オーナーはこのブログに掲載した浅間ミーティング出場のDream50の記事を見て,『俺も持ってるぜ』といった感じで,昨年参加した浅間での写真を送ってきたのだった。
以来何事もなく私のPCに保存されていたのだが,最近入手に至った経緯を聞く機会があって,ちょっと驚いた。
それはこの個体を,Dream50開発メンバーの一人が所有していて,彼はそれを譲ってもらったのだそうだ。
その開発メンバーは,周りから何故ドラムブレーキにしなかったかと問われたらしい。また二本のエキパイ,マフラーも良否を問われたらしい。
しかし開発者が目指したかったのは,単なる復刻ではなかった。新しい時代に,CR110のイメージを残しながらもコストの許す限り最新の技術を投入することだったそうだ。その一つがディスクブレーキの採用だった。
大切にしたかった造形は,細いエキパイ,マフラー。そこで二本出しとなった。
その話を聞いて私は,思わず膝を打った。好き嫌いはあっても,ホンダが二輪ナンバーワンメーカーである理由が見えた気がした。
2026.7.29(水)
PS その後対極の単車が頭に浮かんだ。それはディスクブレーキとドラムブレーキ,スポークホイールとキャストホイールで揺れたSR500。あれは元々軽くて速いシングルを目指したのだろうが,いつの間にかコンセプトが霞んでしまった。
それはDT1も同じで,道なき道を延々と前進する面白さが受けたのに,後発のライバル達にそそのかされてモトクロッサーもどきの性格としてしまい,せっかくのコンセプトを台無しにしてしまった。
Dream50の開発の話を聞いて,そんなことを想い起した。 |