことができなかった。残念ながらその様子はわからない。【2016年4月1日】
 
平成28年5月6日(木) 自宅にて記す
 







2016/05/05 11:51:04|パッチワーク愛好家
パッチワーク愛好家
 ある親しい友人がMakikoのことをパッチワーク愛好家と名付け、お手製の名刺を作ってくれた。それ以来、誰もパッチワーク愛好家とは呼ばないが、自称「パッチワーク愛好家」でとおしている。今も先生についてパッチワークを習っているが、かなり長い間、パッチワークは勉強している。写真のような模様をデザインしたり、孫が描いた絵をパッチワークの図柄にしたりして仕上げては孫達にプレゼントし喜ばれている。
 5年前から、ハワイでロングスティを行うようになってからハワイアンキルトにも興味を示し小さな作品を仕上げている。写真右下2枚は既にデザインされたハワイアンキルト(模様の布地は細断されてある)であるが、左右前後が対象なので飽きてくるようなことを言っていて、こちらは今休眠中である。少し前は孫へのプレゼントというので、ペットボトルケース、それにパッチワークをとりいれたバックを完成させ、得意になっている。それに続き、最近は針刺し用のポーチ(裁縫ケース)も作りだし、完成間近だと得意になっている。
 写真に観るように、作品は1mmぐらいの間隔で、布の上下に針をとおしているので気が遠くなりそうだ。作業する針の根本には糸が通っているので、その針穴に糸を通すことも一連の作業のひとつだ。よくも糸を小さな穴に通すものだと感心する。朝から晩までよく飽きずに作業ができるものだと呆れるし、出来上がった作品を観るとよくやったと感心し尊敬もする。
 一方、理系のKoichiは金属板を曲げたり穴開けしたり、あるいは半田付けをして模型や実験装置を作ることを楽しんでいる。創る分野は異なるが、夫婦2人して物作りを楽しんでいる。【2016年5月5日】
 
平成28年5月5日(木) 自宅にて記す
 







2016/05/01 14:10:20|研究・教育の思い出
講義「看護人間工学」の旅はじまる
 この5月で81歳を迎える。現職のときは東京電機大学で制御工学、ロボット工学、人間工学を専門としていた。学会は機械学会、計測と制御学会、人間工学会、バイオメカニクス学会などに所属し、看護師の動作負担軽減に関する論文発表が多かった。このような研究を行っていた関係から、大学定年退職直前まで看護大学の先生と看護動作の共同研究を行う機会が多かった。そのため、久留米大学医学部、埼玉県立大学 保健医療福祉学部、大阪大学大学院医学系研究科、栃木県壬生市にある獨協医科大学医学部で非常勤講師あるいは特別講義の依頼を受け出かけることもあった。いずれの大学も75歳前後で非常勤講師の定年の決まりがあるので5年前に大学での講義はなくなった。
 
 看護専門学校での定年が何歳であるか不明だが、元気で生活している間は依頼される可能性があるようで、今年も5校の看護専門学校から講義依頼を受けた。依頼がある限り、元気でいるかぎり、この分野の初学者の要望に応えるつもりでいる。その講義の旅が先月4月からをはじまっている。
 
 看護初学者になぜ人間工学かというと、人間工学は人間の安全を根底に人間と物・人との繋がりに関することを考究する分野だからである。昔と異なり、今は病院へ行くと医師の診察が終わるとまずは精密検査を行う。その検査には簡単な測定器である体温計、血圧計などから始まり、採血、心電図、レントゲンなど、場合によってCTスキャン、MRIなどによる精密検査が行われる。その検査結果に基づき医師は、病状の判断を行う。高度な検査機器の扱いは検査技師や臨床工学士など専門家が行うが、血圧計、心拍計、心電計など比較的簡単な機器は看護師も扱う。こうした機器の扱い、機器の配置、患者への検出部(プローブ)取り付けなどは人間工学的な配慮が望まれる。患者の寝起き介助には看護師にとって大変な力作業となる。この力作業の軽減あるいは腰痛予防を物理・力学的な観点から考えることも人間工学の分野である。
 
 腰痛を起こす看護師が多いことを知り、理系出身だが看護動作に興味をもちこの分野の研究・教育を行ってきた。看護師の腰痛、看護動作に関わる研究で知り得た所見や経験を「看護人間工学」という講義科目の中で看護初学者に伝えている。1番遠い看護専門学校は、兵庫県姫路市にある姫路城の直ぐ前にある姫路医療センター付属看護学校(鉄道距離:699 km)である。2番目に遠い学校は千葉県旭市にある旭中央病院付属看護専門学校(鉄道距離:149 km)、つぎは千葉県成田市にある二葉看護学院(鉄道距離:99 km)、埼玉県川口市の済生会川口看護専門学校(鉄道距離:47 km)、蕨・戸田医師会看護専門学校(鉄道距離:45 km)とつづく5校である(距離は自宅最寄りの武蔵藤沢駅より)。姫路医療センター付属看護学校へは毎週とはいかないので4月に2回、5月に1回の集中講義を行う。1校を除く他の学校は、1回出かけると90分授業2コマの講義を行う。
 
 看護動作から受ける物理的負担の主な要因は、重い患者の移動・移乗を行うためである。この物理的負担軽減を考える場合、どうしても物理・力学が必要となる。高校で物理を履修した学生は全体の約10%である。そのため、負担軽減の動作を説明する際に必要な重心、重心線、テコの原理、力のモーメント、圧力、支持基底面などの物理用語とその解説に毎年苦慮する。それを乗り切るため、物理・力学がよく分かる身近にある道具や用具、人の重心、支持基底面と重心線、腰部負担が分かるモデルなどを作成し演示している。こうした用具や実験装置の説明をパワーポイントで表現し、理解を深める工夫も行っている。上記のことがよく分かる教科書も作成している。こうした工夫のお陰で、人間工学を知らないほぼ100%の学生が、講義が終わる時期になると、「人間工学は看護に絶対必要」だし、面白いと言う。人間工学に対して全く無知であった看護学生たちに人間工学を理解してもらえ、喜ばれるので、これほど嬉しい講義はない。【平成28年4月15日】
 
写真上左:これから姫路城観ながらお弁当!
写真上右:見送りして頂いた主事・1年生担当の先生と事務職員
写真中央:改修終えた美しい姫路城
写真下左:旭中央病院付属看護専門学校で火事が?1年生の火災訓練
写真下右:新しい教科書「看護の環境と人間工学」
 
平成28年5月1日(日) 自宅にて記す