シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2024/08/08 23:09:00|映画 は行
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
 「NASAが認めた」とか「NASAが採用した」というのが、製品のステイタスになってた時代がありますが、その威信をつくったのは何といっても「月面着陸」ですね。これがしかし、フェイクなんじゃないか?というのは、当時から何かというと蒸し返されてる話題。それに題材をとった映画です。よくNASAが協力したなあと思うけど、最近はかなり落ち目っぽいもんねえ、こういう映画もまた、一種の宣伝になるんでしょうか?

 アポロ計画を進めていた頃のアメリカはベトナム泥沼戦争中で、TVを付けりゃ、真っ暗な話題ばかりが提供された頃、で、そっちに国家予算もつぎ込まれてて、とてもとても宇宙開発なんぞに金が回せない、それをどうにかするために凄腕の宣伝担当者のお姉さんが来る、彼女をスカーレット・ヨハンソンが演じています。レトロな衣装が似合う似合う、もう、女優さんって凄いですよ〜〜。

 彼女のいささか強引だけど効果てきめんな方法でもって、企業が金を出してくれて予算が潤沢になっていく、というのが面白いんですが、月着陸をミスなく中継するためにフェイク映像を同時撮影してそっちを流そう、というしょうもない作戦に彼女をのせちゃって、それからてんやわんや、という流れになります。けど、この映画はむしろ、昔の映画っぽい会話劇なんですね。だから、セリフが凄く早口で大量、字幕がかなりきつそうでした。

 でねえ、これ、以前から不思議なんですけど。月面着陸はいいけど、どうやって月から地球に帰ってきたんだろう?月って酸素がないから燃料を燃やすったってどうやって?と思うし、1/6とはいえちゃんと重力だってあるし、あんなちょろい宇宙船のかけらが月から飛び立てるの?月からの帰還工程がめっちゃ無理筋に思えてしょうがないんですよ。どなたか説明して下さ〜〜い。

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2024/08/03 22:25:26|映画 あ行
お隣さんはヒトラー?
 ナチス関連の映画、「関心領域」を観たばかりなんですが、もう一つの佳作。

 「関心領域」を観た時、色々呼応して思い出したのが「シンドラーのリスト」で、ああ成程、「シンドラーのリスト」にあった、毛皮のコートをはぎ取られるシーンが、「関心領域」の毛皮のコートを着てみるシーンに繋がるのかあ、なんて嫌な思いを一々してたんです。ナチスといえば、やっぱり「シンドラーのリスト」のイメージ。脳に刷り込まれちゃってる。

 この映画は、切り口が全然違います。隠れてたのに見つかって収容所送りになったユダヤ人家族は全滅、ただ一人生き延びたおじさんが、流れ流れてコロンビアに住み着いて。しかし、特にスペイン語を操れるわけでもなく、孤立して暮らしてるんです。隣にオンボロ屋敷があって、売りに出されてたんですけど、そこに引っ越してきたいわくありげな人物が、え、ひょっとしてヒトラーなんじゃないの?となって話が転がり出します。主に英語とドイツ語が使われるんですが、それが話の核の一つになる。後はバラの木、とか、犬、とか。

 凄いのは、特に前半がコメディーであること。ナチス映画でこういうのは初めて。主人公のおじさんはなんとしても証拠を掴むぞ!!と前のめりになって、ヒトラーの本も買い込むし、高そうなカメラも買い込んであれこれやる。おかしいんですが、なんとも切ない。絶対に思い出したくない人物について調べまくる、という皮肉が、コメディータッチでないと、辛い・・・、ってなりますもん。

 お隣同士だから、そうこうしてるうちになんとなく交流も始まって、しかし一方、という、ちょっとサスペンス要素も。どうなるでしょうか?

 観終わって思うのは、あーこれ、舞台劇にできそう。登場人物も限られてるし、うまく脚本をつくって舞台にしてみてください。

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2024/07/21 20:00:00|映画 か行
キングダム 大将軍の帰還
 う〜〜〜ん・・・・・。どうなんですかねえ?

 これ、原作を読んで知ってる方と、自分みたくぜーんぜん知らないのとは、受け止め方が違うんだろうな。「原作通りで、再現度が凄い」とかいう感想を読むと、なんだかなーと思っちゃうんです。

 役者陣は、原作のまねっこ乞食じゃないぞー、となるんだな。

 話は、相変わらず地上戦を俯瞰してあーだこーだ、という感じなんですが(だから、デジャヴ感って感じ。食傷気味になってしまう)、なんかこう、味方側の死者については色々味付けしてるけどさ、敵方だって、似たようなもんでしょ、だから、醒めちゃうところがある。
 1作目の登場人物が一応出てきますけど、特に何もしないんですよ。何しに出てきたんだ〜〜〜?って感じになっちゃって。

 総じて1作目のダイナミズムが感じられない、という感じでしょうか。

 にしても、龐煖って人、強すぎ・・・・。

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2024/07/01 20:32:05|映画 か行
九十歳。何がめでたい
 今年一番大笑い〜〜〜。草笛光子さん、チャーミング!素敵!!
唐沢寿明さんのコメディー演技は初めて観た気がするんですけど、めちゃハマってておかしいったら。

 草笛さんのセリフ回しが非常にクリアで、これにも驚いてました。きっちりはっきり聞き取れる。これ、うまく行ってない役者さん多いから・・・・。90歳でいらっしゃるんですもんね、凄いよ〜〜〜〜。

 それと、草笛さんが着こなしてらした衣装、ああいう風に和服も洋服も着たいものだ〜。センスいい!それも目の保養になります。

 あと、周囲の役者陣も凄い布陣&劇中、佐藤愛子氏のエッセイを草笛さんが朗読する、というのもあって、超贅沢。これは観た方がいいよ!!

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2024/06/23 23:18:00|映画 た行
東京カウボーイ
 吉祥寺まで行って観たんですが、吉祥寺、何年ぶりだろうか?もうかれこれ20年は降りてないような・・・・・。相変わらず活気がある。で、ミニシアターがなぜか生き残ってる、というか、新しくできたのか?映画のラインナップが「意識高い系」だけじゃない、というのがミソのような。

 で、この映画。YOUTUBEで予告編を観て、なんか面白そうということで観に行ってみたわけですが、面白かったですね〜〜、佳作といっていいんじゃないかと思う。アメリカ製作なんだけど、主人公は日本人でそれを井浦新さんが演じています。助演に國村準さん、さすが。印象強いんだわ。

 主人公は、食品会社の事業継承を、「買収」という形で実行してる人で、だけど、その事業が続けていきたいものにはてんで無関心・コスパよく、ぱあっと利益が上がるように事業内容をどんどん変更しちゃう、という仕事をやってます。最初、日本のシーンではとにかくセリフが聞き取りづらいんですが、どういう訳か、主人公がアメリカに渡って、モンタナ州に着いた辺りから急にクリアに聴こえるようになる。英語だから?録音機材?ひょっとして音声の演出?そうね、日本にいる時の主人公はぜーんぜん人の話を聞いてなかったですもんね。

 モンタナ州にある、潰れかけの牧場をどうやって再建するのか、というお話なんですが、アメリカで和牛生産しようじゃないかという。これは、実際には極めて難しい。和牛は輸出禁止だし。ので、輸出禁止になる前にアメリカに持ってってた和牛の系統を探し出して〜〜、となるんだけど、日本人好みの味にするにはサシを入れなくちゃ、そのためには濃厚飼料をってことで、そりゃ無理ですよ、と言われちゃうのね。牧場の土は濃厚飼料(例えばトウモロコシとか)を育てられるような肥沃な場所じゃない、というわけよ。その辺、かなりリアルです。

 牧場を案内するからって、馬に乗らされて早速落馬したりして、なーんてやってるうちに、段々色々切り替わっていく、話はある意味ベタではありますけど、説得力があります。

 で、観てて面白かったのは、実用馬術としてのウエスタン馬術が垣間見える事。馬&畜産の現実を知っている人間なので、分かることがおそらく多い、だからかなり楽しんじゃいました。観にいってよかったわ。あ〜〜、モンタナ州のあの広〜〜い土地、馬で走り回りたい!!!

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P.S 英語が飛び交う映画の筈なんだけど、かなり笑えるシーンあり。英語セリフで笑っちゃうの、ジャッキー映画以来かも〜〜。