講義の旅の中休みのつもりで水上温泉の水明荘に1泊してきた。我が家では野菜食が多く、肉類はあまり食べない。温泉につかり、しゃぶしゃぶ料理(特選料理ということで案内をもらっている)を食べ、まだ続く旅のエネルギー補給のために出かけた。
谷川岳ロープウエイ乗り場まで水明荘から車で約30分。このロープウエイ乗り場の直ぐ側に山岳資料館がある。この資料館は、何年か前に来たときは土産物屋であった。ところがその土産物屋は資料館に変わっている。資料館の中には谷川岳のことがよく分かる地図や写真、谷川岳で活躍した登山家達の写真や登山用具などが展示されている。
数年前に来たときは、一の倉沢まで一般乗用車で行けた。ところが今は、道路が封鎖され通年一般車両は通行止めとなっている。ではどうして一の倉沢まで行くかというと4.6 kmの道のりを徒歩で55分かけて行くという。もしくは障害者やお年寄りのためにと電気自動車(電気ガイドバス)が走っているのでそれに乗る。運賃は無料だが観光ガイド料として500円かかる。観光ガイドが出来ない場合の乗車は無料であるという。電気ガイドバスは1時間に1本しか出ていないことと乗車定員は運転手を含めわずか10人しか乗れない。乗客が多い場合は、次の発車まで1時間待たなくては一ノ倉沢まで行けない。
以上が一の倉沢へ行くための現状である。以前毎年のように水上温泉の水明荘で過ごし、その足で一の倉沢までドライブができたころがなつかしい。そのドライブコースは非常に狭い道で、対向車があり難儀してすれ違ったことを思い出す。このような思い出があるので、今回も一の倉沢まで久しぶりに行ってみようと思い、車でやってきたが上述のような理由で車は行けず断念。
谷川岳ロープウエイに着くと、まずは500円払って駐車場に車を預ける。上記したように一の倉沢まで車で行けないので、谷川岳ロープウエイ(22人乗り)に乗り山頂を目指し天神平駅に行く。さらに、スキー客用2人乗りのリフト(天神峠リフト)に乗って1500mの天神峠まで上がる。ここはスキー場として全国に知られているところである。冬期のスキーヤー達はこのリフトに乗って山頂まで行き、そこから滑り下りるようだ。この山頂には、上信越高原国立公園、日本百名山、谷川岳1977mと記された表示がある。表示の真後ろが谷川岳で、その山頂まで3.5 kmで歩いて行けるようだ。
いずれにしても眼前に谷川岳がよく見える景色のよい地点に立ち、天気にも恵まれたので、気持ちの良いひとときをここ山頂で過ごせた。この地点で、しばらく山間の景色を堪能すると同時に綺麗で美味しい空気を腹にいっぱいため込み引き返す。上記したように、ここから谷川岳山頂までわずか3.5 kmなので山頂を目指す登山客があとをたたない。
スキーリフトとロープウエイを使い下山し、その後、高速道路を使い湯沢駅を目指す。湯沢駅近くにあるNoguchiという新潟県の物産が豊富に揃っている大型店舗(スーパーマーケット)を目指す。ここへは、以前ロングスティの仲間と観光バスで立ち寄ったところなのでよく覚えている。そのときは美味しい佐渡の塩辛を買った。後日、美味しかったので同じ塩辛を通信販売で求めたことがある。
今回は水上まで来たのでお隣の湯沢まで足をのばし、湯沢駅近くのNoguchiへも立ち寄り美味しい新潟魚沼産のお米「こしひかり」と塩辛を買って帰るつもりで来た。2人暮らしなので多くはいらない。美味しいお米、魚沼産の塩沢米10kg求めて夕方帰宅した。【2016年6月3日】
平成28年6月15日(水) 旭中央病院にて記す