まず動く2

ブログ「まず動く」の写真容量が不足したため、ここに改めて「まず動く2」を立ち上げました。以前のブログ同様に、写真付き日記のつもりで投稿します。ご覧いただければ嬉しい限りです。
 
2017/06/09 22:27:05|研究・教育の思い出
 看護学校と姫路城

 今年も姫路医療センター付属看護学校から集中講義の依頼を受け、姫路城を訪れる機会を得た。姫路城が修復される何年か前から、この看護学校から非常勤講師の依頼を受け、毎年4月と5月に「人間工学」の集中講義を学生40人に行っている。本来の専門は計測・制御工学であるが、ロボットの研究に関わるようになり、ロボットに人の動きをさせるための動作研究を行ったことで、看護動作の研究を行っていた。それが縁で人間工学会の会員になり、人の動作研究を行うようになった。理系大学現役のころから制御工学の他に「人間工学」の講義も行ってきた。看護の分野でも人間工学の必要性が認められ一部の看護大学、看護専門学校でも人間工学という教科が取り入れられ始めた。その一端を担うため、非常勤講師として看護大学、看護専門学校で「人間工学」の講義を行ってきた。

 「看護動作を助ける人間工学」という教科書を出版したことが縁で、姫路医療センター付属看護学校から講義依頼を受けた。定年退職後のことであるが、毎週は無理であったが、春学期の2回集中講義ということで毎年4月と5月の2回姫路医療センター付属看護学校へ出かけるようになり10年近くが過ぎた。

 この学校は姫路医療センターという病院内にあり、学校の屋上から姫路城が見え、歩いて数分でお城近くまで行けるという立地の良いところである。昼食は、看護学校の先生方と一緒にとることが多いが、桜の開花時期で晴れた日は、お弁当を持ち姫路城公園へ出向く。美しい姫路城を眼前に見ながら、しかも桜の下でお弁当を食べるという贅沢なことを、ここ何年も続けている。2年前まではお城は修復のため覆い隠され見えなかった。昨年その覆いが外され別名”白鷺城”と言われる真っ白で美しい城の姿を現した。昨年はほぼ満開の時期に訪れた。今年は満開時期を少し過ぎた時期であったが、見事な桜とお城を見ながら昼食をとることが出来た。【2017年4月13日】








2017/06/04 14:22:00|研究・教育の思い出
私は82歳

 「私は2歳」という題名の映画があった。この映画にかこつけ、2歳に80歳を足して「私は82歳」というテーマとした。今年5月の82歳の誕生日当日は、成田市にある二葉看護学院で摩擦、重心、支持基底面など物理・力学を応用し、看護動作の負担を軽減させるための看護人間工学2コマ3時間の講義を行った。その後、千葉県旭市にある旭中央病院に移動し、病院内のゲストルームに宿泊、そこで本ブログを書いている。ここで1泊した翌日は、この病院内にある旭中央病院付属看護専門学校で、面白くてためになる看護人間工学の講義を行う。なにが面白いかというと、講義に看護と関係ある実験とムービーを取り入れているので、学生が楽しみにしている。摩擦の話は、身近にある文鎮をサンドペーパーに乗せ引かせその時の力と机の上に直接置いた場合の引く力を比べ、2つの物体が接触している面の荒さと重さにより摩擦力が異なることを理解してもらう。看護作業を行う場合の姿勢の安定は身体の重心位置と支持基底面に依存するということを説明。つぎに、作業負担に関しては力のモーメントを説明し、腕の長さを調節することで負担は減らせることを説明する。

 埼玉県の自宅から千葉県の旭駅まで直接移動することはない。講義の旅と称し戸田市、川口市、成田市にある看護学校で講義を連日行いながら旭市に移動する。ここ旭中央病院付属看護専門学校でも上記した二葉看護学院同様の講義を行う。ところが、4月と5月の2回、姫路市へ移動し姫路医療センター付属看護学校で集中講義を行う。姫路へ毎週通うことは困難なので、集中講義の形式をとっている。すでに4月に2泊3日の予定で1度講義を終えている。誕生日の翌日は2度目で、2泊3日の予定ででかけ集中講義を行い土曜日に自宅にもどる。

 例年82歳の誕生日は、上述したように自宅にいないことが多い。丁度今年は、二葉看護学院で講義の日に誕生日を迎える。この歳まで教壇に立てたことを感謝し、妻Makikoの提案もあって鎌倉名物「鳩さぶれ」を学生達にプレゼントし、誕生を強引に祝ってもらう。おかしな講師だ。Makikoから1人の「お目出とう」と一言いわれるのと異なり、学生30人からまとまった大きな祝いの声が聴け嬉しい誕生祝いとなった。

  ブログのタイトルを「まず動く」としているように、手足ばかりではなく口も耳も頭も、血が巡っている身体部位を全てよく動かし、それらを使うことによって人は正常な活動ができるのだと信じている。ある日突然世の中から消えるという”ピンピンコロリン”を願い、それを実践している最中である。【2017年5月17日】








2017/04/27 22:57:10|タイ・チェンマイの旅
チェンマイ滞在10間

チェンマイ滞在10間
 ツアーでタイ王国バンコクへ1回、ネパールへ行くための乗り継ぎとして空港に立ち寄ったことが5回ほどある。バンコクツアーは昔のことで記憶が薄れ、映画「戦場に架ける橋」の舞台となったクウェー川鉄橋と世界遺産のアユタヤ観光を覚えているにすぎない。
 今年2017年のタイ旅行は、チェンマイに10日間滞在するというセミロングスティで出かけた。ロングステイクラブの仲間がチェンマイに毎年出かけていることを知っていたが、我々夫婦はロングスティの場所をハワイと決め、過去5年にわたり毎年12月に出かけていた。お試し滞在ということで今年1月29日から2月8日までの10日間、チェンマイ、ロングスティを体験するため、タイ王国へ渡った。今年は100名に近い多くのLSC会員が滞在予定というので仲間が大勢いるので安心して滞在できる。それに2月初旬にはチェンマイで盛大な花祭りがあり、その祭りは見事で見応えがあるという情報も耳に入った。この花祭りを観るために2月初旬に的を絞ってでかけた。滞在ホテルはLSC先輩が始めての滞在なら、ということで推薦してくれたカンタリー ヒルズ ホテル である。このホテルは朝食付きで宿泊代は1万円弱で高いがいかがと連絡を頂いた。しかし、朝食は美味しいし、隣がチェンマイ大学で安心できるホテルであるとも言われている。多くのチェンマイ・ロングスティ先輩は、最初、このホテルに泊まり、次年度から安いホテルに移っていると聞く。

 我々も初めてのチェンマイ滞在なので、まずは推薦いただいたカンタリー ヒルズ ホテル へ10間宿泊するためにでかけた。チェンマイ空港からホテルまで送迎車があというのであらかじめ予約しておいた。運賃は、170バーツ(510円)と安く空港からのホテルまで送ってくれる。タクシーを利用すると20バーツほど安いと聞くが、始めての土地で勝手が分からないので送迎車を利用した。これがハワイであるとホノルル空港からロングスティで滞在するイリカイホテルまでチップ込みで約40ドル(4400円)である。チェンマイの移動はハワイのそれに比べると格段に安い。
 
 ホテル代は、確かにタイにあっては高い部類だが、その他の生活費は格段に安いので生活はしやすい。美味しいマンゴーが日本の半額、疲れた足のマッサージが60分で30バーツ(900円)である。現地の空気に慣れないこともあって、ホテルで食事をすることが多い。そのため、チェックアウト時の支払いが大変かと思ったのだが、なんと3214バーツ(約1万円)の請求書を見てずいぶんと安いので安堵した。何しろ頻繁ではない昼と夜に何回か利用し、2人でステーキ、イタリアン、蕎麦などを注文したので、その請求書が気になっていた。
 
 チェンマイは、雨も降らず、気温、湿度も高くなりすぎず、旅行には最適のシーズンが乾季(11月〜3月)といわれている。多くのロングスティヤーはこの乾季にチェンマイを訪れるようだ。我々も1月末〜2月初旬までの滞在であったから乾季に出かけたことになる。寒からず暑からず気温的にはとても良かったが、空気が悪いのに往生した。チェンマイからバンコクへ、そして乗り換えて羽田空港へ無事帰りつくことが出来た。短い滞在期間であったが、滞在ホテル情報や現地での生活情報、ツアー企画などを提供していただいたLSC先輩諸氏に暑く感謝する。【2017. 1.29.〜2.8】
 
平成29年4月27日(木) 自宅にて記す
 








2017/04/07 21:30:52|タイ・チェンマイの旅
チェンマイ滞在中の食事
 滞在中の食事であるが、朝はホテルにバイキング形式(ビュッフェ)がついているので、問題はない。昼と夜はロングステイクラブの仲間と数回食べ、その他は基本的にはホテルのレストランで済ませた。何回かは徒歩10分ほどのところにあるMAYAショッピングセンター内の日本食堂で寿司、刺身定食、ラーメン、チャーハンなどで済ませる。ショッピンセンターへ行かなくても近くにレストランは沢山あるが、慣れないタイ料理なのでどのような食事が口に合うのか分からない。つい、日本語表示の日本食系の食堂に足が向く。
 
 ホテル内のレストランの食事は高いかと思ったが、思ったより安い。昼と夜の食事を何回かホテルで済ましたので、チェックアウト時の会計が高額になるかと心配した。しかし、10日間の食事代はなんと2人合わせて1万円でちょっとだけお釣りがきた。ステーキ、スパゲッティ、ピッザ、日本ソバなどとデザート、コーヒーなどを食べたり飲んだりしたので、相当額の請求がくるものと思っていた。生活費はなにかと安いので、生活はしやすい。当地の食べ物に慣れ、口に合う美味しい食べ物が特定できるようになれば、食生活を楽しむことが出来るであろう。口に合うといえば、マンゴの専門店を見つけ、そこでマンゴ盛りを食べた。とても美味しい。値段は160バーツ(480円)、日本で食べたら倍はすると思う。当地に来て、食べものと乗り物運賃は日本に比べ非常に安いと感じた。【2017年2月7日】
 
平成29年4月7日(金) 自宅に記す







2017/04/07 21:11:24|タイ・チェンマイの旅
夜のご近所散歩
 滞在中のカンタリーヒルズ・チェンマイ・ホテルから100mほどのところにニマンへミン通りがある。この通りは、チェンマイ大学が近くにあるので、若者に人気な店が多く建ち並んでいる。この通りはバイク、乗用車、ソンテウなどの自動車が激しく通るので、この道を渡るのに一苦労だ。
 
 竹やラタンでつくられた家具、マンゴー、竹など地元に育つ木とガラスやシルバーを組み合わせたボックスやキャンドル立て、シルクの洋服・衣類、マンゴーなどの柔らかな木で作られた動物がモチーフのキーホルダー、カードクリップ、モビールなどアジアの雑貨を売る店がある。ニマンへミン通りは幅が広く交通量も多い。この大通りでも夜になると道路沿いに、食べものの屋台が店開きする。何が食べられるのか分からないので、屋台で食べたことはないが、学生や地元の人たちが立ち寄り、美味しそうに食べている。
 
 滞在中は花祭りの期間であったためだろうか、上述したニマンへミン通りは賑やかだ。一歩入った路地には祭りの期間だけの特設舞台が設けられ、多くの若者が夜遅くまで舞台演奏を楽しんでいる。夜店も賑やかで、手作り製品を並べている店が沢山あり、日本の縁日を思わせる。散歩していて楽しい。タイ人と結婚したという日本人が手作りで動物の形をした可愛い名刺入れを並べていたので求める。道路に面したある一軒の家でキックボクシングをやっている。ボクシング道場だろうと思われる。暫し見とれる。夜はほとんど外出しないが、たまの夕食のためにMAYAショッピングセンターまででかける。その途中で、もろもろのウインドショッピングしながら、ぶらぶらとホテルに戻る。【2017年2月6日】
 
平成29年4月7日(金) 自宅にて記す