白黒のモノラル映像を選択した映画なんですが、なんか、その理由、分かるぞ。
カラーだと、もうグロすぎてねえ・・・・。いや、別に殺し合いとかがあるわけではないんですが。
時代はいつだろう?多分1980年代終わりか1990年代初めか。原作は1950年代に初演された戯曲だという。演劇っぽい(場が限られる)なあと思ったんですが、原作が劇ってことかあ。。。
時代設定を割と後付(しかし、現代ではない)してる、主人公等々が連絡するのは普通の電話、しかし、注文はコンピューターのはしりみたいな機器がやってる、という。かなりでかいレストラン(という設定)だから、そういうシステムが使われているという事なんでしょう。
立派なレストランなんだけど、裏側はめっちゃくちゃ、というのは、かつてバイトしたサティもそうだった(バックヤードの汚さは、ホント仰天ものでしたわ)から、別に不思議じゃなかったんですけど、違うのは、底辺移民の人達が業務を回しているという事。まあね、日本のスーパーだって、似たようなもんかもしれないが。移民の人達のしょうもない冗談(全く笑えない)を聞かされてると、言っちゃなんだけど、こういう連中が自国に来るのは勘弁してほしい、と思っちゃうんですよ。
という事で、結局何が言いたいのかよく分からないお話。後味はかなり悪いですねえ。つうか、その辺のレストランで食べたくなくなるぞ。
移民といえば。思い出すのは、エクアドル。丁度、この映画に描かれてる時代辺りにエクアドルに行ってたんだけど、現地でなぜかアメリカビザを取らなくちゃならなくなって。しょうがなく米大使館に行ってみてビックリ。人がずらずら並んで順番待ちをしてるんです。アメリカ旅行って雰囲気じゃない、要は、自国を出て、アメリカに移りたい、という人達。この映画の主人公もメキシコ移民、スペイン語が中心になってますが、あの時ビザとってアメリカに渡った人達はどうなったんだろう?きっとろくな事になってない。アメリカに行ったとて、結局まともな仕事なんか回ってくるわけないし。なんだかなあ、と考えてしまった・・・・・・。
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