豊岡小出身の作家・神山典士さんが作文の特別授業を母校で行いました。
作文と聞いて「うっ…苦手…」と思った方、ちょっと待ってください。
この教室、ただの“文章の勉強”じゃありません。
書くことが「楽しい!」に変わる、不思議な魔法がかかるんです。
神山さんは笑顔とユーモアたっぷりのトークで、子どもたちの心をスッとつかんでいました。
「作文は、出来事じゃなくて心の変化を書くものなんだよ」
つまり、作文って“報告”じゃないんです!
給食でラーメンを食べたことよりも、「ラーメンの匂いで家を思い出して嬉しくなった」…そんな心の動きこそが、作文の本質なんだとか。
そして、もうひとつの名言がこちら。
「考えてから書くな、書いてから考えろ!」
最初からうまく書こうと悩む必要はありません。
手を動かしているうちに、自然と記憶や感情が湧き上がってきます。
こうやまさんは、視覚だけでなく、嗅覚・聴覚・触覚も使って書いてみようとアドバイス。
たとえば、「真っ赤な太陽」よりも
「草が焦げるような匂いがした太陽」なんて書けたら、すごく印象的!
子どもたちも、自分だけの感覚を頼りに、思い思いの表現をどんどん生み出していました。
作文って、どこから書き始めたらいいかわからない…。
そんな子どもたちのために、こうやまさんが教えてくれたのが「三つの箱」。
@印象に残ったこと・心が動いたこと
Aその出来事が起きた状況説明(いつ・どこで・誰が)
B自分が感じたこと・学んだこと・発展させた思い
これに沿って書けば、自然と“心のある作文”ができあがります。
書くことは、自分の考えを整理すること。
だからこそ、作文は一生の宝物になるんですね。
「作文に正解はない。全員が“はなまる”!」
楽しかったこと、びっくりしたこと、ちょっと悲しかったこと…。
心が動いた瞬間を、一文字でも書き出せば、文章は自然と続いていく。
子どもたちは目をキラキラと輝かせながら、「もっと書きたい!」と次々にペンを走らせていました。
本日から放送の「週刊いるま」では、この教室の模様を詳しくレポート!
▼放送時間は
こちら文章がぐんと楽しくなる、こうやまさんの魔法を、きっとあなたも体感できますよ!