木曜午餐会のインターネット案内冒頭に、「一生青春、一生勉強」、木曜午餐会が創立されたのは1918年(大正7年)9月19日です。在ホノルル日本総領事館の第9代、諸井六郎総領事の発案によるものです。木曜午餐会は、日米大戦中も細々ではありながらも「一生青春、一生勉強」という思いの火を一時たりとも消すことなく今日まで続いてきました。先人の努力にはただただ感謝するばかりです。」と書かれているように、木曜午餐会は今年で丁度100年目を迎える長い歴史ある講演会である。
木曜午餐会の開催場所と会費などは以下の通りである。
●毎週木曜日、午後12時30分〜1時30分
●会場:マキキ聖城キリスト教会
●Makiki Christian Church
829 Pensacola St., Honolulu Hawaii 96814
●年会費$20.00/非会員 毎回$2.00
●会長:新名 瑛(しんみょう あきら)
●お問合せ:(808)341-3547
●ご意見等:
Shimmyoa@gmail.com●URL: http://mokuyogosankai.blogspot.com/?m=0
2011年からハワイロングスティをはじめ7年になるが、毎年ハワイに来る度に、この木曜午餐会を楽しみに参加し、有益な話を聴かせていただいている。11月〜12月の滞在期間中の木曜日は、11月15日、11月22日、11月29日、12月6日、12月13日の5日ある。そのうち11月15日は当地に着いた翌日なので、前日の飛行機移動で寝不足をし、疲れ果て欠席。次の22日は感謝祭のため休講、そして29日(木)は今回の滞在で初めて参加した。毎年ハワイに滞在中は、毎週参加していたので、聴講する席もほぼ決まってきている。その席の周辺に座る現地ハワイの方々と挨拶を交わし、1年ぶりの再会を喜び合う。
本日の木曜午餐会演題は「変わりつつあるお葬式」で、講演の概要は以下の通りである。講演に先立ち木曜午餐会の歌を参加者全員で歌い、その後講演に入る。今回の講演を聴講し、ハワイでの葬式の現状が理解できた。
・一般的な葬式費用は、$5000〜$7000
・家族葬は、$4000〜
・直葬は、$2000〜
日本で死ぬと大変な費用がかかる。$350の葬儀プラン保険というのがあって、この費用を1回だけ支払うと、後は日本へ葬儀関係で出かける旅費、死体をハワイに運んでもらう費用もカバーしてくれる。散骨する傾向が増えてきたという。その費用は普通$200〜$300、この額は基本料金で、家族や参列者がボートを借り一緒に散骨場所までいくのには別料金$600以上が必要となる。香典は普通$20〜$50ぐらい。骨壺は税関を通れない。ハワイでの土葬は $11,000・・・・・・などの話しを聞くことができた。
死ぬ前に決めておきたいお葬式6ヶ条として、以下の事項を提案している。
誰しもに必ず訪れる<死>、遺族を困らせないために用意しておきたいこと。。。。。
- 逝くとき、どの宗教と手を携えるかを考える。
- 信頼できる葬儀社をリサーチしておく。
- 葬儀にかかる総額を準備しておく。
- 葬儀に必要なものを揃えておく。
- お骨のゆくえを決めておく。
- 日頃から身内に希望を話しておく。(身内のいない方は親しい友達か親戚でも。。。)
ハワイに永住覚悟の方々も多い。長年ハワイに住み日本に親類・知人がいなくなったような方は、終活(end of life planning)の問題を深刻に受け止めているようである。
木曜午餐会はこれからも続き、今後の予定は以下のようである。
【12月の木曜午餐会の講演スケジュール】
12月6日「みんな違っていい〜異文化交流を通してハワイと日本の架け橋を〜」若林享子女子(保育園園長)
12月13日「寝ている赤ちゃんを抱っこすると重いのはなぜか?」小川鑛一工学博士(元東京電機大学電気大学教授)
以上のようで、Koichiも13日に講演を予定し、その後に帰国する。短期間でハワイを訪れることが多いと思うが、時間に余裕があるか、あるいは長めの滞在をするような場合、一度この木曜午餐会に参加することをお勧めする。とても良い話しを聴くことができる。
ところで、いつもならマキキ聖城基督教会へ行くのにアラ・モアナ・センターから歩いて行く。TheBusの17番に乗ると教会の前に泊まることが分かったので遠回りだが、そのTheBusにのり教会へ向かった。まず、乗ったTheBusの全面に自転車を乗せられる装置がある。その装置を身近で見ることができた。また、車椅子の乗客が来てドアが開くと、入り口の床板が持ち上がり180°回転するようになっている。その床板が車椅子の傾斜路になる。こうして乗車した車椅子客は、運転手の助けを借り、優先席である椅子を持ち上げてスペースを確保し、そこに車椅子止める。その時車椅子が動いては危険なので車椅子の車輪にフックをかけ、バスがブレーキをかけても急発進しても車椅子は動かないようにしっかりと止めている。こうした一連の作業が終わり、安全確認ができるとバスは出発する。
講演終了後、アラ・モアナ・センターへ歩いて向かう。その途中でウオールマート裏のグルメカフェ「KE ALOHA CAFE」が目につき、昼食をとるべく中に入る。広尾のカレーのオックステールカレー$12を食べた。とても美味しくリピーターになりそうだ。店内で出会った美人客が生まれて8ヶ月の可愛い子犬を抱いていたので、許可を得て写真を撮らせてもらった。アラ・モアナ・センターTheBus停で、イリカイを通る8番バスを待つが1時間ほど来ない。おかしいと重いながら、空を観ながら辛抱強くまち、やがてやってきたバスに乗り、イリカイに着いた。【2018年11月29日】
平成30年12月1日(土) イリカイ・ホテルに記す