シネマ日乗

入間アイポットのユナイテッド・シネマ入間で観た映画の感想が中心になります(多分)。 ネタバレになってしまう可能性も・・・・・・。 その辺、ご留意ください。
 
2025/07/13 18:23:05|映画 は行
ババンババンバンバンパイア
 圧倒的なくだらなさ〜〜〜〜!!出ました、松竹脱力系映画!!

 吉沢亮君て、ひょっとして大俳優なの?

 松竹映画ってことこで、まず笑ってしまった。な〜〜るほど、東宝に協力するからさあ、ちょっと吉沢君貸してよ、こっちも映画撮るから、いや、軽〜〜〜い奴だから、ね、ね??というのが見えるんですが。。。。

 松竹脱力系映画といえば「まだ俺は本気出してないだけ」ですが(あれも面白かったよのう)、これも傑作だと思います。「まだ俺は〜〜」で主演だった堤さんが、なぜかこの映画にも出演されてて、その配役にも笑ってしまった〜〜。

 お約束風のシチュエーションコメディーなんですが、吉沢君のぶっ飛んだ演技で大笑い〜〜、若い役者陣も、引っ張られて、いい味出してます。いつも思うけど、笑わせるのはかなり難しいから、凄いなあ、と。
 あと、実は、この映画、ちょこっとミュージカル風の味付けをしてるんです。これがハマってます。ホント、面白いわあ。

「国宝」と全然違うけど、これも映画だよなあ、と思います。とにかく楽しいから、観て損なし!!

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森蘭丸氏の「え?!」がうけたぜ〜〜。







2025/06/27 0:14:12|映画 か行
国宝
 とんでもない作品です。。。。。トム・クルーズが吹っ飛んだ、という方が多いのはよく分かる。確かに吹っ飛んだ。

 主演が大河ドラマの主役を演じてるお二人、というだけでも奇蹟みたいだけど、役者陣の演技・撮影(とてつもなく美しい)・美術・衣装・音楽、全てがかみ合っている。凄すぎる・・・・・・。

 面白いのは、この作品、実は題材は「歌舞伎」なんだけど、実はつくりものの世界なんです。歌舞伎は松竹が運営している民間の芸能、それを東宝が題材として取り上げる、というのは、はたから見れば面白いけど、大変だったと思う。だから、お二人が演じている演目は、実は架空のものなんです。歌舞伎座に見える舞台も、おそらくセットなんじゃないかな。歌舞伎座って、舞台がかなり広いので、あれ、サイズ感がちょっと小さめだな、と思ったんですが、そういう点も架空の設定なんでしょう。

 って、あれをセットでつくったんか?凄すぎる〜〜〜。

 主演のお二人は、とんでもない力演。特に吉沢君は凄すぎる・・・・・・。

 観るべし!!という映画に久々に出会えました〜〜〜。

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 この映画、「さらば、わが愛/覇王別姫」と引き比べる方、結構いるんじゃないかしら。「さらば〜〜」は昔観たけど、ぜーんぜん感心しなかった。一般的には名作とされてる作品なんですけどね・・・・。だから、この映画を観る時は、ああいう話だったらやだなあって警戒してたんですが、全然違う!!観に行ってよかったあ〜〜〜。

 







2025/06/25 21:56:29|映画 やらわ行
ラ・コシーナ/厨房
 白黒のモノラル映像を選択した映画なんですが、なんか、その理由、分かるぞ。
 カラーだと、もうグロすぎてねえ・・・・。いや、別に殺し合いとかがあるわけではないんですが。

 時代はいつだろう?多分1980年代終わりか1990年代初めか。原作は1950年代に初演された戯曲だという。演劇っぽい(場が限られる)なあと思ったんですが、原作が劇ってことかあ。。。
 時代設定を割と後付(しかし、現代ではない)してる、主人公等々が連絡するのは普通の電話、しかし、注文はコンピューターのはしりみたいな機器がやってる、という。かなりでかいレストラン(という設定)だから、そういうシステムが使われているという事なんでしょう。

 立派なレストランなんだけど、裏側はめっちゃくちゃ、というのは、かつてバイトしたサティもそうだった(バックヤードの汚さは、ホント仰天ものでしたわ)から、別に不思議じゃなかったんですけど、違うのは、底辺移民の人達が業務を回しているという事。まあね、日本のスーパーだって、似たようなもんかもしれないが。移民の人達のしょうもない冗談(全く笑えない)を聞かされてると、言っちゃなんだけど、こういう連中が自国に来るのは勘弁してほしい、と思っちゃうんですよ。

 という事で、結局何が言いたいのかよく分からないお話。後味はかなり悪いですねえ。つうか、その辺のレストランで食べたくなくなるぞ。

 移民といえば。思い出すのは、エクアドル。丁度、この映画に描かれてる時代辺りにエクアドルに行ってたんだけど、現地でなぜかアメリカビザを取らなくちゃならなくなって。しょうがなく米大使館に行ってみてビックリ。人がずらずら並んで順番待ちをしてるんです。アメリカ旅行って雰囲気じゃない、要は、自国を出て、アメリカに移りたい、という人達。この映画の主人公もメキシコ移民、スペイン語が中心になってますが、あの時ビザとってアメリカに渡った人達はどうなったんだろう?きっとろくな事になってない。アメリカに行ったとて、結局まともな仕事なんか回ってくるわけないし。なんだかなあ、と考えてしまった・・・・・・。

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2025/05/28 23:24:43|映画 ま行
ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
 イーサン・ハントさんって、不死身?つうか、トム・クルーズ氏が不死身なんじゃないの?

 ということで、前作から何年経ちましたっけ?の続編です。えーと、どういう話だったっけ?と思い出してるヒマもなくアクションに次ぐアクションで疲れました・・・・・・。

 まあ、思い出さなくても、とにかくイーサン・ハントさんが大活躍してなんとかなる、というお話です。よかった〜〜〜〜。

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P.S この映画観てて、改めて大画面&大音響っていいなあ、と思うんですが。例えば「新幹線大爆破」。ネトフリでやってますけど、「観たけりゃネトフリに入れよ」という囲い込みってまずくない?で、ちまちました画面で観たってさあ・・・。そういう囲い込みが映像文化を衰退させるのでは?と危機感を持ってしまうのだ。
 それとも、ネトフリ専門の映画館とか?なんかなあ・・・。







2025/01/30 23:10:00|映画 やらわ行
雪の花 −ともに在りて−
  今や完全に撲滅された、恐るべき伝染病である「天然痘」。これを予防する種痘を日本に初めて持ち込んで実践した医師のお話。今も流行中のコロナ感染症の始まりの時期と非常に重なる所もあって、あれこれ考えさせられた。

 天然痘の話はもう、あちこちに出ている。「赤毛のアン」のシリーズにも天然痘の話はあるし、フランス国王もこれで亡くなったのが「ベルばら」で描かれてるし、孝明天皇もこれが原因で亡くなった、とされている。この疾患の唯一の弱点が「人間以外にはうつらない」という奴で、これが撲滅の大きな助けになった。しかし、その方法は、類似疾患の「牛痘(これは牛しかかからない)」に罹患した牛の皮膚の膿汁を人間に移植する、という方法で、当時すごく拒否反応も起こっただろうというのはよく分かる。牛になっちゃうんじゃないかって。この類の陰謀論、こないだも聞きましたねえ「コロナワクチンを打つとおかしくなる」。おかしくなったかい?ええ?と騒いでた連中に聞いてみたいんですけどね。

 当時はウイルスという病原体も明らかでなかったわけで、しかし、経験上いけるのでは、と考えたジェンナー、それを広めた医師の方々、怯えつつも接種に応じた人達、本当に恐れられていた疾患だから、種痘が広まったんでしょう。

 医療って、とにかく情報の更新なんですよ。up to dateをやめたら、そこでオシマイ。改めて、それを考えさせられました。

 ちなみにこの映画、ちょこっとアクションも出てきます。鬱々した話だけじゃありません。松坂君、アクションも込で力演だったと思います。吹雪の中の撮影、危険だっただろう。。。。。。すごく励まされました。がんばるぞ〜〜。

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P.S この映画、フィルム撮影です。驚いた・・・・・。吹雪のシーンとか、どうやって撮ったの?画面の雰囲気がいい感じにクリアじゃなくて、あれえ?と思ったんですが、こういう事だったのか、と。本作の撮影監督の上田正治氏は、この間亡くなられたそう。画像の美しさ、もう一回見てみたいです。

 







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