まず動く2

ブログ「まず動く」の写真容量が不足したため、ここに改めて「まず動く2」を立ち上げました。以前のブログ同様に、写真付き日記のつもりで投稿します。ご覧いただければ嬉しい限りです。
 
〜Potluck(食事持ち寄り朝食パーティ)〜
 昨日は生活を日本からハワイに移したばかりで疲れていたことと、ハワイで生活する準備のための買い物などで、時間を費やした。
 今日から毎年参加しているアラワイ運河沿いの公園で行われる気功体操(当地の人は気功(Qi Gongと言っている)に出かけるべく、目覚ましを6時にセットして起きた。イリカイ・ホテルから公園まで、約20分かかる。例年だと、公園までの道のりが暗いと感じ、気功体操が始まってから少しずつ明るくなって来たことを思いだす。今回はイリカイ・ホテルを出ても明るいのでおかしいと思っていたら、当地へ来る時期が例年より2週間早かったことに気がつく。
 
 体操の始まりは午前7時だ。公園へ着くと3人ほど集まっていた。1年ぶりに会う体操仲間たちである。握手をし、再開を喜びあう。そうこうしているうちに、15人が集まり、リーダーのロジャーの身振りで気功体操が始まる。過去6年間、この気功体操に加わり汗を流したこともあって1年経った今日も何とかこの体操について行けそうだ。体操は朝7時に始まり8時に終わる。3年前まではマスターと呼ぶ中国人が、公園に来てなにも言葉を発せず、ただただ身体全身を1時間動かし続ける。我々はマスターの身振りを真似て体を動かし続けている。その身振りが終わるころになると血液が全身に流れ出したかと思えるほどに、身体が温まり心地が良くなる。
 3年前までリーダーであった中国人マスターの目が病気で明るい光に耐えられなくなり、朝暗い5時から始めるようになったそうだ。朝5時はでは早すぎるという人達が朝7時から始めることになった。この7時組のリーダーは、中国人マスターの弟子?で日系ハワイ人である。我々は朝7時からはじまる気功体操に参加している。ラジオ体操のような音楽はない。ある順序に従って、両手、両足、頭を動かす気功体操である。
 
 我々夫婦は日本のラジオ体操会ではサボりがちだが、こちらの気功体操には毎年1ヶ月間の滞在期間中、風邪で休んだことがあるくらいで1日も休んだことがない。このようなことから、ハワイに行って何をするのかと問われると、気功体操をしに行くと応えるほどまでに、この気功体操を気にいっている。これからもこの気功体操は続くと思うので、ハワイ・ホノルルに訪れたときに朝の散歩をする機会があるなら、自由に参加できるので、仲間に入りし現地の人と一緒になって、身体を動かし汗を流すことをお勧めする。気功体操を行っている場所は、ヨットハーバーに近いアラワイ運河沿いの細長い公園(アラ・ワイ・プロムナード)であって、目標になる建物はコンベンション・センターで、その真裏である。
 
 今日は、昨日メール連絡があったPotluck(持ち寄りの食事会)の日だ。気功体操が終わると早速、Potluckの準備が始まる。持ち寄り食事なので参加者全員で各自が持ち込んだ食べ物を並べ、お互いにどうぞ食べるようにと持参した食ベものを勧めてくれる。私たちが滞在中にPotluck朝食会を一度は開いてくれる。今年も今日そのPotluckの朝食会を開いてもらえ嬉しい限りである。この会があることは、昨日知ったので、持参する食料のことはハワイに着いたばかりなので全く考えていない。そこで、昨日の夕方アラ・モアナ・センターのフードコートで鶏手羽、海苔巻き寿司、それに日本から持ってきたお菓子を提供し、川の土手をテーブル代わりに使い、土手にビニールや新聞紙を敷き詰め、皆が持参した食料を並べる。その食料とは、我々が持参した鶏手羽、海苔巻きはじめとして炊きご飯、肉料理、ゆで卵、カレー、シュウマイ、イチゴ、ブドウ、メロンなどいろいろある。参加者の顔ぶれを見ると、アメリカ人、カナダ人、フィリピン人、中国人、韓国人、日本人と他国籍の人達であるから、食べ物もその国の臭いがするものである。手で食べるわけに行かないと思っていたが、誰かが紙皿、箸、プラスチッのフォークとナイフを持って来てくれているので、皿に食べ物を盛りつけ、立ったままで会話しながら一応食べることができる。こうして、1時間ぐらいの短い立食パーティだが、楽しい一時を過ごすことができた。
 不思議なことに、昨日日本から移動してきて、時差があるので少しは寝ただけだが、かなり疲れたと思っていた身体が、一晩熟睡すると元の身体に戻っている。健康な証拠だ。【2018年11月15日】
 
平成30年11月15日(木) ハワイ イリカイ・ホテルにて記す
 







ハワイロングスティ開始 〜ホノルル着、イリカイチェックイン〜
 自宅を12時に出発。トランク3個あるので大型タクシー呼び、武蔵藤沢駅まで1,000円。重い荷物を乗せてもらったお礼を含め500円チップ。所沢駅東口バス停へ行くが、30分早いのでバス停前の「グランエミオ所沢」1Fのnana’s green teaで“白玉ぜんざい“を食べ時間調整をする。店を出て、“くりこ庵”で高級鯛焼き(@200円2個)を買い、バスで食べる予定。しかし、食べるのを忘れ成田空港内のラウンジでコーヒーを飲みながら、鯛焼きを食べる。リムジンバス午後2時出発。4時半に成田第一ターミナルに到着、カードで入れる無料ラウンジで1時間ほど時間をつぶす。ここに来るまでの歩数は、朝のラジオ体操分を含め7,260歩だ。やはり旅にでると良く歩く。これで健康を維持しているようだ。
 
 午後8時35分発ホノルル行き飛行機は、予定通り8時半に、ダニエル・K・イノウエ(Daniel K. Inouye)国際空港に着く。トイレが近くなったので機内の座席はトイレに近い通路側。座席背面のテレビ画面は小さい(ビジネスクラスはもっと大きい)が、何十本という映画、ニュース、飛行経路、娯楽番組などが見られる。退屈しないのではと思うが、狭い座席、小さい画面、イヤフォンで聞くので疲れ、映画一本見て寝る。朝のホノルルは雨が降ったようで、地面が濡れている。空港でフィリピン人のタクシーに乗るが走り出してからメータを倒さないことに気がつく。注意し同時にイリカイまでいくらだと聞くと30ドルでOKという。これまでは35ドルぐらいであったのでチップを入れ40ドル渡している。ところが今回は30ドルというので、5ドルチップで35ドルを支払う。タクシー業者が増えたために、こうした白タクもどきことをやっていると聞く。
 
 空港に着いた時は曇りがちだったが、移動中に青空が見え始め、イリカイに着き部屋に入り窓を開けたら、目前にラグーンと大海原が輝く太陽の下で輝いて見える。イリカイ・コンドミニアムのチェックイン手続きのため、管理会社のKOTOEさんに会い2,773.76ドルを1ヶ月の家賃として支払う。すでに800ドル予約金を入れてあるので、1ヶ月で3,573.76ドルの家賃である。1日当たりで約115ドルである。この値段の中に電気代、水道代、WiFi、電話代、鍋や食器類、寝具、などが含まれ、入居して全く不便しないようになっている。ワイキキ界隈のホテルは1泊200ドル以上するようなので、場所、景観、治安を考慮すると安いと思う。毎年お世話になるKOTOEさんは、近いうちに赤ちゃん誕生と聞いていたので、祝いに甚平2着、カレンダー、日本のおせんべいをプレゼント。KOTOEさんからはハワイ名物のクッキーがプレゼントされる。毎年お世話になるKOTOEさん、可愛い赤ちゃん誕生を待っていますよ。
 
 これから世話になるイリカイの部屋は12階、1240号室、入室暗証番号は「◎◎155」で、ベランダからラグーンが斜め目前に見えその遠くに大平洋が見える。部屋の壁は白壁で明るくて綺麗だ。とても感じの良い部屋だ。昨年まで長い間カード式ドアで、カードを差し込んで扉は開いたが、徐々にカード式を止め、暗証番号式にどの部屋も変更するそうだ。番号を頭に記憶しておけば良いので、カード紛失の心配がなくずいぶん楽になった。部屋からは、毎週金曜日夜の花火が目前に見えるはずで、楽しみが増えた。
 
 部屋にはWiFi設備があるので、持参したパソコンにのWiFi接続作業をまず行う。香港人の友人Shirleyから明日15日朝気功体操の後で、Potluckをするので朝食の食材を持ってくるようにとメールが入ってきた。また、明後日の金曜日にはJimmy&Kimmyが11月25日にベトナムに長期滞在で出発するのでディナーを一緒しないかとも書かれてあり、了解し夫婦一緒にディナーに参加する返事をした。
 
 当地に着いたばかりなので、生活する準備やWiFi設定、それに無事到着のメールを家族・友人に送ることを午後に行う。夕方、1ヶ月6ドルで市営バス乗り放題のバス・パス(TheBusカード)の11月分更新手続きにアラ・モアナ・センター内にあるCity Centerへ出向き、6ドル払ってTheBusカードに11月用のステッカーを貼ってもらう。これで11月のTheBusは乗り放題だ。帰路、アラモアナ・ショッピング・センターのキルト店Hawaiian Quilt Correctionsの店主(Makikoのキルトの先生)の弘子さんを尋ねるが、弘子さんはもうこの店には来ないそうで、ワイキキのルイビトンの斜めにあるBWSC 2階にあるキルト店で、ハワイアンキルトを教えているとのこと。いつか出かけることにしてその所在地を教えてもらう。
 
 明朝、Potluckをするにあたり、朝の食材をもちよらなければならない。そのために、アラ・モアナ・センター内で寿司と鳥手羽を2包みづつ購入。日本から持ってきたお菓子をならべて皆と一緒に食べる予定だ。センター内のフードコートで夕食、Makikoうどん、Koichiカツ丼それに餃子で済ませる。19ドルと安上がり。帰りはアラ・モアナ・センターの海側バス停から今回初めて乗るTheBusでイリカイ前まで帰る。
 Makiko 8時に、Koichi 10時に床に入る。【2018年11月14日】

平成30年11月15日(木) イリカイ・ホテルにて記す

写真:ベランダから見たラグーン
 







本州・四国を一周し横浜港に戻る
 8月13日「ダイヤモンド・プリンセス」は徳島港を午後11:59出航し、横浜に向かう。14日は終日クルージング。船内新聞「プリンセス・パター」によると、本日のドレスコードはフォーマルとあるので、夜はフォーマルな服装でディナーを迎える。ドレスコードの日本語は、“服装規定”という意味がある。これは、軍隊や学校などの集団、パーティなどの集会あるいは高級レストランなどにおける服装の規制であって、結婚式や祝賀会に着ていくような服装をいう。
 この日のディナーはロングステェイクラブ(LSC)の仲間7人が、いつものように円卓に座り、ウエイターのオーダーを受ける。アルコールとペットボトルの水は有料であるが、その他全ての料理は、無料(クルーズ代金に含まれている)であるところは、クルーズ船のいいところである。着飾った女性、フォーマルな洋服に身を固めた男性が、それぞれメニューを眺め美味しそうな料理を注文する。美味しいのでおかわりしても無料である。
 前菜、スープ、主菜、ケーキ、コーヒーと注文した料理が順次出され、普段話す機会がないLSCの仲間と、この席では思う存分に話しができ、美味しい料理を頂きながら、楽しいひとときを過ごすことが出来る。食事を終え、電車に乗って自宅帰る心配もないので、このように落ち着き、安心してくつろげるところにクルーズの良さがあることが改めて確認できた。

 15日朝、横浜港に入ると遠方に富士山が薄く見える(写真中段右)。横浜港の接岸は出航したときと同じ山下公園の大さん橋である。出航したときには気がつかなかったが、地図で分かるように赤レンガ倉庫は船の目前にある(写真下段右)。クルーズを振り返ると、秋田、青森、境港、釜山、高知、徳島と6カ所を訪れた。寄港地で下船して過ごした時間より、船内で飽きずに過ごせた時間の方が遙かに長い。船内がいかに居心地がよいかが分かる。
 
 今回、外国籍の大型客船に乗り12日間の日本一周クルーズを飽きずに楽しく過ごすことができた。このクルーズで気がついたことを今後の参考のため以下に記す。
【荷物の運搬】自宅から横浜に停泊中の船まで、大型スーツケース2個を運んでくれる専門の宅配業者がある。その業者に電話すると、自宅まで荷物を取りに来てくれ、「ダイヤモンド・プリンセス」船内の自分の部屋まで運んでくれる。帰路も同様で、下船し自分の荷物が確認し終えると、その近くある宅配便受付で手続きすれば、自宅まで運んでくれる。予算はかさむが身体的に非常に楽である。
【船室】海側バルコニーの部屋を予約した。部屋の広さはビジネスホテルと同じぐらいである。狭いシャワー室、トイレ、洗面所が一緒になった部屋がある。ベッドはツインベッド、衣装棚と洋服掛け、TVとお湯を沸かせるポットが置いてある。部屋は毎日清掃してもらえ、バスタオル、洗面タオルは毎日交換してくれる。12日間、同じルームサービス係が部屋を綺麗にしてくれるので、帰り際に$10のチップを渡す。本来なら、チップは後述するカードに毎日$13.5が自動的に計上されているのでいらないようだ。無料船内レストランその他でも、世話になったからというのでチップを支払う必要はない。ただし、有料のレストランやバーやフィットネス・センターでの有料のプログラムに参加したときは、客の判断で15%前後を払う。
【カード】VISA、AMEXのような船内だけに有効な「クルーズカード」というカードを乗船時の最初に作成する。自身が持つカードナンバー、身元情報をこのクルーズカードに記憶させておく。船内のお土産、有料レストランそれに船内で予約する寄港地ツアー代金、チップなどをこのカードを使い支払うようになっている。後日、自身が登録したカード会社が支払う仕組みでる。このカードは、日本の運転免許証のように身分証明書の代わりになるので、上下船時には必ず出入り口でカードを見せ、読み取り機で下船する本人情報を機械に記憶させる。乗船時には、先のクルーズカードを再び読み取り機にかけ、乗船したことの確認をとる。こうして、行方不明者の有無を確認して船は、寄港地を出航する。カードで使用した料金を知りたい場合は、顧客サービスカウンター横に備え付けてある自動印字機で確認できる。確認方法は、クルーズカードを所定の機械位置でスライドさせると、現在までに使用した料金表が直ちに印刷されて出てくる。この時点で間違いを発見すれば、直ぐに訂正してくれる。下船してからの訂正はできないので、必ず使用料金を確認してから下船するよう注意があった。
【現金】前述したクルーズカードがあるので、船内での有料食事、飲酒、買い物、チップなどに現金はいらない。現金は、寄港地で下船しその街中で飲食や買い物をするためだけに必要である。
【返金】これは珍しいことで、クルーズ中にテレビが不調で見ることが出来なかった。そのテレビが故障したということで、テレビ付きの各部屋にお詫びの25ドル返金(クルーズカードからマイナス)するという知らせがあった。
【チップ】チップは基本的には必要ない。前述したように、有料のレストランやフィットネス・センターでお世話になったスタッフに必要に応じて心付けを払う。このような有料施設を使わないなら、$13.5というチップが自動的に請求されているので、個々のチップはいらない。
【ラジオ体操】毎朝、毎朝7時ラジオ体操画像がデッキで大型スクリーンを上に放映されるので、自由にスクリーン周辺に集まりNHKのラジオ体操を行うことができる。
【映画、ミュージカル、手品など舞台演劇】映画は、甲板上の大型スクリーンに毎日2、3回上映している。プリンセス・シアターという大きな劇場があるので、ここでは毎晩のようにミュージカル、音楽会、ダンス、マジックなどが演じられる。こうした催しの詳細情報は船内新聞「プリンセス・パター」に載っているので、気をつけて見るようにしたい。
【船内新聞「プリンセス・パター」】には、@出入国手続きや時差調整など重要な知らせ、船の入出港時刻、日の出・日の入の時間など様々な情報が掲載されている。A船内で行われる様々なプログラムやイベントのスケジュールが掲載されている。・体を動かすプログラム、スポーツ大会やダンス教室/・クルーと一緒に楽しむゲーム大会/・手芸教室などのカルチャーレッスン/・シアター等で映画、マジック、ダンス、音楽などを好みに合わせて観たり聞いたりすることができる。Bショップ・ダイニング・ラウンジ情報編(船内施設の営業時間など)が日替わりで掲載されている。この日替わり船内新聞をよく読んでおくと退屈することはまずない。
【言葉】乗船客の半数が日本人なので、情報伝達の言語は英語と日本語、ただし、ルームサービス係、レストランのボーイは外国人がほとんどなので英語(片言の日本語はOK)でやりとりする。
【食事】予約してあるグループが毎日決められた時間、同じレストランで食事する。決まってはいるが、そのレストランを利用せず、気楽なビュッヘスタイルの食堂で食事してもよい。無料レストランは「サボイ・ダイニング」「ビィバルディ・ダイニング」「パシフィックムーン・ダイニング」「サンタッフェ・ダイニング」「インターナショナル・ダイニング」とう名の5つのレストランがある。有料レストランは「海寿司」「サバティーニ(イラリアン)」「スターリング・ステーキハウス(ステーキ・シーフード)」「クラブ・ジャック」があり、「海寿司」以外は予約が必要である。
【スナック】(通常の食事以外に食べる)簡単な食事あるいは軽食は、ピッザ、ハンバーガー、コーヒー、アイルクリームなどがあり、夜間11時ぐらいまで提供している。店近くのテーブルを利用し、海を見ながら飲食してもよく、船室へ持ち込んでもよい。ピッザはできたてで美味しい。
【お風呂】$15かかるが日本式大浴場「泉の湯」が利用できる。大海原を観ながら湯船につかれるので心地よい。この風呂はジャグジーと異なるので日本式裸体での入浴である。
【プールとジャグジー Jacuzzi】大小4つのプールといくつかのジャグジーがある。ここでジャグジーというのは浴槽の側面や底などに備えた装置から気泡が吹き出る風呂である。欧米では水着をつけて入るのが一般的である。
【フィットネス・センターとエアロビクス・スタジオ】この施設を利用して、クルーズ中に軽く身体を動かすことが出来る。
【プロムナード・デッキ】これは、甲板で乗船客が自由に散策できる部分をいう。このプロムナード・デッキは7階にあって、全長290m、全幅:37.5mもあるので、このデッキを一回りすると約600m歩くことになる。毎日10周歩くとすれば毎日6 km歩くので、年寄りの認知症予防になる。
 
 以上気がついたことを述べた。乗船直後に船内ツアーというのがあり、客室以外の船の内部を案内してくれる。このツアーで大まかな船内の様相がわかる。船はあまりにも大きいので、一度の案内では覚えきれない。覚えたころは下船である。【2018年8月14日】
 
平成30年10月4日(火) 自宅にて記す
 







阿波踊りを観に高知から海路徳島へ
 高知で“よさこい祭り”を観た8月12日の夜午後23:59高知港を出航し、翌日13日朝午前7時に徳島港に入港。朝食を済ませバルコニーから外を覗くと、写真A、B、Cのような歓迎の光景が小さく見えた。写真Aは徳島での見所阿波踊り見学に出かけるために待機しているバスである。その一方、船の近くの岸壁では、写真B、Cのように阿波踊りのデモンストレーション光景が見られた。この演舞を観るために日中組と夜間組のツアーが準備されている。我々は夜の部の阿波踊りを観賞するためのツアーチケットを入手してあるので、日中は船内でくつろいでいた。
 
 午後4時ごろ、阿波踊り観賞のために市内へ移動するバスは、会場へ向けて出発。高知の“よさこい祭り”会場の数より少ないが、ここ阿波踊り演舞会場はJR徳島駅周辺に7カ所にわかれて踊りが披露される。我々のグループは、徳島市役所前に設けられた“ひな壇席”に陣取り阿波踊りを観賞する。写真D、Eは、バス停から市役所まで行く道で出会った子供の踊り子さんで、一緒に写真を撮らせてもらった。当地の子どもたちは、このような小さいころから阿波踊りに参加しているようで、その踊りを披露する祭りの時期、8月がくるのを楽しみにしているという。
 
 有料演舞場の演舞は1部と2部にわかれ、それぞれ午後6時〜午後8時と8時半〜10時半の二部制になっている。有料演舞場が4カ所、無料演舞場が3カ所、その他にも昼間の阿波踊り、ホールステージの選抜阿波踊りもあるとのこと。演舞会場となる道路際にいれば、阿波踊りは無料で観賞できる。
 
 我々は有料の午後6時〜10時半まで演舞が行われるところに参加した。演舞しながら移動する道路は全長110mで、その踊りの列が写真F〜Lに示したように延々と続く。写真に見られるように道路反対側の“ひな壇席”はどうゆう理由か不明だがガラガラに空いている。その一方、我々が陣取った手前側の席は「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客でいっぱいである。踊り子さんから見ると片側の席は空席で、その反対側は満席ということに奇異を感じて踊っていたのではないだろうか。もしも、「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客がこの席に来なかったら、両側の観客席は人がいないので、踊り子さんたちの見せ場がなかったのではと余計な心配をする。
 
 このツアーはガイドなしで119ドル、「港出発→徳島市内→演舞場にて阿波踊り観賞→バス乗り場→港到着」という行程だ。“港から市内往復バス運賃“ と ”ひな壇席” で13,000円、どう見てもお高い料金。様子が分かっているなら、往復のシャトルバス10ドル(1,100円)で市内に出て、路上で阿波踊り観賞という方法がとれたはずだ。将来またクルーズで旅する機会がある場合、寄港地の観光ツアーは内容をよく確かめ、割高になることを計算にいれて行動に移したい。
 
 今晩(8/13)、「ダイヤモンド・プリンセス」の徳島港出航は午後11:59、今日の阿波踊りで全てのツアーが終り、横浜に向かう。翌日8/14は終日クルージングで、8/15朝6:00に横浜港に接岸する予定だ。終日クルージングの夜のドレスコードは、フォーマルと連絡が入っている。夜の食事が楽しみである。【2018年8月13日】
 
平成30年9月30日(日) 自宅にて記す
 







高知の「よさこい祭り」
 クルーズ9日目、よさこい祭りを観るために大型客船で高知にやってきた。高知には3回ほど訪れたことがあるが、よさこい祭りを観るのは初めてである。「ダイヤモンド・プリンセス」号が桂浜近くの岸壁に着いたのは8/12午前7時である。よさこい祭りが開催される街中に出るには$10のシャトルバスでいける。まずは、下船後シャトルバスで「はりまや橋」近くのバスセンターへ。ここからよさこい祭り会場へは歩いていける距離だ。バス停前の道路を横断し、歩き出すと直ぐに「高知よさこい情報交流館」があったので入る。ここでは、よさこい祭りに関わる情報が入手できるので、時間をかけてゆっくり見学する。写真Bは情報交流館の入り口付近、写真Cは「よさこい踊りの衣装」の数々、写真Dは過去に使われたという「よさこい鳴子」の展示である。あらかじめ、この情報交流館に入ったお陰で、よさこい踊りを観る予備知識を得た。
 
 お昼が近付いていたので、街の中心あたりに土佐の風土に育まれた食文化・商い文化を受け継ぎ、ひろめる商店街「ひろめ市場(写真E)」という食事ができるところへ出かける。ここで昼食をとろうと入ったはいいのだが、祭りの期間中は踊り子、観光客で超満員(写真F)。食事するには待たされると判断し、近くの料理屋に入り、ランチ定食の昼食をとる。写真G、H、Lは、踊り開始のスタート場所へ急ぐ踊り子さんたちである。このようなまちまちの踊り用の衣装を身につけた参加者たちで街中ごった返している。
 
 写真I、J、K、Mは参加団体の先導車、誘導係、演技スタート地点での踊り子である。スタートすると先導車からの音楽に合わせ、若い踊り子たちが元気いっぱい踊りながら行進するが、その姿は見事である。こうした見事さに憧れてか全国からこの日のために沢山やってくるという。踊りは延々と続く。長時間での立見で疲れたので、帰路につく。その帰り道に中央公園があるが、ここでも舞台の上で「よさこい踊り」が披露されていた(写真N)。「はりまや橋」で写真を撮っていたら、丁度東京からやってきた踊り子さんの1人に出会い、一緒に撮らせてもらった(写真O)。高知市内には、まだ市電が走っている。かつては東京にも蜘蛛の巣のように都電が走っていてよく利用した懐かしい思い出がある。
 
 よさこい祭り会場は、JR高知駅周辺に16カ所もあり、それぞれの会場は「競演場」と「演舞場」にわかれている。「競演場」は踊りに対する審査があり、一方の「演舞場」は審査に関係なくただ踊っているだけだという。審査員がいるところで観ない限り、審査しているのかいないのかは不明で、その踊りは競演なのか演舞なのかがよくわからない。よさこい祭りに参加したいと遠く全国から集まってくるので、お祭り期間中は街中が踊り子と観光客で大賑わいである。【2018年8月12日】
 
平成30年9月24日(月) 自宅にて記す